宮下奈都のレビュー一覧

  • 羊と鋼の森

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    調律師のお話。家に調律の人が来ていたこともあったが、特に意識したことはなかった。今回本を読んで調律ひとつとっても音を作る、その音を弾きこなすこと、考えることの多い仕事なんだと感じた。
    無垢な青年の成長物語でした。
    めちゃくちゃハマるという感じではなかったけど、いいお話でした。

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    2026年01月24日
  • 静かな雨

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    宮下奈都さんデビュー作「静かな雨」と「日をつなぐ」の2編が収録された短編集。「静かな雨」は小川洋子さんの「博士の数式」を彷彿とさせられた。長く記憶できないこよみさんと行助のお互いを思いやる関係性が好きでした。「日をつなぐ」では、子どもができることで、常に自分自身よりも優先すべきものがあるという摩擦が率直に描かれており、やりきれなさを感じました。また使用済みの体操服を貸してくれた修ちゃんを「きまりわるさを隠して助けてくれた」と表現した真名の人柄が素敵でした。

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    2026年01月24日
  • 羊と鋼の森

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    鋭い感性と繊細さを活かす仕事とそこに関わる人の温かな交流をピアノの調律の世界で表現されていました。
    最後締めくくりに出てくる羊、ギリシャの歴史は、感慨深いものがありました。

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    2026年01月20日
  • 羊と鋼の森

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    優しく牧歌的な雰囲気の作品でした。それがすごく好き。森と田舎と地方と、色が少なく温かくなる。
    主人公が静かな熱意を持っていて、その周りの人たちとの群像劇。成長することをものすごく細かく細分化して、成長は目に見えなく、いろいろなものに晒されることなんだなと思いました。どこか温かくなる物語でした。

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    2026年01月18日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    宮下さんの考え方がとても好き。
    小説家というレアなお仕事の中でも、考えていることや生活に親近感を覚える。

    でも、起きたこと一つ一つを大切に抱えて見つめるような文章がとても心地良く、私もこんな風に日々を大切に生きたいなと思う。

    これは食に関するエピソードまとめだったのもあるけれど、相当なグルメなんだなぁ。
    ひじきのマリネ食べたい…。クイックブレッドなるものも初めて知った。作ろう。

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    2026年01月05日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾旅行のお供に読みました。飛行機などの移動中に読むのがちょうどいいボリューム。台湾や香港の食べ物や文化にまつわる短編集。探偵事務所の話が好きでした

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    2025年12月21日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    自分の心身の弱さに無自覚で行動してつっ走っちゃう感じ(少し発達っぽさある感覚までする)とか、御都合主義だとか、自己憐憫の下手さとか、とにかく主人公がガキ臭過ぎてしんどかったよぉ…

    なんか 夢をかなえるゾウ読んでる?って気持ちになりました

    ロッカさんはクレヨンしんちゃんに出てくるムサエをイメージして読んでました。

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    2025年12月20日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    宮下先生の作品は、最後の数ページにメッセージが込められていると思う。なので、単調な綴りかと思っていたら最後にガーンと衝撃、感動がはしる。途中途中、ブラフはあるが理解に乏しい私でも最後に書かれた数ページでようやくこの作品の奥深さに触れられた。
    この作品はとある主婦が、旦那がウツになって田舎に引っ越した先での出来事を通しての「私」について、平凡に繊細に描かれている。誰もが自分を非凡と思いたいがそうではないと認める瞬間、「普通でいいさ」と言うが誰もがそれぞれ個性が違う中の普通とは何か、普段気づかないふりをしていた部分を優しく掘り返す、そんな宮下先生の素晴らしい作品だ。別の作品を読みたい。

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    2025年12月20日
  • スコーレNo.4

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    一人の少女の中学生から、高校、大学、就職を通して女性に成長していくのを描いた物語。登場人物の発言ひとつひとつがロマンチックだったり、深くて、堅い麻子に共感できる部分がたくさんあった。あまり恋愛物を読んだことがないけれど、さりげなく恋愛要素があって、でも素敵だなと思った。最終章の今まで付き合った男性は二人でいるのにどこか寂しかったという部分に、異性ではないけど、自分も集団の中にいるのに、一人でいるよりも激しく孤独を感じる時があって、共感できた。学生である、このタイミングで読むことができて、よかったと思う。

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    2025年12月05日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    早くても遅くても、結局は同じ所へ辿り着くのでは? という部分。
    そうなんだと思う。横着せずに確実な方法で動くべきだと反省した。短いから読みやすいけど盛り上がりには欠けて、読むのに思ったより時間かかっちゃった。

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    2025年12月03日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ピンからキリまでの、本に纏わる短編集。
    原田マハ、小路幸也、宮木あや子が良かった。
    やっぱり後半に面白い良作を配置するんだなぁ

