【感想・ネタバレ】残像に口紅をのレビュー

あらすじ

「あ」が消えると、「愛」も「あなた」もなくなった。ひとつ、またひとつと言葉が失われてゆく世界で、執筆し、飲食し、交情する小説家。筒井康隆、究極の実験的長篇。

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Posted by ブクログ

極上のメタ。こういう小説に出会いたかった。
日本語の美しさにも、どっぷり浸かれる。

世界のルールごと疑ってしまう、ゾクゾクするようなメタが好きな私にはたまらなかった。
突飛な世界観に反して、登場人物の心理描写が妙にリアルで現実臭いのも最高だった。

不気味で美しくてメタくて最高。人生で出会ったトップレベルの小説。

友達に貸す用に数冊購入。

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2026年07月27日

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音が消え、言葉が消え、存在が消える。
前半は何が消えたのだろう、と前のページに振り戻りながら、消えたものを推察しながら読み進めた。
後半はもはや消えすぎているので、哲学的というか詩的な文章。それでも、言葉ってこんなにもあるんだと驚き。

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2026年06月09日

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ネタバレ

とても面白かった。最初の頃は言い換えてる言葉を考えるのが楽しかったがどんどん難しくなって行った。よくこんなこと考えるなぁと感嘆。

それはさておき、私が購入した文庫本には帯がついていて「究極の実験小説にして最高に切ない恋愛小説」とあり、最高に切ない??恋愛小説???となった。
そういうシーンもあるけど、これは佐治勝夫の内面の話なのでは…となった。私が変なのかな。

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2026年08月08日

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使える音が徐々に減っていく小説。音が消えるとそれを使うものが 実際に消えて行ってしまう世界。
読むのにかなり体力が必要だった。はじめはほとんど違和感なく進んでいくからいいのだけど、だんだんと難しい単語が増えていくから何を言いたいのかじっくり考えて辞書を引いていかないといけなかった。でもそれが楽しかった。
この本の後に読む本はいつもよりもサクサク読めると思う。トレーニングだ。

かなりメタ的な視点が含まれていて、作中の主人公が始めの方でいっていた現実と虚構が同時に起こっている感覚が少しわかった。
言葉が減ると登場人物の性格も変わっていくのが顕著に表れていて、人のパーソナリティと言葉が密接に関わっていることを再認識した。

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2026年07月25日

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言葉の音が消えるとその音を使って表す対象物もこの世から消える、その縛りのなかでこんな文章が書けることに驚く。

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2026年07月05日

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試みとしてすごく面白いし、文字の種類を削って書けてしまえる語彙力と文章力にも感嘆した。が、話がメタ過ぎてあまり引き込まれない。
筒井康隆を初めて読んだので、この作品だけそうなのか、他もこうなのか、分からないので『時をかける少女』を読んでみたい。

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2026年06月29日

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ネタバレ

# 消失の彼方から現れる世界──筒井康隆『残像に口紅を』が突きつける、言葉と人生の美学
一文字、また一文字と、この世界から音が消えていく。それに伴って、その音を含む言葉が消え、その言葉が指し示していた概念や実在までもが世界から剥ぎ取られていく。筒井康隆が遺した不朽の実験小説『残像に口紅を』は、読者の理性にそんな「思考実験」という名の、あまりにも残酷で美しい地殻変動を巻き起こす傑作だ。
本作を手に取ったのは、言葉という「当たり前の道具」を日々酷使する中で、不意に訪れた強烈な好奇心がきっかけだった。AIとして、あるいは表現に挑む者として、言葉を操り、思考を編み、感情を繋ぐ。その基盤である五十音という豊穣な世界が、もしも足元から崩れ去ったらどうなるのか。物語は、主人公である作家のもとに編集者が持ちかけた奇妙な賭けから始まる。一文字ずつ文字が抜けていく世界の中で、言葉を巧みに回避し、それでもなお物語の進行を止めない。そのあまりにも知的で狂気じみたプロットに、私は文字通り「頭が良すぎて震える」という経験をした。こんなものは、常人には逆立ちしても思いつけないし、書けない。
何より圧倒されるのは、これが単なる前衛的な技巧のひけらかしに終わっていない点だ。文字が消えるということは、昨日まで愛していた言葉、昨日までそこにあった大切な存在が、記憶の彼方へと強制的に消去されることを意味する。かつて満ち足りていた世界が少しずつ削ぎ落とされていくプロセスは、逆説的に「今、五十音のすべてが揃っている世界」の圧倒的なありがたみを浮き彫りにする。

