宮下奈都のレビュー一覧

  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    出会えて良かったと思える本。私が絵を描いているというのもあって、「額装」を中心に主人公が少しずつ変化していく描写が繊細で、少し寂しくて、それでも少しあたたかくなった。個人的にですが、先生の描写を読んでいると、自分の祖母に重ねられて、また、自分の親もそうなっていくのかなと、そんな気持ちが湧き上がってきた。同時に、今の時間ひとつひとつを大切にしようと思えた。 何度も読みたいです。

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    2020年05月09日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

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    2020年01月19日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    自分自身を見つめる

    この本も面白かったです。
    梨々子の色んな葛藤や、夫やこどもまわりとの
    人間関係の過程、頷ける部分も沢山ありました。
    宮下先生の作品は、いつもブレブレの私の姿勢を直してくれています。
    温かさやぬくもりがいつも込められていて、毎作品胸が熱くなります

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    2018年09月18日
  • 羊と鋼の森

    購入済み

    調律師という仕事

    ピアノの調律という仕事を通して、主人公外村青年を取り巻く人間ドラマが展開され、調律師とピアノ、あるいはピアニストの関係が、読み終えると、ある種の清々しさを感じるほどうまく描かれています。外村青年とピアニストを目指す双子のお姉さんとの関係が、ずっと続くといいなぁという余韻を持って、読み終えました。ありがとうございました。

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    2018年04月21日
  • はじめからその話をすればよかった

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    単行本未収録の掌話が掲載とのことで、文庫も買っちゃいました。
    宮下さんのエッセイや掌小説は、とても穏やかで優しくて、でも凛としていて、長編もいいけれど、こちらも読んでいて心地が良くてやっぱり好きだなと思いました。

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    2016年05月30日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    260610

    一般的な主婦の10年を描いた物語だと思っていたけれど、中盤あたりから一般の基準って何だろうと思わせられた。
    10年間、一時的な悩みもあれば慢性的な悩みもあるのは誰しも同じで、キッパリともしくはジワジワと視点も変わっていくものなんだと思った。
    軽いようで重い。

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    2026年06月10日
  • 羊と鋼の森

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    一見すると、ピアノの調律というゴールのない深い森に迷い込んだ青年・外村の成長を描いた現代の物語と、広島での被爆体験をはじめとする人間の根源的な悲しみを見つめ続けた原民喜の文学は、遠く離れているように思えるかもしれない。しかし、両者の根底に流れる「世界の一筋の美しさを信じ、それを祈るように手繰り寄せる姿勢」には、驚くほどの共通点があると感じられてならない。
     主人公の外村は、高校生のときに偶然、学校の体育館で調律師の板鳥が出す「音」に出会う。それまで将来の夢もなく何かに熱中したこともなかった外村だが、その音の中に、自分が育った北海道の深い森の匂いを感じ取り、調律の世界へ飛び込むことを決意する。ピ

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    2026年06月10日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    ピアノ調律調律師の話。いい音に調律する人ってのがいるんやと新しい世界を知ることができた。和音の美しい音色のピアノに魅せられ、その森の奥深くに入り込もうとする主人公の朴訥でまっすぐな考えが気持ちいい。8/10

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    2026年06月01日
  • 羊と鋼の森

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    面白い作品でした。
    美しい音と、静寂さを楽しめる本でした。

    みなさんがきっと感じるであろう、
    まるで音が聞こえるようだと。
    つきなみですが、私もそうでした。

    ピアノはイッコも弾けないけれど、
    音の良し悪しなんてのも、まったくわからないけれども、

    心地の良い音が聴こえて来たような感覚になりました。

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    2026年05月30日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    衝撃的な展開や出来事が起こるわけではないので、人を選ぶ作品ではある気がする。
    人の成長や半生を描いた心温まるストーリーで、特に最後の結末は腑に落ちて、スッキリとした後味。

    何かに行き詰まって悩んだ時に読み直したい。

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    2026年05月25日
  • 羊と鋼の森

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    才能や経験は、努力で賄えるのか分からない。人によるという答えは、自分がそのどこに該当するか考えただけで怖しい。
    ただ、それでも心が躍る一瞬を覚えていて、その度に一歩ずつ進む。
    生半可な覚悟ではできないことを叩き込みながら、まだ強い意志が残っていることを教えてくれる。

