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第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。
解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。
豪華出演陣で映画完成!
外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
Posted by ブクログ 2024年02月16日
「僕には何もなくても、美しいものも、音楽も、もともと世界に溶けている。」
ピアノには小さい頃から触れてきたが、家におけない調律はお金がかかるからの理由で電子ピアノしか家にはない。調律しているところを見たことはないけど、とても奥が深く面白い難しい仕事だと思った。
外村くんの考え方、結構好きだなと思う...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月05日
何かに一生懸命ってかっこいいなと思った。やはり職人さんはかっこいい!
静かな森の中で綺麗なピアノの音色が聴こえてくるような文章だった。
調律師さんたちの調律とピアノに対する愛とピアノの持ち主のピアノに対する愛を感じて、電車の中で何度も涙が出そうになりながら読み進めた…!文章と出てくる言葉が本当に素敵...続きを読む
今回初めて宮下奈都さんの作品を読みました。ピアノと調律師の物語と知って驚きながら手にとりました。
読みながら、夜に光る木々、星座、森の空気感、風と...丁寧な描写によってさまざまな美しい情景が浮かぶ瑞々しい文章は読んでいてとても心地よかった。他の作品も読んでみたいです。
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