宮下奈都のレビュー一覧
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ほんわか面白かった。
そっかぁ、とゆっくりと目から鱗が落ちたのは、”みんなより一日分よごれている”。
筆者は本を読むことが大好きで、本を読むことを中断してお風呂に入ることが煩わしい。子どもが生まれてからもそれは変わらない。バタバタの毎日の中で、みんないつ本を読んでいるんだろう?お風呂に入らない私プラスこどもたち3人で、1週間で、1ヶ月で、のべ何時間分本を読めるだろう。
「きれい好きなたくさんの人たちがお風呂に入っている時間に、私たちは楽しく本を読んだ。いいの、いいの、優先順位の問題だから。つねに一日分、私たちはみんなよりよごれていた。」
そっかぁ、優先順位の問題だったんだ。確かに。
楽しく -
Posted by ブクログ
とても久しぶりになってしまいました、、
高校生の時に、偶然調律師の板鳥と出会いその音に魅せられ、自らも調律師となる。職場の個性的な先輩と共に少しずつ成長していく外村の物語。
僕には才能がない。そう言ってしまうのは、いっそ楽だった。でも、調律師に必要なのは、才能じゃない。少なくとも、今の段階で必要なのは、才能じゃない。そう思うことで自分を励ましてきた。才能という言葉で紛らわせてはいけない。あきらめる口実に使うわけにはいかない。経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら -
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Posted by ブクログ
ネタバレ偶然高校のピアノ調律に訪れた板鳥に魅了され、調律師となった外村は、自分に素質があるのか疑問に思っていた。先輩の柳の調律に同行する中で、双子の高校生姉妹に出会う。しばらくすると、妹の由仁が精神的な事情でピアノが弾けなくなり、姉の和音はピアニストを目指すことを決意したことで、外村はそのサポートをしたいと強く思うようになる。そんな中で、柳の結婚披露パーティーで和音が演奏することになり、外村はその調律を任されるーーー。
特に劇的な展開があるわけではないが、主人公か就職後の悩みを抱えながら成長していく過程は、心温まるものがあった。外村は先輩にどんどん質問している姿が印象的で、学ぶべき姿だと感じた。些細 -
Posted by ブクログ
かわいいエッセイ。
北海道の山村留学。自分で経験することがどれだけ価値のあることかを証明されてるようだった。トムラウシの美しい自然、羨ましい。
どれだけ本を読んで擬似体験しても実際の経験には敵わないな、と思う。
子ども達がかわいいし、子どもを通して見る社会はまた違うんだなと実感(母役割としての視点が増える)自分が子育てしたらまた感じることが違いそう。
・ワンサブ子の話、声出して笑った
・バド大会出場の話も良い、負けてトラウマになったら…と心配してたらその逆でやる気が出る次男、親だから先回りしてリスク回避したくなるけどそれ以上に子どもはしなやかでたくましいな、と。
・なっちゃんの足、頑張り -
Posted by ブクログ
思っていたほど自然環境のことは
描かれていなかった。
どちらかというとひととのつながりや
お子さんたちの成長が軸のお話。
冒頭で引っかかったのが
賢い学校に通う子どもたちの従兄のことを
「縛られてる」
「懸命すぎて外れるのが怖いんだろう」と
哀れんでいたこと。
自分の選択の正当性のために
これを書く必要あったんだろうか。
私も一時期地方の片田舎に暮らしていて
春の勢いとか植物を見る目とか
見えなかったものが見えてくる感覚を思い出した。
すばらしい体験だったけど都会に戻ったら
もうすっかりその能力も解けてしまったなあ。
布川愛子さんの装画がかわいかった! -
Posted by ブクログ
ネタバレどの章も入り込みやすく読みやすくホームドラマを観ているような楽しさで、あっという間に読み終えました。
ただ、ハライで過ごす6組の描写が欲しかったなぁ。
最終章で、ハライに全員登場する場面が描かれるであろうと思い、各章の登場人物像や出来事を暗記するように読みました。
私が思い描いたラストは…全員揃って来店する家族や、席で待合せして「久しぶり〜」などと言いながら席に着く友達同士など、“予約1”から“予約6”までの人物たちの“今”が描かれるであろうと期待しました。どんな会話をするのかな、どんなふうに関係が進んでるかなと…。
そのための同日同時刻の予約かと。
(予約6の主人公からの目線で、数組、描か