宮下奈都のレビュー一覧

  • ふたつのしるし

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    全く異なる2人が3/11を機に出会い、人生を共にする。
    でも正直急にあんな感じで来られたらビビると思うけどな…笑

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    2025年08月02日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    生きづらさを感じている二人の「ハル」が
    出会って心を通わせていく物語。
    あらすじを読んで、この内容は知っていたので
    本の終盤まで二人がなかなか知り合わなくて
    どうなるんだろうかと思いました。
    震災の際に、温之が遥名を迎えに行くシーンは
    「いつの間にそんな風に思ってたの⁈」と
    ちょっと急すぎる感じが・・・。
    それは行間から読み取るということでしょうか。
    私には出来てなかったので、いきなり感がありました。
    でも全体的に心温まる物語でした。

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    2025年06月29日
  • 静かな雨

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    松葉杖の青年と、交通事故で記憶障害を患ったたい焼き屋の女性の物語。
    共に生きているのに、想い出を共有出来ない虚しさ。
    どうせ明日になれば、忘れてしまうのだからと、八つ当たりしてしまう青年。
    ブロッコリーのキッチンメモのくだりは、ちょっと苦しかった。

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    2025年06月23日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾と香港をテーマにした短編アンソロジー。
    東京の大久保や江戸川橋近辺など、ノスタルジックな雰囲気の街も登場する。
    ルーローハンや大根餅を調理する場面もあって、なんだかホッとする。
    日本と比べて異文化だけども、どこか懐かしさを感じる街に出かけて、
    思い出の人やペットとの巡り合いに期待しながら、ぶらついてみたい。
    ぶらついている間に、忘れかけていた思い出や過去の辛い体験が、
    人生の再発見に繋がる形で昇華されるのかもしれない。

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    2025年06月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    想像とは違い不思議なお話が多かったけど、
    桜庭一樹さんの「月下老人」
    島本理生さんの「停止する春」
    大島真寿美さんの「チャーチャンテン」
    が好みでした。

    「月下老人」は続きが気になる。

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    2025年06月08日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    タイトルの読点を打ち間違えていたことに、
    読み始めて少しして気がついた。
    紳士服店のモデルが女性であるはずはないわね。
    読点は紳士服店の、の下ではなく、
    モデルの、の下でした。
    勘違いに一人赤面。

    学校でいちばん好きな時間 げこう
    うちの子、めっちゃ言いそう。
    学校は好きじゃないけど毎日行ってるんだから頑張ってるじゃん。そりゃ学校が好きな方が楽だろうけど、好きじゃない人に好きになれ、とかストーカーとさして変わらない。

    10年後の自分なんか想像出来ない。
    何なら一日終わった時の自分がどうなってるかも分からない。気分良く起きたって子供の不機嫌に当てられたり、仕事でヘマをやったり、最悪な気分で逃

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    2025年05月23日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    心情描写がリアル過ぎて、読んでる間ずっと胸が痛かった。この旦那にはイライラしてしまうが、それも作者の思うツボなのだろう

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    2025年05月06日
  • 静かな雨

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    松葉杖の主人公(男性)と、高次脳機能障害で「今日を記憶できなくなった」女性の物語。

    今日がずっと続く気持ちってどんなものなんだろう。
    周りは進んでいるのに、自分だけがずっと止まっている。
    認知症の人がどんな気持ちなのかも分からないけれど、何となく理解できる分苦しいような気がした。
    キッチンでのメモの下りが本当に悲しくなった。
    一緒にいたいのに、一緒にいると苦しいという感覚が伝わってきて、どうにか救いを・・と思ってしまった。
    変にハッピーエンドという感じじゃないところがリアルな感じがしたけど、気持ちが沈んだ。

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    2025年05月10日
  • ふたつのしるし

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    色んな人に支えられて今がある。大切なものを見つけられる勘もそんな人たちから少しずつ育ててもらっているのかも。

