あらすじ
悔いのないように歌おう。未来の自分に向けて――
著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。
挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。
しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が――。
見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく紡ぎ出した、青春×音楽小説の傑作!
2009年の単行本刊行時には、<読売新聞読書委員が選ぶ「2009年の3冊」>という企画(2009年12月27日朝刊)で、
小泉今日子さんが推奨したのをはじめ、多数のメディアで高評を博し、書評家諸氏や数多くの書店員に絶賛された名作が、このたび装いも新たに刊行。
カバー装画は人気イラストレーターのカチナツミさんが担当。
2021年に本作が原作の舞台「よろこびの歌」をプロデュースした演出家の石川寛美さん(「演劇集団キャラメルボックス」所属)による巻末解説も必読!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
よろこびの歌/カレーうどん/No.1/サンダーロード/バームクーヘン/夏なんだな/千年メダル
希望する高校の受験に失敗した御木元 玲は
新設女子高の普通科に通っている
夢や希望をどこかに忘れてきたようなクラスメイトたちに輪をかけて孤独に過ごす彼女は
少しずつ変わっていく
何の感慨もなく過ごした私の高校時代を
隣に置いておいて
彼女達の高校生活を感じて味わっていた
たくさん泣いてたくさん笑顔になった
みんなありがとう
Posted by ブクログ
高校受験という初めての自分の意思で決める道。子どもから大人になる前の第一歩。
物語の舞台は女子校のあるクラスが、合唱コンクールに向けて人選をし練習するところから始まる。
才能、夢への希望と挫折、友情、コンプレックス、嫉妬、親との確執、どれをとっても今だから考えること、仲間と一緒になって行動する大事さ。全てが甘酸っぱく、キラキラしている、それを歌うことでみんなの繋がりが出来るまで、練習しながら対話しながら、お互いに成長していく。
音楽、青春がてんこ盛り。
こんな小説が読みたかった。
私も一緒に成長したような気持ちにさせてくれてありがとう。
次作もあるようだ、早く手にいれなければ!
Posted by ブクログ
私立明泉女子高等2年生2Bはクラス合唱コンクールで惨敗!しかしある事がきっかけで再び「麗しのマドンナ」をクラス全員で合唱することに!
新設校であるが為に、意図して希望をしていない学生が集まる。音楽学校に落ちた、ソフトボールを諦めた等々
「未来に向けて」合唱を!応援したなる感動作
Posted by ブクログ
女子高校生たちの青春の1ページ。各章ごとに主人公が変わり、それぞれの視点からの物語が進んでいく。彼女たちはクラスメイトで、話しがつながっている。同じ出来事をそれぞれの視点から見ることができて面白い。
大人になって忘れてしまった心のもやもや、繊細な感情、自分がなにものでもないことへの不安。今青春を生きている子どもたちにもぜひ読んでほしいなと思った。
本書は合唱をテーマにしていて、音楽に関する描写が随所にでてくる。音楽に心揺さぶられる様子が素敵な言葉で表現されている。
Posted by ブクログ
人生どこをやり直すかって言われたら、高校時代だと思っている。
いろんな葛藤の中で、自分の意見を親にも学校でも言ったことがなかったから。
彼女たちの気持ちが痛いほどわかったり、羨ましかったり。
ハイロウズなのに『麗しのマドンナ』が混じっているのも面白い
Posted by ブクログ
不本意に入学した女子高で、淡々と過ごす怜。合唱コンクールの指揮をすることになって周囲の生徒との関係が動き出す。
それぞれが抱える思いが見え隠れして、何の変哲もない子なんていないよねーと思わせてくれるストーリー。大人だってこんなふうに周りの人と付き合えたらいいんだけどなぁ。
Posted by ブクログ
思っていたのとちょっと違ったかも。
ザ・ハイロウズが好きな人ならもう何倍も楽しめたのかな!残念ながらわたしはあまり詳しくなくて…
女子高生たちの考え方や視点は“らしい”感じがして良かったけど、少し浅かったような。どこか1ヶ所だけでもがっつり深掘りしてくれたらもっとグッとくるものがあったかもと思ったり。
「楽しく生きること」「そのために、音楽があるんだ。音楽は目的じゃなくて手段だったってこと」。音大付属高校に落ちてしまった御木元玲が友人に話したこの部分。誰かの何かに通じるものがある気がして思わず付箋を貼った。
音楽って、詳しい人でもそうじゃない人でも、生きてて一度は心が持ってかれる体験をしやすいツールだと思う。だからこそ、もう少し深みというか、何かグッとくるものが欲しかったなぁ。。
続編(?)の「終わらない歌」も読んでみる。