宮下奈都のレビュー一覧

  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

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    だいじょうぶだよ、というエッセイを断ったっていうエピソードが、すとんときた。
    だいじょうぶかどうかなんて誰にもわからない。

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    2020年12月08日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    中田永一(乙一)の作品が収録されていること、そして本にまつわる話のアンソロジーということで購入。
    しかし、朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」と沢木まひろ「時田風音の受難」以外はすべて『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものだった。
    『ダ・ヴィンチ』に掲載される作品は結構クセがあるので苦手だ。
    案の定、この短編集も特徴的というか・・・。


    中田永一「メアリー・スーを殺して」
    おもしろかった。しかし、終盤にかけておもしろさが加速していくような他の乙一の作品と比べると、ややしりすぼみしている。
    あと、主人公の内面の話だと思ってたら外に向き始めたことにもやや違和感があった。
    「メアリー・スー」と

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    2020年10月07日
  • はじめからその話をすればよかった

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    エッセイは、書き手のプライベートな部分が垣間見れるようで楽しい。子ども時代から学生、就活、結婚、引っ越し、子育て・・・。世界観は小説と同じで優しくほほえましく楽しい。

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    2020年09月29日
  • 終わらない歌

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    『よろこびの歌』から3年後、音大生になった玲やミュージカル女優をめざす千夏たちの、二十歳ならではの「ぐるぐる」が描かれています。

    前作のように淡々とじわじわと話が進んで行きますが、今作は前作よりもちょっとだけ盛り上がりを見せます!

    やっぱり歌っていいよね。読んでいて歌が聞こえてくるようで、胸が熱くなりました。

    前作も今作もザ・ブルーハーツやザ・ハイロウズの曲を知っていると、さらに楽しめます。私はYouTubeで検索して聴きました。

    ただひとつだけ気になるのは…第一章に出てきた居酒屋のPさん…結局???

    私も「うどんのみみ」好きです。

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    2020年09月28日
  • 終わらない歌

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    終わらない歌       宮下奈都

    まさかの THE BLUE HEARTs
    の歌が織り込まれています。
    “多感“と称される頃の仲間、
    それぞれのS .ストーリィ。
    いいことの全てから遮断されて、
    黙々と 延々と 歩く、その “ 時 “ というものは、
    全ての人に与えられることになってるんでしょうか、
    このいくつかの、S.ストーリィには
    ちゃんとその残酷な場面に風穴をあけてくれる、
    出会いもあたえられています。
    よかった よかった 。

    ちなみに私のNo. 1は「love letter」
    No.18は「僕の右手」でございます。

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    2020年09月02日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。

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    2020年06月01日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    2019.12再読。
    2年前に読んだときには、家族を亡くした年で心が死んでいたのか、手放し候補にしていたのだが、あらためて読み直すとあちこちに小さな同意と感動がある話だった。
    もう少し先が知りたいくらいで終わったのが残念。

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    2020年04月14日
  • はじめからその話をすればよかった

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    ネタバレ

    宮下奈都のエッセイ集。
    タイトルに納得、エッセイも面白いが、宮下さんはやっぱり天性の小説家だと思う。
    この本も、メインのエッセイより、付け合わせ的に収録されている短編小説のほうに引き込まれてしまう。

    宮下作品を味わいたいなら、手軽にまずはエッセイとか思わず、はじめから小説を読んだ方が絶対良いよ。間違いなし。

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    2019年12月17日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    アンソロジー、まとまった時間が取れない時や、気分が浮き沈みしている時に手に取る事が多いな。新しい出会いもあったりして嬉しくなる。

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    2019年11月24日
  • はじめからその話をすればよかった

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    大好きな本や音楽、そして愛しい三人の子どもたちと共にある暮らしを紡いだ、著者初のエッセイ集。
    私と同じ1967年生まれということで、共感できる話題が多い。『ノストラダムスの大予言』により、32歳で死んでしまうと達観したのも同じである。それでも今、家族ができて細やかながら幸せを感じながら生きる毎日の尊さは、あの頃知った『ノストラダムスの大予言』のおかげかもしれない。

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    2019年04月20日
  • はじめからその話をすればよかった

