• 恋

    没頭と陶酔

    10才頃から、基本的に絶えず手放せない読者中毒です。成人してからは、立て続けに読む日々の流れが突然醒めるクセがついてしまいました。
    年に2,3か月の冷却。それを繰り返して30年になります。
    醒めてる間の手持ちぶさたな日々が退屈で、中毒状態にもどりたくであがきます。でもそれには、かなり強めに引き込まれるきっかけの一冊が毎回必要で、さまよいます。この本は間違いなくその一冊になりました。

    今、読んだ直後。いろんな種類の読後感がぐちゃぐちゃに混ざっています。

    心の中にある虚無感は、人によって濃度は違えど、皆が持っているはず。でも、うまく言い表せない虚無感です。それを、こんな物語を通して、手のひらに...続きを読む

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  • 大川わたり

    夫婦になってみたい男たち

    4人登場!読後感もよく、裏切らない一本でした。

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  • 梅咲きぬ

    3代目秀弥

    あかね雲を、読んだあとに、この本を手にした。
    期待を外さない4代目秀弥の生きざまに、真似のできない清々しさと気っ風を感じて、読後感がとてもよかった。
    ただひとつ、気になり2冊を探った3代目秀弥の享年。60なのか52なのか?
    ファンとしては、4代目の心に違いが出るだろうと、気になりました。

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  • デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

    知らない世界観

    本を読み進めるのが、面白みを感じ角度には、いくつか種類がある。
    その中でも、この本のように、【なるほど】の角度、【知らない世界観を感じる】角度は好きだ。

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  • 結婚詐欺師(上)

    のぞき見🎵

    ちょっと、噂話をドキドキしながら、実態を聞いてる気分。リアルだったり、リアルじゃなかったり、私なら引っ掛からないわと思いながらも、とても楽しく一気読みでした。

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  • つばさものがたり

    不思議な力

    悲しい物語のはずが、静かな力を感じた。そこに救いがあったからだと思う。
    よくありがちな、子供の妄想。それをこんなにも信じてみようと思わせてくれる優しさ。
    今の大切さを伝えてくれる本でした。

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  • 土漠の花

    世界の裏がわ

    知らなかった世界の裏の暗闇を、描きながらも光が差す想いがした。ただ恋愛の組み込み方がチープかな、と。終わり方がきれいすぎた感あり。

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  • 昨夜のカレー、明日のパン

    癒しとか信じてなかったのに。

    今までは、何かを読んで癒されるとか、綺麗事のように思ってた。だけどこれは…
    表現できない気持ちの奥の、かなしさや、やりきれなさ、おかしみ、強さ、いろんなことを、そうとは言わずに描ききられてた。みんな何かを抱えてて、みんな何かをもとめてる。日常の丁寧な積み重ねでそれを許されていくのね、と。気持ちがシンプルに整えられる読後感です。

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