宮下奈都のレビュー一覧

  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    婚約解消をされた主人公の明日羽が、やりたいことをやろうとドリフターズ・リストを作り、どのように実行して行くかを描いた物語。

    冒頭は婚約者から突然婚約解消を言い渡され、どん底に落ちてしまう様子に、このあとどう挽回して行くのかと引き込まれた。

    しかし、特に何か大きな出来事が起こるでもなく、リストの内容も細かく夢のあるようなものではないし、思ったような展開にはならず途中からだれてきてしまった印象。

    彼女の周りのロッカさん、郁ちゃんなどは個性豊かな人物像でインパクトはあったが、それゆえに主人公が薄く見えてしまった。

    ただ、人生どん底に落ちることがあったとしても、周りの人に助けてもらえる恵まれた

    0
    2025年08月31日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    TikTokで失恋したら読むべき本として紹介されていて、タイトルに惹かれて読み始めた。

    ドリフターズ・リストを作ることで良くも悪くも、何かをする動機を得られることで失恋の痛みを苦し紛れにも忘れることができることができたのかなと感じた。でも、そのリストは「不可能リスト」自分ができないからリストにするものであるからリストにこだわりすぎることもまた良くない。難しいなと思う。

    私も失恋した、その出来事が頭の大部分を占めしまっているからまずはリストを作ってみようと思う。

    正直、京や恵、郁ちゃん、お兄ちゃんとロッカさんやお父さんの視点でのあすわを見てみたかった。主人公視点の物語で、終始あすわの考えに

    0
    2025年08月19日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    これは、、
    美しい文章と感傷的な二篇だった。静かな雨というタイトルに相応しい、心に染み入る本。だけど恐ろしい。

    静かな雨
    こよみさんという人がとても好き。自分がしっかりしてて、この人しか持ってないなと感じさせる魅力があって、賢くて面白くてとても強い。
    そして何より打ち込んで極めるものがある。
    p.48
    「迷っているうちは進まない方がいいよ」
    「ほんとうに迷っているときは、進もうと思ってもどっちが前だか後ろだか、わかんなくなっちゃってるの。」
    p.57
    「ーーーあたしたちは自分の知っているものでしか世界をつくれないの。あたしが実際に体験したこと、自分で見たり聴いたりさわったりしたこと、考えたり

    0
    2025年08月16日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    豪華作家たちのアジアにまつわるアンソロジー
    『アジア』とタイトルにある割には台湾と香港しか出てこないけど 笑

    人は香りや味や音や言葉や、そして一瞬の風景でふっと過去の記憶の中に連れていかれることがある
    どのストーリーもそんな郷愁に誘われる

    若い頃、香港にハマっていた奈美子
    当時のパーティで妊婦さんのお腹を生まれて初めて撫でた
    その時のお腹の中の子、ケリーが日本で勤め始めたと聞く
    『友達になってあげて』と古い友人に頼まれたけれど…
    奈美子が知っている香港の熱い情熱と勢いと自由
    それは25歳も年の離れたケリーが育ってきた香港の環境とはかけ離れていた
    ぎこちない2人
    でも2人の中にはそれぞれ、愛

    0
    2025年08月11日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    面白かったです。

    恋愛や家族、仕事という色々なテーマが盛り込まれていて楽しく読めました。

    特に、恋をした麻子の心情の描写が良かったです。
    きめ細やかで瑞々しい。
    感覚が研ぎ澄まされる感じや、気分が高揚する感じがすごく伝わってきました。宮下さんの作品の魅力を再認識しました。

    それにしても、勤務先の他部署の茅野さん。
    暗闇のなかでピアノを弾くシーンがカッコ良すぎでした!

    0
    2025年08月10日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    やさしい世界
    決してHappyな状況でも境遇でもないし
    むしろ少し哀しみを持ち合わせているけど
    それぞれが 自分自身を受けとめて
    ゆっくり じんわりと
    上昇しているような。。。
    希望を感じるし 望みながら読んでいて
    何故か藤井風のキラリが頭の中で
    流れた
    サマータイム。ではなく

    やさしい世界であってほしい
    彼らが 日々 小さな幸福を
    積みあげられるような

    見方を変えたら
    感じることを変えたら
    見える風景も 拡がるんだよね
    狭い枠の中では
    一方通行の見方では きっと苦しさが
    目立ってしまう
    私は時々 とても狭いから
    この お話を読んで
    あぁ、そうか…と気づいた

    目まぐるしく 急ぎ気味の日

    0
    2025年08月10日
  • たった、それだけ

    Posted by ブクログ

    連作になっている。
    父であり夫であり上司の罪から物語が始まり、妻、子供、不倫相手等々の連作。
    んー、私には何ともモヤモヤして中途半端に終わった感じがした。
    でも巻末の解説を読むと[最後はとても満ち足りた気持ちで本を閉じた]とある。
    確かに解説を読むと、【なるほど】とそうゆうことかと思いはしたが私は満ち足りた気持ちにはならなかった。

    0
    2025年08月09日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

    Posted by ブクログ

    優しい本だったな。
    どんなに笑えても、どんなに泣いても、結局ご飯は食べなきゃ生きていけないわけで。
    食事って思い出が残りやすい場面だと思う。
    誰かが好きな料理、私が好きな料理、喧嘩した日に食べた料理、
    それを見るだけで、匂いを嗅ぐだけで、食べるだけでその思い出が思い出せる。
    生きているとそんな料理がどんどん増えてくる。
    このエッセイは、そんな人生の食を覗かせてくれる。
    おいしくて、あたたかくて、いとしいエッセイだったし、
    私もこんな思い出になるような人生を送りたいと思った。

