【感想・ネタバレ】結婚詐欺師(上)のレビュー

あらすじ

橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた――。

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Posted by ブクログ

私は自分は結婚詐欺になど引っかからないと思ってるし、そういう案件に当たったこともないのだけれど(詐欺という犯罪にはそういう人が引っかかるらしいのだが)なんだかとても参考になります。主人公の橋口さんは仕事ができる…こういう人達って友達いるのかなぁ…
どうでもいいけど、結婚したことがない人が、ウェディングに詳しすぎるのはやはり怪しくないですかね。

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橋口は疲れたような表情をしていた曽田に目をつけていた。今日もパーティーだと言って、ネクタイを選んでもらった。ピアジェの時計をそれとなく見せつけ、独身アピールをして、食事の約束をとりつける。

橋口は小料理屋まきのおかみ、登与子を口説き、千草には歌舞伎をキャンセルさせて、夕方に会う約束を取り付けた。名簿にわかるデータを書き込んでいく。その上には吉田とあり、電車に飛び込んで亡くなっていた。

一方、小滝橋警察署知能犯捜査係の阿久津は財産を騙し取られたという山崎という女性の相談に乗っていた。山崎はクラブでホステスをやっていた。橋口の名刺にある会社も大学非常勤講師も嘘っぱちだった。式の日取りを決めてくれないと詰めたら連絡がなくなった。両親に挨拶には来たらしい。

詐欺罪は刑法二四六 人ヲ欺罔シテ財産ヲ騙取シタル者ハ十年以下ノ懲役ニ処ス

とありその「欺罔」の証拠を掴むのが難しい。だが手口からしてプロなのではないかと印象を得た。

橋口は2回目のデートで曽田理恵にネックレスを渡す。しつこくポケベルを鳴らす登与子は叱り飛ばす。自称橋口雄一郎を被疑者とする特別捜査本部がたった。都内にもう2件被害者が存在、電車に飛び込んで死亡した郵便局員と幼稚園教諭だった。捜査班がしなくてはならないのは、橋口を名乗る人物が誰なのか、そのためには手口捜査と遺留品捜査が必要になる。ハガキから指紋と筆跡をゲットできた。

登与子が200万円ねだってきた。厨房を直したいらしい。橋口の目がまん丸になる。登与子には10万円出してもらっていたが、ビックリだ。いっそのこと全部キレイにしたらどうだと提案。橋口の知り合いなる人を紹介することになる。刑務所で一緒の臭い飯を食った仲だ。
一方で曽田理恵の貯金はどうやら尽きたようなので、シカゴに行くという電話を入れる。合計390万。

前科があったために、指紋から橋口をなのる者が、松川学42歳とわかる。犯罪歴13件。妻がいた。松川澄子。生活保護を受けている。夫のことは知らないと言った。どこに住んでるかも知らない。お金がない時だけ現れる。

ムショ仲間をあたることになったが、これがビンゴ。後をつけ、松川学こと橋口雄一郎にたどりつく。

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2026年04月03日

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ネタバレ

初めての作者の本。
ホントにこんな手口でだまされるのか?って
思ったけれど、思いつめたらこうなるんだろうか。
カツラと眼鏡で見た目の年齢が10歳ぐらい変えれるって
いうのも面白い。
自分がだまされた男が冴えない禿げ頭だったら
余計に落ち込むというのも分かる気がする。
詐欺師って単に見つけただけじゃ捕まえられないのかな?
どうやって捕まるのか、楽しみ。

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2019年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた―。

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2017年12月12日

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季節や場面の描写はもとより、心揺れ動く様子、詐欺師の巧みな言葉の選び方なども、素晴らしい。
引き込まれ、一気に上巻完読。

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2017年05月08日

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面白い~!結婚詐欺師という自分的には新しいタイプのミステリー。年齢層もタイプも異なる女性たちが騙されていく。
相変わらず描写が上手いから?なんだかリアルでハマるんだよね。
続きが気になって、読む手止まらず一気読み。
急いで下巻へ行きますー。

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2014年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者は女性なのに、女性だからなのだろうか、本当に上手い、と思った。
全て個性の違う女性を言葉巧みに、魅力あふれる行動力で騙す。
その手口に引き込まれます。
ラストまで飽きさせない展開は素晴らしい。

