宮下奈都のレビュー一覧
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ネタバレ仕事に行き詰まり、出口が見えない主人公・外村の姿に強く共感した。
調律師として自分を磨こうとする一方で、結果が出ず、理由もわからないまま予約をキャンセルされる苦しさは、働く中で誰もが一度は感じるものだと思う。
そんな中で、支えてくれる人の存在や、「誰のために仕事をするのか」という視点に立ち返ることで、外村が少しずつ前に進んでいく過程が印象的だった。
「才能」という不確かなものではなく、経験や努力、根気といった積み重ねに価値を置く姿勢や、「1万時間かけてから悩めばいい」という言葉は、焦りや迷いの中にいる人の背中を支えてくれる一冊だと思う。 -
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ネタバレロッカさんのつくる太陽のパスタがなんとなく好きだ。ロッカさんみたいな飄々としたお姉さんが料理下手だなんて信じられない。ああいう人は料理が上手いもんだと思っていた。ただそういうところがロッカさんのかわいいところでもある。
あすわを傷心から立ち直らせた人であり、あすわのメンターみたいな立ち位置のロッカさんは、きっと完璧超人なんだろうなと思っていたから。
ロッカさんがあすわのラタトゥイユを食べた後、
「この太陽風スパゲティのいい引き立て役になってるよ」ってセリフを言った時、ああ、不味くてもいいんだって思った。不味くてもいい、頑張って上手くならなくても主役になれる。
太陽のパスタはロッカさんであり、こ -
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会社が潰れた日、パチンコ屋の裏の駐車場で、やたらと美味しいたいやき屋を見つけた行助。そこは、こよみさんという、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。行助は新たに大学の研究室の助手の働き口を見つけ、そのたいやき屋に通ううちにこよみさんと親しくなり、デートを繰り返すようになる。
だがある朝、こよみさんは交通事故の巻き添えで、意識不明になってしまう。家族のいないこよみさんのために、行助は毎日病院に通う。三月と三日経った日、奇跡的に意識を取り戻したこよみさんだが、事故の後遺症の高次脳機能障害で、短期間しか新しい記憶を留めておけないようになっていた。
二人は一緒に住むように -
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とある誰でもない専業主婦の女性が、誰かになりたくてもがきながら、最終的に自分であることをゆっくり受け入れていく物語、ということになるんだと思う。虚栄心、嫉妬、見栄、優越感、劣等感、そういった感情とその日々が丁寧に描かれている。もしかすると子育てをしている多くの女性は、主人公の気持ちやシチュエーションに強く共感するのかもしれない。
俺はと言えば、性や役割の違いもあるとは思うけど、考え方として主人公はなかなかまっすぐに歪んでいて(これは物語の装置として拡大レンズを通して描かれているからだとは思うけど)、強い共感はあまり感じなかった。でも、あまり共感できない主人公なのに胸を打たれる場面がいくつもあ -
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結婚直前に婚約解消された「あすわ」は、気力を失っていたが、
叔母のロッカさんの提案により、徐々に気力を取り戻していく。
タイトルの太陽のパスタと豆のスープに関しては、
読んだ人だけがわかる、キーワードなので触れませんが、
叔母が何かと姪のところに現れるというのは、ありがた迷惑な気がしてしまう
場面もあったりなかったり。
物語的に、男女問わずで楽しめるかなと思う内容ではありますが、
主人公の「あすわ」に係る人たちの寄り添い方が救いとなって成長する
ところは女性には良い刺激になるのではと思います。
主人公と叔母の名前を漢字にしていないのは、漢字じゃないわけではなく、
あえてのことなので、読んだ -
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婚約者から、結婚直前で突然婚約を解消された
主人公のあすわ(明日羽)傷心の彼女に
叔母のロッカさんはドリフターズリスト(やりたいことリスト)の作成を提案する。
ロッカさんの能天気ぶりに、腹が立つやら
あきれるやら‥でもきっと、この人には
何を言っても通じない。
ドリフターズリストを悩みながら書いて
無理にでも達成しようとするあすわだが、
ドリフターズリストは「不可能リスト」と、
エスティシャンの桜井さんに教えられる。
リストは反面教師で自分にできないことを
挙げるらしい。本当に大事なこと、どうしても
守りたいものは口に出したり紙に書いたりしない
ほうがいいと言われて、愕然とするあすわ。
会社 -
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ネタバレドリフターズリスト私も作ろっかな
最初は婚約破棄されたあすわが可哀想すぎてこっちまで辛くなった
でも郁ちゃんもロッカさんもお兄ちゃんもあたたかくて幸せな気持ちになった
リスト作りたいって思いながら読んでたけど途中で恵の「リストは反面教師、リストに書かれているのは全てあなたの弱点、どうしても守りたいものは口に出したり紙に書いたりしない方が賢明」って言うのにも頷けた
また、同時に1切れのパンみたいな存在。何をしてるか、何をすればいいかやろうとしてる事は、やりたいことはそういうことを考えるのがリストの役割できっかけ。結局はこのリストはポケットに入れて自分で進んでくしかない書いたことを信じてこれがある