宮下奈都のレビュー一覧

  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    とても好きな内容でした。

    主人公のあすわが婚約者に婚約破棄されたところから始まる物語。
    自分を見つめ直す(直さざるおえない)時間を、叔母のロッカさんが提案したのはドリフターズ(やりたいこと)・リスト。

    正直ドリフターズって、お笑いのほうしか知らないわたしは、リストと一緒に素直に成長していくあすわの姿にどんどんハマっていった。
    やりたいことがわからない最初の状態から、婚約者に依存していたことに気付き、傷付いた反動でキレイになる!と意気込み、思うままに動いていたら、熱中症で入院までしてしまう。
    ハラハラするけど、若い頃なんて誰でも思い当たる行動をしているあすわ。
    根っこの部分が純粋でキラキラし

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    2026年04月11日
  • 静かな雨

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    ほこほこと日差しを浴びて
    ふわふわな綿花をたくさん用意して
    この若ものたちのまわりを覆ってあげよう

    ふわふわな優しいものでくるんであげたくなる

    題名通りの静かな本で
    そう、あまりにも静かでびっくりしました

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    2026年04月09日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    正直、もともと興味のない分野だったから楽しめるか不安もあったけれど、読み終えてみると穏やかな満足感があった。

    主人公がいわゆる「主人公らしさ」を前面に出すタイプではなく、物語の中に自然に溶け込んでいるからこの本が美しく見えたのだと思う。
    最後に外村くんのことを板鳥さんが推していたと分かる展開も印象的。

    自然が当たり前になってきたから物質的な世の中になった今、逆に自然を求める観光客が増えてきたように自然は当たり前にあるけれど、私たちにとってはなくてはならないものであるということをまさかピアノを通して教わるとは思わなかった。脱帽。

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    2026年04月12日
  • 羊と鋼の森

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    双子の姉妹の決断が、主人公外村を一段階上に進めたように感じた。
    それまで迷いながら進んでいた主人公が、彼女たちの姿を通して、自分の進む方向を少しずつ見つけていったように思う。
    本なのに音が聞こえてきそうな表現が美しかった。
    人との関わりや日々の積み重ねの中で主人公が成長していく過程が印象的だった。

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    2026年04月07日
  • いつか、アジアの街角で

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    どれも良かった!
    語彙力無さすぎ!
    日本の中にあるアジア
    アジアに残る日本の爪痕(かすかに出てくる程度だが)
    それらがほのかに香る短編たち
    どれもその先を知りたくなる
    ああ、短編ってそこがね〜
    もどかしいというか…

    私も3月に初めて台湾に行ったが、また行きたいと、もっと色々な所を見てみたいと感じさせてくれた。

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    2026年04月06日
  • 羊と鋼の森

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    宮下さんの、柔らかく優しい語り口に導かれて、一気に読みました。ピアノ調律など、全く門外漢ですが、読み進むうちに外村さんを全力応援していました。調律師の先輩方や楽器店の皆さん、何より双子の姉妹。素晴らしい人たちと出会えた物語でした。

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    2026年03月31日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の青年の成長譚。文体が美しく、鳥肌が立つほどだった。小さな諦めと見えない成長を繰り返し、人やピアノとの出会いの中で様々なことを学ぶ。展開が大きい話ではないからこそ、じんわりと伝わるピアノの音色と森の静けさが伝わるようだった。好き!

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    2026年03月30日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    とても面白かった。サマータイムに続いてピアノについての話を読みたいと思って読んだ。双子の由仁がピアノが弾けなくなってしまったのが驚いた。でも闇のほうに行ってしまうのではなく、ピアノに関わる調律師になると言う考え方が素敵だと思った。次のピアノの調律が楽しみ!実写版の山﨑賢人もかっこよかった✨

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    2026年03月21日
  • 羊と鋼の森

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    「本を読んだ」というよりは「聴いた」という言葉で表現したくなる一冊。まるでそこにピアノがあるかのように自然と音が聴こえてくる。
    幼い頃からピアノやコンサートホール、調律師が身近にあった身としては当たり前のように知っている世界が、瑞々しい文章と情景のおかげでとても新鮮なものに感じられた。

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    2026年03月12日
  • 羊と鋼の森

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    双子の描写がとても鮮明で、イメージしやすかった。仕事小説は、自分の知らない分野について知見を広める分かりやすいきっかけとなり良い。

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    2026年03月10日
  • よろこびの歌 新装版

