宮下奈都のレビュー一覧

  • 羊と鋼の森

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    この人の文章は人を静謐の世界に連れていく。静謐といっても音のない世界ではない。なにか美しいと感じさせる音が、一音だけ存在するような世界。
    凛としてるけど張り詰めているわけではなく、穏やかではあるのだけれど、背筋を伸ばさずにはいられないような世界。

    そんな世界で、至福の時を過ごした。

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    2026年03月19日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    宮下さんが大好きと仰るお料理を作りたくなるような一冊!
    レシピ本って買っても結局使わずに…ということが多いのだけれど、感謝していると書かれている方のレシピ買ってみようかな。
    以前別の作家さんのエッセイを呼んだ時も思ったのだが、本当に日常の些細な出来事の切り取り方と表現が素敵すぎる。

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    2026年03月19日
  • 羊と鋼の森

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    調律師
    森は近道はないということ
    素直で良い主人公
    最初は才能系かと思うのに違った
    先輩に質問してとても良い答えが返ってくる
    いい言葉がたくさんあって伏線(ぽい)ものも回収。さすが

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    2026年03月18日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    宮下奈都さんの言葉の並びがとても好きです。匂い、音、手触りが、ありありと感じ取れるようでした。
    ふたつのお話とも、暖かいはずなのに、ずっと寂しい。
    修ちゃんはの話って、なんだろう。良い話では無いかもしれないと思わずにはいられない。
    でもどちらの男女も、互いを傷つけることは一切していないから、どうか優しい結末出会って欲しいと思う。

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    2026年03月16日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    内向的な青年、外村が調律師として成長していく物語。
    調律会社の先輩の柳さんが指導者として素晴らしい。
    「外村は特別な何かに恵まれているわけじゃない」「つまり、外村の実力だよ」
    持って生まれた才能がなくても、周囲の人間に恵まれているのは主人公の実力だと評価してくれる。
    ピアノが好きという気持ち、調律の名士板鳥さんとの出会い、些細なことが外村を調律師としての人生に向かわせていく。
    純真な外村が色々な人々と関わりながら、
    その人たちを少しずつ前向きにしていく。
    読み終えた後に自分も頑張ろう、という気持ちにさせてくれる本。

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    2026年03月14日
  • 羊と鋼の森

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    仕事をテーマにした小説を読むのはこれが初めてで、調律師というこれまであまり意識したことのなかった職業の世界を知ることができたのが印象的だった。普段は表に出ることのない仕事だが、一つ一つの音に向き合いながら楽器の状態を整えていく姿には、静かな職人の世界があるのだと感じた。

    自分は音楽にそれほど詳しいわけではないので、登場人物たちの感覚に完全に感情移入するのは少し難しい部分もあった。ただ、それでも文章から伝わるピアノの音や空気感を想像しながら読むのは面白く、音の違いを言葉で表現する繊細さに惹かれた。普段意識しない「音」を想像する読書体験だった。

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    2026年03月13日
  • はじめからその話をすればよかった

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    宮下さんの初期のエッセイや掌編、書評などをまとめたもの。
    2013年に出された単行本を文庫化したものだが、あしたの風という短編は、まさに今の日本のことみたいだと思った。
    書評を読んで、山本幸久を読んでみたくなった。

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    2026年03月06日
  • 羊と鋼の森

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    才能ってそういう事だったんだね。

    絵が上手い、運動神経がいい、歌が上手い、頭がいい。色々なところで才能について考えることがあるけど、才能は『能力』を指すものだけではないのかも。

    自分が努力してるという自覚がないくらい、好きでのめり込めること。自然と努力し続けていたこと。

    『好き』と思えることが1番の才能なんだと思う。

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    2026年03月04日
  • 羊と鋼の森

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    終始静かな小説。大きな盛り上がりはないけれど、だからこそ穏やかな気持ちでずっと読み続けられる。
    人の優しさや脆さを美しく思える。

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    2026年03月02日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    自分の気持ちに正直に生きたい人にはおすすめ。

    婚約者に破談にされた主人公がやりたいことリストを作成して再生していく物語。

    私が選んだもの、選べなかったもの全部全部ふくめて、私なんだ。誰かに流された訳でもない、自分で選択した人生を生きていきたいと心から思えた。

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    2026年03月01日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾が大好きで、表紙があまりにも可愛くてに取りました。

    サラッと読める文章で隙間時間に楽しむのにちょうど良い一冊です。

    台湾に行かなくても、日本に住む日常の中に台湾を感じることができます。

    香港や台湾は、ずっとそのままでいてほしいな。

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    2026年03月01日
  • 羊と鋼の森

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    たしかに大きく盛り上がることはなかったけど、穏やかでなんとなく雰囲気が良くて、続きがきになって、割と一気に読めた

