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Posted by ブクログ
何故か読む度に好きになってしまうのですよ、桜木紫乃さんの世界を♡
ハナマル急上昇中の彼女の作品、次は何を読もうか時間をじっくり掛けて吟味した結果『ワン・モア』に決定
期待した通りとても味わい深い時間を堪能させていただきました
本書は大人の恋愛、それぞれの人生が
色濃く描かれた連作長編です
一話目の『十六夜』は主人公の柿崎美和のやるせない桜木紫乃さんらしい話ですが、二話目以降は趣きが変わって行き、それぞれ語り手が変わります
嬉しい事にどの話にもどっぷりしっかり浸わせてもらい、人間臭いドラマに夢中になってしまいました
解説にもあるのですが、本書の中で心の内が語られていない柿崎美和
多くを語らない美和ですが、自分の信念だけは曲げない彼女の生き方が格好良いのです
謎めいた彼女の存在を仕上げた著者の上手さに感銘を受けました
しかし、最終話最後のエピローグ的な五頁は欲しくなかったです
賛否両論だと思いますが、今までどの話も読み応えがあったのに、最後にあの全て良しのノリはらしくない、あくまでも個人的な希望です
ですので評価はマイナスしちゃうのですが、元々☆5以上だったので☆5のままです 笑
次何読もうか吟味Time楽しみです♪
Posted by ブクログ
桜木紫乃さんの本はこれで7冊目。
これまで読んだ6冊の中では【蛇行する月】に☆5つをつけていて、そのレビューにも”この本が一番好み”とかいています。
が~!
訂正です。
この【ワン・モア】が一番好きです。
医師の柿崎美和は安楽死事件を起こしたため、離島に左遷される。
高校時代から問題児の美和は離島でも、自分の生き方を変えようとせず、元競泳選手の昴と不倫関係になる。
そんな美和のものに、高校時代からの同級生で医師の滝澤鈴音から「癌で余命宣告を受けている」との連絡が。
離島から鈴音のもとに帰る美和。
そんな二人を取り巻く人たち。
それぞれが抱える人生。
いろんなことがあって、いろんなことに傷つくけれど…
来年はもっと桜木さんの本を読んでみよう!
そう思わせてくれた一冊です。
Posted by ブクログ
まだ、直木賞受賞作も読んでいない私ですが、今まで読んだ桜木さんの作品の中では、これが一番好きです!
巻末にあった北上さんの解説によると、この作品から桜木さんの第2ステージが始まるとか……その評価も頷ける作品だと思います。
死がモチーフになっている連作長編なのに、重すぎず、どこか爽やかで優しい印象すら受けました。
最初の美和さんが主人公の「十六夜」だけは、今まで読んできた桜木さんの作品らしい、やるせなさを感じ後味の悪さが残ったのですが、次の「ワンダフル・ライフ」最後の方の別れた夫を玄関で見送る場面で、ガツンとやられ、「ラッキー・カラー」のベテラン看護師さんには頑張れと内心で励まし、そして「ワン・モア」の最後のバーベキューの場面では、気になっていたトキワ書店の店長さんのその後を知ることができて、みんなで子犬のの誕生会をする平和な様子にじんわりと涙ぐみました。
あまり正面から「頑張れ」と言われるのも辛い、この作品には、押しつけがましくない前向きさを貰えた気がしました。
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