    0
    2025年08月03日
  • ふたつのしるし

    Posted by ブクログ

    全く異なる2人が3/11を機に出会い、人生を共にする。
    でも正直急にあんな感じで来られたらビビると思うけどな…笑

    0
    2025年08月02日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

    Posted by ブクログ

    エッセイ。福井在住だって。
    なんか泣いたとこあったな。「朝起きて空を見るたびに、きれいだなあと思うよ」というあたり。そんなところに住めたら、そんな風に毎日目の前のことを、心をひらいてうけとめられたらいいよね、と思ったのだ。

    0
    2025年07月29日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

    Posted by ブクログ

    気取っていない、日常のごはんのエッセイという感じが肌馴染みが良かった。子どもが生まれて、献立に悩むことがあったり以前のように料理に時間をかけることができなくなったりがあるなかでも、それすらも幸せといった感じの作者の子どもへの愛が感じられるエッセイであった。

    0
    2025年07月27日
  • ふたつのしるし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生きづらさを感じている二人の「ハル」が
    出会って心を通わせていく物語。
    あらすじを読んで、この内容は知っていたので
    本の終盤まで二人がなかなか知り合わなくて
    どうなるんだろうかと思いました。
    震災の際に、温之が遥名を迎えに行くシーンは
    「いつの間にそんな風に思ってたの⁈」と
    ちょっと急すぎる感じが・・・。
    それは行間から読み取るということでしょうか。
    私には出来てなかったので、いきなり感がありました。
    でも全体的に心温まる物語でした。

    0
    2025年06月29日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    松葉杖の青年と、交通事故で記憶障害を患ったたい焼き屋の女性の物語。
    共に生きているのに、想い出を共有出来ない虚しさ。
    どうせ明日になれば、忘れてしまうのだからと、八つ当たりしてしまう青年。
    ブロッコリーのキッチンメモのくだりは、ちょっと苦しかった。

    0
    2025年06月23日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    台湾と香港をテーマにした短編アンソロジー。
    東京の大久保や江戸川橋近辺など、ノスタルジックな雰囲気の街も登場する。
    ルーローハンや大根餅を調理する場面もあって、なんだかホッとする。
    日本と比べて異文化だけども、どこか懐かしさを感じる街に出かけて、
    思い出の人やペットとの巡り合いに期待しながら、ぶらついてみたい。
    ぶらついている間に、忘れかけていた思い出や過去の辛い体験が、
    人生の再発見に繋がる形で昇華されるのかもしれない。

    0
    2025年06月15日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    想像とは違い不思議なお話が多かったけど、
    桜庭一樹さんの「月下老人」
    島本理生さんの「停止する春」
    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」
    が好みでした。

    「月下老人」は続きが気になる。

    0
    2025年06月08日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    タイトルの読点を打ち間違えていたことに、
    読み始めて少しして気がついた。
    紳士服店のモデルが女性であるはずはないわね。
    読点は紳士服店の、の下ではなく、
    モデルの、の下でした。
    勘違いに一人赤面。

    学校でいちばん好きな時間 げこう
    うちの子、めっちゃ言いそう。
    学校は好きじゃないけど毎日行ってるんだから頑張ってるじゃん。そりゃ学校が好きな方が楽だろうけど、好きじゃない人に好きになれ、とかストーカーとさして変わらない。

    10年後の自分なんか想像出来ない。
    何なら一日終わった時の自分がどうなってるかも分からない。気分良く起きたって子供の不機嫌に当てられたり、仕事でヘマをやったり、最悪な気分で逃

    0
    2025年05月23日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

    Posted by ブクログ

    ESSE掲載の食にまつわるエッセイを1冊にしたもの。ナチュラルで少しだけドジだけど芯があって優しい。
    ※一度失敗したことは繰り返さない。そうゆう具体的な効用もあるけれど失敗して笑われることそのものに意義がある。恥ずかしい、悔しいが人を強くする。

    0
    2025年05月12日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    心情描写がリアル過ぎて、読んでる間ずっと胸が痛かった。この旦那にはイライラしてしまうが、それも作者の思うツボなのだろう

    0
    2025年05月06日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    松葉杖の主人公(男性)と、高次脳機能障害で「今日を記憶できなくなった」女性の物語。

    今日がずっと続く気持ちってどんなものなんだろう。
    周りは進んでいるのに、自分だけがずっと止まっている。
    認知症の人がどんな気持ちなのかも分からないけれど、何となく理解できる分苦しいような気がした。
    キッチンでのメモの下りが本当に悲しくなった。
    一緒にいたいのに、一緒にいると苦しいという感覚が伝わってきて、どうにか救いを・・と思ってしまった。
    変にハッピーエンドという感じじゃないところがリアルな感じがしたけど、気持ちが沈んだ。

    0
    2025年05月10日
  • ふたつのしるし

    Posted by ブクログ

    色んな人に支えられて今がある。大切なものを見つけられる勘もそんな人たちから少しずつ育ててもらっているのかも。

    0
    2025年04月13日