宮下奈都のレビュー一覧

  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ひたむきにドリフターズ・リストに向き合うあすわには好感が持てた。やりたいことリストを不可能リストと言っていてたしかになと思った。でも、やっぱり書く事で達成することもあると思う。豆料理をあすわたちが美味しく食べていて豆を食べたくなった。

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    2026年08月04日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    読みやすくて一気に読み終わった。
    誰か、特に家族と食べるご飯の大切さを改めて実感。
    何気ないご飯も後から思い出せば大切な思い出の一部。

    食事の時間を改めて大事にしようと思えました。

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    2026年07月29日
  • よろこびの歌 新装版

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     思っていたのとちょっと違ったかも。
    ザ・ハイロウズが好きな人ならもう何倍も楽しめたのかな!残念ながらわたしはあまり詳しくなくて…
     女子高生たちの考え方や視点は“らしい”感じがして良かったけど、少し浅かったような。どこか1ヶ所だけでもがっつり深掘りしてくれたらもっとグッとくるものがあったかもと思ったり。

     「楽しく生きること」「そのために、音楽があるんだ。音楽は目的じゃなくて手段だったってこと」。音大付属高校に落ちてしまった御木元玲が友人に話したこの部分。誰かの何かに通じるものがある気がして思わず付箋を貼った。

     音楽って、詳しい人でもそうじゃない人でも、生きてて一度は心が持ってかれる体験をしやすいツールだと思う。だからこそ、もう少し深みというか、何かグッとくるものが欲しかったなぁ。。
     続編(?)の「終わらない歌」も読んでみる。

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    2026年07月20日
  • 誰かが足りない

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    予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。
    10月31日午後6時に、たまたま店にいた客たちの、それぞれの物語。
    認知症の症状が出始めた老婦人、
    ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、
    人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、6人の人生と後悔や現状の悩みを描く。
    「ハライに行って、美味しいものを食べる」ことをひとつのきっかけにして、
    前に進もうとする気持ちを、それぞれ丹念にすくいとっていく。

    美味しいものが出てくる話が好き。
    宮下奈都さんも好き。
    ひきこもりの兄の話が印象的。
    本の内容自体も、苦しさもあるが優しい。
    ただ、
    表紙が私には寂しすぎて、怖くて、手元に置いていくのを躊躇している。
    表紙が違えば間違いなく手元に残しておくのに…

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    2026年07月20日
  • 静かな雨

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    さーっと読めた。
    読んでて、静かな情景が思い浮かんだ。優しい気持ちと、悲しさと。
    たいやき食べたくなったし、朝に豆のスープ食べてあたたまりたい気分になりました

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    2026年07月12日
  • 静かな雨

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    食べ物の描写がおいしそうで、食べ物にからめて人物の感情の描写も展開していく系統の小説。
    鯛焼きと豆のスープ食べたくなった。

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    2026年07月06日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    豆。そうなんよなぁ、自分にとっての豆をずっと探してる。
    ある気はするけど手掛かりが掴めないでいる。書いたり話したりしたけどなぁ。
    自分が会社辞めた時は気持ち良かった。周りに出来ないことだったり、違うことだったりを見せれた気がして。レールから外れる経験も気持ち良かった。でも次そうしたい訳でもない。
    次は、そうだな…、粛々と今の生活を、ぐらいしか思いつかない。
    動けって話だけど動く気力は今はない。明日からでもいいか。

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    2026年06月28日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    1つ目の作品「静かな雨」
    ・事故をきっかけに記憶障がいを抱えた女性と、生まれつき足に障がいを抱える男性とのお話。
    ・2人が結ばれることができたのは事故のお陰で、もし事故が起きていなくても、2人は結ばれたのだろうか?
    ・雨が降ったら土に染み込んでまた乾き、雨なんて降ってないように元通りになる。こよみの涙や悲しみもまた、一晩経てば忘れられて、なんでもないように、乾いて元通りになる。切ない。
    ・ブロッコリとリスボンのくだりが重なった時、可哀想で切なくなった。

    「世界は広い。だけどあたしの世界はあたしの身の丈にあったぶんしかない。そう思うと、焦るでしょ?いろんなことを知りたい、知らなきゃいけないって気分になるでしょ?」

    「どうして若い人には可能性があると、そんな乱暴なことを平気でいえるのだろう。確かに、何者かになる可能性もあれば、ならない可能性もある。もしも若い人の可能性がほんとうに無限なら、たとえ年をとって可能性が半分に減ったところで、たかが無限の二分の一だ。九割の道が閉ざされてしまっても、まだ一割残っている。無限は一割でも無限じゃないのか。」

    2つ目の作品「日をまたぐ」
    ・2人の出会い方はすごく運命的で純粋で素敵なものだった
    ・「アフリカとブラジル」のくだりはよく分からなかった。ひとつの大陸だったものが時間を経て別々に分断された→別れ話かと思ったけど、別れてない
    ・修ちゃん優しいように見えなくもないけれど、真名ばかりがたった1曲の音楽にも耳を傾けられないほど精神的にも追い込まれていることにも全然気付かず、いつもこんななのか?とか聞く始末。仕事忙しいを言い訳にしてるだけ。スープないの?とか言い出した時には「はっ?!!!」てなった。そして優しくご飯を用意してあげる真名にも「へっ?!!!」てなった。

    2つの話に共通しているのは、
    ・美味しい食べ物
    ・音楽
    ・世界に閉じ込められていること
     こよみは行助の世界
     真名は娘の世界もしくは修ちゃんの世界