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    2026年05月25日
  • 静かな雨

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    静かで、優しく、切ないニ編を収録。音や味や匂いや湿度なんかも鮮やかに伝わってくる文章。生き生きとした比喩も。例えばこんな一節ーー「胸元からバンビでも飛び出してくるような気分」。こんなふうに形容したくなる気分を、誰しも経験したことがあるにちがいない。丁寧な心情描写が胸に迫る一冊。

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    2026年05月24日
  • 羊と鋼の森

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    音が景色として聞こえてきた。
    すごく綺麗な表現が多かった。
    何か特別なことが起こるでもない日常感に現実味を感じて好きだった。
    題名がピアノを表してると知った時なんてオシャレな表現なのだろうと思った。

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    2026年05月22日
  • スコーレNo.4

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    郊外の骨董品店の三姉妹の長女として生まれた麻子。中学の頃からどことなくみんなと同じように恋愛などが出来なかった。祖父の代から続く骨董品店において、三姉妹で唯一骨董品に興味を抱くが、一方で妹の七葉へのコンプレックスなどから、家を出たいと考えていた。

    麻子の中学、高校、就職とその後を4段階で描いた人間ドラマ。恋愛には執着しないものの、つい好きになったり、付き合い始めたりという話が有ったり、その中で見つける、ちょっとした重要なアイテムなどの話。

    スコーレということで、学校の話が続くのかと思いきや、それは2話で終わる。残り半分は就職後の話だ。

    全体にふわっとしながら、これが描きたいんだなというテ

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    2026年05月13日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    人生に悩み、立ち止まるアラサー女子にぴったりの本です!
    うまく行くことばかりじゃないけれど、これも自分、と認めて前に進んでいく力になるような物語だと思います。

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    2026年05月09日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    北海道のトムラウシ“神々が住む庭”と呼ばれる、山奥に山村留学した家族のエッセイ。作者は本屋大賞を受賞した“羊と鋼の森“の作者で、作品は留学中に執筆したらしい。5月になっても氷点下になるような厳しい自然がある場所なのだが、地域の人と一緒に育つ子供達や他の住民の方々のエピソードが、笑いあり涙ありで面白い。自然の豊かさと厳しさと共に人間も成長していく、その暮らしはかけがえのないものだろうと感じさせてくれる

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    2026年05月03日
  • 羊と鋼の森

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    以前読もうとして冒頭で挫折したけど、今回はすんなりと読めた。やはり物語を読む時期は大事なのかも知れない。
    芸術を言葉で表現するところが、なんだか『蜜蜂と遠雷』みを感じた。
    主人公以外、どの登場人物もサイドストーリーを描いてみて欲しいなと思った。

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    2026年05月02日
  • 羊と鋼の森

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    「山間の集落は森に遮られて太陽の最後の光が届かない。夜になるのを待って活動を始める山の生きものたちが、すぐその辺りで息を潜めている気配がある。」
    「気がつかなかった。山の夜の音も僕たちの中にいつもある。ばあちゃんが見ていた音だ。ばあちゃんが聞いていた音だ。」

    主人公はピアノの調律師の青年。人々やピアノとの関わりを通して成長していく。
    森の匂いや音の景色、目に見えないものの表現が丁寧で美しかった。主人公の朴訥として素直、でも大胆で面倒な人柄もすごく好き。
    派手なことは起きないけど、静かで落ち着いた気持ちにさせてくれる本だった。

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    2026年04月29日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    この本はかなり昔に1回読んだことがあって、その時は特に思うこともなく、本はすぐに売ってしまいました。それから多分、10年近く経ったんじゃないかな、と思うのですが、最近この本を読んだ感想をYouTubeで話している動画を観て、もう一度手に取りました。
    10年経ってわたしの人生に深みと苦味が出たせいか、あすわが右往左往しああでもないこうでもないといろいろ考え、悩んだり諦めたり、にたにたしたりしている感じがすごくよくわかりました。そうそう、人間ってこうやって物事を考えるよねぇ、と。若かった時(とは言っても30代だったのであすわより歳は取ってたけど)は、こんなふうにいろいろ考えたりしなかったなぁと自分

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    2026年04月18日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    調律師さんのお話。外村さんが調律師になりたいと思ったきっかけから仕事の向き合い方まで誠実で素直で素敵だった。調律って絶対がある仕事だと思ってたけど、主観的な捉えられ方もされちゃうのが難しそうだった。

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    2026年04月18日