モナドの領域(新潮文庫)

モナドの領域(新潮文庫)

小説・文芸
649円 (税込)

3pt

河川敷で若い女性の腕が発見された。ほどなく近隣のベーカリーでアルバイトの美大生が精巧な腕形のバゲットを作り、店の常連の美大教授が新聞のコラムで取り上げ、評判を呼ぶ。次に教授は公園で人を集め、その全知全能を示し始める。自らを神の上の「無限の存在である創造主」だという教授の真意とは。そして、バラバラ殺人の真相は? 天才筒井康隆がその叡智の限りを注ぎ込んだ歴史的傑作。(解説・池澤夏樹)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    モナドの領域(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1266173
  • 電子版発売日
    :
    2022年12月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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モナドの領域(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    さすが鬼才の筒井康隆。
    終盤は現実世界を巻き込むメタ展開となりドキッとした。
    哲学者の言葉の引用が多く少し難しいが、面白かった。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    河川敷で若い女性の腕が発見された。ほどなく近隣のベーカリーでアルバイトの美大生が精巧な腕形のバゲットを作り、店の常連の美大教授が新聞のコラムで取り上げ、評判を呼ぶ。次に教授は公園で人を集め、その全知全能を示し始める。自らを神の上の「無限の存在である創造主」だという教授の真意とは。そして、バラバラ殺人の真相は? 天才筒井康隆がその叡智の限りを注ぎ込んだ歴史的傑作。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    それらしい事を言ってネタバレするのはイヤなので詳しくは書かない。
    とにかく面白かった。やはり筒井先生は最高だって事かな(笑)

    0
    2023年11月24日

    Posted by ブクログ

    哲学を学んでいないので、理解できない部分も多かったけど、それでも、こんな感じなのかな?と想像して読み進めるのが楽しかった。
    最初に登場する「女性の腕」について、「川端康成は好きじゃなさそうな腕、谷崎潤一郎が好きそうな腕」というくだりが妙に腑に落ちて、読む間ずっと私の頭の中に腕のイメージが存在していたけど、最後にサラッと回収されていってまたまた納得。

    0
    2023年03月29日

    Posted by ブクログ

    高校生の時に読んで以来の再読。当時は筒井康隆についてあまり知らない状態で読んだから、単なる哲学的なSFとして読んでしまっていたけれど、彼の他の作品をいくつか読んでから改めて触れると、壮大な実験小説なのだということがわかった。解説で池澤夏樹が書いているが、物語で神様を出すというのは、展開がなんでもありになってしまうから御法度なのだが、筒井康隆はこれをうまい具合に処理していて、破綻もなく(展開の後半でわかることだが、むしろ破綻を前提にして)小説を書いているようだった。同じく池澤は、このGOD以上の存在として、作者である筒井康隆を挙げていたが、結局GODはこの話が小説だということも知っていたわけで、完全に筒井康隆が優位というわけではなさそうに思える。だから個人的に、フィクションの枠を超えて、本当に神様を降ろしてしまったのではないかと思ってしまった。
    確かに、こんな壮大なメタ/パラフィクションをやってしまったら、もう長編を書く気はないだろうし、書くこともできないだろうと思う。なんなら、過去の筒井康隆作品で扱われてきた不条理な世界観は、もしかするとこのGODが黒幕なのではないかと思ったり。
    とにかく久々に読めて、とても良い読書体験となれた。

    0
    2023年01月17日

    購入済み

    お達者で何よりです

    45年程前からの愛読者としては「昔の先生ならもっと短くまとめてた、もっと多次元の世界をSF的に描いてた」のではないかと想像してしまいますが、今回は先生の今が感じられて
    、これも善きかなと思いました。「時をかける少女」は永遠に不滅です。

    0
    2023年01月08日

    Posted by ブクログ

    2026.08.25〜08.31

    哲学は難しい。人名多すぎだし、知らないし。
    でも、それでも、面白く読めた。

    「時をかける少女」が出てきたのには、ニヤッとしてしまった。
    80を過ぎてもこんな文章を書けるって、凄い、と、感心しました。恐れ入りました。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    哲学をもっと学びたいと思った。
    結末は壮大なSFだったが、人間の腕の形のパンから繋がるのが奇抜でいいなと思った。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    帯には「わが最高傑作」とあり、昨年(2024年)、テレビで見た「筒井康隆の世界 ~文学界の巨人 90歳のメッセージ~」でも(一番良い作品は何かと訊かれた)筒井康隆本人が「モナドの領域だろう」と言っていたと記憶している。が、私は、この序盤をさほど面白いと思わず、栞を挟んだまま本棚に置き去りにしていたのだった。
     が、公園、法廷、テレビショーとGODの劇場舞台が変わっていくにつれて、だんだんと面白くなってきた(私はその展開に「文学部唯野教授」を思い出していた)。最終盤、GODが去った世界の描写では、序盤のつまらない各シーンの人物たちをきっちりと拾い集めて物語を閉じる。GODを小説の作者「筒井康隆」と対応させて読むと、「伏線回収」といっては陳腐だけれど、感動ポイントになる。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    筒井康隆作品が好きで手に取った。
    なかなか難しい。
    セリフの半分も理解できていないけれど、筒井さんらしいラストで好きだ。
    物語を陰から眺めていたはずなのにある瞬間突然主人公と目があってどきりとする感じ。
    これがあるから次も手に取るんですよね

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ


    バラバラ殺人事件をきっかけにして、美大教授の肉体を借りた神様に近い存在、自称 GOD が現れる(大文字3字だが、ジー・オー・ディーでなく、ゴッドと読んでいいのか不明)。

    GOD は、未来に関することを除き、人々のあらゆる質問に答えを与える。
    これによって GOD はあらゆる物事を時間を超えて理解し人智を超越した存在、創造主であることが明るみになってゆき、人々は GOD が神に近い存在、創造主であることを信じざるを得なくなる。
    こうして、ごく一般の人々に加え、警察、弁護士、裁判官、マスコミをどんどん巻き込んでゆく。

    GOD は人間の生み出した「哲学」を媒介とすることで、人々の質問に答え、また自分の存在について語る。
    ここでは哲学用語が恐ろしいくらいに頻出する。
    専門用語は親切にも、ほぼ逐一、誰の打ち立てた論理なのかを明示し、また短い日本語に置き換えて説明しくれてはいるのだが、論理としても理解が難しく、(凡人には)読み進むにはかなり時間がかかる。
    おそらく論理は正しいのだが、誤解している可能性もあり、あるいは、GOD の能弁に煙に巻かれた気分になった、とも言える。
    著者の博学にひれ伏すしかない。

    最終部分では、GOD の出現の壮大な理由が明らかになっていくが、ここではパラレルワールド、メタフィクションといった SF 手法と論理数学の数式(どこまで本物なのか?)が取り入れられる。

    ストーリー自体は実際には複雑ではなく、ミステリーと思って読むと肩透かしを食らうかもしれない。
    GOD の語る宇宙を語る哲学の講義は壮大で、それが最大の魅力だと思う。

    エンディングの数ページは一般人の平凡な日常風景がとても丁寧に描かれるのだが、この部分は映画のクライマックスの後のラスト部分を見ているような、情景が目に浮かぶ優れた文章だと思った。

    0
    2024年08月14日

モナドの領域(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    モナドの領域(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    1266173
  • 電子版発売日
    :
    2022年12月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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