宮下奈都の作品一覧
「宮下奈都」の「羊と鋼の森」「よろこびの歌 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宮下奈都」の「羊と鋼の森」「よろこびの歌 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
『よろこびの歌』の続編。
あれから3年、二十歳になった主人公たち。
それぞれ皆、自分で選んだ進路で日々頑張っている。
しかし、本当に自分が「やりたい」と思っていることは何なのか、私の「やりたい」の根源は何なのか。
夢に向かって努力しているはずが、いつしか迷いの中に突入し、自分の気持ちにさえ疑いを向ける。
そんな不安定な時期に、人との出会いが、その人の生き様が、そして音楽が………
彼女たちの本当の気持ちを揺さぶり、光を当てる。
真の自分の気持ちに目覚めた時の突破力は清々しい。
最終章は著者の手を離れ、主人公たちが想いを爆発させ、勝手に突き進んでいったのではないか。
自分が生きる「意味」を、自
Posted by ブクログ
実家にあったアップライトピアノ。もう今は手放してしまったけれど、あのピアノにも調律師さんが来てくれてたなと、その経験を幸せに感じながら読んだ。外村が調律自体には四苦八苦して、でも調律に魅入られ、ひたすらに努力する姿がシンプルにかっこよかった。お話自体は静かに進んでいく。でも、調律師の先輩のそれぞれの人柄や考え方、双子のピアノの音色や決意に徐々に大きく心を揺さぶられていた。端々に出てくるお客さんのピアノの様子も、自分もその内の一人になったような気がして他人事にはならず、なんだか寂しくも温かくもあった。静かで美しい自然に溶け込む感覚を外村が導いてくれて、とても心地よかった。板橋さんの目指す音色につ