    でもちょっと描写がロマンチックすぎると思う箇所もあった

    あと、自分が捻くれてるからかもしれないけど、外村みたいな苦労せず素直に育ってきた人を目の当たりに見せられるとちょっと苦しい

    調律というものをそもそも全然知らなかったから、世界が広がった感はあった

    この作家さんの別の作品も読んでみたいかも


    追記:あー続編ないのかなあー
    もっと読みたくてしょうがない、世界観ロスみたいな感じ

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    2026年02月27日
  • 羊と鋼の森

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    ピアノをやっていた人や関連していた人には余計刺さる1冊。
    調律師という職業の主人公を通して、成長や努力やその道のりの厳しさなどを体感することができる。
    ピアノの音色などを言葉で表す表現をしているので自分なりであるが、どのような感じで弾いているのか、どのような感じの曲を弾いているのかが分かりやすく読んでいて脳みそが心地いい。

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    2026年02月18日
  • 羊と鋼の森

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    ここまで一つの事にのめり込めるのは幸せだなと思うと同時に、主人公の葛藤や挫折をする様子を見て『頑張れ!』と思わずにはいられませんでした。

    調律師という見たことない世界が見られて、とても楽しかったです!
    読書を通して自分の知らない世界に入るのは、とても楽しいですね♪

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    2026年02月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    短編のオムニバス。個人的には、中島京子さんの筆致や「よしんば」の発想はさすが卓越してるなぁとか、やはり桜庭一樹は苦手なんだよだなぁとか、比較しながら楽しく読んだ。
    大島真寿美さんの作品は初めて読んだけど、「香港加油」のポストイットのくだりがたいへん良かった。他の作品も読んでみようと思ってググってみたり。こういう出会いがオムニバスの醍醐味だな、と思う。
    ちなみにアジアといっても、台湾や香港が舞台で、もっと東南アジアやインドなど、異文化感の強い舞台の作品も読みたかった。

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    2026年02月16日
  • スコーレNo.4

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    1人の女性が思春期を経て大人になり人生を受け入れていくまでの心の揺れがリアルで良い。家族、きょうだい、恋愛、仕事、、、まぁ色々あるけれど、読み終わった頃には少し心が前向きになっている。

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    2026年02月14日
  • 羊と鋼の森

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    ネタバレ

    高校時代、調律師の板鳥に出会った外村は調律師を目指し、調律師として同じ職場で働く事に。
    個性溢れる先輩やお客さんにかこまれ、成長し、音と親密になっていく。
    2016年の本屋大賞という事もあって気になってた作品。
    「音」という言葉では言い表しづらいものを見つけ、どうするのが良いか見極めて調律する調律師がとてもカッコよかった。
    風景が出てくる表現もとても素敵。
    ピアノ、楽器、吹奏楽、芸術好きは特に読んで欲しい!

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    2026年02月13日
  • 羊と鋼の森

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    北海道の山と森と雪の中の音が響いてくるよう。しんとした重みと柔らかさのある文章で素敵だったー。 主人公の外村は、まっとうで、純粋で、感情の波が外側に現れない、生活感がなく、他の調律師に比べて図太い感じ?現実世界にはあまりいないタイプな気がするし、私とは割と正反対なのに、物語にはすっと入り込めたなぁ。 才能の有無を考えると辛いし足が止まるよね。才能のせいにしたくないと思えるくらい何かを好きになり、のめり込んで、頑張りたいと思った。一度これと決めた道では、ただやるしかないのだよね泣

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    2026年02月13日
  • 誰かが足りない

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    分かりやすい、優しい物語だった。うっすらとした寂しさが絵になったような日々の中に、訪れた「ハライ」というレストランでの幸せな時間が、しみじみとしみる。
    読む本の中にはむずかしい漢字ばかりの時がある。鋭く心の中をかき回してあとはわずかに理解の外にあるような疑問符を残す。考え続けて著者の深遠な思いに気が付いたり、迷路に迷い込んだりする。
    そんな何かを求める読書もたまにはいい。生きている実感がある。それでもこうした暖かい日々を優しい言葉でつづってくれる小説に、癒されたいときもある。

    文字好きが選ぶ文章は、生きていく指針だったり喜びだったりするが、生活の中で、そんな文字好きだけでなく、いろいろな手段

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    2026年02月10日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    宮下奈都さんのエッセイの本。
    福井から北海道の田舎へと
    1年間の山村留学した期間をつづった
    エッセイの本。

    読んでてとても心があったかくなった。
    家族の何気ない日常と、
    その土地の神々しいほどの自然が溢れるさま。

    そこでの人との関わり。

    こんな1年が人生の中で持てるって言うのは
    とても幸福なんだろうなぁと
    読んでいて思った。

    子どもたちのまっすぐさ。
    そして、自然の怖さと温かさ。

    山村留学という
    ある意味特殊な体験なのかもしれないけれど
    それでも、
    何気ない日常に宝物はあるんだと
    気づかせてくれる
    とてもとても良き本だった^_^
     
     
    最後胸が熱くなったなぁ
    悲しさと、寂しさと

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    2026年02月09日