宮下奈都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作の「よろこびの歌」読んだんですけど全然覚えていなくてびっくりしました。
少女たちが大人になり、何者でもない事に悩みながら、先に進もうともがく物語です。
高校卒業から3年というと21歳くらいでしょうか。若いなあ。
殆どの人は世界の中で特別な何かにはなれない事に、年を経る事に打ちのめされて行きます。そしてそれは特別な事では無いし、日々生きていることに喜びが散りばめられている事に気が付きます。
でもこれくらいの年の頃は一番ままならない時代かもしれません。社会の中では下っ端で、大学にいたとしても、いくばくも無く社会に放り出される現実もある。
歌や演劇を純粋に楽しめていた時代から、それだけで生きてい -
Posted by ブクログ
中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
案の定、この短編集も特徴的というか・・・。
中田永一「メアリー・スーを殺して」
おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
「メアリー・スー」と -
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