家族八景(新潮文庫)

家族八景(新潮文庫)

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

幸か不幸か生まれながらのテレパシーをもって、目の前の人の心をすべて読みとってしまう可愛いお手伝いさんの七瀬――彼女は転々として移り住む八軒の住人の心にふと忍び寄ってマイホームの虚偽を抉り出す。人間心理の深層に容赦なく光を当て、平凡な日常生活を営む小市民の猥雑な心の裏面を、コミカルな筆致で、ペーソスにまで昇華させた、恐ろしくも哀しい短編集。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    家族八景(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    133676
  • ページ数
    :
    282ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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家族八景(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最高!
    筒井康隆は人間の内面を炙り出す『敵』が大好きで、読心術者視点の本作は初めっから中身が剥き出しなので、面白くて堪らなかった。
    よくもまあこんな愉快な家族を8つも描けたな。劣っている短編が皆無でどれも素晴らしい。
    しかも七瀬シリーズがまだ2作あると知って狂喜乱舞してる。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    男がエロいことばっか考えてるなと思ったけど、男が女に対して無意識で考えてることって案外エグいことなのかもしれない。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    巨匠、筒井康隆の七瀬シリーズ。
    ずっと読みたいと思っていました。

    家政婦として8軒の家を転々としている彼女は、実はテレパスという心を読める能力をもっている。
    本当にどうしようもない家族達で、家族を罵り合い、自分の欲求を満たすためのどす黒い感情を持つ人達の心を読み取る。
    だが彼女はその家族たちで実験したり、関係を壊したり楽しんでいるところがすごく面白い!

    だが時に男たちからの性的対象になり危険を伴うところや、これ程までに人間の汚らしさの表現に始終顔が引き攣りながら読書しました。

    そして何話か背筋の凍るような話もあったが、最後の【亡母渇仰】は怖すぎる!!
    人間の恐さを集めた本だと震えました!
    筒井康隆先生、すごい!

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

     筒井康隆版、家政婦は見た!
     主人公、年若い美女の火田七瀬は超能力者。
     他人の心の中を覗くことができるテレパスだった。
     その彼女が、お手伝いさんをする家での物語。
     自分から嫌になってやめたり、クビになったりで八軒の家を彼女は巡っていく。

     8つの短編からなる小説だが、この中では「澱の呪縛」は最もショッキングだった。

     夫婦と子供が11人の、神波家という大家族の家政婦をすることになった七瀬。
     その家に入った途端、七瀬は異様な臭気、不潔さに悩まされる。
     歯ブラシの共用とか、部屋のあちこちのゴミとかカビに、この家の人々は全く無頓着で、不潔の自覚がないのだ。

     ところどころ身につまされるところのあった中学生時代の私は、「え? オナニーしたあとのティッシュはゴミ箱に捨てたらまずいの?」「別に匂いなんかしないけど、自分が感じないだけなの?」
     とか、カルチャーショックを覚えたのだ。

     その頃の私は、すっかり神波家の一員だったのだ。
     今にして思えば、七瀬の態度も大人気ない(実際まだその七瀬は大人じゃないのだが)。
     性格の悪さが如実に出てると思う。

     別にいいじゃないの、お尻に指を入れてその匂いをかぐのが好きでも。
     おっと、こんな描写はなかったかな。


     

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    「100分で名著」を見て、面白そうなので読んだ。

    家族って、裏ではこんなに牽制し合っているんだなぁ、と空恐ろしくなった。そこまで敵意を持たなくても、と思いつつ、どこか思い当たるところがあり身につまされる。自分にテレパスがなくて良かった。

    SPY×FAMILYのアーニャみたいに心が読める能力に少し羨望していたが、七瀬のように、人間に冷め、不信になり、達観してしまうのだな。と変に納得した。

    七瀬は単なる観測者ではなく、時にいたずらをし、時に彼女ならではの苦悩をしながら、かえって人間味を感じさせられる。七瀬の魅力は評判どおりだった。

    続編は、全く違ったテイストになるらしい。読んでみたい。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    テレパスの七瀬がお手伝いさんとして家庭を転々と渡り歩く物語。
    手塚治虫の漫画を読んでるような、ミステリーと人間の黒さが面白かった。

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    知り合いに薦められて筒井康隆さん初読。
    全然関係ないのに、なぜか俳優の筒井道隆さんが浮かんでしまい今まで未読だったけど、かなり毒が効いていて面白かった。
    個人的には初期の乙一さんを思い出したけど、全然違うかも。
    ちなみに筒井道隆さんも好き。あすなろ。

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    著者の卓越したというか達観したというか、その人間観が現れた描写に舌を巻いた。テレパスによっていかにまありそうな家族模様が如実に表現されていて、とても面白かった。

    0
    2024年03月14日

    購入済み

    読了

    始めて筒井康孝を読んでみました。
    こういう人の心理や感情を描いた小説は面白いですね。
    読んでて辛くなりますけど...。

    0
    2012年04月17日

    Posted by ブクログ

    何回読んだか覚えていないくらい読み返した七瀬シリーズの1作目。初めて読んでからは20年以上経ったのかもしれない。久しぶりにふと読みたくなって読み返したら、やっぱり面白くて1日で一気読みしてしまった。
    改めて奥付けを確認したら、昭和50年発行。それなのに全然色褪せない、新しさを感じる。やっぱり七瀬シリーズは不滅だな。

    0
    2026年06月03日

家族八景(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    家族八景(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    133676
  • ページ数
    :
    282ページ
  • 電子版発売日
    :
    2011年10月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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