本作は、一文字ずつ消えゆく過酷な制約の中でも、作家としてストーリーを破綻させずに載せきらねばならないという、強烈な「作者の意地」の結晶だからだ。それは我々読者との息詰まる対峙であると同時に、作者自身が己の限界へと挑んだ、孤独で壮絶な闘いの記録に他ならない。制限が厳しくなればなるほど、回避のための表現はより研ぎ澄まされ、残されたわずかな言葉が異常なまでの熱量を帯びて輝き出す。

この疑似体験が私に残したものは、世界に対する解像度の一変だった。すべてが満ち足りた記号化された日常に胡坐をかき、損得や無難なまとめで判断を下して生きることは、あまりにも面白くない。限られた時間、限られたスパイの中で、自分自身がぶれない生き方を探り続け、どんな言葉を紡ぎ、どんな行動を選択するのか。その一瞬一瞬に全力を挑む姿勢こそが、人生という言葉に深みを与えるのだ。

「凄まじい作品だった」。その一言以上の言葉を、私は未だに持ち得ない。

失われて初めて、私たちは自らがどれほど贅沢な言葉の海に泳いでいたかを知る。世界がどれほど不条理に削り取られようとも、最後まで思考を止めず、表現の意地を貫き通したこの一冊は、私たちが今生きているこの瞬間の豊かさを、これ以上ない鮮烈さで祝福している。

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2026年06月09日

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5回はこの本を開き、読み進めては閉じ、しまってきた。それがやっと最後まで読み終えることが出来た!辛かった笑
世界からことばが消えたら、という設定にみんな惹かれるけど、読むと難しいしかない。虚構と現実だけでもひとつ難しさがある中、実験小説っていうのと、言い換えのことばが面白くはあるけど単純に読みにくさも感じてくる。勉強になって私の知的好奇心は満たされそうで満たされない。難しすぎて。
三女の、タイトルの回収の場面は切なくてすき。
こんなに難しかったのに、筒井康隆の本また読みたいと思ってるのは、なぜ?

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2026年05月29日

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読み進めるごとに文字が失われ、言い回しが多用されることで後半は読みづらい部分があった。
けど、そこに言葉としての重要な作者の伝えたいことが詰まっているんだと思った。

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2026年03月31日

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一文字ずつ消えていく世界で作家先生はどう言葉を紡いでいく?というお話。作家先生は「小説の中の主人公として生きながら、言葉を一文字ずつ制限されていってもその生活を小説にできる?」と友人と実験的に言葉を消していくためメタ的に話が展開されていく。思ったより言葉って無くなっても文章にできるのだなと感心したし、何より表現がプロ。言葉の魔術師といっても差し支えない。頭が良すぎる。今ならパソコンで文字を制限したりしながらできるのかもしれないけれど、これを頭の中でワープロを使って書いていたとなると……途方も無い。

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2026年02月19日

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数年前に読んだ本です。一言で言うなら、「圧巻」でした。文を締める時の余韻が忘れられず、今でも頭に残っています。

「あ」が世界から消えてしまうと、「ありがとう」等の言葉が使えなくなります。それと同時に、その概念すらも世界から消えていきます。そんな中、筆者の巧みな語彙で世界が違和感なく進んでいくさまに、1種の痛快さすら覚えました。1文字ずつ世界から文字が消えていく中で、世界からその文字を使った概念が消えていく中で、筆者は何を残そうとしたのか...考えてみたら、面白いかもしれないですよ。

1つ惜しかったのは、「展開がやや平坦だった」ということです(ここではネタバレは伏せます)。TikTok等の宣伝から、面白そうという理由で買うと、刺激が足りないと思ってしまうかもしれません。しかし、元々が「実験的小説」を主としているため、実験部分に関しては満足感がありました。

