宮下奈都のレビュー一覧

  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    いいテンションで言うのだが、この物語のなかで起きる出来事に、ドラマチックさはない、と思っていいと思う。メディアミックスされるような派手さもないと思う。主人公の心の内のスパーク、それを求める人が読み、そっとしまえば良いと思う。

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    2026年06月10日
  • 終わらない歌 新装版

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    シオンの娘/スライダーズ・ミックス/バームクーヘン、ふたたび/コスモス/Joy to the world/終わらない歌

    むっつのプログラムが終わってしまった
    玲が千夏が歌う、あの時歌った皆も集まってくる

    知らない歌も有るけれど
    文章の間から音楽が聞こえてくる
    私もずっと歌っていたい

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    2026年06月09日
  • 羊と鋼の森

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    調律というものがこれほど奥の深いものだとは…

    幼い頃習ったピアノはすぐに辞めてしまい、大人になって独学で練習した時もバネ指になって辞めてしまって久しい。
    娘は細々と楽しんでレッスンを続けているけれど、我が家にあるのは電子ピアノ。
    調律師さんは、職場のピアノを調えてくださるのを時々耳にするくらい。

    音楽にあまり親しんでいなかったと言える私の人生が、なんだか無味乾燥したものに思えるくらい、丁寧に調律されたピアノの音色に憧れを抱いてしまう物語だった。

    宮下奈都さんが、家族で北海道に住んでいらした頃感じたであろう森の強さや美しさ。
    それが外村青年の素朴で素直な人柄ににじみ出ていて、調律を通して成

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    2026年06月06日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    3人の子どもたちと夫、宮下さんの実家のご両親、そしてワンさぶ子!みんな大切でやりとりが微笑ましくて愛おしい。日々の短い出来事にぷっと吹き出したり、涙が止まらなくなったり。さりげないのに、生き方にも響くフレーズも散りばめられて。ずっと手元に置いておきたい一冊に出会ってしまった。

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    2026年05月28日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下奈都さんのご家族は、家族全員独特で真面目におもしろい。なのに感覚が世間とそれほどズレていない。なので安心して笑っていられる。時に涙が出る。宙に浮くようなマイペースな浮遊感も、超自然派な厳しさもなく、あはは!とのんきに読めてふんわりあたたかい。でもところどころハッとさせられる。
    あと、宮下奈都さんは山本ゆりさんが好きなのね!なんかわかる!となり嬉しい。
    最後の方は数年前の介護のことを思い出して涙がぽろぽろと出ました。
    「寿命が延びた。長くなったんじゃなくて太くなった感じ。よいものを観ると、自分もよくなりたいと心から思う。観たもののようになりたいということではなく、自分をまっとうしたいという強

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    2026年05月27日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    どんな音を目指しているのか。「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」…主人公の外村が憧れた板鳥は原民喜の言葉を伝え、それが外村の森と共鳴しあい目指していく美しい音になった。
    小説どこをとってもピアノの美しい音色と調律された理路整然な音の生きている森の柔らかな音が小説中から聞こえてくるようだった。所々で漢字表記じゃなくてひらがなが具に散りばめられていたのがこの小説のまろみを表現していたのかなと思う。
    外村は才能も経験値も何も持っていないようで、自分の中の美しい音に対するこだわりを人一倍元々持

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    2026年05月26日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の成長物語。出会いからプロの調律師になるまでのストーリー。ただただそれだけなのに、詩的でありながら丁寧な文章。
    出会いが人を成長させる。主人公の外村は、板鳥や双子がそれだった。
    静かで静謐な世界。音という目に見えない世界を目にみえる形で表現し、その音が聴こえてきそうで、ただただ感動でした。

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    2026年05月25日
  • 羊と鋼の森

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    高校生の頃から読みたいと思っていたこの作品を、ようやく読むことができた。
    外村が少しずつ気づき、歩みを進めていく姿が勝手に自分の人生でリンクしていくようだった。

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    2026年05月24日
  • 羊と鋼の森

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    映画は視聴済み
    読んでみたかった本

    言葉の一つひとつが優しく心に響く
    本も読みたい そう思った
    映画ももう一度観てみたくなった

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    2026年05月21日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    2026/05/14
    福井県から、北海道のトムラウシに一年間移り住んだ家族と人々の記録。
    とっても面白かった!
    田舎生活に憧れがある人は少なくないと思うけれど、現実はきっととても厳しいと思う。
    でも、明るく朗らかに、自然をそのまま受け入れて暮らす宮下さん一家がとても素敵だった。
    特に心に残ったのは、中学生の長男が「一生懸命な大人はかっこいい」と言った場面。
    本当にそうだよなぁと思う。
    子どもの相手をしていると、つい「遊んであげ」たり、手を抜いたりしてしまいがち。
    反省した。

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    2026年05月15日
  • 羊と鋼の森

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    ⭐︎4.5
    好みでしたー!読んで良かった。

