宮下奈都のレビュー一覧
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装丁買い。
梨々子同様に私自身も、妻として、母として、娘として、一人の人間として、属し、弾かれ、言語化できなさや辻褄の合わなさの中を生きている。その一切合切が詰まっているがゆえに、苦しくもあり救いもあり。
梨々子の10年日記のように、側に置いて、年に一度読み返したい一冊。きっと目に留まる心情は違うは...続きを読むPosted by ブクログ -
作者のエッセイ、小説、書評、自著解説が詰め込まれた贅沢な文庫版。
個性豊かな3人の子どもの行動や言葉にそれでいいんだよとやさしく見守る姿が印象的。
そして読みたい本がさらに増えた。Posted by ブクログ -
最後の話にあった水平思考ゲームの「ウミガメのスープ」が入ったタイトルだったので思わず手に取る。
はじめの方の話は上手くいえないけど少し食に関する宗教っぽさがあって苦手かもしれないと思ったけど、段々読みやすくなってきた。
ハンバーグを作った時の「食べておいしい食パンの内側だけを使いましょう。贅沢で...続きを読むPosted by ブクログ -
ストーリー概要を読んだ時は面白そうだと期待して読みはじめたものの、なぜか全く感情移入できず、感動もできなかった。私の心が貧しいのだろうか。途中からは流し読みしてしまった。Posted by ブクログ
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婚約解消、破談となった明日羽が失意のどん底からどうにか立ち直るまでの物語。立ち直ることが出来たのは母親の妹というロッカさんと幼馴染の京ちゃんの存在が大きい。同僚の郁ちゃんや桜井さんなど彼女の周りに登場する人は多くないけれど影響力はすごい。明日羽の傷ついた内面の描写が途中、くどい感じで頭に入ってこない...続きを読むPosted by ブクログ
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全体の雰囲気として、作品にはユーモアが溢れ、ほんわか・ほのぼの雰囲気が漂います。
主人公の明日羽(あすわ)はちょっとおっちょこちょい、というか、若干「抜けてる」キャラっぽくて、叔母の六花(ロッカ)さんが騒々しく助けてくれたり、かわいい同僚の郁ちゃんの青空マーケットでの「会社とは違う顔」をみて、わぁ...続きを読むPosted by ブクログ -
婚約を解消されて傷心の主人公が、叔母のすすめでやりたいことリストをつけることにより、少しずつ立ち直っていくというストーリー。
主人公がなかなかのネガティブなのですっきりと読み進められないシーンもあるけど、ほっこりする。
落ち込んでいる時に読んだら元気が出そうな作品。Posted by ブクログ