宮下奈都のレビュー一覧

  • 終わらない歌

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    『よろこびの歌』の続編。
    あれから3年、二十歳になった主人公たち。
    それぞれ皆、自分で選んだ進路で日々頑張っている。
    しかし、本当に自分が「やりたい」と思っていることは何なのか、私の「やりたい」の根源は何なのか。

    夢に向かって努力しているはずが、いつしか迷いの中に突入し、自分の気持ちにさえ疑いを向ける。
    そんな不安定な時期に、人との出会いが、その人の生き様が、そして音楽が………
    彼女たちの本当の気持ちを揺さぶり、光を当てる。

    真の自分の気持ちに目覚めた時の突破力は清々しい。
    最終章は著者の手を離れ、主人公たちが想いを爆発させ、勝手に突き進んでいったのではないか。
    自分が生きる「意味」を、自

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    2025年11月22日
  • 羊と鋼の森

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    大人になってから習いたいと思っているピアノ。丁寧に美しい文章はピアノのようだった。
    自分自身を見失わず、調律師として成長していく主人公。強く、深い精神が生きてるんだなぁと。
    そして世界には自分の知らない美しい世界がたくさんあるんだなぁ。

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    2025年11月22日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ちょうど失恋したばかりだったので、ピッタリの本でした。
    特別なことではないけど、自分の足でたって生きる実感を得ることが心の平穏なのかもしれない。
    少しずつでいいんじゃない?と励まされた気がしました。

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    2025年11月14日
  • たった、それだけ

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    たぶん、この人の書く文章がとても好きなんだと思う。本格ミステリーでも恋愛小説でもないけれど、読めてよかったと感じた作品。
    感情を文字に表す技術とはこういうものなのかと知る。

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    2025年11月14日
  • 羊と鋼の森

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    実家にあったアップライトピアノ。もう今は手放してしまったけれど、あのピアノにも調律師さんが来てくれてたなと、その経験を幸せに感じながら読んだ。外村が調律自体には四苦八苦して、でも調律に魅入られ、ひたすらに努力する姿がシンプルにかっこよかった。お話自体は静かに進んでいく。でも、調律師の先輩のそれぞれの人柄や考え方、双子のピアノの音色や決意に徐々に大きく心を揺さぶられていた。端々に出てくるお客さんのピアノの様子も、自分もその内の一人になったような気がして他人事にはならず、なんだか寂しくも温かくもあった。静かで美しい自然に溶け込む感覚を外村が導いてくれて、とても心地よかった。板橋さんの目指す音色につ

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    2025年11月09日
  • 羊と鋼の森

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    ピアノの調律という普段馴染みのないものだったが、主人公の好きなものに対する真っ直ぐで強い気持ちに心を打たれた。
    そして言葉の選び方がとても綺麗で読み終わった後に心が洗われるようだった。

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    2025年11月06日
  • 羊と鋼の森

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    何度も読んでいる1冊。
    一言で言えば美しい。
    読み終えてタイトルの素晴らしさを感じる。
    初めて読んだ時は、悲しい物語ではないのに涙が出た。音が繊細に聞こえてくる。主人公の葛藤に共感。

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    2025年11月03日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    宮下奈都さん家族が1年間、北海道のトムラウシで暮らした日々を描いたエッセイ。北海道に行ってみたくなりました。特に印象的だったのは、冬はコンタクトレンズが凍るというエピソードで、そんなこともあるんだと驚いた。最後に北海道から福井に戻る時のしんみりとした雰囲気は、自分自身も寂しい気持ちにさせてくれる特別な本です。

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    2025年11月02日
  • 羊と鋼の森

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    羊と鋼の森
    2025.10.22

    調律師とはどのような役目を担っているのだろうか。
    今まで音楽と無縁の生活を送ってきた私にとって、想像しがたい職業だった。
    大学の講義で”デザイン思考”というものを少しだけ学んだが調律師が応用できるのではないかと感じた。依頼者の頭の中に描く理想の音をデザインしてもらって、そこに隠れた意図や気持ちを調律師がつくっていく。大学で学んだときは正直、どのようなところで生かせるのか分からなかったけれどこの本で私の中の疑問が洗い出された気持ちになってよかった。
    女性の作者にしか出せないような、繊細で引きこまれるような描写が素敵だった。

    中高までは盛り上がる曲が大好きだっ

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    2025年10月23日
  • 羊と鋼の森

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    ぼくは好きでした。
    この物語。
    宮下先生の作品初めて読んでみました。
    調律師とはこういう仕事なんだと、とてもいい仕事だなと思えました。
    外村くんの成長もよかったです。

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    2025年10月20日
  • 羊と鋼の森

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    文章も世界観も綺麗なお話でした。
    調律師という私には馴染みのない職業の話でしたが、説明が分かりやすいためスっと頭に入ってきました。
    表現の仕方がとても上手で、全体的に素敵なお話でした。

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    2025年10月19日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    「羊と鋼の森」を読む前に先にこちらを読むのがオススメ!と聞いたので手に取ってみた。
    タイトルが素敵。

    宮下家の行動力、決断力の早さに驚き!
    トムラウシにいこう!って決められちゃう身軽さ!!すごい!

