宮下奈都のレビュー一覧

  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    深読みでしかないけど
    読み終わってから改めてタイトルを見ると
    こういうことかなと想像が膨らむ。

    後半に行くにつれ,主人公の思考回路の理由もどんどん明らかになっていき,
    切ないようなやるせないような気持ちになるけど
    彼女たちなりのあんころを見つけて行ってて
    光が見えて嬉しい。

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    2025年02月20日
  • たった、それだけ

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    宮下奈都さんの雰囲気が、改めて好きだと思った。小さなボタンのかけ違えで失敗するし落ち込むし孤独になる。けれど、いつかそれが掛け合わされる時は必ず来るし、救われることはなくても和らぐことはある。そんなふうに思えた作品だった。

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    2025年02月07日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    大好きです!
    家族で1年間のトムラウシ山村留学。圧倒的な大自然の中で、家族とトムラウシで暮らす人々との関わり、子どもたちとの成長、北海道が好きで手に取った本だけど、いつかトムラウシに実際に行ってみたくなった。

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    2025年02月07日
  • たった、それだけ

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    やっぱり宮下さんの作品が好き。
    言葉がこんなにスっと入ってくるのはどうしてなんだろう。

    贈賄を犯した望月正幸の話かと思いきや、望月のまわりの人の話。事件は主題に置かれていなくて、事件の影響で「逃げる」ことが必要になった人々の話っていうのが正しいかな。
    次は誰の話だろう、と思いながら読んだ。何人か出てくるけど個人的にはハズレの話がない。
    宮下さんの作品は常に「どこかにいそうな人」しか出てこない。だからこそ共感できる人も多いだろうし、心理描写がリアル。

    読み終えたらちょっと心が温まる、心地よい読後感。

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    2025年01月07日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    その声があまりにもまっすぐで、梨々子の胸はじんわりと熱くなった。何かとてもいいものを聞いたような心持ちがした。

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    2024年12月15日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    うう…めっちゃ良かったよぅ…

    会社にいきたくないという気持ちを抱えて時間に抗う日曜深夜、北海道トムラウシの豊かな自然とにぎやかな宮下三兄弟、村の人たちに救われちゃった…
    表紙をめくって1ページずつ読み進めるごとに心が洗われていくのです…
    滝をくぐりくけたみたいだった
    癒しを浴びたというか
    この本はちびちび読んでも良いと思うけど、通しで読んでザーッと1年を感じたいかも

    私だって綺麗な景色の中で生活したいよーって思っちゃった
    でっかい窓があるキッチン、そのキッチンがある家に住みたいよーって
    地元のリトルフォレストじゃ足りないよ
    高槻と五條に住んだことで「田舎はもういい、利便性と娯楽があるほどよ

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    2024年12月28日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    小説なんだけど、詩を読んでるようにも感じた
    人生で大切なことがつまっている
    疲れた私にとってはかなり響いた作品だった

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    2024年11月28日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下奈都のエッセイ。前作『神さまたちの遊ぶ庭』も大好きだったが、その後の家族の日々の話、とりわけ子供たちの成長がいい味出してる。あとがきに「子供たちが巣立って、ここからようやく私の冒険が始まるのかもしれません。」とある。奈都さんは5歳上だ。冒険してもいいんだな。と、はっとした。

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    2024年11月24日
  • スコーレNo.4

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    読んでいて、ハミングしたくなるような心地よさを感じる作家は本当に稀だ。私にとってそれは森絵都さんと宮下奈都さん。
    何をしても中途半端。自分よりも妹にばかり魅力を感じてしまう姉が変わっていくさまがこの小説の魅力。褒められ慣れていない主人公麻子が、自分の色で輝き出す。気づいてないだけだった。
    妹との溝がなくなる瞬間は自分のことのように嬉しくなる。
    宮下奈都さんの小説は、私が私でよかったと背中を押してくれる温かさに満ちている。
    最後なんて全然劇的ではないのに、至上の幸福感を味わえる。宮下奈都さん、好きだなあという余韻に包まれる。

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    2024年10月24日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    読み終わるのが寂しくなる、ずっとこのまま続いていてほしい本。

    家族みんな素敵すぎるけど、それってみんながみんなを思ってるし好きだし、仲がいいからなんだろうなあ。
    宮下さんのご両親が仲いいのも、とても微笑ましかった。
    こんな仲のいい家族っているんだなあ。。。