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    2025年04月13日
  • 誰かが足りない

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    章ごとに数日かけて読んだ。最終章でうまくそれぞれの物語がまとまっててドラマを観たような気分になった。

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    2025年04月14日
  • 誰かが足りない

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    美味しいと評判のレストラン『ハライ』に、同じ時に訪れた6組の客。それぞれの客たちが店を訪れるに至るまでの物語を描いた、短編集。
    少し不思議で切なくて、感動のストーリーが読みやすく短く書かれているので、さらっと読めた。

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    2025年03月22日
  • スコーレNo.4

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    とても丁寧に話が進んでいくように感じました。
    勉強はできる、ほどほどに恋愛も経験している、友人もできる、なのに自己肯定感が低い。前半は読んでいてもどかしく感じました。麻子の気持ちが理解しきれないところもありました。
    ただ、社会人になってからを描いた後半は、周りからの評価の割に自己肯定感が低いのは相変わらずなのに、共感できるところが多く、素直に読み進めることができました。
    麻子に嫉妬しつつも、共感できるところも多く、幸せになってほしいと思いました。

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    2025年03月08日
  • つぼみ

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    なんとなくわかるんだけど、うまく伝わってこないかな。
    最後の「ヒロミの旦那のやさおとこ」は面白かった。
    全体を通して霧の中にいるような不思議な違和感があった。
    ココロはいつも思うようにはならないということかな・・・

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    2025年03月01日
  • 静かな雨

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    作者の近影を見た先入観からかもしれないが、「静かな雨」は男性が主人公でありながら大人の女性から語られているような丁寧で優しい文章がよかった。
    「日をつなぐ」はスコーレNo.4と同様に、女性からの目線や心理を鮮烈に描写していて、男性として主人公と相対してるような怖さがあった。

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    2025年02月23日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    「いつも行列からはみ出すやつは、いざという時の人間なんだ。」
    親友の健太が、蟻の行列ばっかり見ていた子どもの頃にかけてくれた言葉が支えになっていた。
    世間や先生にLDという枠に当てはめられて窮屈にされ、疎外感や無力感にうちひしがれがちなのに、この健太の存在は力強い。
    もう一人のハルは、周囲の期待に応え、周囲を気遣い、ひたすら優等生をしていた。でも、彼女も殻を破り傷つき、変わっていく。
    しるしを見つけてくれたのは温之かもしれないが、二人は運命のように出会い、惹かれ合う。
    本当に大事なものと出会えることを信じて、自分らしく生きていくこと。それかな。

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    2025年02月10日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • ふたつのしるし

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    なかなか良かった。
    この物語には2人の「ハル」が出てきます。1人目は少し周りに合わせるのが苦手なハルです。2人目は優等生だけどその裏で気持ちを隠している遥名。途中までは何の関わりもない2人ですが2011年の震災を経て繋がっていく。解説を読んで最後にタイトルの意味がわかった時、素敵だと感じました。

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    2025年01月28日
  • スコーレNo.4

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    一人の女性の成長を描いた小説。4章からなり、器量の良い妹に嫉妬する少女時代、学校になじめない学生時代、疑問を抱きつつ過ごすOL時代、専門分野を見出す社会人時代、という感じで、主人公の人生が発展していく。
    主人公は容姿も能力もごく平凡な女性で、本人も子どものころからそれは自覚している。成長に従い、恋愛を経験したり、親の人生に思いをはせたりする。姉妹間で嫉妬心や競争意識を持つのは割と普遍的だが、比較されて見劣りする方はずっと劣等感を持ち自己肯定感が持てなかったりする。
    子ども時代の恋愛の話は感情移入できず、またこの著者の表現が表面的で慣れるまで頭に入ってこない部分も多かった。後半は会話中心で助かっ

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    2025年01月28日
  • たった、それだけ

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    今まで、逃げちゃダメだ、諦めちゃダメだと、自分を追い込んでいたことに気づいた。
    逃げも諦めも、自分や誰かを守るための行為なのに。
    逃げて何が悪い。今はそう思える。

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    2025年01月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日