残像に口紅を

残像に口紅を

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

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残像に口紅を のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    極上のメタ。こういう小説に出会いたかった。
    日本語の美しさにも、どっぷり浸かれる。

    世界のルールごと疑ってしまう、ゾクゾクするようなメタが好きな私にはたまらなかった。
    突飛な世界観に反して、登場人物の心理描写が妙にリアルで現実臭いのも最高だった。

    不気味で美しくてメタくて最高。人生で出会ったトッ

    0
    2026年07月27日

    Posted by ブクログ

    音が消え、言葉が消え、存在が消える。
    前半は何が消えたのだろう、と前のページに振り戻りながら、消えたものを推察しながら読み進めた。
    後半はもはや消えすぎているので、哲学的というか詩的な文章。それでも、言葉ってこんなにもあるんだと驚き。

    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

    実験的小説で、成立させている筆者の筆力が凄い。
    さすが。
    物語としても婉曲だからこその味があり、最後の方は逆に文字が消されていく感覚をダイレクトに表現しており、読書体験としてとても楽しかった。
    筒井康隆の作品をたくさん読んでいきたい。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    使える音が徐々に減っていく小説。音が消えるとそれを使うものが 実際に消えて行ってしまう世界。
    読むのにかなり体力が必要だった。はじめはほとんど違和感なく進んでいくからいいのだけど、だんだんと難しい単語が増えていくから何を言いたいのかじっくり考えて辞書を引いていかないといけなかった。でもそれが楽しかっ

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    言葉の音が消えるとその音を使って表す対象物もこの世から消える、その縛りのなかでこんな文章が書けることに驚く。

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

    試みとしてすごく面白いし、文字の種類を削って書けてしまえる語彙力と文章力にも感嘆した。が、話がメタ過ぎてあまり引き込まれない。
    筒井康隆を初めて読んだので、この作品だけそうなのか、他もこうなのか、分からないので『時をかける少女』を読んでみたい。

    0
    2026年06月29日

    Posted by ブクログ

    5回はこの本を開き、読み進めては閉じ、しまってきた。それがやっと最後まで読み終えることが出来た!辛かった笑
    世界からことばが消えたら、という設定にみんな惹かれるけど、読むと難しいしかない。虚構と現実だけでもひとつ難しさがある中、実験小説っていうのと、言い換えのことばが面白くはあるけど単純に読みにくさ

    0
    2026年05月29日

    Posted by ブクログ

    読み進めるごとに文字が失われ、言い回しが多用されることで後半は読みづらい部分があった。
    けど、そこに言葉としての重要な作者の伝えたいことが詰まっているんだと思った。

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    前情報無く手に取ったので(後にそれがとても幸運だったと知りました)、なんだこの新しい試みは...!と今までにないくらい読んでいてワクワクしました

    章が変わるごとに消えていて何度も何度も「これは何のことを言い換えているのか?」と数ページ読み返しました。それが楽しかった。

    後半、文字が少なくなりどう

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

     こういう実験的な小説は初めて読んだ。「言葉で世界は作られている」という趣旨の言葉はよく聞くものだが、本作はまさしくそれを体現した作品。登場人物たちがメタな視点に立っているのも面白い。技量的な意味でも精神的な意味でも、「よくこんな作品が書けるな」と思った。ただ、因縁のある女性との情交に及んで以降は物

    0
    2026年09月20日

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