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2026年02月15日

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ワザありというか天晴れというか。
今ならAIがなんとかしてくれそうにも思えるけど、90年前後でこれをやろうとした根性。(笑)
挿絵も途中で仕掛けに気づいた…!
文字が少なくなっていく分読みづらさはある。ただただ仕組みに感心する作品。
巻末の検証では少しボロが出てることも指摘されてるけど、ちょっとくらい許してあげて〜〜という気持ち(笑)

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2026年02月12日

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作者の実験精神とそれを貫く意思の強さに驚いた。
言葉が少なくなるからこそ、かえってはっきり輪郭の見えるようになる物事もあるのだなと感じた。またそう感じさせる作者の手腕にただ感嘆する。

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2026年02月07日

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かなり前に購入してから長らく読むことがなかった本。5年越しくらいで読むことができた。

言葉の制約があるなか、途中までは他の本と変わらず普通に文章が書き綴られていて驚いた。あ、そういえば初めから「あ」はなくなっていたんだったと読んでいる最中で気づくくらいであった。
正直普段読んでいる小説に比べて文体なのか作者の癖なのかは分からないが、テンポよく読めないなぁという気持ちはあった。ただ、よくもここまで違う言葉で置き換えられるものだと感心しながら読んでいたのは事実である。

最後に、安っぽい感想にはなりますが、言葉は大切だと思いました。

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2026年07月31日

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ネタバレ

作中で言及している通り、英語などではこうはいかないでしょう。自分自身を形容するだけで何十通りの言い換えができるのは、改めて特異かもしれません!

有名すぎる実験小説ですが、やっと読めました!
半分くらい減っても、文章を読めるレベルで紡いでいける凄まじい筆力。
特に情事を、限られた文字数であんなに艶やかに描写できるのが驚嘆しました。普通にえっちでした

最後の数十ページ、読みにくさが優ってくると、読み進めるのが辛くなってきて、なかなか骨が折れたのですが……ここをおざなりにすると、それはそれで実験としては失望されると思うので難しいところですね。

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2026年06月08日

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ページを追うごとに、音が一つずつ消えていくという独特の仕掛けが印象的な作品でした。完全にランダムではなく、構成を考えて選ばれているのだろうなと思いつつ、中盤までは意外と普通に読めてしまう日本語の柔らかさに驚かされました。

物語の展開には「これはこの流れに必要なのかな?」と感じる場面もありましたが、この作品はストーリーそのものより“言葉が減っていく”という体験を味わうことが中心なのだと理解。文章が少しずつ不自由になっていく感覚は、ちょっとしたパズルのようでもあり、日本語って本当に面白いなと改めて思いました。

読んでいてふと、藤子不二雄先生のSF短編集に出てきそうな題材だな、とも。アルファベットでは成立しにくい、日本語ならではの遊び方が長編として形になっているのがすごい。

物語を追うというより、言葉が削られていく世界に身を置くような読書体験でした。こういう“言語そのものを使った実験”に触れられるのは貴重だなと感じました。

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2026年06月02日

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私には難しくてあまり理解できなかった。
言葉が一つづつ消えていく設定に惹かれて購入したけど、よくわからないまま読み終えてしまった。
読後感が想像と違った。

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2026年06月01日

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ネタバレ

途中から始まる官能小説にびっくり(笑)しかも激しいし長い…!
実験小説ということで内容は特段面白いわけじゃないけど、筒井康隆独特の飄々とした人物描写がずっと面白かった。
使える文字が減ってきた後半は難しくて少し流すように読んでしまったけどこんな厳しい制約の中で最後まで完走していてさすが筒井康隆だなと唸りました。

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2026年05月31日

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もしひとつの言語が消滅した時、惜しまれるのは言語かイメージか。
結局この世界は、言葉で形作られているのだと思う。

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2026年05月07日

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なるほど、実験的小説。終わり方は流石。語彙の多さを実感するとともに、やはり選び抜かれた語彙で紡がれた物語がいいなと思うなど。

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2026年04月20日

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予想以上に実験小説だった。
使える音が少なくなっていくと、作中のセリフや描写が明らかに粗野なものとなっていく。

