宮下奈都のレビュー一覧
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羊と鋼の森
今回初めて宮下奈都さんの作品を読みました。ピアノと調律師の物語と知って驚きながら手にとりました。
読みながら、夜に光る木々、星座、森の空気感、風と...丁寧な描写によってさまざまな美しい情景が浮かぶ瑞々しい文章は読んでいてとても心地よかった。他の作品も読んでみたいです。
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六花さん
六花さんがとてもいいキャラで、癒されました。自分の近くにいて欲しい存在。多くは語らず、でもそばで背中を押してくれる存在でした。
とてもほっこりする小説でした! -
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調
美しく繊細なピアノと調律師の物語。
これさえあれば生きていける。
その瞬間の弾けるような気持ち,途切れることのない情熱,味わってみたいなぁ。
目で読んでいるのに,耳の奥から,頭の中から音楽が流れ出てくる。 -
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恋心が瑞々しい✨
中学、高校、大学、社会人…それぞれのステージで、少女が瑞々しく、自然に恋をしていく様子が素敵でした。
どの相手も格好良いなぁ~(о´∀`о)✨
……………あ、あれ…?大学時代の相手だけ、誰だか忘れた(笑)印象薄かったんかな。
そして、麻子の背景にある、モノを愛する力と、家族(特に七葉ちゃん)の存在も、温かくてとても良かったです。心が柔らかく、キレイになった気がします!! -
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自分自身を見つめる
この本も面白かったです。
梨々子の色んな葛藤や、夫やこどもまわりとの
人間関係の過程、頷ける部分も沢山ありました。
宮下先生の作品は、いつもブレブレの私の姿勢を直してくれています。
温かさやぬくもりがいつも込められていて、毎作品胸が熱くなります -
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調律師という仕事
ピアノの調律という仕事を通して、主人公外村青年を取り巻く人間ドラマが展開され、調律師とピアノ、あるいはピアニストの関係が、読み終えると、ある種の清々しさを感じるほどうまく描かれています。外村青年とピアニストを目指す双子のお姉さんとの関係が、ずっと続くといいなぁという余韻を持って、読み終えました。ありがとうございました。
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐ、「ああ、これはストレンジ・アイの小説だ」と思った。ストレンジ・アイは、とある漫画で使われていた表現で、つまりは普通の人が見ることのできないものを見る能力がある人のこと。主人公の外村くんは、スーパー調律師である板鳥さんがピアノを調律する姿を見て、その音に森を想い、森を見た。普通の人が「ああ、ピアノの音だな」と思うところを、外村くんはまったく違うものを見たのだ。もうそれだけで、外村くんに「この子は尋常じゃない」と感じた。ストレンジ・アイという才能を持つ主人公が、一歩一歩、目指す何かを掴もうとする姿。それを、ことばにして見せてくれたものなのだ。なんかもう、すごい世界なのだ。
それにし -
Posted by ブクログ
十勝・大雪山国立公園にあるトムラウシに夫の一言で一年限定で移住することになった宮下さん5人家族の話。トムラウシをカムイミンタラ(アイヌの言葉で、神々の遊ぶ庭)と形容するところから本のタイトルは来ている。p12
日記形式。福井から移住。
<面白いところ>
北海道の山行きを他人事のように語っているところ
育ち盛りの3人の子どものいうことなすこと(中三・中一・小四)
子どもたちを突き放して冷静に見ているところ
行事で、子どものように木にのぼってはしゃぐ校長先生
コミュニティに積極的に入ろうとするけれど、小さいのでその必要はなかったりする
当事者視点だったり、第三者の視点で痛快に語っていたりする
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Posted by ブクログ
まず調律師って地味な仕事だと思ってた。
でも読み進めるうちに気づく。調律師って、ピアノと弾く人の間に立つ人なんだって。部屋の空気も、持ち主の性格も、ぜんぶ拾い上げて音に変えていく大事な仕事。
そんなピアノの調律師に魅せられた外村くんが新人として壁にぶつかる姿、しんどかった。経験がすべての世界で、クレームを受けながらもふて腐らずに調律師の勉強を続ける。その直向きさに、なんか見習わなきゃって思わされた。最近、異業種に転職したあたしには、余計に刺さったのかもしれない。
「才能って言うのはさ、ものすごく好きだって気持ちじゃないか」
才能があるかないかで測ろうとしちゃうけど、ほんとうは「好き」を -
Posted by ブクログ
高校の体育館のピアノ調律に偶然居合わせた青年が、その音に強く惹かれ未経験ながら調律師を目指す物語。
様々な背景を持つ先輩調律師たちと、顧客の双子との出会い。この双子を映画では上白石姉妹が演じたそうで、これも観てみたくなった。
偶然の、でも必然のような音の森との出会い。それを『森の匂いがした』という1文で始める。『夜が少し進んだ。僕は十七歳だった』で最初のシーンが切れる。
なんて美しい文章。
解説にある『温かく静謐な筆致』という言葉がすべてを表しているのでそれ以上書けないけれど、この本を本当に大事にしたいと思った。
音を整えどんなに微調整を繰り返しても、ここでゴールとならない。ピアノの調律が