    いまはみんな成人したんだろうけど、どんなふうに暮らしているのかな。

    なんとなくせつない気持ちになった。

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    2024年10月24日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港の風景、日本で感じられる台湾や香港について思いを巡らせながら読んだ。人生の様々な出来事について深く考えるきっかけにもなる。

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    2024年10月24日
  • たった、それだけ

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    いいものを読ませていただきました…というのが本を閉じたあと最初に湧き上がってきた感情でした。最初はミステリー的な内容なのかと思ってたけど、見るべきところはそこじゃなかった。
    昔の自分が「人に隙を見せることなく生きていくこと」こそが大事なことだと信じ込んで、振り返ってみれば窮屈な人間だった気がするなぁ…というのを思い出しました。じゃあ今はどうなんだって話なんですが。

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    2024年10月21日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    あぁ愛おしい。
    この家族が、この土地が、生き物が、住人が、空気が、この本が愛おしい。
    宮下さんがトムラウシを去る日を来るな来るなと祈るように、私も本を読み終えるのをなるべく遅らせるよう、段々とスローペースになる様子が、我ながら可笑しかった(笑)。

    これはたくさんの人に読んでもらいたいし、自分も何回も読みたいので、迷わずネットで探して購入しました。

    誰でも楽しく読めて幸せになれる、そんな本です。

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    2024年10月19日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    時系列的に後のエッセイを先に読んでしまい、よく出てくるトムラウシ生活がどんなものか気になって読んでみたら、とても良い!
    宮下家5人が、1年間北海道のトムラウシに農山村留学した時の日記のようなエッセイ。

    子供たち3人の描写が特に良かった。素直で個性があって。小中学生が全部合わせて15人とか、学年に自分が一人とか、自分からすると想像もできない世界。大勢の中の一人では無いというのを子供の時に経験するのはとても良い気がした。周りの大人が一人ひとりに大切に向き合ってくれているという事実は敏感に察知するはず。
    釣りとかスキーとか陶芸とか自由過ぎる授業もとても楽しそうで羨ましい。先生も素敵な方々ばかり。そ

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    2024年10月03日
  • いつか、アジアの街角で

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    久しぶりにアンソロジーを読んだかも。中島さん、大島さんが初めて…かな?どれも日常な感じでスッと馴染んで読みやすくて、その中に何か引っ掛かるものがあって良かった。

    隣に座るという運命について/中島京子
    読み始めからスッと読めて、この本読みきれそうだなと思った。なんか途中ふわふわしてて迷子になりそうになったけど、サッと読み終えて面白かったな、と思えた。

    月下老人/桜庭一樹
    どこかにありそうなハチャメチャストーリー始まって面白かった。

    停止する春/島本理生
    途中までごちゃごちゃしててわけわからんくなりかけてたけど、後半でスッと収束して心に残った。
    P95「生きたいと思うことと、死にたいと思う

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    2024年10月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    読み終わった後、胸の中にアジア特有の、熱気を持った風が吹くのを感じた。
    6人の作家が生み出したそれぞれのエピソードが収録されている短編集で、どれも本当に味わい深かった。主に台湾、香港といった地が登場していた。
    直接アジア圏の国に足を運ぶ物語もあれば、日本で想うだけのストーリーもある。
    全て異なったルートで、でもどこかで日本以外のアジアと主人公が繋がっている。短編では物足りない!と物語を読み終える度に思った。
    アジア圏からの旅行から帰って来たばかりというこのタイミングで出会えたからこその魅力もあったと思う。何度でも、旅がしたい。

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    2024年09月27日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    宮下家の、一年間北海道山奥暮らしエッセイ。
    家族5人とも、素直で、賑やかで、まっすぐで、爆笑しながら読んだ。素敵な家族だ。

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    2024年09月07日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    全然別のお話が進んでいって、どこで繋がるんだろうって、ワクワクしながら読み進めた。
    また数年後、読み返したいな〜。

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    2024年09月01日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    「羊と鋼の森」の、原点とか、背景となるエッセイだそうです。北海道本としても高レベル。宮下さんの、日常文章がとても軽快で、親しみを感じさせます。お目にかかりたいです。

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    2024年08月24日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    匿名

    購入済み

    北海道も好きだし、宮下奈都も好きな私としては「買い」な一冊。もうただひたすら生活のことと子供達のこととそういった話ばかりなのですがやはり面白い。個人的に旦那さんが面白そうな人だなと思いました。

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    2024年08月17日