宮下奈都のレビュー一覧

  • たった、それだけ

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    宮下奈都さんの雰囲気が、改めて好きだと思った。小さなボタンのかけ違えで失敗するし落ち込むし孤独になる。けれど、いつかそれが掛け合わされる時は必ず来るし、救われることはなくても和らぐことはある。そんなふうに思えた作品だった。

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    2025年02月07日
  • たった、それだけ

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    やっぱり宮下さんの作品が好き。
    言葉がこんなにスっと入ってくるのはどうしてなんだろう。

    贈賄を犯した望月正幸の話かと思いきや、望月のまわりの人の話。事件は主題に置かれていなくて、事件の影響で「逃げる」ことが必要になった人々の話っていうのが正しいかな。
    次は誰の話だろう、と思いながら読んだ。何人か出てくるけど個人的にはハズレの話がない。
    宮下さんの作品は常に「どこかにいそうな人」しか出てこない。だからこそ共感できる人も多いだろうし、心理描写がリアル。

    読み終えたらちょっと心が温まる、心地よい読後感。

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    2025年01月07日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    その声があまりにもまっすぐで、梨々子の胸はじんわりと熱くなった。何かとてもいいものを聞いたような心持ちがした。

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    2024年12月15日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    小説なんだけど、詩を読んでるようにも感じた
    人生で大切なことがつまっている
    疲れた私にとってはかなり響いた作品だった

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    2024年11月28日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下奈都のエッセイ。前作『神さまたちの遊ぶ庭』も大好きだったが、その後の家族の日々の話、とりわけ子供たちの成長がいい味出してる。あとがきに「子供たちが巣立って、ここからようやく私の冒険が始まるのかもしれません。」とある。奈都さんは5歳上だ。冒険してもいいんだな。と、はっとした。

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    2024年11月24日
  • スコーレNo.4

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    読んでいて、ハミングしたくなるような心地よさを感じる作家は本当に稀だ。私にとってそれは森絵都さんと宮下奈都さん。
    何をしても中途半端。自分よりも妹にばかり魅力を感じてしまう姉が変わっていくさまがこの小説の魅力。褒められ慣れていない主人公麻子が、自分の色で輝き出す。気づいてないだけだった。
    妹との溝がなくなる瞬間は自分のことのように嬉しくなる。
    宮下奈都さんの小説は、私が私でよかったと背中を押してくれる温かさに満ちている。
    最後なんて全然劇的ではないのに、至上の幸福感を味わえる。宮下奈都さん、好きだなあという余韻に包まれる。

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    2024年10月24日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    読み終わるのが寂しくなる、ずっとこのまま続いていてほしい本。

    家族みんな素敵すぎるけど、それってみんながみんなを思ってるし好きだし、仲がいいからなんだろうなあ。
    宮下さんのご両親が仲いいのも、とても微笑ましかった。
    こんな仲のいい家族っているんだなあ。。。

    いまはみんな成人したんだろうけど、どんなふうに暮らしているのかな。

    なんとなくせつない気持ちになった。

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    2024年10月24日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港の風景、日本で感じられる台湾や香港について思いを巡らせながら読んだ。人生の様々な出来事について深く考えるきっかけにもなる。

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    2024年10月24日
  • たった、それだけ

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    いいものを読ませていただきました…というのが本を閉じたあと最初に湧き上がってきた感情でした。最初はミステリー的な内容なのかと思ってたけど、見るべきところはそこじゃなかった。
    昔の自分が「人に隙を見せることなく生きていくこと」こそが大事なことだと信じ込んで、振り返ってみれば窮屈な人間だった気がするなぁ…というのを思い出しました。じゃあ今はどうなんだって話なんですが。

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    2024年10月21日
  • いつか、アジアの街角で

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    久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。

    隣に座るという運命について/中島京子
    読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。

    月下老人/桜庭一樹
    どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。

    停止する春/島本理生
    途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。
    P95「生きたいと思うことと、死にたいと思う

