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1976年初冬。由緒ある華道家元の若き跡継ぎである原岡凜一は、従姉・省子の男ともだちだったアメリカンフットボール部のエース氷川享介と出逢う。その邂逅が、やがて二人の運命を変えていくことに……。冬から春、やがて夏へと移ろう季節の中で、彼等の思いはどこへ向かうのか。凜一の希みは叶えられるのか。少年たちの切ない恋を描く好評シリーズ第1弾。
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Posted by ブクログ
文章は流れるように、心地よくて清涼感のある物語。 凛一や氷川、省子たちの心情は強かったり激しい場面もあるけれど、あくまで静かで流れるような話だった。 凛一、氷川、省子、千尋、正午の不確かな繋がりかたの人間関係がなんともいえない。 時代が1970年代後半。 もちろんスマホも無ければ、携帯電話すらみんな...続きを読む持ってない時代。自宅に電話しないと、自分からしっかり動かないと連絡すらとれない時代のゆったりした恋愛の流れが穏やかでよかった。
「凛一シリーズ」第1巻 中等部へ進級した主人公の原岡凛一は、自分を従姉と間違えてキスした上級生の氷川享介に一目惚れをしてしまう。しかし、氷川はノーマルであり、凛一は自分の気持ちを抑制して付き合うことを覚悟する。 舞台は1976年の東京。初冬からに翌年の晩秋にかけて、2人の関係が深まっていく様子...続きを読むが描かれる。凛一本人にも決して上手くいくとは思っていなかった関係だったが、叔父の千尋や従弟の正午の登場により、恋の行方は思わぬ方向へ向かって行く…… * 自分の感情を押さえ込み、状況や心境を冷静に捉えることが出来る凛一は人前では滅多に涙を見せない。非常に堅固な性格の持ち主だが、身体は脆弱であり、体調を崩して倒れると数日後に病室で目覚めるということもしばしば起こる。 そんな彼の兄のような存在である千尋は、度々凛一の前に現れては意地悪をするが、氷川との関係を良好に進められるよう後押しをしたりと、良い仲介者でもある。 氷川に気付かれないようにこそこそと話し合っている凛一と千尋のやり取りからは、好意や信頼関係も伺えてとてもすきです。凛一の考えていることは何でもお見通し。と言った雰囲気も格好良い。
2000年代前半、ある種流行病のように長野まゆみが流行った(かどうかは定かではないが、田舎に住んでいた私のまわりの同好者のあいだでは爆発的に流行っていた)ように思います。 一番好きなのは凛一シリーズです。今思うと、この子も物腰穏やかでしたたかな子だなぁ…(笑) これも夏がくると思い出す本。
透明な文章。 というのが一番初めに思いました。 高校時代の夏に読んで、その後何度も読み返す作品となりました。
はっきり言うと、凛一は私のタイプかもしれない。 長野まゆみの本が好きになったきっかけの一冊。 たまたま本屋で見つけて、表紙に惹かれて思わず手に取ってしまったのを覚えている。
「よせ泣くな、みっともない。お前が泣くことはないよ。」 「・・・いつもは、泣けと云うくせに、」 白昼堂々シリーズ、第一弾。
確かですね、長野まゆみ作品にハマり始めた頃に、綺麗なタイトルだなぁ、と思ったぺらぺらと読み始めた、ら、ば。 ……なんてこと! これは、やおい文学じゃないの! 中学生だったワタクシ、ちょっとびっくりしちゃってさ、でもその頃にはしっかり腐女子だったので、別に大層な驚愕ではなかったが。 ちゃんと読ん...続きを読むだのはもっと後のことで、その頃には腐女子としての礼儀も身に付き、冷静な気持ちで読めた。純文学の雰囲気で、すごく綺麗。BLではないでしょう。同性愛の物語。だから、やおい文学なのです。さすが長野まゆみさん、といった感じでした。
友達に薦められて読んだ本。 長野まゆみさんの文章を読むきっかけともなった。 風景の見える文章で、キレイな世界だなと思った。 いわゆる、ボーイズラブなので嫌悪感のある人には、お勧めできません。
この本を手に取ったのは時代の流れもさることながら、自分の大好きな作品に志村貴子先生の「放浪息子」があることがきっかけになったんだと思う。凛一の声がちょいちょい似鳥くんで再生されてしまった。 作中でひとつ違いの従姉と見分けがつかないくらいに似ている、と描写されている美少年、凛一の思考が可愛らしくて仕方...続きを読むがないと思いつつ、見る人が見れば気持ちが悪いという感想にも繋がるのかな。BLという一言で片付けるにはあまりにももったいない、性別というものに対する思春期の揺らめきが詰まった一冊でした。 読み終えてからシリーズものと知ったので、残りの3冊も読んでみようかな。
BLだろうけれど文学的な印象を受けた。 少年二人の関係性と嗜好の違いがリアルを感じさせる一方で文章の独特さが現実から読者を引き離す感覚を覚える。
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白昼堂々(凜一シリーズ)
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