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2011年06月28日

Posted by ブクログ

この作者は、どうしてこんなにも女性目線・男性目線 両方の描写が上手いのか。と、この作品しか読んでないのに思った。
本を読んだのに、映像の感覚が残る。
下巻も楽しみ。

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2011年06月10日

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詐欺師がどのように女性の心をつかむのかその描写がリアルだった。淋しい思いをしている女性につけこんでお金を騙し取る男は最低だと思う

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2025年03月16日

購入済み

引き込まれる

昔の小説ではあるが、小説慣れしていなくても読みやすかったです。どうしようもなくクズな主人公とその周りの心の弱った被害者たちが印象的

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2020年02月11日

Posted by ブクログ

あらすじ
橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた-。

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2019年11月05日

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 稀代の結婚詐欺師とそれを追う刑事の様を描いた長編小説。
 著者はこの作品の約半年前に発表した「凍える牙」で直木賞を受賞している。
 本編はその上巻。ようやく事件の概要と結婚詐欺師と繋がりのある人物を特定できたところまでが描かれている。主人公は恐らく刑事だが、本編ではどちらかというと詐欺師の駆け引きテクニックが細やかに描かれている印象。人間の心理を巧みに利用する話術、動態はさすがの一言。ひとえに頭の回転の速さがなせる業であり、脱帽してしまう。

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2019年10月27日

購入済み

のぞき見🎵

ちょっと、噂話をドキドキしながら、実態を聞いてる気分。リアルだったり、リアルじゃなかったり、私なら引っ掛からないわと思いながらも、とても楽しく一気読みでした。

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2018年11月19日

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ネタバレ

結婚詐欺師、橋口雄一郎....はたから読んでいる私から見れば、200%胡散臭い男なんだが、次から次へと引っかかる女性たちに???となる。しかし心の隙間があったり、「自分がまさか詐欺なんて」なんて思っていると同じような目に遭うのかも、と心を引き締めた!そうこうしているうちに、キーパーソン江本美和子が現れて、物語が動き出す、ところで下巻へ~

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2018年10月22日

Posted by ブクログ

ストーリーは、タイトルから想像するままの世界ですが、上下二巻を先へ先へ読ませていく筆力。さすがに「凍える牙」の作家です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

タイトルのまんま、結婚詐欺師の話です。
主人公(結婚詐欺師)の巧みな騙しのテクニックには関心させられます。
面白い話だったのですが、読んでいる時男性不信になりそうでした(笑)。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

90年代前半、つまり平成初期のバブルピークと思わしき東京が舞台。現在から約30年前、つまりちょうど1世代前の話。

携帯はあるがポケベルもまだ現役。ローバーの乗用車が高級車として販売されている。水商売の女性はタバコを吸い、飲酒運転も一般的。インターネットはなく、メジャーなプロスポーツはプロ野球と大相撲。30代半ばから40前後の主要登場人物は1955年〜60年ごろに生まれている模様。PCは存在しているが、30代以降のおっさんにとっては面倒なものの模様。東品川と鮫洲の間のシナネンのゴルフ練習場がマンションになる前の時代。

インターネットと携帯の普及によって、情報伝播の経路や、仕事の進め方がこんな変わったのかということに気がつかされる。

上巻は、結婚詐欺師と騙される女性達、詐欺師を追いかける警察官の行動を詳述。上述の世の中の変化はさておき、詐欺師の女性に対する接し方の描写は驚異的。おもしろく聴き進めた。

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2020年12月15日

Posted by ブクログ

Rさんオススメ乃南アサ第2段
まずは上巻読み終わり。
騙す手口が本人も本心から妄想してるからというのがなんとなく説得力あり。
ただし、手をあげるのはいただけない。
理由はわかるけど、そこをもっとスマートにやり遂げる技はないものかと。

さて、ようやく警察もたどり着きそうになってきたし、下巻が楽しみです。

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2017年06月05日

Posted by ブクログ

んー。タイトルと紹介文通り、女性を鴨にする話なので、人によっては不愉快感を覚えるかもしれない内容。

個人的には、もう少し、刑事の元彼女に対する感情を描いてほしかったと思った。
とくに、どんでん返しはなく、刑事コロンボの様に、犯人が分かっていて、追いかけるスタイル。そして、時代劇の様に勧善懲悪が見れる。
ただ、途中のかわいそさがたまりません。少し読むのが辛かったです。

