宮下奈都のレビュー一覧

  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    旅行中に持ち歩くのに
    重すぎず(内容的にも)
    さらっと読めるものを、と購入。
    題名の通り、本をめぐる様々なお話。
    どの作品も、さらっと読めるうえ
    いい話だった。

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    2015年07月15日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    砂に埋もれたル・コルビュジエ 原田マハ
    初めて本をつくるあなたがすべきこと 朱野帰子
    校閲ガール 宮木あや子
    この3作が良かったな。

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    2015年05月04日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    苦手あり、鷲掴みあり、ニッコリあり。
    楽しく読んだ、アンソロジー。

    原田さんは「認知症」の父親を介護する女性の話が、
    現実的でたまらなかった。

    小路さんの「旅の本」でなくて、「旅する本」。
    らしくて大好き。

    沢木さんは初読みですが、面白かった。
    無職の40歳、男性、時田風音が受賞後の2作目を書く時のお話。
    結構笑えて面白かった。おっちゃん、頑張りや!と思う。

    初読みの作家さんが多くて、いい出会いだったな。

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    2015年03月29日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    小路さんがいらっしゃるので購入。
    電車移動時間等におすすめな読みきりサイズの短編集。
    宮下さんはスコーレNo.4のみ読んだことがあり、他の方々の作品は初めて読みました。
    本というキーワードを多角的な視点でピックアップして物語が展開しています。

    「メアリー・スーを殺して」は、二次創作の畑を通ってきた身としては、お、俺を殺してくれ、と思うような暗黒時代を思い出させるような、そんなリアリティのある空気にえぐられました。面白かった。

    やっぱり大好きな作家さんということで贔屓目もりもりな気もしますが、「ラバーズブック」がとても好きです。読み返したい短編。短絡的じゃなくて完結していてなおかつ重量がある

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    2015年02月08日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    書名通り、本をにまつわる、いろんな作家さんの短編集。その中で、時田風音の受難が少しコメディっぽくて、一番面白かった。

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    2014年10月08日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    物語を紡いだり、装丁したり、校閲したり…

    とにかく本作りに関連した話ばかりだから、読書好きにはたまらない一冊。

    読んだら、本がもっと好きになれそう。もしかしたら、本を一冊作ってみたくなるかも…

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    2014年08月12日
  • 羊と鋼の森

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    どんなことがあっても続けていきたい。そんなことに出会える人は稀だと思う。
    私もいつかそんなものに出会える日が来るのだろうか。

    読んでいて景色が浮かぶ小説でした。
    さらりと読めるお話し。

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    2025年12月12日
  • スコーレNo.4

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    一人の少女の中学生から、高校、大学、就職を通して女性に成長していくのを描いた物語。登場人物の発言ひとつひとつがロマンチックだったり、深くて、堅い麻子に共感できる部分がたくさんあった。あまり恋愛物を読んだことがないけれど、さりげなく恋愛要素があって、でも素敵だなと思った。最終章の今まで付き合った男性は二人でいるのにどこか寂しかったという部分に、異性ではないけど、自分も集団の中にいるのに、一人でいるよりも激しく孤独を感じる時があって、共感できた。学生である、このタイミングで読むことができて、よかったと思う。

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    2025年12月05日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    早くても遅くても、結局は同じ所へ辿り着くのでは? という部分。
    そうなんだと思う。横着せずに確実な方法で動くべきだと反省した。短いから読みやすいけど盛り上がりには欠けて、読むのに思ったより時間かかっちゃった。

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    2025年12月03日
  • 羊と鋼の森

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    優しい物語。
    好きな仕事を若いときに見つけられ、その職に就けてやりがいや、充実感、幸福感がある。羨ましい。
    学生さんにぜひ読んでいただきたい本。

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    2025年11月30日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ピンからキリまでの、本に纏わる短編集。
    原田マハ、小路幸也、宮木あや子が良かった。
    やっぱり後半に面白い良作を配置するんだなぁ

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    2025年11月19日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    恋人に婚約破棄されたアラサー主人公のあすわが、恋人との未来が無くなったことでそこに寄りかかっていた自分に気付き、自分には何も無い...からっぽだ...となり、やりたいことリストを書くことで自分と向き合うお話。

    「持っていないもの」に目を向けて新しいことに挑戦するのはとても良いことだと思うのだけど、それと同時に今既に自分が「持っているもの」に気付くこと、感謝することが幸せの土台なんじゃないかなと個人的には感じた。

