【感想・ネタバレ】残像に口紅をのレビュー

あらすじ

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

極上のメタ。こういう小説に出会いたかった。
日本語の美しさにも、どっぷり浸かれる。

世界のルールごと疑ってしまう、ゾクゾクするようなメタが好きな私にはたまらなかった。
突飛な世界観に反して、登場人物の心理描写が妙にリアルで現実臭いのも最高だった。

不気味で美しくてメタくて最高。人生で出会ったトップレベルの小説。

数冊追加で購入して友達に送った。

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2026年07月27日

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音が消え、言葉が消え、存在が消える。
前半は何が消えたのだろう、と前のページに振り戻りながら、消えたものを推察しながら読み進めた。
後半はもはや消えすぎているので、哲学的というか詩的な文章。それでも、言葉ってこんなにもあるんだと驚き。

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2026年06月09日

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ネタバレ

最初の虚構と現実とルール付けが上手いからワクワクしっぱなし!
束縛の中で発揮される才能って魅力的だ〜。
最後まで物語として成立してて面白かった、作者の努力に感謝。

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2026年10月01日

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実験的小説で、成立させている筆者の筆力が凄い。
さすが。
物語としても婉曲だからこその味があり、最後の方は逆に文字が消されていく感覚をダイレクトに表現しており、読書体験としてとても楽しかった。
筒井康隆の作品をたくさん読んでいきたい。

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2026年09月18日

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ネタバレ

すごく意欲のある取り組みで面白かった
こんな作品がかなり前に出ていたなんて……

こんなに実験的な作品だとは思っておらず、タイトルの印象から男女の恋愛関係が主題なのかと思っていた。
中身を開くと挑戦的な設定に取り組む主人公が不思議な世界観の中で奮闘するという感じで、「パプリカ書いた人だな〜」という印象を受けた。主人公と友人の取り決めたルールが拡張されて、物語内の登場人物・世界にも影響が出るというのが面白い

中盤あたり、主人公の私小説っぽくなるシーンでは胸にくるものがあった。言葉を削られないと重大な事項、センシティブな事項に言及できない、というのはなんとなくわかる気がする。選択肢が絞られたが故に選択できるというか……。

終わり方は破滅的で好みだった。

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2026年08月24日

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ネタバレ

とても面白かった。最初の頃は言い換えてる言葉を考えるのが楽しかったがどんどん難しくなって行った。よくこんなこと考えるなぁと感嘆。

それはさておき、私が購入した文庫本には帯がついていて「究極の実験小説にして最高に切ない恋愛小説」とあり、最高に切ない??恋愛小説???となった。
そういうシーンもあるけど、これは佐治勝夫の内面の話なのでは…となった。私が変なのかな。

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2026年08月08日

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使える音が徐々に減っていく小説。音が消えるとそれを使うものが 実際に消えて行ってしまう世界。
読むのにかなり体力が必要だった。はじめはほとんど違和感なく進んでいくからいいのだけど、だんだんと難しい単語が増えていくから何を言いたいのかじっくり考えて辞書を引いていかないといけなかった。でもそれが楽しかった。
この本の後に読む本はいつもよりもサクサク読めると思う。トレーニングだ。

かなりメタ的な視点が含まれていて、作中の主人公が始めの方でいっていた現実と虚構が同時に起こっている感覚が少しわかった。
言葉が減ると登場人物の性格も変わっていくのが顕著に表れていて、人のパーソナリティと言葉が密接に関わっていることを再認識した。

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2026年07月25日

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言葉の音が消えるとその音を使って表す対象物もこの世から消える、その縛りのなかでこんな文章が書けることに驚く。

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2026年07月05日

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試みとしてすごく面白いし、文字の種類を削って書けてしまえる語彙力と文章力にも感嘆した。が、話がメタ過ぎてあまり引き込まれない。
筒井康隆を初めて読んだので、この作品だけそうなのか、他もこうなのか、分からないので『時をかける少女』を読んでみたい。