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    よろこびの歌/カレーうどん/No.1/サンダーロード/バームクーヘン/夏なんだな/千年メダル

    希望する高校の受験に失敗した御木元 玲は
    新設女子高の普通科に通っている
    夢や希望をどこかに忘れてきたようなクラスメイトたちに輪をかけて孤独に過ごす彼女は
    少しずつ変わっていく

    何の感慨もなく過ごした私の高校時代を
    隣に置いておいて
    彼女達の高校生活を感じて味わっていた
    たくさん泣いてたくさん笑顔になった
    みんなありがとう

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    2026年03月09日
  • 終わらない歌 新装版

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    「よろこびの歌」の続編。2Bで共に時間を過ごした彼女たちが大学生になった時の話し。それぞれが自分らしい道を進んでいるが、それぞれに葛藤を抱え挫折を経験している。こんな風に心の奥底でもやもやしたり、ジリジリしたり、絶望したりする気持ち、忘れていたなあ。

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    2026年03月06日
  • 羊と鋼の森

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    「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」
    先輩調律師が目指す音のイメージとして引用したフレーズは何度も登場し、主人公の成長の後押しをする。と同時に、作者自身が目指すものとしてたしかに伝わってくる。

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    2026年03月06日
  • 羊と鋼の森

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    ピアノが弾けなくてもピアノに携われる、ピアノの調律師。偶然の出会いからそんな世界に魅了されていく、北海道の山奥で育った純粋な少年の成長の物語。ピアノがじっくり聴きたくなります。

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    2026年03月06日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    宮下奈都さんのエッセイ。子どもたちの成長を中心に描かれていて微笑ましいと感じると同時に、今では成長しきって立派な大人になっているのだろうと思うと不思議な感じがする。『神さまたちの遊ぶ庭』も既に読んでいたため、あの時の子どもたちが成人して家を出ていくのか〜、となんだか感動。また本屋大賞受賞を経験した著者の貴重な体験談を読めたことが良かったです。

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    2026年02月27日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    ネタバレ

    食べ物のエッセイ。

    このエッセイを読んで
    「泣いてる奴いる? いねぇよなぁ!!?」

    ─── すみません。私、泣きました。

    ちょうど、去年の3月から子どもが一人暮らしを始めました。

    やれやれ、子育ても一段落か〜と、嬉しく思っていたのですが、、、

    食材を1人分少なく用意する。少なく作る。
    こんな簡単なことが、なかなか出来ない。
    大皿の料理は作りすぎてしまう。
    おやつも、なんだか買いすぎてしまう。
    こんなにも「家族の人数分」が体に染み付いていたのかとびっくりしたことを思い出しました。

    流石に今は普通に出来ますが
    「塩鮭の注文」を読んで
    あの時の気持ちがブワッと戻

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    2026年02月27日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    読みやすい文体で全体的に優しさを感じる作品でとても穏やかな気分になった。自立について考える良いきっかけにもなる良作だった。

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    2026年02月18日
  • 羊と鋼の森

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    柔らかくて穏やかに進んでいく文体が心地良くすっとはいってきた。
    昔読んだ本を読み直すと、違う感覚を味わえる。

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    2026年02月15日
  • よろこびの歌 新装版

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    高校受験という初めての自分の意思で決める道。子どもから大人になる前の第一歩。
    物語の舞台は女子校のあるクラスが、合唱コンクールに向けて人選をし練習するところから始まる。
    才能、夢への希望と挫折、友情、コンプレックス、嫉妬、親との確執、どれをとっても今だから考えること、仲間と一緒になって行動する大事さ。全てが甘酸っぱく、キラキラしている、それを歌うことでみんなの繋がりが出来るまで、練習しながら対話しながら、お互いに成長していく。

    音楽、青春がてんこ盛り。
    こんな小説が読みたかった。
    私も一緒に成長したような気持ちにさせてくれてありがとう。
    次作もあるようだ、早く手にいれなければ!

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    2026年02月14日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    自分を「何かがたりないから」と感じ、周囲に馴染めず19年生きてきた私。ヘルパーとして出会った「先生」の穏やかで、ちょっと謎かけみたいな会話で何かが開いていく感じがとても好き。老いを深めていく先生との穏やかだけど切ない時間。その孫の中学校の同級生でやんちゃだった隼は仕事が長く続かない悩みがあり、、 でも穏やかで優しく前を向ける読後感。ちょっと気持ちが疲れている時にもおすすめです。

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    2026年02月11日