宮下奈都のレビュー一覧

  • はじめからその話をすればよかった

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    宮下奈都の文章を読むと、どろどろしていた心にすっと風が吹くような感じがする。

    理由はわからないけど、なんでか本当に何もしたくないときに読み始めた。本当は本も読みたくなかったのに、することがなく、本を読む以外に時間を潰せなかった。

    そんな時こそ宮下奈都だろうと思って、無理矢理文章を追い始めた。最初のホルモンの話からどんぴしゃだった。

    そういう気持ちになる事るよねえ、と共感したり、ふふっと笑ったりするうちに、あっという間に1つ目のエッセイを読み終わった。

    もう、やる気がないことは忘れていた。

    宮下奈都の文章はきれいな文章だと思う。そして、優しさが詰まっていると思う。

    だから、読んでいる

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    2021年05月13日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    毎朝、少しずつ読んでいた。
    今日も頑張ろうと思えた。
    心の奥に沁みる文章がたくさんあった。
    また読み返そうと思った。

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    2021年05月10日
  • 羊と鋼の森

    購入済み

    羊と鋼の森

    今回初めて宮下奈都さんの作品を読みました。ピアノと調律師の物語と知って驚きながら手にとりました。
    読みながら、夜に光る木々、星座、森の空気感、風と...丁寧な描写によってさまざまな美しい情景が浮かぶ瑞々しい文章は読んでいてとても心地よかった。他の作品も読んでみたいです。

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    2021年03月25日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    追加収録された2年分が目的で購入。
    サイン本がゲットできて嬉しい。宮下奈都さんのさりげない一言がとても嬉しくもあり心があたたまる。

    宮下奈都さんの雲一つない青空のような清々しい文章が読んでいて心地よかった。
    そして、成長した宮下家の子供たちの何気ない一言や考え方が、自分らしさとしっかりさを兼ね備えていた。
    倍以上生きている私がしっかりせねばと背中を押された気がした。

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    2020年12月23日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    六花さん

    六花さんがとてもいいキャラで、癒されました。自分の近くにいて欲しい存在。多くは語らず、でもそばで背中を押してくれる存在でした。
    とてもほっこりする小説でした!

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    2020年12月18日
  • 羊と鋼の森

    購入済み

    調

    美しく繊細なピアノと調律師の物語。

    これさえあれば生きていける。
    その瞬間の弾けるような気持ち,途切れることのない情熱,味わってみたいなぁ。

    目で読んでいるのに,耳の奥から,頭の中から音楽が流れ出てくる。

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    2020年10月15日
  • スコーレNo.4

    購入済み

    恋心が瑞々しい✨

    中学、高校、大学、社会人…それぞれのステージで、少女が瑞々しく、自然に恋をしていく様子が素敵でした。

    どの相手も格好良いなぁ~(о´∀`о)✨
    ……………あ、あれ…?大学時代の相手だけ、誰だか忘れた(笑)印象薄かったんかな。

    そして、麻子の背景にある、モノを愛する力と、家族(特に七葉ちゃん)の存在も、温かくてとても良かったです。心が柔らかく、キレイになった気がします!!

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    2020年10月14日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    出会えて良かったと思える本。私が絵を描いているというのもあって、「額装」を中心に主人公が少しずつ変化していく描写が繊細で、少し寂しくて、それでも少しあたたかくなった。個人的にですが、先生の描写を読んでいると、自分の祖母に重ねられて、また、自分の親もそうなっていくのかなと、そんな気持ちが湧き上がってきた。同時に、今の時間ひとつひとつを大切にしようと思えた。 何度も読みたいです。

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    2020年05月09日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はアニメのような絵が表紙を飾るようになったなぁともおばさんは感じた一冊。

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    2020年01月19日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    自分自身を見つめる

    この本も面白かったです。
    梨々子の色んな葛藤や、夫やこどもまわりとの
    人間関係の過程、頷ける部分も沢山ありました。
    宮下先生の作品は、いつもブレブレの私の姿勢を直してくれています。
    温かさやぬくもりがいつも込められていて、毎作品胸が熱くなります

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    2018年09月18日
  • 羊と鋼の森

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    調律師という仕事

    ピアノの調律という仕事を通して、主人公外村青年を取り巻く人間ドラマが展開され、調律師とピアノ、あるいはピアニストの関係が、読み終えると、ある種の清々しさを感じるほどうまく描かれています。外村青年とピアニストを目指す双子のお姉さんとの関係が、ずっと続くといいなぁという余韻を持って、読み終えました。ありがとうございました。

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    2018年04月21日
  • はじめからその話をすればよかった

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    単行本未収録の掌話が掲載とのことで、文庫も買っちゃいました。
    宮下さんのエッセイや掌小説は、とても穏やかで優しくて、でも凛としていて、長編もいいけれど、こちらも読んでいて心地が良くてやっぱり好きだなと思いました。

