宮下奈都のレビュー一覧
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かわいいエッセイ。
北海道の山村留学。自分で経験することがどれだけ価値のあることかを証明されてるようだった。トムラウシの美しい自然、羨ましい。
どれだけ本を読んで擬似体験しても実際の経験には敵わないな、と思う。
子ども達がかわいいし、子どもを通して見る社会はまた違うんだなと実感(母役割としての視点が増える)自分が子育てしたらまた感じることが違いそう。
・ワンサブ子の話、声出して笑った
・バド大会出場の話も良い、負けてトラウマになったら…と心配してたらその逆でやる気が出る次男、親だから先回りしてリスク回避したくなるけどそれ以上に子どもはしなやかでたくましいな、と。
・なっちゃんの足、頑張り -
Posted by ブクログ
思っていたほど自然環境のことは
描かれていなかった。
どちらかというとひととのつながりや
お子さんたちの成長が軸のお話。
冒頭で引っかかったのが
賢い学校に通う子どもたちの従兄のことを
「縛られてる」
「懸命すぎて外れるのが怖いんだろう」と
哀れんでいたこと。
自分の選択の正当性のために
これを書く必要あったんだろうか。
私も一時期地方の片田舎に暮らしていて
春の勢いとか植物を見る目とか
見えなかったものが見えてくる感覚を思い出した。
すばらしい体験だったけど都会に戻ったら
もうすっかりその能力も解けてしまったなあ。
布川愛子さんの装画がかわいかった! -
Posted by ブクログ
ネタバレどの章も入り込みやすく読みやすくホームドラマを観ているような楽しさで、あっという間に読み終えました。
ただ、ハライで過ごす6組の描写が欲しかったなぁ。
最終章で、ハライに全員登場する場面が描かれるであろうと思い、各章の登場人物像や出来事を暗記するように読みました。
私が思い描いたラストは…全員揃って来店する家族や、席で待合せして「久しぶり〜」などと言いながら席に着く友達同士など、“予約1”から“予約6”までの人物たちの“今”が描かれるであろうと期待しました。どんな会話をするのかな、どんなふうに関係が進んでるかなと…。
そのための同日同時刻の予約かと。
(予約6の主人公からの目線で、数組、描か -
Posted by ブクログ
ネタバレ正直、あまり良さが分からなかった。宮下奈都は『太陽のパスタ、豆のスープ』がとても好きだったからこちらも手に取ったのだけど、贈賄についてもしかしたらとんでもない謎が隠されているのかもと思いながら読んだので、拍子抜けしてしまったのかもしれない。今月読んだ江國香織の『神様のボート』も、いなくなった男を探して女が引っ越しを繰り返してそれに娘が振り回される話だったので、デジャブ〜と思った。143ページの「捕まらなくても罪には変わりがない。罰を受けないぶんだけ、罪は重いかもしれない。そう思うのに、時効になったとわかってほっとしていた」の部分が、思うところがあり刺さってしまった。
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Posted by ブクログ
『羊と鋼の森』は第154回直木賞の候補作で、2016年第13回本屋大賞に選ばれる。2015年は西加奈子『サラバ!』が直木賞受賞で合わせて同年本屋大賞が2位だった。年度は少しずれるが大賞と2位が逆転している。なぜか10年前当時の有名作品を続けて読む不思議。
ピアノはフェルトが弦を叩くことでが音を出す仕組みである。表題『羊と鋼の森』とは、羊の毛がフェルトで弦は鋼で出来ていて、そしてピアノの重い蓋を開けると、そこには静かな森が鎮座しているという意味かな。好みは分かれるが文学少女がスキそうなお話、2作品読み比べてみて、話の先が読めない『サラバ!』に軍配が上がる。U-NEXTで映画も観たけど途中でやめ