残像に口紅を

残像に口紅を

817円 (税込)

4pt

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

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残像に口紅を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    主人公の小説家・佐治勝夫が「世界から文字が一つずつ消えていく」という虚構の世界に閉じ込められる物語。
    文字がなくなり、言葉がなくなった虚構世界が迎える顚末とは。

    世界から1つずつ文字が消えていく。どんどん消えて、周りの人も消えていく。家族が1人…また1人と消えていく。
    時が過ぎて次はなんの文字が消

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    数年前に読んだ本です。一言で言うなら、「圧巻」でした。文を締める時の余韻が忘れられず、今でも頭に残っています。

    「あ」が世界から消えてしまうと、「ありがとう」等の言葉が使えなくなります。それと同時に、その概念すらも世界から消えていきます。そんな中、筆者の巧みな語彙で世界が違和感なく進んでいくさまに

    0
    2026年02月15日

    Posted by ブクログ

    ワザありというか天晴れというか。
    今ならAIがなんとかしてくれそうにも思えるけど、90年前後でこれをやろうとした根性。(笑)
    挿絵も途中で仕掛けに気づいた…!
    文字が少なくなっていく分読みづらさはある。ただただ仕組みに感心する作品。
    巻末の検証では少しボロが出てることも指摘されてるけど、ちょっとくら

    0
    2026年02月12日

    Posted by ブクログ

    作者の実験精神とそれを貫く意思の強さに驚いた。
    言葉が少なくなるからこそ、かえってはっきり輪郭の見えるようになる物事もあるのだなと感じた。またそう感じさせる作者の手腕にただ感嘆する。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    2年前くらいに読んだ本だけどすごく記憶に残っている本。
    文字を一つずつ消していくっていう取り組みが興味深いのはもちろん、三次元を生きる人間が小説で描かれるということの齟齬を描写してるのが一番おもしろかったᴗ ̫ ᴗ

    0
    2025年12月27日

    Posted by ブクログ

    字が一字ずつ減っていくなかで、いかに表現できるか試した実験的な作品。「あ」がなければ、「あなた」がなくなり、「ありがとう」がないので、感謝するという言い回しになる。さらにどんどん字がなくなるなかで、情事の様を描写してみたり、講演してみたり、作者はかなり楽しんでいそう。どんどん字が消えていくわりに、そ

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    手元に五十音表を書き、それを少しずつ黒塗りしていく読書は結構楽しかった。自分の世界だと何が消えるかなぁと考えるのも楽しみだった。勝夫の最初の家族が消えた時、かすかに残る記憶をたどっていくところが切ない。瑠璃子が出てきたあたりからは、ちょっとな〜。

    先日小川洋子さんの「密やかな結晶」を読み、世界から

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    『怖いのは音が消える世界ではなく、作者の突出した語彙力なのではないか』

    本作は五十音の“音”が消えていく世界を、あくまで実験的に描いた作品。
    音が消えていくのだから、その世界において使われる言葉も段々と限られてくる。
    例えば、“あ”という音が消えれば、『愛している』や『明日』と言った言葉は失われる

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    「もしひとつの言葉が消滅した時、惜しまれるのは言語かイメージか」

    題名だけ知ってるいわずとしれた名作を読んでみよう第2弾!
    まさに実験小説…!
    いわゆるメタ的小説なんだけど、これが1995年に記されているのがすごい。

    小説を読み慣れていないとめちゃくちゃ時間かかるし、消えていった言葉を模索しなが

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    残像に口紅を
    2025.11.10

    何気なく使っている日本語を再認識するきっかけとなるような本。初めは言葉が減っていっても、言い換えることが簡単にできるから違和感はなかった。徐々に減っていって、後半になっても文章としてしっかりできているので作者の努力に拍手させていただきたい。

    0
    2025年11月10日

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