    トムラウシで触れる人との繋がりの温かさ、自然の豊かさと厳しさ。トムラウシでみる自然と雪と空と山はどんなに綺麗なのだろうか。見てみたいなあ

    なにより、宮下家の人たちが面白くて、可愛らしくてファンになってしまったよ。笑
    長男も次男も長女もそれぞれいいキャラしてるなぁ。トムラウシでの1年を見届けて、子供たちの成長もみることができて、それも楽しかった。
    宮下さんのツッコミも面白かった。

    チャンスの神

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    2025年10月14日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    「羊と鋼の森」の宮下奈津さんのエッセイ。
    エッセイのタイトルにしては小説のような物語性を感じるタイトル。
    ちょっと大げさでは?と思っていたが、読後はまさに!となった。

    北海道の移住先”トムラウシ”は「神々の遊ぶ庭」と呼ばれるくらい、素晴らしい景色に恵まれた土地なのだそう。ただその場所に移住した時の話だから、このタイトルというわけでなく、読み進めていくと、ここで過ごした日々、そのものが物語の中のような日々で、読後はこのタイトルに納得してしまった。
    とにかく宮下さんの子どもたちが可愛い!1年間で親も子も本気で遊び生きる姿に、ハッとさせられた。

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    2025年10月11日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    婚約破棄の憂き目に会い、人生の目的を見失うあすわ。
    明るく破天荒な叔母のロッカさんにそそのかされ、やりたいことリスト(ドリフターズ・リスト)を作ることに。

    人生の目標を立てることについて色々考えさせられる作品だった。
    「本当にやりたいこと」を改めて考えたくなった。

    あすわがうじうじ色々なことに思い悩むところが、人間らしく共感できた。

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    2025年10月02日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    気に入って何回も読み直しております。
    宮下家の中の良さ、旦那さまやそれぞれのお子さんの特徴、そんな非日常的な日常が綴られていて、ホントに良い作品でした。
    この作品は続編があるみたいですが、そちらも読んで見たいと思っています。

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    2025年10月01日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    星5じゃ足りないくらい私には刺さったエッセイでした!
    宮下さん家族が1年間トムラウシに移住して生活するおはなし。

    トムラウシの自然や地域の人の優しさに触れて素晴らしい体験をしたことが書かれていて感動しました!
    宮下さん家族のユニークさにも何度も笑わされました!!息子さんのおっとりさやマイペースさ、娘さんの面白い言い間違いなど…。
    エッセイを読んだことがなく、なんなら関心もなかった私ですが、この本を読んでもっとエッセイを読みたいと思いました!

    どんどん読み進めたいのに読み終わりたくない本に初めて出会いました♪

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    2025年09月30日
  • スコーレNo.4

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    麻子の子供の頃は、自分を主張できて、かわいい妹の事が羨ましいかったり、自分に自信がない。
    もっと、自分を主張してほしいと思いながら物語を、読んでました。
    だんだんと成長し、やっと靴屋で、自分に自信が持てて、いきいきとした姿に、私も本当に良かったと思った。

    誰でも、いつか自分にあった自信をもてる生き方ができる、と信じている。それには、毎日が少しでも充実したものになるようにと、行動してみようと思う。

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    2025年09月25日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    雑誌Oggiで宇垣美里さんがオススメしてたので読んでみた。仕事もプライベートも順風満帆ではないミドサーとしては、心がじんわり暖かくなる大変な良作。

    婚約破棄された失意の中のあすわが、やりたいことリストを書いたり消したり繰り返す中で、頑張らない日常の中に大切なものがあると気付く。

    わかる、とってもわかる…とってもリアル…!
    やりたいことが他人と比べて薄っぺらいと感じたり(豆)、これだと思って勢いよく飛び込んだのに全然違ったり(料理教室)、せっかくリストを元にして頑張って暮らしてるのに「リストなんて不要」という言葉に動揺したり…
    こういうこと、、本当によくある!!!

    そうした経験を通して、他

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    2025年09月14日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    最近トムラウシ山に登ったばかりだったからタイトルがカムイミンタラ!!と思い購入。
    そしたら本当にカムイミンタラの話だった!
    スタバで読みながら涙が止まらず。
    急ぎ足で家に帰って一晩で読み終えた。
    活字からもビタミンDが摂取できるんですよ。
    将来は山で暮らしたいという思いが高まった。人生を変えた一冊の本といつか紹介したいなあ。

    長男、ボギー、小4の娘のワードセンスが最高。この母にしてこの子あり(逆かな)
    宮下奈都先生、大ファンになりました。

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    2025年09月09日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    日曜日の朝に段ボールから出して、その日の夜に読み終わった。火曜日に何か本をプレゼントしたかったので。良い人に囲まれてた人が自分の周りに良い人がいっぱいいることに気付くお話。、

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    2025年08月31日