宮下奈都のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ食べ物のエッセイ。
このエッセイを読んで
「泣いてる奴いる? いねぇよなぁ!!?」
─── すみません。私、泣きました。
ちょうど、去年の3月から子どもが一人暮らしを始めました。
やれやれ、子育ても一段落か〜と、嬉しく思っていたのですが、、、
食材を1人分少なく用意する。少なく作る。
こんな簡単なことが、なかなか出来ない。
大皿の料理は作りすぎてしまう。
おやつも、なんだか買いすぎてしまう。
こんなにも「家族の人数分」が体に染み付いていたのかとびっくりしたことを思い出しました。
流石に今は普通に出来ますが
「塩鮭の注文」を読んで
あの時の気持ちがブワッと戻 -
Posted by ブクログ
高校受験という初めての自分の意思で決める道。子どもから大人になる前の第一歩。
物語の舞台は女子校のあるクラスが、合唱コンクールに向けて人選をし練習するところから始まる。
才能、夢への希望と挫折、友情、コンプレックス、嫉妬、親との確執、どれをとっても今だから考えること、仲間と一緒になって行動する大事さ。全てが甘酸っぱく、キラキラしている、それを歌うことでみんなの繋がりが出来るまで、練習しながら対話しながら、お互いに成長していく。
音楽、青春がてんこ盛り。
こんな小説が読みたかった。
私も一緒に成長したような気持ちにさせてくれてありがとう。
次作もあるようだ、早く手にいれなければ!
-
Posted by ブクログ
本作は読む人によっては抑揚というか盛り上がりを感じにくいかもしれないけれど、落ち着いた文章と雰囲気で、夢や理想に進んでいく様を丁寧に表現されていて凄くじんわりと沁みる良い物語だと感じました。
ある調律師との出会いをきっかけに、調律師を志した青年。
調律師にはなれたものの、ずっと音楽の世界にいたわけでもなく、調律の才能があったり、いきなり上手くいくわけではない。
そんな青年が先輩や顧客との出会いの中で悩みながら成長していく姿が繊細に綴られている。
先輩調律師との技術の差や目指すものや理想の音について葛藤を繰り返し、進んでいるのかどうかすら迷うような。
でもそれは、それこそが人生なんだと思う。