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    2026年06月18日
  • 誰かが足りない

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    絶対、今邑彩みたいなミステリーだと思った。表紙の感じが似てる。
    読むと全然ミステリーではなく、どれも明るい兆しがして安心。
    でもやっぱりこのタイトルと表紙の絵は内容にあってないと思うのだけど、私だけかな。

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    2026年06月15日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    北海道の山奥に山村留学した宮下ファミリー。留学を決断しトムラウシで暮らした1年間が描かれているのだけど、一番の感想は「宮下家の家族の仲の良さが羨ましい」「家族のキャラがすてき!」ってこと。読んでいると口角が上がってくるよ

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    2026年06月13日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ドリフターズ・リスト
    やりたいことリストのことなんや。

    本文にもある通り、カトちゃんも志村も長さんもブーも
    関係ない。
    関係ないんだけど、どうしても頭によぎってしまうな。


    このお話のいいところは、
    ドリフターズ・リストを作ったからって人生が好転するわけじゃなくて、まだまだ主人公は右往左往して悩んで悩んで進んでいくところ。
    色んな気づきがあるところ。

    それで良いんだよね。
    人生、ここで終わりじゃない。
    何かが叶ってもまだ続いてく。

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    2026年06月05日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    マイナスな気持ちにそっと寄り添って、いつの間にか前を向かせてくれるような温もりを感じる物語でした。タイトルからは不穏さを感じますが、足りない誰かを待つ幸せに目を向けさせてくれる物語です。美味しいと評判のレストラン「ハライ」そのものについての描写はありません。ですが、登場人物達がハライを予約しようと思うそれぞれの理由から、ハライが自分の大切な人を連れて行きたいと思わせる素敵な場所であることがしみじみと伝わってきます。私もそういう時に選ばれるレストランであるハライを訪れてみたくなりました。

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    2026年06月01日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    割とよくある「生きる意味を見つけられない私が、クセの強い人のおかげで一歩踏み出す」系の話。
    すでにそういう話をいくつか読んでしまっているので、可もなく不可もなくという印象になってしまったけれど、この本が最初だったらまた違っていたかもしれない。

    結婚しているとか、職種だとか、他の人によってもたらされる価値ではなく、自分そのもののよさを自分で見つけることで、人生を楽しむことができると思う。

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    2026年05月31日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    序盤の別れ話のシーンで、ご飯を食べる前と後どちらに嫌な話をするかという下りが失恋直後の半年前のわたしに刺さってしまい一度中断。恐る恐る、と言ったように読み進めていくうちにあすわと共に前を向くことができて、本当に楽しめた。美味しいご飯が食べたくなる、暖かくて笑顔になれる一作。

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    2026年05月30日
  • いつか、アジアの街角で

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    女性作家6人によるアンソロジー。香港返還前、中国人歌手による『私の1997』という曲がヒットしたのを思い出した。香港側の思いは複雑だったと思うけれど、今のような状態を予測した人はいたのだろうか。台湾にはまた行きたいし、香港を見るにつけ、今のままでいてほしいと思う。

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    2026年05月16日
  • 静かな雨

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    事故によって1日で記憶がリセットされてしまうたい焼き屋さんとの恋愛模様を描いた小説です。
    もどかしさや、どうしようもならない環境の中で何が出来るのかが描かれていますが、自分の人生にも目に見えない色々な障害があって、その中を進んでいるんだなと、読みながらも自分自信を見つめ直すいい機会になりました。
    小川洋子著の博士の愛した数式と若干カブってたと感じてしまいましたが、それでもしっかり読むことが出来ました。
    こよみさんのたい焼きが食べたいです。

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    2026年05月09日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    優しい物語。失意の主人公がやりたいことリストをもとに日常と改めて触れ合い直す話。情景の色使いが鮮やかで水彩画を見てるような綺麗さ。どれも淡々と進みながら、日々起きる出来事、人間関係と新しい関係を結び直していく。日常の小さなことを、心の小さな変化を、感情の浮き沈みに囚われずに、穏やかに安定飛行に入っていく様子に心がすごく暖かくなった。

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    2026年04月25日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    北海道・トムラウシでの一年の暮らし。
    寒いんだろうな、しかし抗えない魅力があるようだ。
    「羊と鋼の森」はこの時期に書いたらしい。むしろそっちを読んでみたいなと思った。

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    2026年04月20日
  • スコーレNo.4

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    静謐で美しい文章で紡がれる、女性の成長物語

    自己評価の低い女性の成長の軌跡を描いた物語。中学時代、高校時代、入社後の現場出向、出向終了後の本社勤務。これらの4つの人生のステージがそれぞれ描かれます。

    とにかく文章表現の綺麗な物語です。派手な事件などはほとんど起きないものの、鮮やかな心情描写が美しく、目を見張ります。

    内容については、おおむね家族・恋愛・仕事という3つの要素を中心に描かれています。それにしても本作は、人を好きになるシーンで「好きだ」などと直接表現しません。巧みな心情描写によって、好きになったのだな、ということを読者に感じさせる点がとても素敵だと思いました。

    ただ、個人的な好みとして、恋愛面以外はそこまでハマらなかったかも。私は自己肯定感が高いタイプなので、麻子に対してそこまで共感できませんでした。

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    2026年04月20日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    婚約破棄された主人公が立ち直っていく話。
    私も最近恋愛関係で辛いことがあったので、重ねて考えられた。
    ドリフターズリストがいいとか悪いとか、
    いろいろモヤモヤ考える主人公に共感。
    婚約破棄されたその人は脳裏によみがえることはあるが、
    それ以外の生活でしっかり楽しみを見出して、今を生きて前向きになるエンディングでよかった。
    過去の執着を断ち切って私もそうなりたい。

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    2026年04月05日