宮下奈都のレビュー一覧
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静謐で美しい文章で紡がれる、女性の成長物語
自己評価の低い女性の成長の軌跡を描いた物語。中学時代、高校時代、入社後の現場出向、出向終了後の本社勤務。これらの4つの人生のステージがそれぞれ描かれます。
とにかく文章表現の綺麗な物語です。派手な事件などはほとんど起きないものの、鮮やかな心情描写が美しく、目を見張ります。
内容については、おおむね家族・恋愛・仕事という3つの要素を中心に描かれています。それにしても本作は、人を好きになるシーンで「好きだ」などと直接表現しません。巧みな心情描写によって、好きになったのだな、ということを読者に感じさせる点がとても素敵だと思いました。
ただ、個人的な -
Posted by ブクログ
ネタバレ1人の男性が失踪した後の周りの人達に与える影響をそれぞれ別の人物の視点から描かれており、どの話もどうにもならない現実が描かれていて読むのが辛かったけど、なぜか本を閉じた時に心がじんわり温かくなってるような感覚が広がる。逃げるんじゃなくて、停滞から抜け出すっていのはいい言葉だなぁと感じた。
「逃げているように見えても地球は丸いんだ。反対側から見たら追いかけてるかもしれねーし」っていうトータの言葉が響いた。最初望月をめぐるミステリーかと思ったら全然違った。なんて自分勝手な奴だろうと思ったけど、読み進めると、どうやら違う様子。だけどマスコミや世間の吹聴で戻れなくなってしまったんだろうな…。
でも一番 -
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ほんわか面白かった。
そっかぁ、とゆっくりと目から鱗が落ちたのは、”みんなより一日分よごれている”。
筆者は本を読むことが大好きで、本を読むことを中断してお風呂に入ることが煩わしい。子どもが生まれてからもそれは変わらない。バタバタの毎日の中で、みんないつ本を読んでいるんだろう?お風呂に入らない私プラスこどもたち3人で、1週間で、1ヶ月で、のべ何時間分本を読めるだろう。
「きれい好きなたくさんの人たちがお風呂に入っている時間に、私たちは楽しく本を読んだ。いいの、いいの、優先順位の問題だから。つねに一日分、私たちはみんなよりよごれていた。」
そっかぁ、優先順位の問題だったんだ。確かに。
楽しく -
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とても久しぶりになってしまいました、、
高校生の時に、偶然調律師の板鳥と出会いその音に魅せられ、自らも調律師となる。職場の個性的な先輩と共に少しずつ成長していく外村の物語。
僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思うことで自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら -
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Posted by ブクログ
かわいいエッセイ。
北海道の山村留学。自分で経験することがどれだけ価値のあることかを証明されてるようだった。トムラウシの美しい自然、羨ましい。
どれだけ本を読んで擬似体験しても実際の経験には敵わないな、と思う。
子ども達がかわいいし、子どもを通して見る社会はまた違うんだなと実感(母役割としての視点が増える)自分が子育てしたらまた感じることが違いそう。
・ワンサブ子の話、声出して笑った
・バド大会出場の話も良い、負けてトラウマになったら…と心配してたらその逆でやる気が出る次男、親だから先回りしてリスク回避したくなるけどそれ以上に子どもはしなやかでたくましいな、と。
・なっちゃんの足、頑張り