宮下奈都のレビュー一覧
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ネタバレピアノの音の粒を一つひとつ聴き分けるように、仕事や音楽、人との向き合い方を丁寧に学び、迷いながらも自分なりの美意識や調律師としての在り方を見つけていく成長物語だった。最後まで一流になったという達成感ではなく、調律という仕事には終わりがなく、これからも音を聴き続けていくという余韻の残るように感じた。その静かな終わり方がこの本の良さだと思う。
haruka nakamura/♫Still Life(full album)
空気感や自然を思わせる演奏に加え、アップライトピアノのハンマーが弦を打つ音や鍵盤が動く気配があえて残されているのが魅力。読みながら聞くと、調律師の仕事をより身近に感じられる。 -
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だいすきな宮下さんのエッセイ。
ぜんぶ食べ物にまつわるもので、宮下さんの食に対するこだわり、想い、いろんなものを感じられた。
読んでる期間は普段よりも料理に力が入った。たのしく作って、たのしく味わって、元気になる。
そして、豆がとても好きなんだなぁとここで改めて知った。
初めて宮下さんの作品を読んだのは「太陽のパスタ、豆のスープ」だった。それは豆が主題だったけど、やっぱり宮下さんは豆が好きだったんだな。
当たり前だけど、作品には作者のエッセンスが滲み出る。そういうことを強く感じられた。
最近宮下さんエッセイ多くないですか?そろそろ長編読みたいです!ずっと待ってます。 -
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一見すると、ピアノの調律というゴールのない深い森に迷い込んだ青年・外村の成長を描いた現代の物語と、広島での被爆体験をはじめとする人間の根源的な悲しみを見つめ続けた原民喜の文学は、遠く離れているように思えるかもしれない。しかし、両者の根底に流れる「世界の一筋の美しさを信じ、それを祈るように手繰り寄せる姿勢」には、驚くほどの共通点があると感じられてならない。
主人公の外村は、高校生のときに偶然、学校の体育館で調律師の板鳥が出す「音」に出会う。それまで将来の夢もなく何かに熱中したこともなかった外村だが、その音の中に、自分が育った北海道の深い森の匂いを感じ取り、調律の世界へ飛び込むことを決意する。ピ -
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郊外の骨董品店の三姉妹の長女として生まれた麻子。中学の頃からどことなくみんなと同じように恋愛などが出来なかった。祖父の代から続く骨董品店において、三姉妹で唯一骨董品に興味を抱くが、一方で妹の七葉へのコンプレックスなどから、家を出たいと考えていた。
麻子の中学、高校、就職とその後を4段階で描いた人間ドラマ。恋愛には執着しないものの、つい好きになったり、付き合い始めたりという話が有ったり、その中で見つける、ちょっとした重要なアイテムなどの話。
スコーレということで、学校の話が続くのかと思いきや、それは2話で終わる。残り半分は就職後の話だ。
全体にふわっとしながら、これが描きたいんだなというテ