宮下奈都のレビュー一覧

  • 羊と鋼の森

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    ただ実直に自分の成長を信じて繰り返して、同じことのように見えて自分にしかできない仕事になっていく。何事もそうなんだろうなと思った。

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    2026年05月03日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の青年が「美しさ」というかたちのないものを求めて、森の中を彷徨うように進んでいく物語。
    調律について題材にしているけれど、美しいとは何か、それは自分にとってか、絶対か、そういう悩みを綺麗な言葉で形にしているという意味では、芸術と呼ばれるものに関わる人全てに刺さる物語だと思う。

    「美しいと言葉に置き換えることで、いつでも取り出すことができるようになる」

    「依頼主の想定できる範囲内での仕事しかできなかったら、きっとつらいだろう。依頼主の頭の中のイメージを具現化する、その先に調律師の真髄があるんじゃないか」

    「調律の技術を言葉に換える作業は、流れて行ってしまう音楽をつなぎ止めておくことだ

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    2026年04月30日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    おもしろすぎて途中何度も声を出して笑う。
    こんな面白い人なんだ宮下奈都さん。
    他の本もどんどん読んでみたい。
    次男くんの書上での呼称が「漆黒の翼」→「英国紳士」→「ボギー」というのだけで笑う。
    北海道トムラウシでの特別な生活。
    地域の連帯や子供達の絆。
    読んでいるこちらも何度も涙がポロリとしたり、ぶ!と笑ったり泣きながら笑ったり。楽しく忙しい。
    おもしろくて素敵なご一家、またご一家の様子をちらりと見せてもらえるのを楽しみにしています。

    「毎日をしっかり生きて楽しめばいいんじゃないか。あれだけ楽しんだのだから置いていかれても本望、と思えるくらいに楽しめばいいんじゃないか。」

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    2026年04月28日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    とても好きな内容でした。

    主人公のあすわが婚約者に婚約破棄されたところから始まる物語。
    自分を見つめ直す(直さざるおえない)時間を、叔母のロッカさんが提案したのはドリフターズ(やりたいこと)・リスト。

    正直ドリフターズって、お笑いのほうしか知らないわたしは、リストと一緒に素直に成長していくあすわの姿にどんどんハマっていった。
    やりたいことがわからない最初の状態から、婚約者に依存していたことに気付き、傷付いた反動でキレイになる!と意気込み、思うままに動いていたら、熱中症で入院までしてしまう。
    ハラハラするけど、若い頃なんて誰でも思い当たる行動をしているあすわ。
    根っこの部分が純粋でキラキラし

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    2026年04月11日
  • 静かな雨

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    ほこほこと日差しを浴びて
    ふわふわな綿花をたくさん用意して
    この若ものたちのまわりを覆ってあげよう

    ふわふわな優しいものでくるんであげたくなる

    題名通りの静かな本で
    そう、あまりにも静かでびっくりしました

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    2026年04月09日
  • いつか、アジアの街角で

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    どれも良かった!
    語彙力無さすぎ!
    日本の中にあるアジア
    アジアに残る日本の爪痕(かすかに出てくる程度だが)
    それらがほのかに香る短編たち
    どれもその先を知りたくなる
    ああ、短編ってそこがね〜
    もどかしいというか…

    私も3月に初めて台湾に行ったが、また行きたいと、もっと色々な所を見てみたいと感じさせてくれた。

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    2026年04月06日
  • よろこびの歌 新装版

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    よろこびの歌/カレーうどん/No.1/サンダーロード/バームクーヘン/夏なんだな/千年メダル

    希望する高校の受験に失敗した御木元 玲は
    新設女子高の普通科に通っている
    夢や希望をどこかに忘れてきたようなクラスメイトたちに輪をかけて孤独に過ごす彼女は
    少しずつ変わっていく

    何の感慨もなく過ごした私の高校時代を
    隣に置いておいて
    彼女達の高校生活を感じて味わっていた
    たくさん泣いてたくさん笑顔になった
    みんなありがとう

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    2026年03月09日
  • 終わらない歌 新装版

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    「よろこびの歌」の続編。2Bで共に時間を過ごした彼女たちが大学生になった時の話し。それぞれが自分らしい道を進んでいるが、それぞれに葛藤を抱え挫折を経験している。こんな風に心の奥底でもやもやしたり、ジリジリしたり、絶望したりする気持ち、忘れていたなあ。

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    2026年03月06日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    宮下奈都さんのエッセイ。子どもたちの成長を中心に描かれていて微笑ましいと感じると同時に、今では成長しきって立派な大人になっているのだろうと思うと不思議な感じがする。『神さまたちの遊ぶ庭』も既に読んでいたため、あの時の子どもたちが成人して家を出ていくのか〜、となんだか感動。また本屋大賞受賞を経験した著者の貴重な体験談を読めたことが良かったです。