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    2025年11月19日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    恋人に婚約破棄されたアラサー主人公のあすわが、恋人との未来が無くなったことでそこに寄りかかっていた自分に気付き、自分には何も無い...からっぽだ...となり、やりたいことリストを書くことで自分と向き合うお話。

    「持っていないもの」に目を向けて新しいことに挑戦するのはとても良いことだと思うのだけど、それと同時に今既に自分が「持っているもの」に気付くこと、感謝することが幸せの土台なんじゃないかなと個人的には感じた。

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    2025年11月15日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    同じ日の同じ時間にレストラン•ハライに予約を入れた6組にまつわる短編集。
    •仕事に納得がいっていない
    •認知症の症状が出始めた
    •隣りの幼なじみ
    •オムレツを食べにくる彼女が気になる
    •ビデオを撮っていないと外に出られない
    •人の失敗の匂いをかぎとってしまう
    自分の中の「何か」が欠けている、足りない感覚…
    「人と人との温かいつながり」で自分の悩みと向き合い、前に進もうとする心の動きを丁寧に描かれた宮下奈都さんらしい一冊です!

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    2025年10月27日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    ネタバレ

    本作、ジャケット等見ずにタイトルだけで買いました。

    なお私、タイトルを誤解しておりました。
    モデルをやっている妻、ということではなく、男性服のモデルをやっている旦那さんの奥さん、の話、ということでした。

    ・・・
    夫のうつ病がきっかけで、東京から福井の夫の実家へ移り住んだ梨々子。都会での華やかな生活から一転、慣れない田舎での暮らし、つかめない夫の心、子育ての不安など、さまざまな葛藤を抱えながら、妻として母として、そして「何者でもない自分」としての日々を生きる10年間を描く物語。

    ・・・
    読んでいて色んな意味で辛く感じました。

    一つは、なんで梨々子はこんなにいちいち皆と同じ価値観に縛られる

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    2025年10月19日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    NHKの朝ドラ「あんぱん」で主人公演じる今田美桜の「精一杯頑張ったつもりやったけれど、何者にもなれんかった」のセリフが頭に残った。それを考えさせられるような作品である。30歳の女性が夫と二人の子供と家族と田舎に引っ越してからの10年の変化を追った小説だが、著者らしく内面の葛藤や変化を見事に浮彫にしている。

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    2025年10月03日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    静かな本。

    本当、ずーっとコソコソコソコソと、
    小さな声で話してる感じ。

    よーーーく耳をすまさないと聞こえないくらいの、静かさ。
    でも、ほんの少しその声に耳を傾けて世界観をのぞきたくて。

    そーっとそーっとページを捲る。

    大きい声だしたら、文字が逃げて行きそうな。
    そんな臆病な本で。

    逃げないように、静かに、ゆっくり丁寧にページをめくり。
    なかなかこんなそーーーっとした気持ちで読む本。
    久々だなぁ。
    と、思ってしまった。
    とっても臆病な本ですので、優しい気持ちで、お手柔らかに読んでもらいたい。

    優しくしてほしい。

    そんな一冊です。

    #ガーシュウィン
    #なんだろかい?
    #挿絵
    #優

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    2025年09月11日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    ネタバレ

    表紙が気に入って購入して、小説だと思って読み始めたらエッセイだった。自然が良いって思えるようになったのはつい最近(大人)になってからだけど、トムラウシに住んでいる子どもも大人もノビノビとしていていいなあと思った。人と関わる機会が少なくなってきているけど、人と関わって過ごしたいと思った。北海道行きたくなった。

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    2025年09月07日
  • 誰かが足りない

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    とても美味しいと大人気のレストラン「ハライ」に予約した6組のお客さんのお話。

    みんなそれぞれ辛いこと、悲しいこと、苦しいことがあるけれど、新しく一歩を踏み出そうと決意する姿に勇気をもらえた。

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    2025年09月05日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    (途中まで)
    ドリフターズ(やりたいこと)・リスト!
    転機があったときこそ自分を満たしてあげようと思った

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    2025年09月02日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    婚約解消をされた主人公の明日羽が、やりたいことをやろうとドリフターズ・リストを作り、どのように実行して行くかを描いた物語。

    冒頭は婚約者から突然婚約解消を言い渡され、どん底に落ちてしまう様子に、このあとどう挽回して行くのかと引き込まれた。

    しかし、特に何か大きな出来事が起こるでもなく、リストの内容も細かく夢のあるようなものではないし、思ったような展開にはならず途中からだれてきてしまった印象。

    彼女の周りのロッカさん、郁ちゃんなどは個性豊かな人物像でインパクトはあったが、それゆえに主人公が薄く見えてしまった。

    ただ、人生どん底に落ちることがあったとしても、周りの人に助けてもらえる恵まれた

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    2025年08月31日