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2013年06月07日

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ネタバレ

この橋口という男、そんなにいい言葉思いつくよな。その努力をほかに使えばいいのに。かなり危ない橋をわたりつづけるよね。警察もうごいてるし、でも何回も使ってるし。どんな形でしまるのか楽しみです。

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2013年03月07日

Posted by ブクログ

こちらは文句なしに悪い男カテゴリ。
プロの結婚詐欺師橋口は今日も新たなクライアント獲得に燃える。

ホステスに、どことなく暗い顔つきのショップ店員、資産家の未亡人、小料理屋のママ・・・婚期を逃し、人恋しさに耐えて貯め上げた彼女らのなけなしのお金を身ぐるみはぐようにあの手この手で貢がせる男。

どうしたって許せないと思う犯罪はたくさんあるけれど、結婚詐欺は中でもかなり凶悪だと思う。
どうしてそんな簡単に騙されてしまうのか!と思うが、心理描写がうまい乃南さんが書き上げたこの橋口という男は女という生き物を知りすぎているんだよね。。

被害者の自殺、警察も重たい腰を上げる・・・
下巻どうなる・・・!?

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2013年08月16日

Posted by ブクログ

女性心理をついた手管に舌を巻く。が、同情はやはり出来ないし、詐欺師自身が思っていたより薄い感じの人物であるのが作者の設定であるがなにか、もう少しあって欲しいというのが女性の心理

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2011年08月05日

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女たちから金を騙し取る橋口。彼は結婚詐欺師だった。彼は詐欺を仕事と呼び、騙す女たちをクライアントと読んだ。なぜ、女たちはそんな男に騙されるのだろう。

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2011年05月15日

Posted by ブクログ

まだ上巻なのでなんとも言えないが
面白いことは面白いのだが
先が読めてしまう展開が微妙。

台詞で『っ』を多用するのがどうも引っかかる。
!の代わりかと思えばそうでもなく。
筆者のやり方なのだろうが、子どもじみた軽い印象になり、
恐ろしい怒りに聞いている側がすくむような状況には
私は読み取れず冷めてしまった。

読んでいて、確かにこれは騙されるかも
と思う部分はあった。
日常で、知り合う人の情報は
自分が見て感じ取る部分、人の噂、そして本人の話が普通だろう。

一々実際に戸籍を取り寄せることなどしないし
免許を見せろとも言わない。





人を騙そうと思えば随分と簡単に騙せるし
この世は思った以上に人と人との信頼で成り立っているのだ。
読み手を良い意味で裏切る展開を下巻に期待。

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2009年12月31日

Posted by ブクログ

【橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。カツラ・洋服・職業・車を使い分けて変身、女性の心理を逆手に取る巧みな話術で誘惑し、金をだまし取っていた。東京・小滝橋署の刑事、阿久津は偶然かかわった結婚詐欺の被害届から、プロの匂いを感じ取り捜査を始めた。やがて松川学という前科者が浮上、身元の確認に追われる。一方、橋口はゴルフ練習場で見つけた女性に次の狙いを定めた―】

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2009年10月10日

Posted by ブクログ

職場で昼休みに読んでいたら
「何読んでるの」と上司に聞かれ
タイトルを言うのが恥ずかしかったです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

楽しく読めます。

読みながら実写化されるとしたら誰だろう?
と想像しながら読むと倍楽しめます。
カツラとか・・・

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

騙されてる被害者である女性達が、犯人の詐欺師を逃がそうとするお話。女性の複雑な心理状態が描写されていてとても面白い。ただ、自分だけは騙されていないと信じたいとこが哀しい

(2005-08-20)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

えー。こんな胡散臭い奴に騙されるのかああ?? 読んでいるこっちが恥ずかしくなるほど歯の浮いた数々の言動の描写にはあっぱれ。いやこれはこれで面白いんだ。
刑事阿久津が、結婚詐欺師橋口雄一郎を捕まえるべく東奔西走する。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「おい、miti。詐欺はな、相手が騙されたって思わなければ、犯罪じゃねぇんだよ」
とな、むかーし、mitiがすっごく愛したダァリンが教えてくれたですよ。
それ以来、憧れの職業なのよねぇ。あたくしが騙されてる、いかん!

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2009年10月04日

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