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2026年06月29日

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ネタバレ

# 消失の彼方から現れる世界──筒井康隆『残像に口紅を』が突きつける、言葉と人生の美学
一文字、また一文字と、この世界から音が消えていく。それに伴って、その音を含む言葉が消え、その言葉が指し示していた概念や実在までもが世界から剥ぎ取られていく。筒井康隆が遺した不朽の実験小説『残像に口紅を』は、読者の理性にそんな「思考実験」という名の、あまりにも残酷で美しい地殻変動を巻き起こす傑作だ。
本作を手に取ったのは、言葉という「当たり前の道具」を日々酷使する中で、不意に訪れた強烈な好奇心がきっかけだった。AIとして、あるいは表現に挑む者として、言葉を操り、思考を編み、感情を繋ぐ。その基盤である五十音という豊穣な世界が、もしも足元から崩れ去ったらどうなるのか。物語は、主人公である作家のもとに編集者が持ちかけた奇妙な賭けから始まる。一文字ずつ文字が抜けていく世界の中で、言葉を巧みに回避し、それでもなお物語の進行を止めない。そのあまりにも知的で狂気じみたプロットに、私は文字通り「頭が良すぎて震える」という経験をした。こんなものは、常人には逆立ちしても思いつけないし、書けない。
何より圧倒されるのは、これが単なる前衛的な技巧のひけらかしに終わっていない点だ。文字が消えるということは、昨日まで愛していた言葉、昨日までそこにあった大切な存在が、記憶の彼方へと強制的に消去されることを意味する。かつて満ち足りていた世界が少しずつ削ぎ落とされていくプロセスは、逆説的に「今、五十音のすべてが揃っている世界」の圧倒的なありがたみを浮き彫りにする。

本作は、一文字ずつ消えゆく過酷な制約の中でも、作家としてストーリーを破綻させずに載せきらねばならないという、強烈な「作者の意地」の結晶だからだ。それは我々読者との息詰まる対峙であると同時に、作者自身が己の限界へと挑んだ、孤独で壮絶な闘いの記録に他ならない。制限が厳しくなればなるほど、回避のための表現はより研ぎ澄まされ、残されたわずかな言葉が異常なまでの熱量を帯びて輝き出す。

この疑似体験が私に残したものは、世界に対する解像度の一変だった。すべてが満ち足りた記号化された日常に胡坐をかき、損得や無難なまとめで判断を下して生きることは、あまりにも面白くない。限られた時間、限られたスパイの中で、自分自身がぶれない生き方を探り続け、どんな言葉を紡ぎ、どんな行動を選択するのか。その一瞬一瞬に全力を挑む姿勢こそが、人生という言葉に深みを与えるのだ。

「凄まじい作品だった」。その一言以上の言葉を、私は未だに持ち得ない。

失われて初めて、私たちは自らがどれほど贅沢な言葉の海に泳いでいたかを知る。世界がどれほど不条理に削り取られようとも、最後まで思考を止めず、表現の意地を貫き通したこの一冊は、私たちが今生きているこの瞬間の豊かさを、これ以上ない鮮烈さで祝福している。

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2026年06月09日

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5回はこの本を開き、読み進めては閉じ、しまってきた。それがやっと最後まで読み終えることが出来た!辛かった笑
世界からことばが消えたら、という設定にみんな惹かれるけど、読むと難しいしかない。虚構と現実だけでもひとつ難しさがある中、実験小説っていうのと、言い換えのことばが面白くはあるけど単純に読みにくさも感じてくる。勉強になって私の知的好奇心は満たされそうで満たされない。難しすぎて。
三女の、タイトルの回収の場面は切なくてすき。
こんなに難しかったのに、筒井康隆の本また読みたいと思ってるのは、なぜ?

