ワン・モア

ワン・モア

528円 (税込)

2pt

どうしようもない淋しさにひりつく心。月明かりの晩よるべなさだけを持ち寄って躰を重ねる男と女は、まるで夜の海に漂うくらげ――。切実に生きようともがく人々に温かな眼差しを投げかける絆と再生の物語。

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ワン・モア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    処分する前にもう一回読んでおこうと思って読み始めたら一気に引き込まれた。前回読んだ時はそこまで感じた記憶がないが、歳をとったせいか?
    逆境の中で自分の気持ちに正直に生きようとする、キャラクターたちの心の動きが鮮やかに描かれていて素晴らしかった。
    売るのやめた。

    0
    2025年05月05日

    Posted by ブクログ

    桜木紫乃さんの本、文章は好きだけど暗くてじっとり湿気があるから読むのに体力がいる、と今日まで思っていました。
    大人の恋愛や感情の揺れを描かせたらピカイチなんだけど、なんかしんどい、と今日まで思っていました。

    今回は違った!違ってないけど違った。暗く湿り気はあるんだけど希望もある。
    現実的にありそう

    0
    2025年02月22日

    Posted by ブクログ

    問題を起こして僻地に出向になった医師。母の理想になることを求めすぎて大切な人を失った医師。彼氏にDVを受けた元バイトを匿う店長。患者からの告白に淡い期待をしてしまうベテラン看護師。経済的理由で医学部進学を諦めたことを引け目に感じ続ける技師。それぞれの人生の綻びを紡ぎ直す話。

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    何故か読む度に好きになってしまうのですよ、桜木紫乃さんの世界を♡
    ハナマル急上昇中の彼女の作品、次は何を読もうか時間をじっくり掛けて吟味した結果『ワン・モア』に決定
    期待した通りとても味わい深い時間を堪能させていただきました

    本書は大人の恋愛、それぞれの人生が
    色濃く描かれた連作長編です
    一話目の

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    無表情で読み切ったけど、心は打ち震えた。これぞ大人の恋愛小説。恋愛のみならず友情、信頼、生と死…こよりのように細くても強い絆を感じさせた。安楽死事件を起こし離島に左遷された孤高の女性医師、美和。余命半年余りと宣告された美和の同僚医師、鈴音。美和は鈴音の病気をきっかけに島を出る決意をする。不器用な登場

    0
    2021年08月27日

    Posted by ブクログ

    特に今回のお話は、美和をはじめ、かなり芯のずしんとした強い女性が多いが、どのひとも可愛さがある。一人ひとり登場するごとに人物に色や形が増していき大きな物語となった。少し大袈裟だが曲「ボレロ」を感じた。
    最後のワンちゃんまで加わる大集合には、好き嫌いが分かれるようだが、自分はとても好き。みんなのワンモ

    0
    2018年04月13日

    Posted by ブクログ

    美和、問題ありの医者の危ない恋から始まる物語。美和は自分の信念に基づき行動する。白い目で見られても後ろ指さされても自分が信じた道を歩く。大切なことは何かを分かっている。だからかっこいい。美和を中心にいろいろな人物が関わり合ってくる連作短編集。佐藤店長の話はどうなることかと。あと赤沢さんのけじめ。そし

    0
    2017年06月03日

    Posted by ブクログ

    桜木紫乃って最初はそんなに好きじゃないと思ってたけど だんだん好きになるかも。この人って文章がうまいだけじゃなくて ひとの造形がうまいっていうか。これはこの人のなかでも1番のハッピーエンドって感じだけど そこが好き。

    0
    2018年07月01日

    Posted by ブクログ

    桜木紫乃さんの本はこれで7冊目。
    これまで読んだ6冊の中では【蛇行する月】に☆5つをつけていて、そのレビューにも”この本が一番好み”とかいています。
    が~!
    訂正です。
    この【ワン・モア】が一番好きです。

    医師の柿崎美和は安楽死事件を起こしたため、離島に左遷される。
    高校時代から問題児の美和は離島

    0
    2015年12月19日

    Posted by ブクログ

    まだ、直木賞受賞作も読んでいない私ですが、今まで読んだ桜木さんの作品の中では、これが一番好きです!
    巻末にあった北上さんの解説によると、この作品から桜木さんの第2ステージが始まるとか……その評価も頷ける作品だと思います。
    死がモチーフになっている連作長編なのに、重すぎず、どこか爽やかで優しい印象すら

    0
    2015年06月21日

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