宮下奈都のレビュー一覧

  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽の成長の物語。

    温かく優しいまわりの人たちのおかげで悲壮感がなく救われる。

    「たんぽぽのような声」
    「ドリアン」
    「一切れのパン」
    「豚のメ」

    印象に残る。

    無性に豆を茹でたくなる。

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    2025年11月20日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    宮下家はやはり面白いなと思いました。それぞれのお子さんの成長や宮下さんのイベントの話しも書かれていて、どんどん読み進められました。毎月末の、ワンさぶ子のおやつタイムのコーナーも面白く、神さま達の遊ぶ庭に続いて満足でした。
    買うかどうか、と言うとまだ定まっていないので星4つにしました。

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    2025年11月14日
  • 羊と鋼の森

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    調律師として働く外村の日々が温かい文体でゆっくり綴られている。同僚やお客様の双子も優しい感じ、まるでファンタジー。音を色んな方法で表現しているのもすごいと思った。

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    2025年11月13日
  • 羊と鋼の森

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    2016年本屋大賞受賞
    面白いね、コレ
    調律師のありふれた(?)日常と成長への葛藤の物語。
    愛だの恋だの出て来ない
    または嫉妬や憎愛だのドロドロもしない
    ましてや殺人事件も起きない
    けど日常ストーリーだけどすーっと読めて行ってしまう。
    調律師って自分には馴染みないけど、こんな強い思いを持ってる人もいるんだーと感じた1冊でした。

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    2025年11月13日
  • 羊と鋼の森

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    温かい文体で、読んでいて自然と涙が出ました。調律師は馴染みがなく専門学校があることも知りませんでしたが、私の学校のピアノも、駅で見かけるストリートピアノも、コンサートで見るピアノも調律してくれる方々がいたんだ! と知りました。
    外村の理想までの道のりは果てしないし、こうすれば辿り着けるという方法があるわけでもなく、才能が無いからかと打ちひしがれる時もありますが、結局情熱を持ってこつこつこつこつやっていくしかない。自分も毎日こつこつがんばろうという気持ちになります!

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    2025年11月08日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    ドリフターズリスト私も作ろっかな
    最初は婚約破棄されたあすわが可哀想すぎてこっちまで辛くなった
    でも郁ちゃんもロッカさんもお兄ちゃんもあたたかくて幸せな気持ちになった
    リスト作りたいって思いながら読んでたけど途中で恵の「リストは反面教師、リストに書かれているのは全てあなたの弱点、どうしても守りたいものは口に出したり紙に書いたりしない方が賢明」って言うのにも頷けた
    また、同時に1切れのパンみたいな存在。何をしてるか、何をすればいいかやろうとしてる事は、やりたいことはそういうことを考えるのがリストの役割できっかけ。結局はこのリストはポケットに入れて自分で進んでくしかない書いたことを信じてこれがある

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    2025年11月08日
  • 羊と鋼の森

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    ショパンコンクールのあと、我が家のピアノを調律してもらいながらこの本を読み始めた。

    何かを身につけようとする人の、ひたむきさと自分には才能がないかもしれないという恐れとの葛藤は、誰もが身に覚えがある。それに共感しつつ、ピアノとピアニストに純粋に向き合うことで確かな手応えが感じられる調理師というプロフェッショナルのシンプルで芸術的な世界に、浮世にない純粋さを感じて憧れた。

    私も、自分の世界でこんなふうに成長し、世界と繋がりたい。「この世界に溶けている美しいもの」を「そっと取り出して、よく見えるようにする」。それなら私にも、できそうな気がしてとても励まされた小説だった。

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    2025年10月30日
  • 羊と鋼の森

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    例えば静かな朝の気持ちよさとか、自分が良いと思う日常を、さらに良いと感じるための表現力を与えてくれる小説だった。

    主人公も、他の登場人物も、普段自分が日常生活で考えているよりも一段階高い解像度で日常を過ごしているように見えた。
    これを読んで、自分の日常も一段階解像度が高くなりそうだと思った。

    登場人物の高い解像度をしっかり伝えるだけの、著者の表現力もすごいと思った。

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    2025年10月21日
  • 羊と鋼の森

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    表現される言葉がどれも濁りなく澄んでいて綺麗で、心が浄化されるような感覚があった。感性を研ぎ澄ましたくなる一冊。
    主人公である外村の直向きな姿勢に、自らも奮い立たされる気持ちと、打ち込めるものに出会えてることに羨ましさを感じてしまう気持ちもあり。

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    2025年10月18日
  • 羊と鋼の森

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    蜜蜂と遠雷に続いてピアノ繋がりで読んだ。
    派手さはないけど、すごく面白くて心温まる作品。
    主人公の愚直さと人柄に惹かれる

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    2025年10月15日
  • 羊と鋼の森

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    調律師、という職業をよく知らなかったので、こんな奥深いものなんだと知った。
    正解がないことに向き合うって難しいけど、正解なんてないのかもしれない。自分がいいと思えたら、いいのかもしれない、と思えた。
    宮下さんの静かだけど情熱を感じる文章力が凄いなあ
    美しい言葉がたくさんあった

    宮下さんが「神さまたちの遊ぶ庭」の時期の北海道で過ごしていた時に、書かれたものだという。
    北海道での暮らしでの気づきや情景が作品にも影響してるのが分かる。
    「神さまたちの遊ぶ庭」を読んでから読んでよかった!


