昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン

小説・文芸
660円 (税込)

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若くして死んだ一樹の嫁と義父は、共に暮らしながらゆるゆるその死を受け入れていく。本屋大賞第2位、ドラマ化された人気夫婦脚本家の言葉が詰まった話題の感動作。書き下ろし短編収録!文庫版解説=重松清。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    昨夜のカレー、明日のパン
  • タイトルID
    :
    355392
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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昨夜のカレー、明日のパン のユーザーレビュー

【2014年本屋大賞2位受賞作品!!】
病で夫<一樹>を亡くしたテツコと、一樹の父親<ギフ>の、奇妙だけど切ない、悲しいけどどこかあたたかい、二人暮らしの物語。
この物語は、この三人の話だけでなく、一樹の幼馴染や従兄弟、テツコと結婚したい<岩井さん>、ギフの亡き妻<夕子>などそれぞれの人物にスポットをあてた短編が、連作となってひとつの物語を作っています。

「自分には、この人間関係しかないとか、この場所しかないとか、この仕事しかないとかそう思い込んでしまったら、たとえ、ひどい目にあわされても、そこから逃げるという発想を持てない。呪いにかけられたようなものだ。」
「逃げられないようにする呪文があるのなら、それを解き放つ呪文も、この世には同じ数だけある。」
「悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ。」

心に沁みるコトバ、丁寧な暮らし、切ないけれど前向きに生きる力が、この本につまっています。
2015年に仲里依紗さん主演で実写ドラマ化され、また、渡辺ペコさんによるコミカライズ作品も発売されています。(書店員・あんにん)

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    10年ぶりに再読。 一樹が亡くなっても、残された人たちの生活は続く。ごはんを食べて、仕事をして、人と出会って、バカなことをしたり、笑ったり、また誰かを好きになったりする。 それって、ものすごく普通のことなんだけど、実はすごく尊いことなんだよなぁ〜、としみじみ。 そして、タイトルの意味が最後につながるところも好き。 「昨夜」のカレーを食べて、「明日」のパンを買いに行く。 人って、ちゃんと悲しみながらも、くだらないことで笑ったりもできる。それが生きるってことなのかもしれない。 いい読後感でした。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    有隣堂さんでおすすめされていたので。私好みの日常群像劇系で軽く読めて面白かったです。女性に騙される男性たちの話が笑えました。最後の文庫書き下ろしのお話は、一人旅に行きたくなりました。周囲の誰が亡くなっても日常は続いていく。少しだけ前向きになれそうな本でした。

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    7年前に25歳でなくなった一樹の父、ギフと住み慣れた一軒家で同居を続けているテツコ。
    2人を取り巻く人物達それぞれの悩みや思いを綴った短編集。さすが脚本家だけあって、テンポがよく、会話のセンスが良い。くすっと笑え、それぞれの登場人物達に好感をもて、人とのかかわりも悪くないなと思える。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

     本書を読んで一番強く感じたのは、人は「過去を乗り越えて」前に進むのではなく、過去を抱えたままそれでも日々を生きていくのだということだった。
     この作品には、大きな事件や劇的な展開があるわけではない。誰かと話したり、ご飯を食べたり、仕事をしたり、誰かを好きになったりする。そんな一見すると何気ない日常の積み重ねによって、登場人物たちは少しずつ前へ進んでいく。
     興味深いのが、タイトルの「昨夜のカレー、明日のパン」という言葉。昨夜のカレーは過去で、明日のパンは未来。その間にある「今日」を、人は生きているのだと思う。過去にどれだけ大きな喪失があっても、それを消してから未来へ進む必要はない。昨日のカレーを抱えたまま、明日のパンを楽しみにしてもいい。
     また、テツコとギフの関係を見ていると、家族というものは必ずしも血のつながりだけで決まるものではないのだとも感じた。一樹は亡くなってしまったけれど、一樹がいたことで生まれた人と人とのつながりは残り続ける。人は亡くなっても、その人と過ごした時間や、その人によって生まれた関係まで消えてしまうわけではないのだと思う。
     この作品を読んで、「ちゃんと前を向かなければ」と考えすぎなくていいのかもしれないと思った。過去を引きずることも、立ち止まることも、決して前に進めていないということではない。それでも今日を過ごし、明日になればまた何かを食べて、誰かと話して、一日を始めればいい。

     人生には、どうしても取り戻せないものがある。でも、取り戻せないものがあることと、これから大切なものに出会えないことは別なのだと思う。

     「忘れること」ではなく、「忘れられないものを抱えたまま生きていくこと」。それも一つの前向きさなのだと、この作品から教えてもらった気がする。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    人の死を経験する前と後では、同じ日常を送っていても考えや感じ方が変わってくる。
    大切な人を失って何年経っても、ふっとした瞬間に襲ってくる、悲しみ、喪失感。自分の人生の前進させかたを探して行かないとと強く感じた作品

    0
    2026年06月07日

    購入済み

    癒しとか信じてなかったのに。

    今までは、何かを読んで癒されるとか、綺麗事のように思ってた。だけどこれは…
    表現できない気持ちの奥の、かなしさや、やりきれなさ、おかしみ、強さ、いろんなことを、そうとは言わずに描ききられてた。みんな何かを抱えてて、みんな何かをもとめてる。日常の丁寧な積み重ねでそれを許されていくのね、と。気持ちがシンプルに整えられる読後感です。

    0
    2018年02月07日

    Posted by ブクログ

     読み終わってみると、じんわり温かい気持ちになるような話だった。
     特にストーリーの山場のようなところはないけれど、人生ってこんなもんだよなって思わされたり、登場人物の気づきに都度自分も考えさせられる。
     素朴で日常的な展開だけど、派手な演出がない分、感情移入しやすく自分の中に残りやすい作品だった。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    優しい岩井さんとギフがそれぞれ女に騙される話が、最高に面白かったです。テツコさんの幸せを祈りたくなります。ずーっと読んでいたいと思う小説でした。

    0
    2026年09月05日

    Posted by ブクログ

    2013年「王様のブランチブックアウォード」
    2014年「本屋大賞」第2位

    ゆるゆるとおだやかな小説。
    内容としては、若くして夫を亡くしている女性(テツコ)や奥さんや息子に先立たれた男性(義父ギフ)が主人公なので重い話にもなるかもしれないが、時間をかけて、家や人間関係によりなじんでいく。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    てつことギフの穏やかな日常に、時々近所の人や同級生、同僚が登場して話が展開していきます。
    特別な出来事は起こらないけど、日々の豊かさを感じます。

    0
    2026年08月11日

昨夜のカレー、明日のパン の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    河出文庫
  • タイトル
    :
    昨夜のカレー、明日のパン
  • タイトルID
    :
    355392
  • 電子版発売日
    :
    2016年01月22日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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