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    2026年02月27日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    読みやすい文体で全体的に優しさを感じる作品でとても穏やかな気分になった。自立について考える良いきっかけにもなる良作だった。

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    2026年02月18日
  • よろこびの歌 新装版

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    高校受験という初めての自分の意思で決める道。子どもから大人になる前の第一歩。
    物語の舞台は女子校のあるクラスが、合唱コンクールに向けて人選をし練習するところから始まる。
    才能、夢への希望と挫折、友情、コンプレックス、嫉妬、親との確執、どれをとっても今だから考えること、仲間と一緒になって行動する大事さ。全てが甘酸っぱく、キラキラしている、それを歌うことでみんなの繋がりが出来るまで、練習しながら対話しながら、お互いに成長していく。

    音楽、青春がてんこ盛り。
    こんな小説が読みたかった。
    私も一緒に成長したような気持ちにさせてくれてありがとう。
    次作もあるようだ、早く手にいれなければ!

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    2026年02月14日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    自分を「何かがたりないから」と感じ、周囲に馴染めず19年生きてきた私。ヘルパーとして出会った「先生」の穏やかで、ちょっと謎かけみたいな会話で何かが開いていく感じがとても好き。老いを深めていく先生との穏やかだけど切ない時間。その孫の中学校の同級生でやんちゃだった隼は仕事が長く続かない悩みがあり、、 でも穏やかで優しく前を向ける読後感。ちょっと気持ちが疲れている時にもおすすめです。

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    2026年02月11日
  • よろこびの歌 新装版

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    私立明泉女子高等2年生2Bはクラス合唱コンクールで惨敗!しかしある事がきっかけで再び「麗しのマドンナ」をクラス全員で合唱することに!
    新設校であるが為に、意図して希望をしていない学生が集まる。音楽学校に落ちた、ソフトボールを諦めた等々
    「未来に向けて」合唱を!応援したなる感動作

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    2026年02月07日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下家の子どもたちが、成長し、なんと最後はきなこちゃんも大学生に!
    それぞれマイペースに育った3人、どんな大人に、そしてどんな親になるのだろう。
    社会の色々はあるだろうけど、きっと今までしっかり磨いてきた自分らしさの魅力と、家族に愛されてきた確固とした自信があるから、大丈夫!と勝手に思う。

    あ〜、うちのこもあっという間に大人になっちゃうのか〜。
    少しでも宮下さんを見習って、子どもを尊重していきたいと思う。

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    2026年02月07日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    初めて宮下奈都さんの作品を読んだ。ずっとこの世界に浸っていたくて、少しずつ少しずつ読んだ。一つひとつの文章が、わかるわかると共感しながら読ませてもらった。私はスマホで書き消ししているが、早速リストを作ったら日常がワクワクするようになった!こうなりたいと言う自分。常にアップデートするはず。この本の続編を読みたいと思うぐらい私には好きな世界だった。

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    2026年02月03日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    確実に今年(2026年)、
    そして私の人生の一冊になりました!
    何に対しても、その人の捉えようというか、
    考え方ってすごい様々で、だから面白いんだなって!

    私が選ぶもので、私はつくられる。って言葉
    すごく素敵だなって思いました。
    本当にその通りです。
    序盤から終盤全てに、心に響く言葉がありました。
    この本と出会えてよかったです。

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    2026年02月01日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    表題の、子どもとの生活を書いたエッセイだけでなく、著作の小説について書いたものなどもあり、色々読みたくなってしまった。
    この本で背景を知ってから以前一度読んでいた「羊と鋼の森」を再読したら、またよかった。

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    2026年02月01日
  • よろこびの歌 新装版

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    女子高校生たちの青春の1ページ。各章ごとに主人公が変わり、それぞれの視点からの物語が進んでいく。彼女たちはクラスメイトで、話しがつながっている。同じ出来事をそれぞれの視点から見ることができて面白い。
    大人になって忘れてしまった心のもやもや、繊細な感情、自分がなにものでもないことへの不安。今青春を生きている子どもたちにもぜひ読んでほしいなと思った。
    本書は合唱をテーマにしていて、音楽に関する描写が随所にでてくる。音楽に心揺さぶられる様子が素敵な言葉で表現されている。

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    2026年01月24日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    とても、よかった。
    宮下さんの三兄弟が、みんなかわいい。宮下さんのツッコミも良くて、楽しいエピソードに何度もプッと笑ってしまう。
    トムラウシでの1年の濃密さは、きっと、都会で何年もかけてするくらいの未経験や新鮮さや感動を1年で体験されたんだなぁと思う。自然の素晴らしさは勿論だけれど、心のこもった、人と人との関わり合いは、それ以上に貴重なものになってしまっていると思う。
    続編のワンさぶ子の冒険も、ぜひ読みたい。

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    2026年01月11日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    ユーモア溢れる文章。自然の美しさ厳しさ神々しさ。子供達への愛情深い目線。楽しむことを大切にする姿勢。

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    2025年12月24日