家族場面

家族場面

506円 (税込)

2pt

3.5

気がつけば、おれは石川五右衛門だった…。神出鬼没に時空を飛ぶ作家一家。読者を物語のブラックホールに突き落とし、ねじれた迷宮へと誘う表題作。被害者の遺族が死刑囚の刑を執行するという狂気の設定で、獄中で執筆し続けた囚人作家の断末魔を描く『天の一角』。長年の忍従に暴発した作家夫人の怒濤の糾弾を活写する法廷劇『妻の惑星』等、表現への熱い慟哭が刻まれた傑作7編。

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家族場面 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     気がつくと石川五右衛門であった表題作「家族場面」は、ページをめくるという行為がこれほど興奮させる行為だったのだということを我々に再認識させる。
     死刑制度について深くえぐった作品である「天の一角」、妻の反乱をユーモラスに描いた「妻の惑星」、「猿のことゆえご勘弁」など7つの短編集どれも筒井康隆らしい

    1
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    笑どころはありつつもシリアスな短編集でした。文学色強め。
    死刑執行の行く先を描いた「天の一角」は今まで読んだ筒井の短編の中でかなり好きな作品になった。

    0
    2013年05月02日

    Posted by ブクログ

    筒井らしいスラップスティックな狂気に満ちた短編集である。本作のテーマは狂気ではないかと思うぐらいに狂った短篇が多い。

    「九月の渇き」はスカトロ趣味が混在した異様な短篇である。特に大便がうず高く積まれて期限切れのアップルパイのように層をなしている便所の描写や、液体を欲するあまり、他人の小便に打たれて

    0
    2019年05月29日

    Posted by ブクログ

    「九月の渇き」「天の一角」「猿のことゆえご勘弁」「大官公庁時代」「十二市場オデッセイ」「妻の惑星」「家族場面」

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    SFの巨匠、筒井康隆氏の著作。短編が数本収録されていたが、中でも「九月の渇き」「天の一角」「猿のことゆえご勘弁」おもしろかった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者の破天荒かつ露悪趣味の作風が極めて目立つ作品集であった

    第1作目の『九月の渇き』は読むも不快にさせる描写が多いながらもオチがアフターコロナを彷彿させ読み応えのある作品

    『天の一角』では一転させて社会派というべき作品ではあるが、その内容はかなりブラック
    現在のネット民における死刑肯定論者に一石

    0
    2025年10月04日

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