残像に口紅を

残像に口紅を

作者名 :
通常価格 817円 (743円+税)
獲得ポイント

4pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

作品内容

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
中央公論新社
掲載誌・レーベル
中公文庫
ページ数
337ページ
電子版発売日
2018年04月27日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
3MB

残像に口紅を のユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

    Posted by ブクログ 2021年08月23日

    語彙力を鍛える方法として、制限をつけてみることもひとつの手であると思います。

    例えば、普段何気なく使っている書き癖のようなもの、自分であれば、「確かに」という言葉が多く使われることがあるので、それを代用するかたちで、違う単語を考えてみる。

    文を書くときに意識的に書いているつもりでも、実は半意識的...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年07月28日

    言葉がなくなって得られる幸せと消えていく大切なもの。
    悲しくて苦しくて切ない感じに引き込まれていくそんな本だった。



    もし、今日世界から言葉が消えたらあなたは一体どうなりますか。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年04月08日

    再読に購入。さりげない導入。第三部から佳境。減字につれ研がれる文章。消滅物の残響。
    (これで使用音28字!この調子で1冊書ききる筒井康隆はすごいな!)

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年09月07日

    世界から言葉が消えていく中で主人公がだけが巧みな語彙力を生かして自分の意見を言葉にしているところに魅力を感じた。小説や映画で行われる場面転換をメタ的に描いているところが面白い。この実験的小説を書き上げた筆者の技量と根性に敬意を払いたい

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年08月15日

    その残像に薄化粧を施し、唇に紅をさしてやろう。


    小川洋子先生の『密やかな結晶』を読んで、
    ひとつずつ失われていく物語が他にもあったな、と連想したので再読。

    『密やかな結晶』は小川洋子先生らしい耽美さ、静けさの漂う作品だったが、
    『残像に口紅を』はこれがまた筒井康隆先生らしい実験的な作品で、主人...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年02月25日

    50音の日本語が話が進むにつれ、1音ずつ消えていく。当然物語も消えた文字は使われて行かないため、最後の最後にはたった1音で終わる。たった1音になっても、最後までちゃんと物語として読めたのが凄い。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年02月19日

    こういう小説もあるんだ!という気持ち。
    虚構を自覚している主人公がなかなかニヒルでチャーミング。
    オチも不気味で良い。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年01月17日

    言葉がなければ、名前がつけられていなければそのモノは存在し続けるといった文章が印象的だった。認識の外にあればモノは存在し、消えない。モノに名前を付け、意味を持たせ、ラベリングすることは世界を自分の手中におさめるような手段で心底安心するけれど、逆にいえば狭い枠に押し込めてしまうことでもある。そうした視...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年12月21日

    作中の時間経過とともに、五十音が1つずつ消えていく。例えば「あ」が消えたら作中でこの音は使えない…と、ご存知、『幽遊白書』のタヴーの元ネタになった作品。

    単語内に有する音が消えてしまった言葉を、「その音を用いずにどう表現するか?」が作品の最も面白い所で、例えば小説を読んでいる中で「言葉の正確な意味...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2020年12月16日

    本作品もまた、小説だからこその面白さに溢れた作品だった。音が消えていく中で、意外にも世界は存在することができるんだというのが面白かった。もちろん作者の腕の良さがあるのだが。あくなで虚構の中の現実であるから、当然想定される、自分や誰か、何かが消えていくことに対しての悲哀は、少なかった。ゲームをリロード...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています