宮下奈都のレビュー一覧

  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    読みやすい文体で全体的に優しさを感じる作品でとても穏やかな気分になった。自立について考える良いきっかけにもなる良作だった。

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    2026年02月18日
  • 羊と鋼の森

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    柔らかくて穏やかに進んでいく文体が心地良くすっとはいってきた。
    昔読んだ本を読み直すと、違う感覚を味わえる。

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    2026年02月15日
  • よろこびの歌 新装版

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    高校受験という初めての自分の意思で決める道。子どもから大人になる前の第一歩。
    物語の舞台は女子校のあるクラスが、合唱コンクールに向けて人選をし練習するところから始まる。
    才能、夢への希望と挫折、友情、コンプレックス、嫉妬、親との確執、どれをとっても今だから考えること、仲間と一緒になって行動する大事さ。全てが甘酸っぱく、キラキラしている、それを歌うことでみんなの繋がりが出来るまで、練習しながら対話しながら、お互いに成長していく。

    音楽、青春がてんこ盛り。
    こんな小説が読みたかった。
    私も一緒に成長したような気持ちにさせてくれてありがとう。
    次作もあるようだ、早く手にいれなければ!

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    2026年02月14日
  • 羊と鋼の森

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    本作は読む人によっては抑揚というか盛り上がりを感じにくいかもしれないけれど、落ち着いた文章と雰囲気で、夢や理想に進んでいく様を丁寧に表現されていて凄くじんわりと沁みる良い物語だと感じました。

    ある調律師との出会いをきっかけに、調律師を志した青年。
    調律師にはなれたものの、ずっと音楽の世界にいたわけでもなく、調律の才能があったり、いきなり上手くいくわけではない。
    そんな青年が先輩や顧客との出会いの中で悩みながら成長していく姿が繊細に綴られている。

    先輩調律師との技術の差や目指すものや理想の音について葛藤を繰り返し、進んでいるのかどうかすら迷うような。
    でもそれは、それこそが人生なんだと思う。

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    2026年02月12日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    自分を「何かがたりないから」と感じ、周囲に馴染めず19年生きてきた私。ヘルパーとして出会った「先生」の穏やかで、ちょっと謎かけみたいな会話で何かが開いていく感じがとても好き。老いを深めていく先生との穏やかだけど切ない時間。その孫の中学校の同級生でやんちゃだった隼は仕事が長く続かない悩みがあり、、 でも穏やかで優しく前を向ける読後感。ちょっと気持ちが疲れている時にもおすすめです。

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    2026年02月11日
  • 羊と鋼の森

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    起承転結の波が少ない、人によっては平坦に見える作品かもしれないけど
    音楽をやってきた私からしたら、とても上質な作品に出会えたなって思う。
    音を表現する言葉の数々がどれも美しくて、,音楽に向き合う、音に向き合うってこう言うことの繰り返しだよなと思うのでとてもリアルでよかった

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    2026年02月08日
  • よろこびの歌 新装版

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    私立明泉女子高等2年生2Bはクラス合唱コンクールで惨敗!しかしある事がきっかけで再び「麗しのマドンナ」をクラス全員で合唱することに!
    新設校であるが為に、意図して希望をしていない学生が集まる。音楽学校に落ちた、ソフトボールを諦めた等々
    「未来に向けて」合唱を!応援したなる感動作

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    2026年02月07日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下家の子どもたちが、成長し、なんと最後はきなこちゃんも大学生に!
    それぞれマイペースに育った3人、どんな大人に、そしてどんな親になるのだろう。
    社会の色々はあるだろうけど、きっと今までしっかり磨いてきた自分らしさの魅力と、家族に愛されてきた確固とした自信があるから、大丈夫!と勝手に思う。

    あ〜、うちのこもあっという間に大人になっちゃうのか〜。
    少しでも宮下さんを見習って、子どもを尊重していきたいと思う。

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    2026年02月07日
  • 羊と鋼の森

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    すごい丁寧な文で、音を文で表現するのは難しいと思うが、ピアノに触れ合って生きていなかった自分でさえ、想像ができるような小説だった。
    こういう、自分には触れ合う機会がない職業や事案やら、そういうのを知りたくて本を読んでいる。
    海の近くで育った私は、森の音を知らないが、森の近くで育った人が海鳴りを知らないということに、心から驚いた。
    考えたら当たり前だが、そういう1つ1つのことを知りたいし、覚えていたいと思った。

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    2026年02月05日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    初めて宮下奈都さんの作品を読んだ。ずっとこの世界に浸っていたくて、少しずつ少しずつ読んだ。一つひとつの文章が、わかるわかると共感しながら読ませてもらった。私はスマホで書き消ししているが、早速リストを作ったら日常がワクワクするようになった!こうなりたいと言う自分。常にアップデートするはず。この本の続編を読みたいと思うぐらい私には好きな世界だった。

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    2026年02月03日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    確実に今年(2026年)、
    そして私の人生の一冊になりました!
    何に対しても、その人の捉えようというか、
    考え方ってすごい様々で、だから面白いんだなって!