    自分が音楽・ピアノを好きなのもあって、すらすら読めました。落ち着いた世界観なので、読んでいて心が休まる感じがしました。楽しい読書時間を過ごせました。

    音の世界をこんなにも美しく言語化できるのだなと感動しました。音楽っていいなと思えます。

    音楽の言語化に興味がわいた(自分が音楽を言葉で表現するときの参考になりそうだと感じた)ので、次も音楽に関わる物語を読んでみたいと思いました。

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    2026年05月12日
  • 羊と鋼の森

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    ただ実直に自分の成長を信じて繰り返して、同じことのように見えて自分にしかできない仕事になっていく。何事もそうなんだろうなと思った。

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    2026年05月03日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の青年が「美しさ」というかたちのないものを求めて、森の中を彷徨うように進んでいく物語。
    調律について題材にしているけれど、美しいとは何か、それは自分にとってか、絶対か、そういう悩みを綺麗な言葉で形にしているという意味では、芸術と呼ばれるものに関わる人全てに刺さる物語だと思う。

    「美しいと言葉に置き換えることで、いつでも取り出すことができるようになる」

    「依頼主の想定できる範囲内での仕事しかできなかったら、きっとつらいだろう。依頼主の頭の中のイメージを具現化する、その先に調律師の真髄があるんじゃないか」

    「調律の技術を言葉に換える作業は、流れて行ってしまう音楽をつなぎ止めておくことだ

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    2026年04月30日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    おもしろすぎて途中何度も声を出して笑う。
    こんな面白い人なんだ宮下奈都さん。
    他の本もどんどん読んでみたい。
    次男くんの書上での呼称が「漆黒の翼」→「英国紳士」→「ボギー」というのだけで笑う。
    北海道トムラウシでの特別な生活。
    地域の連帯や子供達の絆。
    読んでいるこちらも何度も涙がポロリとしたり、ぶ!と笑ったり泣きながら笑ったり。楽しく忙しい。
    おもしろくて素敵なご一家、またご一家の様子をちらりと見せてもらえるのを楽しみにしています。

    「毎日をしっかり生きて楽しめばいいんじゃないか。あれだけ楽しんだのだから置いていかれても本望、と思えるくらいに楽しめばいいんじゃないか。」

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    2026年04月28日
  • 羊と鋼の森

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    主人公と森の、絵画のような一枚絵が浮かんだ。神秘的な情景とは真逆の、背中を叩いて押しあげてくれるような現実的な力強さもある。
    なんだかすごく励まされた

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    2026年04月22日
  • 羊と鋼の森

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    とにかく美しい文体と、表現が素敵なお話。
    淡々と進むお話の中、天才的ではなくともひたむきに努力を続ける外村くんがすごく良かった。

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    2026年04月18日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    とても好きな内容でした。

    主人公のあすわが婚約者に婚約破棄されたところから始まる物語。
    自分を見つめ直す(直さざるおえない)時間を、叔母のロッカさんが提案したのはドリフターズ(やりたいこと)・リスト。

    正直ドリフターズって、お笑いのほうしか知らないわたしは、リストと一緒に素直に成長していくあすわの姿にどんどんハマっていった。
    やりたいことがわからない最初の状態から、婚約者に依存していたことに気付き、傷付いた反動でキレイになる!と意気込み、思うままに動いていたら、熱中症で入院までしてしまう。
    ハラハラするけど、若い頃なんて誰でも思い当たる行動をしているあすわ。
    根っこの部分が純粋でキラキラし

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    2026年04月11日
  • 静かな雨

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    ほこほこと日差しを浴びて
    ふわふわな綿花をたくさん用意して
    この若ものたちのまわりを覆ってあげよう

    ふわふわな優しいものでくるんであげたくなる

    題名通りの静かな本で
    そう、あまりにも静かでびっくりしました

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    2026年04月09日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    正直、もともと興味のない分野だったから楽しめるか不安もあったけれど、読み終えてみると穏やかな満足感があった。

    主人公がいわゆる「主人公らしさ」を前面に出すタイプではなく、物語の中に自然に溶け込んでいるからこの本が美しく見えたのだと思う。
    最後に外村くんのことを板鳥さんが推していたと分かる展開も印象的。

    自然が当たり前になってきたから物質的な世の中になった今、逆に自然を求める観光客が増えてきたように自然は当たり前にあるけれど、私たちにとってはなくてはならないものであるということをまさかピアノを通して教わるとは思わなかった。脱帽。

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    2026年04月12日
  • 羊と鋼の森

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    双子の姉妹の決断が、主人公外村を一段階上に進めたように感じた。
    それまで迷いながら進んでいた主人公が、彼女たちの姿を通して、自分の進む方向を少しずつ見つけていったように思う。
    本なのに音が聞こえてきそうな表現が美しかった。
    人との関わりや日々の積み重ねの中で主人公が成長していく過程が印象的だった。

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    2026年04月07日