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    2016年05月30日
  • スコーレNo.4

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    ネタバレ

    1人の女性の学生から社会人までを描いた生活の物語。解説では青春小説であり恋愛小説であり家族小説でありお仕事小説とあったがまさにどれでもある。
    ネガティヴで自分を押し出せない性格の主人公が悩みながら、家族のことを思い、異性に恋をして、やがて仕事にものめり込んでいくストーリー。
    文章のセンスが良く読んでいて「あっ」となる描写が数多くあった。
    全体的には派手さはないが、時間が空いたらまた読みたいと思う一冊だった。

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    2026年04月12日
  • 羊と鋼の森

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    調律師か…そう言えばうちの家にも何回か来てるのを見たことがあったな。
    俺は弾かなかったけど、妹が弾いていた。
    調律師が音を整えていると言うのは誰かに教えてもらったから知っていたと思う。

    調律師が来ていたのはいつも学校から帰ってくる少し前にだったと記憶している。季節は春。
    子供だった俺は、調律師が何回か音をトーントーンと弾いているのを聴いても、何か変わっているの?と思っていたけど、きっと変わっていたのだろう。

    でも、そんな何も分からない俺でも調律師の出す音は何故か綺麗だなと思った。
    曲ではなく、ただ音を鳴らしていただけだったけど、学校の先生が授業で弾くピアノよりも、妹が弾くピアノよりも綺麗に

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    2026年04月06日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    2023.4.15
    ★3.7

    結婚を控えていた理沙は、婚約者に突然別れを告げられ、人生の大きな転機を迎える。将来の計画が崩れ、心にぽっかり穴があいたまま、日々を過ごすことになるり
    そんな彼女が始めたのは、「やりたいことリスト」を作ること。小さなことから一つずつ実現していく中で、新しい出会いや経験を重ね、少しずつ自分らしさを取り戻していく物語。

    婚約を解消されるってどんな気持ちなんだろ。自分もどん底に落ちるのだろうか。全然想像できない。そんなに人を好きになれるって羨ましいとさえ思う。
    婚約解消されたことも仕事もしたことないけど、家族とごはんを食べながら他愛もない会話をずっとしていたいなと思う

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    2026年04月05日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    雑音が混じって人の話が聞き取れなくなってしまう主人公。自分には何かが足りないと感じ、何かを上手くできないことも仕方ないと思っていた。小さく生まれて保育器に入れてもらえなかったから。
    高校を卒業して、ヘルパーとして先生、そして息子のあの人、あの人の息子の隼に出会い、ちょっとずつ変わっていく。衝動に突き動かされるように。
    自分の感情を言葉で定義づけるときの丁寧さが凄い。

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    2026年04月05日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    どこかの国の言葉で晴れを意味する「ハライ」というレストランに10月31日18:00に予約した人々の連作短編6作。
    みんな「誰かが足りない」という思いを心のどこかに抱えていて、全てのお料理がとても美味しいハライに何らかの思いを持っている。
    予約1-彼女が同級生と結婚してしまったコンビニで働く男性
    予約2-ご主人が亡くなって認知症の症状が出始めている女性
    予約3-係長になり、彼氏が同僚と結婚したクミちゃんとその幼なじみ(所謂不良)のヨッちゃん
    予約4-母が病気で亡くなったことをキッカケに引きこもりになった、ビデオカメラを手放せない男性と妹とその友人
    予約5-レストランでオムライスをひたすら料理する

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    2026年04月01日
  • 羊と鋼の森

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    ひょんなことからピアノ調律師に興味を抱いた男子高校生が、調律師の世界に飛び込んで成長していく。先輩や顧客とのさりげない会話がボディブローのよういに効いてくるし、ただ正確なだけではなく演奏者の好みに音を合わせる調律師の奥深さに感銘するしで、没頭できました。

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    2026年03月31日
  • 羊と鋼の森

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    嫌な感じが全くない読んでいて気持ちのいい小説だった。ずっと読んでられそう。
    そのぶん、薄味な感じはした。

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    2026年03月24日
  • 羊と鋼の森

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    「森」という比喩は、この物語の核になっている表現だと感じました。
    外村にとってピアノの音は、単なる音ではなく「森」のように広がりをもつ存在として描かれます。森は一見静かで均一に見えても、実際には無数の生命や気配が重なり合って成り立っています。同じようにピアノの音も、一音一音の奥に複雑な響きや感情が潜んでいて、それを感じ取ることが調律師の仕事なのだと伝わってきます。
    また、森は簡単には全体を見渡せない場所でもあります。外村が自分の技術や感性に迷いながら進んでいく姿は、まるで森の中を手探りで歩いているようでもありました。どこが正しい道か分からなくても、音に対する感覚を頼りに進んでいく。その過程自体

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    2026年03月21日