ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遥名。早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の“ハル”が、あの3月11日、東京で出会った――。何度もすれ違った二人を結びつけた「しるし」とは? 出会うべき人と出会う奇跡を描いた、心ふるえる愛の物語。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
片思いをしていた人がプレゼントしてくれた本。今はお互いに大切な人になって、彼も同じ本を持っている。この本が読みたいと選んだのは私。まさに“勘”だった。振り返ってみれば私もとにかく不器用で、漕いでいるボートもボロボロだけれど、漕ぎ進めた今、ようやく「しるし」を見つけられた。そしてこの本が私たちの、ふた...続きを読むりのしるしになるのだろうと勝手に思っている。 _ 25.08.23
ハルというおんなじ呼び名を持つ2人の物語。 2人の不器用さや真面目さに共感したり、切ない気持ちになったりした。どこか儚くて、狂気的な2人の行先を少しハラハラしながら読んだ。しかし最後には温かい気持ちが残った。 学生生活では埃の様な扱いをされてきた温之が、社会人となってからは仕事熱心な点を認めら...続きを読むれ、自分の居場所を見つけたところが心に残った。 学生生活を送っていて、どこか自分の居場所がないと感じる人にぜひ読んでほしい。 ★自分の考え 社会人になり就職すると、仕事をひとつの軸として人が関わり合う。それに比べて小、中学校は、地域の人の集まりなだけであって、共通の軸を持たない。なので、社会人になってからの方が楽しい!と思える人も多いのではないかと私はおもった。 絶対に東京に行きたい理由をちゃんと持っていれば、行ってからやりたいことがわからなくなることもないんじゃないだろうか。という一文を読んで、自分の人生に足りなかった考え方だと思った。 何か物事をスタートさせたり、環境が変わったりするときに、なぜこれをやるのか、ということを意識したい。
クローズアップばかりしているから悲劇なんだと反省した。 ハルがなんで遥名に猛アタックをしたのかがわからなかった。 地図や配線図、アーチェリーなどしるしの途中になるものがたくさん出てきた。
温之の小学生時代のエピソード、親になったからか切なくて泣きそうになった。ただ、先生の気持ちもわかる。 温之の凄さって、大人になってからわかる気がする。流されない強さってすごい。それに気づける健太、最高だよ。 遥名のしんどさは、共感どころが多かったな。。 あそこまで型にハマろうとはしなかったけれど、...続きを読む周りからどう思われるか、どうみられるかをすごい気にしていたのしんどかったなと。 失敗するのが怖かったけど、失敗も勘を磨くために必要なことかもって思えた。 いろんな経験して、たくさんぶつかって、考えて、次は準備して…って、失敗恐れていたらできないなと気づけた。 前半の2人のしんどさが読んでて辛かったけど、後半にいくにつれてそれが繋がっていくのにホッとした。 「しるし」がなんだったのか、遥名が、自分になくて温之にあると思っているのはなんだったのかがよくわかってないので、もう一度読みたいかな。
本当に良い作品でした。勉強になったのは働きアリは全て働いているわけではなく、約二割はよく見るとさぼっている。しかしその二割がいなくなると、今まで働いていたアリの中からまた約二割がサボりだす。というものです。 人間社会も同じようなことがあるのかなと思いました。サボっているように見えるアリや人も状況が...続きを読む変われば役に立つことがあるのかなと思いました。
作者買いです!
作者さんの本が好きで、レビューを見て購入を決めました。別々に生きる二人が出逢うまでが丹念に描かれています。終盤急速に関係が進んでいくので、個人的にはそこをもっとじっくり読んでみたかったなという気がしました。ただ序盤やラストの締め括りなど、宮下先生ならではの感性のみずみずしさを感じられ、とても良かった...続きを読むです。
#共感する
これは急転直下の展開で、いやしかし無茶苦茶やないかと思いきや意外と悪くないのでして。こういう直球に来られるとなぁ。まいったなぁ。 一目惚れしたという男が突然にやってきて、婚期を逃したところに白馬の王子というある種の女子願望を叶えるストーリーではあるわけですよ。こうやって書くとね、なんかひどい出来に聞...続きを読むこえるけどね。男女どちらもお互いに人生に苦労しているからこそおめでたいということでね。それでも甘いんではないかという意見もあるかもだけど。そういうのも良いじゃない。たまにはね。
優等生で、顔立ちも綺麗なのに、わざと舌足らずにしゃべったり目立たないようして周りから距離をとって生きている遥名。関心がある事だけに集中して周りが見えないマイペースすぎる性格ゆえ学校生活にも馴染めない、勉強もできない劣等生の温之。そんな二人が3・11の大地震の日に出会うまでの軌跡を描いた物語。二人の&...続きを読むquot;ハル"にとってのしるしとは何だったのか?生きずらくても、心が壊れそうでも、誰かの言葉や暖かい眼差しに支えられ、きっと生きていける。こんなふうに、迷える人達が、いつか安らぎの場所を見つけられたなら…。そんな祈りのようなものを感じる温かいストーリーでした。
すごくよかった。 宮下さんの作品は読みやすくて、心にすっと入ってくる。 ふたりのハルが、悩みながら成長し、出会う。 ふたりの悩みはすごく変わったものとかではなくて、隣の人が抱えていてもおかしくはない悩み。 私は遥名にすごく共感できた。 こういう作品はすごく好きだけど、こういう作品を読むことで、「し...続きを読むるし」を持つ人が現れることを期待してしまう。それはそれで良くないのかもしれない笑 運命の人に出会うとビビっと来るものがあるって言うけど、本当なのかな…
優等生だけど、目立たぬように息をひそめて生きる遥名と、自分の興味のあること以外に目を向けられず落ちこぼれている温之。 別々の場所で生きる二人のハルを描きながら、いつかどんな形で出会うのだろうと読ませるのが上手い。 特に温之の学校生活は、リアルで引き込まれる。 多様性を声高に叫ばれる現代だが、学校と...続きを読むいう場は、それが許されない。 温之が、大人になってからはうまくいきすぎ感も覚えたが、不器用なハルたちが幸せになる最後は、温かな気持ちになれた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ふたつのしるし
新刊情報をお知らせします。
宮下奈都
フォロー機能について
「幻冬舎文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
よろこびの歌 新装版
とりあえずウミガメのスープを仕込もう。
いつか、アジアの街角で
田舎の紳士服店のモデルの妻
終わらない歌
神さまたちの遊ぶ庭
静かな雨
スコーレNo.4
「宮下奈都」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ふたつのしるし ページトップヘ