モナドの領域(新潮文庫)

モナドの領域(新潮文庫)

649円 (税込)

3pt

河川敷で若い女性の腕が発見された。ほどなく近隣のベーカリーでアルバイトの美大生が精巧な腕形のバゲットを作り、店の常連の美大教授が新聞のコラムで取り上げ、評判を呼ぶ。次に教授は公園で人を集め、その全知全能を示し始める。自らを神の上の「無限の存在である創造主」だという教授の真意とは。そして、バラバラ殺人の真相は? 天才筒井康隆がその叡智の限りを注ぎ込んだ歴史的傑作。(解説・池澤夏樹)

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モナドの領域(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さすが鬼才の筒井康隆。
    終盤は現実世界を巻き込むメタ展開となりドキッとした。
    哲学者の言葉の引用が多く少し難しいが、面白かった。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    河川敷で若い女性の腕が発見された。ほどなく近隣のベーカリーでアルバイトの美大生が精巧な腕形のバゲットを作り、店の常連の美大教授が新

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    それらしい事を言ってネタバレするのはイヤなので詳しくは書かない。
    とにかく面白かった。やはり筒井先生は最高だって事かな(笑)

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    哲学を学んでいないので、理解できない部分も多かったけど、それでも、こんな感じなのかな?と想像して読み進めるのが楽しかった。
    最初に登場する「女性の腕」について、「川端康成は好きじゃなさそうな腕、谷崎潤一郎が好きそうな腕」というくだりが妙に腑に落ちて、読む間ずっと私の頭の中に腕のイメージが存在していた

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    高校生の時に読んで以来の再読。当時は筒井康隆についてあまり知らない状態で読んだから、単なる哲学的なSFとして読んでしまっていたけれど、彼の他の作品をいくつか読んでから改めて触れると、壮大な実験小説なのだということがわかった。解説で池澤夏樹が書いているが、物語で神様を出すというのは、展開がなんでもあり

    0
    2023年01月17日

    購入済み

    お達者で何よりです

    45年程前からの愛読者としては「昔の先生ならもっと短くまとめてた、もっと多次元の世界をSF的に描いてた」のではないかと想像してしまいますが、今回は先生の今が感じられて
    、これも善きかなと思いました。「時をかける少女」は永遠に不滅です。

    0
    2023年01月08日

    Posted by ブクログ


    バラバラ殺人事件をきっかけにして、美大教授の肉体を借りた神様に近い存在、自称 GOD が現れる(大文字3字だが、ジー・オー・ディーでなく、ゴッドと読んでいいのか不明)。

    GOD は、未来に関することを除き、人々のあらゆる質問に答えを与える。
    これによって GOD はあらゆる物事を時間を超えて理解

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    筒井康隆、最後の長編と帯にあるモナドの領域。モナドという言葉がタイトルに含まれていることからも伺えるように、ライプニッツのモナド論を敷衍して我々はモナドから外には出られないという前提で話が進む。そしてモナドの外に在るのは神だけである。
    トマス・アクィナス、ライプニッツ、カント、ハイデガー、カントール

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    中学高校の頃筒井康隆をすごくたくさん読んでいたけれど、それ以降あまり読まなくなってしまい、すごく久しぶりに新しめの作品を読みました。

    解説で池澤夏樹さんが書かれていたことに尽きるけれど、小説の読者は読後感をいつまでも持ち続けることができる。それは本当に祝福なのだと思う。GODは決して祝福はしないけ

    0
    2023年01月21日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの読書。
    学術的に理解が難しい内容も多々あったが、物語としてはすらすら読むことができた。
    先が気になる展開な気がした。

    0
    2025年03月12日

    Posted by ブクログ

    殺人事件から始まったと思い、読み進めると、思わぬ落とし穴に。
    タイトル通りのモナド、形而上学・・・中々理解が難しい作品ですが、飽きさせない会話劇でした。

    0
    2024年12月22日

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