はじめからその話をすればよかった

はじめからその話をすればよかった

623円 (税込)

3pt

迷いながらも真摯に生きる登場人物の姿を、瑞々しい文章で丁寧にすくいあげる作風で、静かな、けれども熱い視線を注がれ続けてきた著者。2011年刊行『誰かが足りない』は2012年本屋大賞の第7位に選出。2015年秋に上梓された『羊と鋼の森』は直木賞候補となったほか、「キノベス!2016」第1位、「王様のブランチ ブックアワード 大賞」に選ばれ、このたび「2016年本屋大賞」に輝いた。単独の著書として10冊目にあたる本書は、著者初のエッセイ集。大好きな本や音楽、そして愛おしい三人の子供たちと共にある暮らしを紡いだ身辺雑記。やさしくも鋭い眼差しで読み解く書評。創作の背景を披瀝した自著解説。瑞々しい掌編小説――読者の心を熱く震わせる「宮下ワールド」の原風景が詰まっている。掌編小説2編とエッセイ2編を特別収録。宮下ファン必携、極上の一冊だ!

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はじめからその話をすればよかった のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月13日

    宮下奈都の文章を読むと、どろどろしていた心にすっと風が吹くような感じがする。

    理由はわからないけど、なんでか本当に何もしたくないときに読み始めた。本当は本も読みたくなかったのに、することがなく、本を読む以外に時間を潰せなかった。

    そんな時こそ宮下奈都だろうと思って、無理矢理文章を追い始めた。最初...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月30日

    単行本未収録の掌話が掲載とのことで、文庫も買っちゃいました。
    宮下さんのエッセイや掌小説は、とても穏やかで優しくて、でも凛としていて、長編もいいけれど、こちらも読んでいて心地が良くてやっぱり好きだなと思いました。

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    Posted by ブクログ 2023年07月11日

    宮下さんの言葉って心にじんわり優しく染みてくる。強く鼓舞してくれるわけでもないんだけど、優しく背中を押してくれる感じ。
    あぁ、これでいいんだなって、自分の生き方に納得できる気持ちになる。

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    Posted by ブクログ 2022年07月26日

    著者の魅力がたっぷり詰まったエッセイ集。家族とのほっこりエピソードにクスりとさせられ、年代が近いこともあって、そうそう! と思わされることも多々あり楽しく読めた。本の紹介や他作家の書評は積ん読が増えること間違いなし!

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    Posted by ブクログ 2021年08月27日

    今までさまざな媒体で綴られてきたエッセイが、一冊にまとめられているほかに、これまで上梓された著者自身の小説やエッセイ集、一冊一冊に対するコメントや、他の作家の小説の感想なども所収されている。

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    Posted by ブクログ 2018年09月02日

    宮下奈都さんの初エッセイ集。

    宮下奈都さんのエッセイは初めて読んだのですが、宮下さんって、小説作品数の割にはエッセイ集を多く上梓されている気がします(確か、今のところ4冊も出してる)。

    その真摯で心地よい温度の小説をどのような方が書いているのだろうと思う読者が多いからではないか・・・と勝手に考...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年06月04日

    ポツポツとそのときに宮下奈都さんが感じたことだったり考えたことだったり体験したことだったり。
    この人の感性というのがどこにあるかを覗けた気がする。気がするだけだが。
    こういう本をもっと早く知って紹介されてる本や作品を読んでるか、もしくはすでに読んでいた上でこの本を読みたいものです。
    本読もう。

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    Posted by ブクログ 2024年02月17日

    作者のエッセイ、小説、書評、自著解説が詰め込まれた贅沢な文庫版。
    個性豊かな3人の子どもの行動や言葉にそれでいいんだよとやさしく見守る姿が印象的。
    そして読みたい本がさらに増えた。

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    Posted by ブクログ 2021年11月12日

    羊と鋼の森を読んで、この人が好きになったけどそれからこの人の本を読んでなかった。今回2冊目だけど、ここんとこの読書意欲の低下もあって中断してしまいました。

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    Posted by ブクログ 2020年09月29日

    エッセイは、書き手のプライベートな部分が垣間見れるようで楽しい。子ども時代から学生、就活、結婚、引っ越し、子育て・・・。世界観は小説と同じで優しくほほえましく楽しい。

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