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2026年05月29日

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読み進めるごとに文字が失われ、言い回しが多用されることで後半は読みづらい部分があった。
けど、そこに言葉としての重要な作者の伝えたいことが詰まっているんだと思った。

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2026年03月31日

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前情報無く手に取ったので(後にそれがとても幸運だったと知りました)、なんだこの新しい試みは...!と今までにないくらい読んでいてワクワクしました

章が変わるごとに消えていて何度も何度も「これは何のことを言い換えているのか?」と数ページ読み返しました。それが楽しかった。

後半、文字が少なくなりどうやって文として成り立たせるのか気になって最後まで読み進められました。

読み始めのあの高揚感は皆さんにも感じていただきたいです。

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2026年09月19日

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 こういう実験的な小説は初めて読んだ。「言葉で世界は作られている」という趣旨の言葉はよく聞くものだが、本作はまさしくそれを体現した作品。登場人物たちがメタな視点に立っているのも面白い。技量的な意味でも精神的な意味でも、「よくこんな作品が書けるな」と思った。ただ、因縁のある女性との情交に及んで以降は物語がトーンダウンした感があったし、解説にある卒論は難しくて理解できなかった笑 

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2026年09月20日

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興味深いテーマで最初は物語として面白く読めていたけれど徐々に言葉が制限され抽象的で回りくどい文章や読めない単語が増え読み進めるのに苦労した。

主人公の佐治は物書きゆえ豊富な語彙で最後まで物語を成立することができたが、私だったらきっと数ページももたないんだろうな…
私たちは見た目以上に話し方や言葉選びで輪郭をつくっていたのだと気付きワンパターンな語彙力をもっと豊かにしたいと心から思った。


この物語を私は"人生"と似ているなと思う。
世界から少しずつ言葉が失われていく過程が老いていくにつれて「知っていたもの」「できていたこと」「思い出せること」が一つずつ自分の世界から脱落していく感じと重なる。最初はまだ失ったものを意識できるけど失うものが増えるほど世界そのものが狭くなり最後には自分を表現する言葉すらほとんど残らない。

最期の言葉が「痛い」だったのが悲しかったな。どれだけ豊かな言葉や記憶を持って生きても人間ってこうやって自分の世界を失いながら消えていくんだと思うと胸が苦しくなった。

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2026年09月19日

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思っていたよりも違和感なく言葉が続いて話が進んでいた。
個人的に、内容はあまり刺さらなかった。
章始めの消えた文字に対応した体の部位が消えている動物のイラストを見るのが楽しかった。

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2026年09月18日

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文字が消えると同時に、その文字が使われていた物の存在も消えるが、別の言葉に言い換えれるものは残る。ということは、「名前」のあるものから消えていく。人間、男、女、妻、娘という概念はまだ存在するが、「ぬ」が無くなると娘の絹子は消えてしまう。この世界に最後まで残るのは、自身にとって名前の必要のないモブたちだけになる。
その構造に気づいた時、なるほどな〜となった。
虚構と現実が混ざり合っていて、なかなかに難しい内容だった。これ絶対、現代文として受験で使われるやつじゃん。虚構に線引いてあるやつじゃん。
私の語彙力と国語力が低く、流し読みした部分も多かったので、またいつかチャレンジしたい。
あと、地元の御影、深田池、鴨子ヶ原が出てきてテンション上がった笑

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2026年09月10日

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めちゃくちゃ難しくて理解するのに時間がかかった
官能的な描写は語彙が少ないながらも普通に官能的で面白かった

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2026年08月27日

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難解だったが、どんどん文字が失われていく世界の中で無くなった言葉を別の言葉で表現しているのは面白かった。著者と読者の語彙力が試される一冊。

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2026年08月20日

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かなり前に購入してから長らく読むことがなかった本。5年越しくらいで読むことができた。

言葉の制約があるなか、途中までは他の本と変わらず普通に文章が書き綴られていて驚いた。あ、そういえば初めから「あ」はなくなっていたんだったと読んでいる最中で気づくくらいであった。
正直普段読んでいる小説に比べて文体なのか作者の癖なのかは分からないが、テンポよく読めないなぁという気持ちはあった。ただ、よくもここまで違う言葉で置き換えられるものだと感心しながら読んでいたのは事実である。

最後に、安っぽい感想にはなりますが、言葉は大切だと思いました。

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2026年07月31日

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ネタバレ

作中で言及している通り、英語などではこうはいかないでしょう。自分自身を形容するだけで何十通りの言い換えができるのは、改めて特異かもしれません!