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    2025年11月15日
  • 羊と鋼の森

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    【2025年140冊目】
    高校生である僕は、ある日体育館に置かれたピアノが調律される場面に立ち会うことになった。それが僕の運命を大きく動かし、調律師を目指すまでになる。努力、才能、あきらめないこと、あきらめること、双子のピアニストとの出会い――ピアノ調律師に光をあてた一作。

    綺麗でした。ずっと綺麗な世界が続いていて、よくも悪くも現実から少しだけ宙に浮いている世界、そんなお話でした。

    主人公のバックグラウンドがもっと知りたかったなぁと。あれだけ感情を描いているので、きっと人物設定も深く考えられていたんじゃないかと思うのですが、わざと書かなかったんでしょうか、調律師の世界にどっぷりと浸っても

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    2025年11月15日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    同じ日の同じ時間にレストラン•ハライに予約を入れた6組にまつわる短編集。
    •仕事に納得がいっていない
    •認知症の症状が出始めた
    •隣りの幼なじみ
    •オムレツを食べにくる彼女が気になる
    •ビデオを撮っていないと外に出られない
    •人の失敗の匂いをかぎとってしまう
    自分の中の「何か」が欠けている、足りない感覚…
    「人と人との温かいつながり」で自分の悩みと向き合い、前に進もうとする心の動きを丁寧に描かれた宮下奈都さんらしい一冊です!

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    2025年10月27日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    ネタバレ

    本作、ジャケット等見ずにタイトルだけで買いました。

    なお私、タイトルを誤解しておりました。
    モデルをやっている妻、ということではなく、男性服のモデルをやっている旦那さんの奥さん、の話、ということでした。

    ・・・
    夫のうつ病がきっかけで、東京から福井の夫の実家へ移り住んだ梨々子。都会での華やかな生活から一転、慣れない田舎での暮らし、つかめない夫の心、子育ての不安など、さまざまな葛藤を抱えながら、妻として母として、そして「何者でもない自分」としての日々を生きる10年間を描く物語。

    ・・・
    読んでいて色んな意味で辛く感じました。

    一つは、なんで梨々子はこんなにいちいち皆と同じ価値観に縛られる

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    2025年10月19日
  • 羊と鋼の森

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    2025年38冊目『羊と鋼の森』

    音楽にあまり興味のなかった私だが、この作品を通して音や調律の世界に心を惹かれた。
    物語は決して劇的ではないけれど、静けさの中に確かな成長と美しさがある。
    そうした静かで穏やかな物語を好む人には、きっと深く響く一冊だと思う。

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    2025年10月18日
  • 羊と鋼の森

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    青年が好きなものに真摯に向き合う日々を描いたお話、だと感じた。急展開などはなく、緩やかにでも確実に成長する青年のひたむきな毎日が綴られている。

    美しいと感じたものを自分の言葉で表現できる、青年を尊敬した。好きなものを仕事にする人とはこういう人かと。今まで何を見て何を聞いて何を心に留めてきたのか、自分を作っているものを振り返った。
    そして今、本を読んで感想を書いているこの行為もいつの日かの自分を作るのだと感じさせてくれた本だった。

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    2025年10月04日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    NHKの朝ドラ「あんぱん」で主人公演じる今田美桜の「精一杯頑張ったつもりやったけれど、何者にもなれんかった」のセリフが頭に残った。それを考えさせられるような作品である。30歳の女性が夫と二人の子供と家族と田舎に引っ越してからの10年の変化を追った小説だが、著者らしく内面の葛藤や変化を見事に浮彫にしている。

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    2025年10月03日
  • 羊と鋼の森

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    調律師の物語だけど、普段の自分の仕事と照らし合わせて読んでた。自分の成長になっているか分からないとか、意味がないかもしれないとか、もしかしたら数年前と何も変わってないかも?と思ったり、自分って才能ないのかなって少し自信喪失気味な人に読んでほしい。外村自身の言葉やその恩師、先輩たちの言葉が刺さった!

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    2025年11月05日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    静かな本。

    本当、ずーっとコソコソコソコソと、
    小さな声で話してる感じ。

    よーーーく耳をすまさないと聞こえないくらいの、静かさ。
    でも、ほんの少しその声に耳を傾けて世界観をのぞきたくて。

    そーっとそーっとページを捲る。

    大きい声だしたら、文字が逃げて行きそうな。
    そんな臆病な本で。

    逃げないように、静かに、ゆっくり丁寧にページをめくり。
    なかなかこんなそーーーっとした気持ちで読む本。
    久々だなぁ。
    と、思ってしまった。
    とっても臆病な本ですので、優しい気持ちで、お手柔らかに読んでもらいたい。

    優しくしてほしい。

    そんな一冊です。

    #ガーシュウィン
    #なんだろかい?
    #挿絵
    #優

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    2025年09月11日