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夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが……。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か? アリバイを持たぬ者は? 動機は? 推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。
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Posted by ブクログ
読んでいる中で、何となく違和感がありました。しかし、この違和感は私の理解力の乏しさによるものだと思い、時間が経てば解決する気がしました。この違和感は作者の仕掛けたトリックが明かされる形で解消されました。 非常に面白い小説でした。ロートレックと恋模様というあまり聞かない組み合わせの中で起こる事件は...続きを読む非常に読み応えがありました。また、200ページちょっとと言う読みやすさも込みでとてもいい小説でした。
見事に騙された。「ロートレック壮」で次々と殺人が起こる、王道の展開のミステリだが、このトリックは予想できなかった。ラストのどんでん返しと、緻密に張られた伏線の回収に驚嘆。解説文も一読の価値あり。
おもしろかったぁー!こういうミステリー大好物です♫作者の思う壺にまんまとはまり、「え?え!え!?」と前のページに戻って感嘆する、紙書籍ならではの読み方を味わうことができるのも楽しい。
筒井康隆の『富豪刑事』に次ぐミステリー作品である。康隆の領分ではないが、『富豪刑事』の素晴らしさは語るまでもなく、本作も期待感と共に読み始めた。 舞台はロートレックの絵画だらけの別荘「ロートレック荘」。そこに集まった金なしの芸術家と金持ち一家、そして美女たち。芸術家が結婚相手を選ぶ中、邸内で殺人事...続きを読む件が。そして、殺人は警察の監視の中も続いてゆく。 序盤は康隆にしては珍しく落ち着いた入りで、中々発展がない。しかし、ミステリーファンには何も無いところに鍵があることはご存じなはず。そして終盤の衝撃の種明かし。 王道を踏まえつつ、新たなトリックで読者を魅了する、康隆の底を窺い知ることは難しいだろう。また1つ、素晴らしい作品に出会えました。
①語彙★★★☆☆ 流石筒井康隆先生と言わしめるほど、随所で的確に描写に使用する語句を使い分けていてなお、全体として堅すぎない読みやすい文体。語彙力豊富な日本語が染み渡る。 ②登場人物数★★☆☆☆ 資産持ちの男性陣と、芸術関係の男に求婚をほのめかす淑女3人+α。そこまで多くないので、サクサクと読み進め...続きを読むても人物関係は把握しやすい。 ③1文感想 とりあえず一読して、「やられた!」と白旗あげるまでがセット。
ロートレックの作品が複数所蔵された『ロートレック荘』で起こる連続殺人事件を題材にした館ミステリーかと思いきや、思いがけない方向から殴られたような衝撃を受けた。かなりアンフェア寄りだけど自分は好きだった。
平成2年(!)に刊行されたという本書。今でも十分面白かった!(そりゃホームズとかどんだけ古くても面白いから、実際刊行年月はあまり関係ないのかもしれないけど) 解説を読むとアンフェアという声もあるようだけど、個人的にはそうは思わない。気持ちよく騙された。これぞミステリの楽しさ。 山荘で起こる美しい女性...続きを読むたちの連続殺人事件。ラストに待ち受けていた悲劇が、やるせない。
筒井康隆さんの作品を読んだのは、『富豪刑事』に次いで本書『ロートレック荘事件』が2冊目です。 本書は1990年に発表された作品ですが、当時かなり(ポジティブ/ネガティブの両面から)話題になったことを覚えています。(但し、その中身までは分かりませんでした) 当時はミステリーをよく読んでいたので、とて...続きを読むも気になっていたのですが、34年後の2024年になってようやく手に取りました。 さて、読み終えた感想ですが、非常に面白く、作者の大胆かつ精巧な仕掛けに見事に騙され、ミステリー作品特有の快感に浸ることが出来ました。 読み進めていくと、違和感を覚えるいくつかの文章に出くわすのは確かですが、それでもギリギリのところでネタが割れないように書かれているのには感服しました。 とりわけ、1**ページに訪れる衝撃(□って誰?)と、第十七章からの真相解明には、(天才・鬼才と言われる)筒井さんの実力を垣間見ることが出来ました。 また、それだけでは終わらず、最終章には悲劇まで用意されているという贅沢な作品でした。 一方、なるほど、当時ネガティブな意見があったのは、これが原因なのか? とも感じたのは事実(ロートレック荘である意味も)ですが、小説としては全く問題ないのでは、と私には思えました。 今年で90歳になられる筒井さんですが、あっと言わせるミステリーを発表してもらうと嬉しいですね。
最初はなんだか読みづらいなと思っていたけど 後半の怒涛の伏線回収からの前半の読みづらさが納得。 200ページちょっとでのこの展開 初めて筒井康隆ワールドに触れた。 面白い。
見事に騙されました。 最近はミステリをよく読むので、注意深く読んでいましたが、ある一行に衝撃を受けました。 最後に、犯人からとても丁寧な解説があるので安心して読んでください(笑) きっと騙されます!
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ロートレック荘事件(新潮文庫)
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