    私が選ぶもので、私はつくられる。って言葉
    すごく素敵だなって思いました。
    本当にその通りです。
    序盤から終盤全てに、心に響く言葉がありました。
    この本と出会えてよかったです。

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    2026年02月01日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    表題の、子どもとの生活を書いたエッセイだけでなく、著作の小説について書いたものなどもあり、色々読みたくなってしまった。
    この本で背景を知ってから以前一度読んでいた「羊と鋼の森」を再読したら、またよかった。

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    2026年02月01日
  • よろこびの歌 新装版

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    女子高校生たちの青春の1ページ。各章ごとに主人公が変わり、それぞれの視点からの物語が進んでいく。彼女たちはクラスメイトで、話しがつながっている。同じ出来事をそれぞれの視点から見ることができて面白い。
    大人になって忘れてしまった心のもやもや、繊細な感情、自分がなにものでもないことへの不安。今青春を生きている子どもたちにもぜひ読んでほしいなと思った。
    本書は合唱をテーマにしていて、音楽に関する描写が随所にでてくる。音楽に心揺さぶられる様子が素敵な言葉で表現されている。

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    2026年01月24日
  • 羊と鋼の森

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    特に大きな事件が起こることもなく、淡々と物語が進んでいく。
    けれど、なぜか惹き込まれてしまう。丁寧に、丹念に、あっさりとした、でも静かに美しい文章で、主人公の心情が描かれているから。
    「その道のりを大事に進むから、足跡が残る。いつか迷って戻ったときに、足跡が目印になる」
    これはほんとに、そう思う。
    主人公のその後の物語も読みたい、どう成長していくのか、追いかけたくなる。

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    2026年01月17日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    「神様たちが遊ぶ庭」がとてもよかったので、また宮下さんのエッセイが読みたくて。

    長男が家を出た時の鮭のパックの話、友だちのお父さんの栗ご飯の話にはぐっと来た。
    失敗ご飯の話からは、宮下さんの子育ての温かさが伝わって来た。
    公園のホットワインのおじさまは、なんだか現実ではないどこかからやってきたような世界観を感じた。
    やっぱりどれもとてもよかった。

    最後の短編は、フィクションではあるけれど、宮下さんの、作家としての経験も、かぶっているのかな。

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    2026年01月16日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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     宮下さんの食にまつわるエッセイ。ほっこり、しんみり、色々な顔を見せる。読むと優しい気持ちになる。『栗ごはん』がいい。「ほんの数年の間にも、親子の関係は動いていく。」「季節外れの栗ごはんは、お父さんへの、そしてお父さんからのやさしい贈りものだったのだと思う。」他にも珠玉の文章がたくさん詰まっている。最高の短編「ウミガメのスープ」は宮下さんの原点のようで感動した。

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    2026年01月13日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    とても、よかった。
    宮下さんの三兄弟が、みんなかわいい。宮下さんのツッコミも良くて、楽しいエピソードに何度もプッと笑ってしまう。
    トムラウシでの1年の濃密さは、きっと、都会で何年もかけてするくらいの未経験や新鮮さや感動を1年で体験されたんだなぁと思う。自然の素晴らしさは勿論だけれど、心のこもった、人と人との関わり合いは、それ以上に貴重なものになってしまっていると思う。
    続編のワンさぶ子の冒険も、ぜひ読みたい。

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    2026年01月11日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    食べ物が出てくる小説や漫画、ドラマなどが好きでこの本を読んでみました。食に関するエッセイが78編。
    共感したり、ちょっと笑って、子供のことを想いちょっと切なくなりました。
    「塩鮭の注文」を読み、私の息子達もいつか家を出ていくのかぁ…と。改めて今この時を大切にしようと思いました。

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    2026年01月05日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    ユーモア溢れる文章。自然の美しさ厳しさ神々しさ。子供達への愛情深い目線。楽しむことを大切にする姿勢。

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    2025年12月24日
  • 羊と鋼の森

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    調律師が出てくる本、3冊目。
    冒頭からうっすら目に涙の膜が張り、乾かないまま読み終える、私にとってはそんな本。

    主人公の外村くんは北海道の山育ち。彼のなかには山があり、北の森の景色と音と光がある。春先に木の芽が潤ってひかる。カササギやエゾシカもいる。

    ピアノも音楽も知らないまっさらな彼が、高校生になって「調律」に出会い、こつこつ、こつこつ、努力と気づきを重ねていく。先輩、顧客たち。道標となる原民喜の言葉。
    限りなく地味な題材のお仕事小説でありながら、探し求める音色や音楽を描く言葉は詩的なくらいに美しい。

    久し振りに読み返して気づいたこと。
    作中には、具体的な曲名がほとんど出てこない。これ

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    2025年12月20日