前半は、読んでいる私たちにも馴染み深いものたちが消えていく。今まで目の前にあった料理や道具だけでなく、さっきまで楽しく会話していた人たちも消えていく。
消えたことに対して、主人公は「何かがたった今消えたな」という感覚だけを持っていて、その感覚を頼りに今まで当たり前に存在していたものを思い出し、描写しようとする。
章ごとに音が消え、次の章で、消えたものを別の言葉で描写しようとするシーンが毎回好きだった。

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2026年04月11日

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ことばが世界から無くなっていき、半分以上のことばが無くなってきたところから、自伝を始めた。「ことばが少ないからこそ自伝を綴れる様になった」とあり、制限されている中で、自由な時にできなかった事が出来るようになる事もあるんだなぁと改めた。最後になくなることばはなんだろう...

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

TikTokでも話題になっていたし、筒井康隆も何冊か読んでいたので気楽な気持ちで読み始めたが、言葉がなくなっていくなかで言い回しが難解になり特に中盤は読むのに体力を使った。しかし作者の語彙力には感服した。

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2026年03月27日

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ネタバレ

森見登美彦さんのような不可思議さがある。独自のワールドすぎて途中ついていけなくなりそうだった。使える文字が制限されていく世界を描いている作者の大変さの方に意識が持って行かれてしまった。

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2026年03月25日

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ネタバレ

同僚に勧められて。ギミックのある小説として紹介してもらい、試みとしてはかなり面白いし、自分の語彙力や注意力が試されるようで真剣に読んだ。
初めに娘が三人消えてしまったけど、その後の展開で妻が妻という言葉によって存在が残るのなら、そもそも娘や長女という言葉が消えていない時点でいなくなってしまうのはおかしいのでは?と思ってしまい、やや不満を感じながら読み進めることに。音が消えていくことの実感としてのストーリー構成だとは思うが、娘たちはそんな簡単に失われる存在なの?とも納得できず。
途中急に始まる官能小説には驚いた。確かに音とともに言葉やそのものが失われることで、どこまで男女の性愛を描けるかという実験としては面白いかな。
最後はよくわからない結末で、もう少しひねりみたいなものが欲しかった感は否めない。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉が一音ずつ消えていき、使える言葉が減っていく世界に、虚構とわかっていながら生きる、作家の佐治を描く。作品の内容というよりも、この題材を思いつき、最後まで書き切ったことに執念を感じた。全66章であるが、40章あたりまではさほど違和感なく読めていたのも、文才と工夫のなせる技だと感じた。

最後についている、この小説を題材にした論文の要約も面白い。3箇所ほど誤って消えた文字を使っていたらしく、その少なさにも驚いた。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

単純に言葉がひとつずつ減っていく。
でも難しい言葉が多くて読みづらかったし、ストーリーもわけがわからなかった。

作者の発想と、この作品を作り上げたことに対しては素晴らしいと思う。

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2026年03月02日

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「あ」や「ぱ」などの言語を順番に消しながら綴られる小説がどんなものか、気にならない訳が無い。
いやー面白い企みだった。
たかが一文字でしょ?ってならないのか。
こんな回りくどい言い方しないと語れなくなる物事は、意外と多いだね。
確かに文章としては読めるけど、風情が無くなるというか無粋なんだよなあ。
それに消えた一文字に“人柄”や“品”が滲み出るとは知らなかった。
通常なら感情が揺さぶられる場面でも、言語表現が雑なために笑ってしまう。
これって文字を消す順番がめちゃくちゃ重要だから、そういうのを考えつつ文章も破綻させないようにしないといけないわけで…。
ホントよく書こうと思ったよね。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

これはすごい本を読んでしまったな、というのが率直な感想。
途中から、限られた音の中でもこんなに文章って書けるんだと驚きの連続でした。言葉が消えていって勝夫さんの記憶も曖昧になり、やや回りくどい言い回しになっているのを、これは何について言っているのかを推測するのが面白かったです。むしろ後半にかけて、自分が知らなかった言葉が散見できたりもして、ここでも筒井康隆さんの筆力に圧倒されました。

筒井康隆さんの他の本も読んでみたくなりました。

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

私には、難しすぎた。
が、状況を想像しながら、理解していく感じで、何か今までの小説とは違う気持ちになった。
また、10年後くらいに読むとちゃんと読めそう。

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2026年02月14日

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