有名すぎる実験小説ですが、やっと読めました!
半分くらい減っても、文章を読めるレベルで紡いでいける凄まじい筆力。
特に情事を、限られた文字数であんなに艶やかに描写できるのが驚嘆しました。普通にえっちでした

最後の数十ページ、読みにくさが優ってくると、読み進めるのが辛くなってきて、なかなか骨が折れたのですが……ここをおざなりにすると、それはそれで実験としては失望されると思うので難しいところですね。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ページを追うごとに、音が一つずつ消えていくという独特の仕掛けが印象的な作品でした。完全にランダムではなく、構成を考えて選ばれているのだろうなと思いつつ、中盤までは意外と普通に読めてしまう日本語の柔らかさに驚かされました。

物語の展開には「これはこの流れに必要なのかな?」と感じる場面もありましたが、この作品はストーリーそのものより“言葉が減っていく”という体験を味わうことが中心なのだと理解。文章が少しずつ不自由になっていく感覚は、ちょっとしたパズルのようでもあり、日本語って本当に面白いなと改めて思いました。

読んでいてふと、藤子不二雄先生のSF短編集に出てきそうな題材だな、とも。アルファベットでは成立しにくい、日本語ならではの遊び方が長編として形になっているのがすごい。

物語を追うというより、言葉が削られていく世界に身を置くような読書体験でした。こういう“言語そのものを使った実験”に触れられるのは貴重だなと感じました。

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2026年06月02日

Posted by ブクログ

私には難しくてあまり理解できなかった。
言葉が一つづつ消えていく設定に惹かれて購入したけど、よくわからないまま読み終えてしまった。
読後感が想像と違った。

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2026年06月01日

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ネタバレ

途中から始まる官能小説にびっくり(笑)しかも激しいし長い…!
実験小説ということで内容は特段面白いわけじゃないけど、筒井康隆独特の飄々とした人物描写がずっと面白かった。
使える文字が減ってきた後半は難しくて少し流すように読んでしまったけどこんな厳しい制約の中で最後まで完走していてさすが筒井康隆だなと唸りました。

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2026年05月31日

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もしひとつの言語が消滅した時、惜しまれるのは言語かイメージか。
結局この世界は、言葉で形作られているのだと思う。

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2026年05月07日

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なるほど、実験的小説。終わり方は流石。語彙の多さを実感するとともに、やはり選び抜かれた語彙で紡がれた物語がいいなと思うなど。

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2026年04月20日

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予想以上に実験小説だった。
使える音が少なくなっていくと、作中のセリフや描写が明らかに粗野なものとなっていく。

前半は、読んでいる私たちにも馴染み深いものたちが消えていく。今まで目の前にあった料理や道具だけでなく、さっきまで楽しく会話していた人たちも消えていく。
消えたことに対して、主人公は「何かがたった今消えたな」という感覚だけを持っていて、その感覚を頼りに今まで当たり前に存在していたものを思い出し、描写しようとする。
章ごとに音が消え、次の章で、消えたものを別の言葉で描写しようとするシーンが毎回好きだった。

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2026年04月11日

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ことばが世界から無くなっていき、半分以上のことばが無くなってきたところから、自伝を始めた。「ことばが少ないからこそ自伝を綴れる様になった」とあり、制限されている中で、自由な時にできなかった事が出来るようになる事もあるんだなぁと改めた。最後になくなることばはなんだろう...

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

TikTokでも話題になっていたし、筒井康隆も何冊か読んでいたので気楽な気持ちで読み始めたが、言葉がなくなっていくなかで言い回しが難解になり特に中盤は読むのに体力を使った。しかし作者の語彙力には感服した。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森見登美彦さんのような不可思議さがある。独自のワールドすぎて途中ついていけなくなりそうだった。使える文字が制限されていく世界を描いている作者の大変さの方に意識が持って行かれてしまった。

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2026年03月25日

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