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小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は湖の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語。2019年本屋大賞ノミネート作。
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Posted by ブクログ
二回、読んだ。 一度目はいつも通りに。 二度目はじっくりと噛み締めるように。 あらすじに、 病気のため43歳で息をひきとるが、その言葉と存在は、家族や友人、そして彼女を知らない次世代の子どもたちにまで広がっていく。 と書いてあった。 フィクションだから、奇跡みたいなことがおこるのかな?と軽く思って...続きを読むたけどそうじゃなかった。 普通に生きてる人が、日々生きていく中で起こす行動や言動であっても、人の心に響くことがあるんだ。ずっと心に残り、その後の人生の指針になり得ることも。 私は偉人にはなれない。 国から表彰されることも世界的にすごい賞を獲ることも絶対に、ない。 何も残せないどこにでも居るような一人でも、何か残せることがあるのかもしれない。 そんなことに気づかされた一冊だった。 ありがとう。
人は死んだ後も、形を変えてその人の物語は続いていくのだなと思いました。 ナスミちゃんのように自分が死んだ後でも、関わった人たちになにかしら少しでも影響を残せればいいなと思うと、今から死のことを考えてみるのも悪くない気がします。 まだ身近な大切な人を亡くした経験がないので、大事な人を亡くすとはどういう...続きを読むことか本当の意味でわからないので、その時が来たら解釈や感じ方も違ってくると思うのでまた読んでみようと思います。 著者のほわほわした文章とても好きなので他の本も読んでみたくなりました。
展開がすごいとか、伏線回収系とかではないけど、素敵な考え方が沢山詰まってて読んででとてもいい気持ちになった。 章ごとに細かく別れてて読みやすかった。 何度も読み返して自分の中に刻んでいきたい。
2019年本屋大賞ノミネート作。 ドラマ化された富士ファミリーの登場人物であるナスミにスポットをあてる。ナスミは43歳で亡くなるのだか、ナスミは関わったすべての人のなかで、形を変えて存在し続けていく。 人間は死んだら終わりじゃない、亡くなった人からいろんな知恵や優しさ、勇気をもらい、人は人生を生きて...続きを読むいく。なんども読み返したくなる素敵な一冊。
ナスミの最期の「ぽちゃん」。 小さな波が起きて、小説の中の生きる人たちや私にまで余韻となった波が届く。 何をあげて、何をもらったのか、誰も知らない。だがらこそ、それは私の体の中にいつまでもいつまでも残るだろうと思った。 174ページ鷹子さんより
木皿泉さんの書く文章だいすき 亡くなった人との話が中心です 無理に泣かせよう、がないので安心して読めます
河出書房新社の社長がおすすめしていて手に取った本。人の死がテーマの本は、血を分けた子どもとか強いつながりとか「死んで何かを遺す」ことが強調される印象を受け、感動しつつもどこか焦るような気持ちにもなっていました。 この本は、頑張って遺そうとしなくても勝手に毎日積み重なってるから大丈夫ですよ、と言われた...続きを読むような気持ちになれてとてもよかった。
切ないな…と最初は重い気持ちで読んでましたが、読み進めるにつれて心温まる感覚に変化していきます。 ま他の作品も読んでみたいと思いました。
さざなみのように、ナスミを中心に広がっていく世界。 章あたまのさざなみのイラストもまた素敵だった。 人は死んだらおしまいだが、その人は心の中にまだ残っていることがよくわかる作品で、ナスミのように誰かにあたたかいものを残したいと思えた。 ひとりひとりが彼女から残されたものを手に今を生きていく、そし...続きを読むて彼女が美談になり僕らは感動するんだ。捻くれたことが言いたいのではなくて、そういった人は見えない辛さを持っているんだろう。見えてるものが全てではないけど、僕らから見えてる事実は僕らにはそれが全て。 加えて、 やはり物語のいいところは裏を読まなくていいこと。あの人のあの言葉、心の声が嘘ということがまずない。だって書いてあるから。 リアルでは、もっとたくさんの思惑があって、白黒でも表せなくて、いくら優しい人でも疑ってしまう。 そんな人を疑ったら嫌われるけれども、みんなから好かれてるやつってちょっと怖い。 少しの行動で裏を読んで実は、実はってなるのがオチ。 ナスミは出てる言葉が本心からだからまた僕らの心はあったかく終わるんだろうな。いつかは上を向けるのが小説、ちょっと羨ましい。
小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は湖の波紋のように家族や友人、知人へと広がっていく。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語。(紹介文より) ーーーーーーーーーーーー まさにタイトルと紹介文のとおり。 ナスミが亡くなるという出来事を、過去から現在から未来から、 本人か...続きを読むらまわりから、まわりのまわりから、 いろいろな目線で描いたオムニバス。 主人公とモブ、という物語にありがちな構成ではなく みんなが繋がっていて、それぞれの人生があるという 当たり前が丁寧に描かれている。 文章がとてもきれいで、大げさな比喩ではないけれど、 単純な表現でもなくて、でも詳細が伝わってくる描き方でとても好み。 心地の良い、読みやすい1冊。
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