宮下奈都のレビュー一覧

  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    心情描写がリアル過ぎて、読んでる間ずっと胸が痛かった。この旦那にはイライラしてしまうが、それも作者の思うツボなのだろう

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    2025年05月06日
  • 静かな雨

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    松葉杖の主人公(男性)と、高次脳機能障害で「今日を記憶できなくなった」女性の物語。

    今日がずっと続く気持ちってどんなものなんだろう。
    周りは進んでいるのに、自分だけがずっと止まっている。
    認知症の人がどんな気持ちなのかも分からないけれど、何となく理解できる分苦しいような気がした。
    キッチンでのメモの下りが本当に悲しくなった。
    一緒にいたいのに、一緒にいると苦しいという感覚が伝わってきて、どうにか救いを・・と思ってしまった。
    変にハッピーエンドという感じじゃないところがリアルな感じがしたけど、気持ちが沈んだ。

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    2025年05月10日
  • ふたつのしるし

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    色んな人に支えられて今がある。大切なものを見つけられる勘もそんな人たちから少しずつ育ててもらっているのかも。

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    2025年04月13日
  • 誰かが足りない

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    章ごとに数日かけて読んだ。最終章でうまくそれぞれの物語がまとまっててドラマを観たような気分になった。

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    2025年04月14日
  • 誰かが足りない

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    美味しいと評判のレストラン『ハライ』に、同じ時に訪れた6組の客。それぞれの客たちが店を訪れるに至るまでの物語を描いた、短編集。
    少し不思議で切なくて、感動のストーリーが読みやすく短く書かれているので、さらっと読めた。

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    2025年03月22日
  • スコーレNo.4

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    とても丁寧に話が進んでいくように感じました。
    勉強はできる、ほどほどに恋愛も経験している、友人もできる、なのに自己肯定感が低い。前半は読んでいてもどかしく感じました。麻子の気持ちが理解しきれないところもありました。
    ただ、社会人になってからを描いた後半は、周りからの評価の割に自己肯定感が低いのは相変わらずなのに、共感できるところが多く、素直に読み進めることができました。
    麻子に嫉妬しつつも、共感できるところも多く、幸せになってほしいと思いました。

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    2025年03月08日
  • つぼみ

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    なんとなくわかるんだけど、うまく伝わってこないかな。
    最後の「ヒロミの旦那のやさおとこ」は面白かった。
    全体を通して霧の中にいるような不思議な違和感があった。
    ココロはいつも思うようにはならないということかな・・・

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    2025年03月01日
  • 静かな雨

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    作者の近影を見た先入観からかもしれないが、「静かな雨」は男性が主人公でありながら大人の女性から語られているような丁寧で優しい文章がよかった。
    「日をつなぐ」はスコーレNo.4と同様に、女性からの目線や心理を鮮烈に描写していて、男性として主人公と相対してるような怖さがあった。

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    2025年02月23日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    宮下さんにとって普通のありふれたご飯の話なのだろうけど、読み手にとっては宮下さんのいろんな思い出の詰まったご飯なんだなぁと思った。誰にでも思い出のご飯があるし、私にも、今までとこれからの思い出の詰まったご飯ができるんだろうなぁと思うと温かく楽しみである。

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    2025年02月22日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    「いつも行列からはみ出すやつは、いざという時の人間なんだ。」
    親友の健太が、蟻の行列ばっかり見ていた子どもの頃にかけてくれた言葉が支えになっていた。
    世間や先生にLDという枠に当てはめられて窮屈にされ、疎外感や無力感にうちひしがれがちなのに、この健太の存在は力強い。
    もう一人のハルは、周囲の期待に応え、周囲を気遣い、ひたすら優等生をしていた。でも、彼女も殻を破り傷つき、変わっていく。
    しるしを見つけてくれたのは温之かもしれないが、二人は運命のように出会い、惹かれ合う。
    本当に大事なものと出会えることを信じて、自分らしく生きていくこと。それかな。

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    2025年02月10日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • ふたつのしるし

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    なかなか良かった。
    この物語には2人の「ハル」が出てきます。1人目は少し周りに合わせるのが苦手なハルです。2人目は優等生だけどその裏で気持ちを隠している遥名。途中までは何の関わりもない2人ですが2011年の震災を経て繋がっていく。解説を読んで最後にタイトルの意味がわかった時、素敵だと感じました。

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    2025年01月28日
  • スコーレNo.4

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    一人の女性の成長を描いた小説。4章からなり、器量の良い妹に嫉妬する少女時代、学校になじめない学生時代、疑問を抱きつつ過ごすOL時代、専門分野を見出す社会人時代、という感じで、主人公の人生が発展していく。
    主人公は容姿も能力もごく平凡な女性で、本人も子どものころからそれは自覚している。成長に従い、恋愛を経験したり、親の人生に思いをはせたりする。姉妹間で嫉妬心や競争意識を持つのは割と普遍的だが、比較されて見劣りする方はずっと劣等感を持ち自己肯定感が持てなかったりする。
    子ども時代の恋愛の話は感情移入できず、またこの著者の表現が表面的で慣れるまで頭に入ってこない部分も多かった。後半は会話中心で助かっ

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    2025年01月28日
  • たった、それだけ

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    今まで、逃げちゃダメだ、諦めちゃダメだと、自分を追い込んでいたことに気づいた。
    逃げも諦めも、自分や誰かを守るための行為なのに。
    逃げて何が悪い。今はそう思える。

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    2025年01月18日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日
  • いつか、アジアの街角で

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    6作家の短編集。

    どの作品も作家さんならではの内容でした。

    大島真寿美のチャーチャンテンがいちばんテーマにも合って良かったな。著者作、最近見かけないな、そろそろかしら。

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    2024年12月18日
  • たった、それだけ

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    一気に読んでしまった。
    謎解きのような要素もあり、色々な登場人物の立場から描かれていてあの時こういう感情だったんだと当事者と他者との比較をしながら読めた。
    最後はどうか幸せな巡り合わせがありますようにとかすかな希望が持てる気持ちの良い本でした。

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    2024年12月01日
  • はじめからその話をすればよかった

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    宮下奈都さん、実在するワンさぶ子の印象が強かったけれど(今実家にいるのも白柴なので)、著作名見たらいくつか読んでいました。
    気持ちの良い作品書かれるなぁ…と思っていた。
    エッセイも面白かったです!ご家族や周りへ向ける視線がおおらかで良いなぁと思いました。
    国宝に住んでらしたところ、クスクス笑いました。近所も国宝。
    掌編が載ってるのもよかった。ひゅっとなるけど「あしたの風」が好き。

    島本理生「波打ち際の蛍」を読んだときのことも思い出しました。こんな恋愛小説があるんだ、と。
    個人的に辻村深月が苦手で、なぜ皆さんこうヒョイヒョイ読めるんだろう、ドMなのか…?と思う。わたしはいつ読んでもキツいけれど

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    2024年11月17日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    10年を通した梨々子の考え・気持ちをずーっと読むことができて、きっとこの先もいろいろあるけど生きていくんだって思える物語だった。

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    2024年11月10日