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幼いとき犬にかまれ、左腕が不自由な小学六年生の少女・月岡愛。母を亡くして居場所を失った彼女は、仲良しの大型犬デンを連れて行方不明の父を探す旅に出た。暴力が支配する無法の世界で次々と事件に巻き込まれながら、不思議なご隠居さんや出会った仲間に助けられて危機を乗り越えていく愛。近未来の日本を舞台に、勇気と希望を失わずに生きる少女の成長を描く傑作ジュヴナイル。
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Posted by ブクログ
表紙が素敵だったのとタイトルに惹かれて購入しました。
「愛のひだりがわ」というタイトルから、”愛”という
概念を主軸にしている内容と想像していたのですが、
とっても単純な意味でした♪
(勿論、概念の”愛”も大きなテーマの本です。)
そして、「愛のひだりがわ」の意味が分かった瞬間、
新幹線で読んでいたにも関わらず涙が我慢できませんでした。
タイトル一つでもこんなに意味があって、心を打たれるのは
さすが筒井先生です。本当に言葉が大好きなんだと思います。
今のままでは将来の日本は作中で描かれている様な
日本になるのだと思います。そうならないように…子供が
こんなに苦労したり悲しんだりする日本にならないように…
大人がシッカリとしなければならないと痛感させられました。
また、子供から大人になる残酷さも描かれています。
大人は沢山のキラキラした素敵な事を踏み台に、犠牲にして、
それと引き換えに子供を守る強い存在となるのですね。
元々ジュブナイルですし、難しい内容ではありません。
子供から大人まで沢山の人に読んでほしい小説です。
私も誰かの「ひだりがわ」になりたいです。
Posted by ブクログ
筒井康隆作品はもっと沢山読んでる気がしてたんだけど
実は「男たちのかいた絵」と「時をかける少女」、それから以前レビューに書いた「家族八景」しか読んだ事がありません。
何で読んでると思ってたんだろう??
好きだから?(笑)
愛のひだりがわ、というと昼ドラのタイトルか何かという気がしてしまうんだけど、
左手の不自由な「愛ちゃん」と、いつも愛ちゃんを守るように左側にいてくれる心の優しい人たちの、愛ちゃんのお父さんを探す長い旅に出る…という物語。
途中で色んな災難に見舞われ、そのたびに結構思い切った行動で乗り切っていく愛ちゃん。
その精神力の強さには脱帽です。
時々「ちょっとそれはやりすぎじゃ…」
と思っちゃうところもあったけどw
「ファンタジー」を現代に置き換えるとこういう事になるのかも。
そう、これは100%のファンタジーです。
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