残像に口紅を

残像に口紅を

作者名 :
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作品内容

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

残像に口紅を のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年12月13日

    名前はしょっちゅう見かけるけど、実は初めての筒井康隆さんの作品。

    どうやらアメトークでカズレーザーが紹介してたらしく、結構有名な作品だった模様。

    ってことで、ありきたりな説明は割愛。
    現実的で虚構的で、そんな実験的な作品。
    作者も主人公も読み手も、試して試されてる。
    そんな感じ。

    『意識野から...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月01日

    「世界から一音ずつ言葉が消えてゆく」究極の実験小説
    各所で有名なのをやっと読んでみた
    そもそも、30年以上前の作品なんですけどね

    作家が登場人物として虚構を認識しながら物語を綴るメタフィクション

    既に最初から五十音の最初の母音が失われている
    文章は破綻しないのか?と思って読み進めても、2/3くら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月29日

    すごい。文字がひとつひとつ消えていくって言うのも面白いけど、佐治とか津田が虚構の世界と理解して物語が進んでいく設定も好き。

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    Posted by ブクログ 2023年03月21日

    『小説』という文章を読むものの、文字が失われていくという、新しい小説。
    わたしはきっと全ての音を使って生活しているわけではないはずだから、数音無くなっても言葉を紡げそう。
    なんて思ってたけど、自分の語彙力の無さに、随分早めに挫折しそうだ。
    文字が無くなることで、そこに存在するもの(固有名詞)も無くな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月01日

     一文字ずつ、世界から文字が消滅していく。ある文字が消滅すると、その文字を使った単語や、その文字が入った名前の人や場所も消滅してしまう。どんどん会話することが苦しくなり、意思の疎通が難しくなり、周囲から人が減っていく(そしてその記憶も徐々に薄れていく)という摩訶不思議な世界。でもどれだけ文字が減って...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月26日


    途中冗長になってきたけれど、
    最後まで読んでよかったな…
    途中までは、なるほどの連続、とんちや言葉遊びのような展開で、
    段々とSFになっていく怖さを感じた…!

    ラスト、最後の文字も消える直前に小さな願いが叶って切なかった

    メモ
    p.119
    名のない虚構の人
    主人公の状況表すためだけの人たち!
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月10日

    じわじわと襲う喪失感と焦燥感、切なさと虚しさ。
    大事なものは失ってから気づくと言うように、音が揃って存在する世界は「満ち足りた世界」だと、この実験を経て気づくことができました。

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    Posted by ブクログ 2023年04月15日

    これは、どういう読み方が正しいのか…
    言葉の音が消えると共にその音を使って表す対象物もこの世から消える、そういう世界を物語るという実験的小説として読むのなら、巻末にある「調査報告」と併せ言語表現の限界に挑むゲームのように読むと面白いのか…
    単に小説として読むとすれば内容はめちゃくちゃで、シーンは突如...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月14日

    ものすっごくアホな感想。
    日本語ってすげえなあ
    最近小説をよく読むようになった程度のアホな私にはなんかよく分からんかった。
    5年後とかにもっかい読みます

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    Posted by ブクログ 2023年03月13日

    言葉がなくなってもここまで文章って書けるんだって思った。普段使わない言葉がたくさん使われてて、いろんな捉え方ができたし、ふつーにお洒落。最後の方難しい言葉ばかりで難しかったけど面白かった!

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