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    なんか落ち着きます。宮下さんの作品。
    正直、エッセイ集としては、長時間読んでいると飽きます(失礼)。しかも、返却期日が迫っており、あまりしないのですが、飛ばし読み(重ねて失礼)しました。
    通勤電車でのひと時。心がざらついていると感じる時間帯に、ジワっと染み入りました。私は福井には行ったことありませぬが、なんとなく福井が好きになってきたのはこの方の作品に出会えたからかもしれません。
    たまにはいいですね、エッセイ集。宮下さんにはいつか、ミッシェルガンエレファントについて熱く語っていただいたい、というのが私のささやかな野望であります。

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    2019年03月30日
  • 終わらない歌

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    失敗したぁ。
    この本読む前に、『よろこびの歌』読むんだった。
    久しぶりの宮下作品。
    期待は裏切らない。
    通勤電車で読んでいて、表紙を隠してました。
    オヤジが読むような本じゃないかもね。
    でも、好きだからしょうがない。

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    2018年08月10日
  • マウンドの神様

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    聖地・甲子園を目指し切磋琢磨する球児たちと交錯する人間模様を描く、人気作家たちの文庫オリジナル作品集。
    今年は夏の甲子園が第100回の記念大会。数々の記憶に残る名場面や名勝負がメディアで紹介され、心も熱くなる。主役である球児たちは勿論のこと、関わる人びとも応援する人びとも「高校野球」を盛り上げる。有名無名問わず、青春ドラマ1ページに登場する人びとの物語である。

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    2018年08月02日
  • はじめからその話をすればよかった

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    宮下奈都さんのエッセイ集。宮下さんのことがよくわかり、ますます宮下奈都の小説を読みたくなり、また読み返したくなりました。
    他の方の小説の解説もあり、読みたくなる小説がたくさんありました。

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    2018年07月20日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    食に関するエッセイなのですが、家族とそして食事の記録というような内容でした。子育てや作家をしながら忙しい日々の生活をしている宮下さん。時々しんどくなって辛い思いもあったみたいですが、家族がいたから美味しい食事があったから乗り越えてこられたのでしょうね。きっとこの一冊は誰よりもご家族が読まれるのが一番良いと感じました。

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    2025年02月04日
  • 終わらない歌

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    声楽を志して音大に進学した御木元玲は、自分の歌に価値を見いだせず、もがいている。ミュージカル女優をめざす原千夏は、なかなかオーディションに受からない。惑い悩む二十歳のふたりは、突然訪れた「若手公演」の舞台でどんな歌声を響かせるのか。
    名作『よろこびの歌』の三年後を描き、宮下ワールド屈指の熱量を放つ青春群像劇、待望の文庫化!

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    2018年01月16日
  • マウンドの神様

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    【収録作品】あさのあつこ「梅里駅前商店街の熱い風」/朝倉宏景 「絶対的最後」/荻原 浩 「わが家の高校球児」/早見和真 「あの日、監督ががうなずいていれば、僕は――」/東川篤哉 「カープレッドより真っ赤な嘘」/宮下奈都 「空くじなしの宝くじ」/額賀 澪 「肩車の権利」/須賀しのぶ 「甲子園に帰る」

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    2017年09月07日
  • マウンドの神様

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    野球にまつわる短編6つとエッセイ2つ。後者の書き手が荻原浩と宮下奈都だったので購入。荻原さんが阪神ファンだとは初めて知りました。前者の書き手で読んだことがあるのはあさのあつこのみ。あさのさんの『バッテリー』は「がんばってるアピール」が強くて少し苦手でしたが、この地元の公立高校の甲子園出場で活気づく、ふだんは寂れた商店街の親父の話は○。ほかはプロ野球、ドラフト、満州での野球の話等々。野球に興味のない人にはいささかツライと思われます。試合そのものの話を楽しみたいならば堂場瞬一の野球シリーズのほうがよさそうな。

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    2017年06月11日
  • はじめからその話をすればよかった

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    スコーレ No.4や太陽のパスタ、豆のスープが印象に残っている。
    激しい波と、穏やかな小道のつながり。
    私が愛した彼女らの、母親なのだな、このひとは。

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    2017年05月20日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    the book is buried under the beach(by Maha Harada): based on the real story. the book that fold the edge(Rui Kodemari): sounds excellent! the words, the idiom and how to!

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    2016年11月12日