羊と鋼の森
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羊と鋼の森

作者名 :
通常価格 713円 (649円+税)
紙の本 [参考] 748円 (税込)
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作品内容

第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!

ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。

解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。

豪華出演陣で映画完成!
外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。

「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」

  • 映画化

    「羊と鋼の森」

    2018年6月8日~
    出演:山崎賢人、鈴木亮平、上白石萌音ほか

羊と鋼の森 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月31日

    一人の青年の成長していく様を美しい文章で描かれていて、とても面白かった。
    『調律』の知識はないけれど、物語に入りこんで読むことができた。
    様々な描写を通して、人が成長していくことの美しさ、その過程の悩み、嬉しさ、強さを知ることができた。
    納得の本屋大賞受賞作!
    ぜひ読んでほしい一冊です!

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    Posted by ブクログ 2023年08月24日

     初宮下奈都作品でした。良かったです。私、子供の頃ピアノを習っていて、年に1回かな?調律の方が来ていたことを思い出しました。この話の中みたいに「どんな音が?」なんてやりとりは全然ない、そんなレベルでしたが・・・。
     この本を読むと、またピアノを弾いてみたくなりますね。
    それから主人公の職場の先輩方は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月13日

    1人の青年が立派な調律師なるために、もがきながら1歩ずつ成長する姿が目に見えて胸が熱くなった。
    調律師とはどういう仕事なのかが伝わった。
    私自身ピアノは全く弾けないが、普段からピアノに関わりがある人にとっては、この本がもっとより特別なものに思えてくるのだろうと思った。

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    Posted by ブクログ 2023年08月11日

    音楽の世界を文章で書くことはとても難しいと思っていたけど、繊細なピアノの音が聞こえてくる小説だった。静かに音を重ねていくように物語が進む。カフェとかで静かに読みたい本。

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    Posted by ブクログ 2023年08月11日

    著者の表現力がとにかく凄まじいことが強く印象に残っている。言語表現の果てしない可能性を実感して心が躍った一方で、ことばでは伝えられずとも音楽ならば一瞬でぴったりと当てはまる、そうした瞬間が確実にあることを思い知らされた一冊だった。

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    Posted by ブクログ 2023年08月04日

    「このピアノは古くてね」
    「とてもやさしい音がするんです」
    「昔は山も野原もよかったから」
    「昔の羊は山や野原でいい草を食べていたんでしょうね。」
    「いい草を食べて育ったいい羊のいい毛を贅沢に使って、フェルトを作っていたんですね。今じゃこんなにいいハンマーは作れません」

     そうか、ピアノの中のハン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月18日

    すごく好き。映画化前に読んで映画は見ず。
    地道な努力が報われて、繊細な世界で活躍出来ている姿は何だか、地道で良いのだと勇気をくれたように感じた。

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    Posted by ブクログ 2023年07月04日

    調律師と言う私には全く馴染みのない世界の話で最初は興味がなかったが読み終わったあとのあの感覚を私は忘れられないだろう。きっかけは放送部の課題図書だったから読んだまでだが、映画化やテレビで取り上げられる理由がよくわかった。事前知識なしでも十分楽しめた。しかし音楽に何かしら関係ある人は更に楽しめる作品だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月13日

    文章に滲み出ている優しさと静けさが読後すっと心に沁みこんできた。
    ピアノや登場人物たちと関わる中で一見淡白にも思える外村が色んな世界を浮かび上がらせていくように感じた。
    諦めることも、何かに縋ってそれを杖にして立ち上がるのも難しいことなんだろうな、

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    Posted by ブクログ 2023年05月23日

    美しい静謐な文章。夢を追いかけたり、その現在地に悩んでいる人には刺さるかも。素直でまっすぐな主人公が、自分の求める音を生み出すことを目指し成長していく姿に胸を打たれた。
    私も音楽に魅せられた一人。深い森を彷徨い歩いて光を見つけるような、森の中の木々が揺れる音や胡桃が落ちる自然の音に突破口のような閃き...続きを読む

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