    『美しい』も『正しい』と同じように僕には新しい言葉だった。ピアノに出会うまで、美しいものに気づかずにいた。知

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    2025年10月14日
  • 羊と鋼の森

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    この本を読んで、ピアノの良さを改めて知った。フェルトに空いた穴は調律師さんがやったものとは知らなかった!むかし、実家のピアノを調律してもらった時、調律師さんが弾いてくれたピアノの響きが忘れられない。うちのピアノのはこんなに鳴るのかと驚いた。もう一度人生やり直せるなら調律師になりたいと思った。

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    2025年10月09日
  • 羊と鋼の森

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    主人公の真面目な姿が可愛らしいと感じる作品でした。また、私自身がピアノをやっていることもあり、ピアノと向き合って行く上で、もう少し調律と言う観点を大事にして見ようかなと思いました。

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    2025年10月03日
  • スコーレNo.4

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    読み終わったあと、ほんのり、ほんわか
    する気持ちが残る
    宮下さんの本はそんな気持ちがらほんのり
    するので好きです
    靴やさんに行って、靴、みてみたくなります

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    2025年09月26日
  • ふたつのしるし

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    クローズアップばかりしているから悲劇なんだと反省した。
    ハルがなんで遥名に猛アタックをしたのかがわからなかった。
    地図や配線図、アーチェリーなどしるしの途中になるものがたくさん出てきた。

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    2025年09月22日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    だいすきな宮下さんのエッセイ。
    とってもすてきだったけど、『神様たちの遊ぶ庭』が最高すぎたのでこっちは☆4に!

    宮下さんのエッセイ等をまとめた作品。
    子育ては大変ってイメージが強い中、肩の力をほどよく抜いた、宮下さんの育児にほっとする。
    自分もこんなあったかい家庭が作れたらいいなと素直に思える。

    宮下さんの作品は文章が美しくきれいだけど、エッセイにもにじみ出る人柄の良さ。すてきなお母さん。

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    2025年09月19日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    主人公は婚約破棄をされた事務職の女性。
    結婚後に使うはずだった休暇を取り自暴自棄に過ごすも、叔母からドリフターズリスト(やりたいことリスト)の記載を勧められ、試してみる。
    そこに記載したエステで出会った綺麗な店員、同僚の仕事以外の一面(豆を広める活動)の発見と活動への参加などを通して、前向きに変わっていく。

    たぶんそんなに大きく変わってはいない、日常が描かれているけど、物語の最初と最後では大きな違いを感じる不思議なストーリー。料理がその人を作るって部分はとてもわかる気がして、確かに自炊率の高かった週は気持ちが豊かだし、満足度が高い気がする。それが1番実感を得やすいけど、確かに人生って自分で作

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    2025年09月18日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    婚約破棄されたことをきっかけに、自分というものが無くて、ただ何となく生きていたことに気づいた主人公が「ドリフターズ(漂流者)リスト」を通して、自分や家族、周りの人々との関係性や本当に自分がやりたかった事は何かを見つめ直していくハートウォーミングな話。

    「自分は何のために生きているんだろう」「本当にやりたいことはなんだろう」「あの人はあんなに頑張っているのに私ときたら……」と1度でも考えたことがある人ならきっと、理解出来る心情が書かれている1冊だと思う。

    自由奔放でひねくれ者な叔母のロッカさんや、幼なじみの京など登場人物も皆濃いキャラで、この中で生きてたら確かに自分なんて突出したものは何も持

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    2025年08月26日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    「羊と鋼の森」から。
    トムラウシという北海道の山奥に1年間山村留学する作者家族のエッセイ。
    作品としては日記みたいな素朴な文章だけど、描かれている体験が極上。こんな世界が現実にあるんだなぁとつい羨ましくなってしまった。山菜を採って天ぷらにしたり獣のフンや臭いがわかるようになったり。いいなぁ
    あと作者が不整脈になる描写が出てきたけど、私も楽しんでいるのに新しい環境に体調崩すので共感した。

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    2025年08月17日
  • スコーレNo.4

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    一人の女性の中学生から大人になって結婚するまでの青春小説。人生の4つの場面を切り取り、その時々の感情や思考など、自分自身にも当てはまるように感じた。色々な苦悩があり、自分の人生とも照らし合わせて、どのように成長していくのだろうと考えさせられました。

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    2025年08月17日