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    2024年10月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    読み終わった後、胸の中にアジア特有の、熱気を持った風が吹くのを感じた。
    6人の作家が生み出したそれぞれのエピソードが収録されている短編集で、どれも本当に味わい深かった。主に台湾、香港といった地が登場していた。
    直接アジア圏の国に足を運ぶ物語もあれば、日本で想うだけのストーリーもある。
    全て異なったルートで、でもどこかで日本以外のアジアと主人公が繋がっている。短編では物足りない!と物語を読み終える度に思った。
    アジア圏からの旅行から帰って来たばかりというこのタイミングで出会えたからこその魅力もあったと思う。何度でも、旅がしたい。

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    2024年09月27日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    全然別のお話が進んでいって、どこで繋がるんだろうって、ワクワクしながら読み進めた。
    また数年後、読み返したいな〜。

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    2024年09月01日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    匿名

    購入済み

    北海道も好きだし、宮下奈都も好きな私としては「買い」な一冊。もうただひたすら生活のことと子供達のこととそういった話ばかりなのですがやはり面白い。個人的に旦那さんが面白そうな人だなと思いました。

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    2024年08月17日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    匿名

    購入済み

    人生の暗い時期からまた次のある時期へと移行していくその時期にどんなことをして何を指針に生きていくのか。この小説の中では特に大きなことは起こりません(婚約破棄以外には)。自分自身と向き合って何かをできるだけ素直な気持ちで選んでいくその過程を通じて、自分自身が回復していく。そしてその選んだものって意外と自分自身に根ざしていて実は自分の周りにすでに転がっている何かだったりするので、その何かに気付いてあげることが大切なんだろう。

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    2024年08月17日
  • マウンドの神様

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    荻原浩さん、早見和真さんの出来れば物語で読んで見たかった。好きな作家ばかりで 特別感のある短編小説で得した気分
    2025/12/10 これ2回読んでたとは。額賀澪さんも書いてたとは、タスキメシの印象が感じられずなんだかなあー 名だたる野球小説でやっぱりいいですね

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    2024年06月04日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    2016年本屋大賞受賞(『羊と鋼の森』)作家、宮下奈都さんの食エッセイ。
    一編あたり3ページほどなので、隙間時間に読むのにちょうどいい感じ。
    …なのですが、3編に1編ほど心にグサッときて、鼻の奥がツーン。
    さすが人気作家…人前で読むのは要注意ですね。

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    2024年05月31日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    2編が収められている。
    文学的な作品。
    「静かな雨」
    記憶が思い出せない彼女との日々に、悲壮感はない。ただ、日常の些細なことの積み重ねができない半紙のようなさみしさが積み重なって行く。忘れてしまう自分を突きつけられたときの悲しみが美しく表現されてある。静かな雨は、静かな涙だ。

    「日をつなぐ」
    縁故のない土地での出産育児。手に取るようにわかる。その後のふたりがどうなるか。
    夫が「引っ越そう」というか、「転職することにした」というか。妻が寝不足で自分が自分でないような状態にありながら、夫のために夕食を準備する場面からの、「別れよう」は悲劇すぎるからなしにしてほしい...など、その後のストーリーを

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    2024年05月18日
  • スコーレNo.4

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    卓越した描写力。豊かな表現力。
    無駄なものが一つもない、実りに満ちた文章。

    一つ一つの表現が瑞々しく、的を得ているので、深い共感を得られる。

    中学生から30代までの、全ての女性へ。

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    2024年05月10日
  • つぼみ

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    生きてきて 心の片隅に引っかかってたことが
    片っ端から書いてあるような本です。
    晴れた日に生まれた子供は なんか行く末が気になりますね。この彦君が なんとか生きていけますように!お姉ちゃんのコーちゃんも 家族にばかり縛られていないで なにかみつかるといいですね。
    なつかしい人 は 主人公の僕は 本屋さんで出会ったセーラー服の女の子から 勧められた本を読むことで なにか次に行けそうです。母親のいなくなった家には住めない!
    えーそうなんだ!お父さんも子供たちも
    仕事をやめて 転校して 亡くなったお母さんの実家に身を寄せる。父親の実家ではないんだね。
    なんか たんたんと なんとかなりそうになっていく

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    2024年05月08日
  • 誰かが足りない

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    カバー写真と題名から、勝手にサスペンス?と思っていたら全然ちがいました。最初の2話は少し暗い話でしたが、あとの話は先が明るいように感じました。短編になっているので読みやすく、1軒のレストランでつながるというアイデアもなんだかいいなと思いました。

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    2024年05月04日