宮下奈都のレビュー一覧

  • つぼみ

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    大人になって振り返る子どもの頃の自分…がテーマかな?
    の、短編集。
    自分の子どもの頃を振り返りたくなる…
    ・なつかしいひと 胸キュンです。

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    2024年01月20日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    最後の話にあった水平思考ゲームの「ウミガメのスープ」が入ったタイトルだったので思わず手に取る。
    はじめの方の話は上手くいえないけど少し食に関する宗教っぽさがあって苦手かもしれないと思ったけど、段々読みやすくなってきた。

    ハンバーグを作った時の「食べておいしい食パンの内側だけを使いましょう。贅沢ですね。おいしくなるに決まっていますね」がかわいい。

    雪国で暮らしてきた作家さんなのと、読んだ時期が冬だったのでスープを作りたくなった。それも、ことことと静かに煮込んで、毛布にくるんで放置しておくやつ。
    あと、帆立と大根のサラダ。

    どのお話も、冬にスープを飲んだ時みたいな気持ちになった。

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    2024年01月16日
  • 静かな雨

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    一見静かできれいなんだけど、よく考えたらなかなかの地獄。
    特に2話目は危うすぎる状況で読んでいてしんどかった。
    感想を読むと、人によって受け取り方がだいぶ違う作品だと気づく。

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    2024年01月05日
  • たった、それだけ

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    ちょっとしたきっかけで人は誰かを傷つける。
    そして、ちょっとしたきっかけで人は誰かを助けられる。

    正直に生きる。
    これがなによりも大切。

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    2024年01月02日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    「博士の愛した数式」が作中に出てくるあたり、作者も、この設定が決して珍しいものではないと思っていると思います。問題なのは、それによってなにを言いたかったのか。

    思い出、ではなく「毎日の生活の中での思い」で人はできているのではないか。だから、記憶が刻まれなくとも、主人公との仲が深まり、たい焼きは一層味に深みを増す。
    だから、大丈夫。

    宮下奈都さんのデビュー作ということですが、今に通じる源泉みたいなものが節々に感じられますね。
    「思い」の繋がりみたいのを大切にしているような気がします。特に食事、たい焼きの描写が、ウミガメのスープを読んだ時とリンクしました。

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    2023年12月24日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    優しい話。

    読後感も、ふんわり。

    内容

    たい焼き屋さんの女の子。
    を好きになる男の子。
    彼は、足に障害が。
    2人は会話するようになる。
    女の子、事故で意識不明。
    お見舞いに通う男の子。
    目が覚めたら時には
    記憶を1日しか保てない病気に。

    同じCDを何度も買ってしまったり
    嫌いな食材を毎日出されたり
    切ないね。

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    2023年11月04日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    本がテーマのアンソロジー。
    私は原田マハの「砂に埋もれたル・コルビュジエ」が断然良かった。
    作者のあとがきにこの話が柳宗理さんの体験談を聞いて書いたということが記されていてなおのこと心に沁みました。
    自分の命が危ないというそんな中で、私なら何をするかなと考えてしまった。
    この本だけでも助かって欲しいと思えるほどの本と出会えるなんて素晴らしいなと思った。

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    2023年09月21日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ネタバレ

    冒頭の式場の予約までした段階での婚約破棄という設定が衝撃的すぎて、その後が中々頭に入って来なかったです…笑 そんな絶望的な気持ちに陥っても、ちゃんどドリフターズ・リストを書いて、立ち直っていける明日羽は強い人なんだと思いました。周りの人達のキャラクターや明るい黄色の鍋がこの物語を引き立てていると思います。

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    2025年12月21日
  • たった、それだけ

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    人は過ちをおかすのか、いつの間にか過ちに飲み込まれているのか。突然、居なくなった人。もし、あの時こうしていればと周りの人は後悔を抱く。「決して触れてはいけない幸福な記憶」のみ抱いて生きていく。悲しいのか、幸せなのか。

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    2023年07月14日
  • 誰かが足りない

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    宮下奈都さんの作品は、やけに早く読み終わってしまう
    こんな短絡的なこと言ったら怒られそうだけど(だれに?)、宮下さんの作品の主人公は、いつも弱気で、伝えるべきことを伝えられない印象がある。
    それに時々ムっとする。あまりに自分に似ているから

    宮下奈都さんの文体がトップで好きなので宮下さんの作品というだけで読む価値しかなく、よかったのだけど、ほんとうに、
    ただこの作品のストーリーや構成がなんかテレ東の深夜ドラマかな?とかおもってたら読み終わった感じです

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    2023年06月29日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    独特のテンポと空気感、意外な物語の展開で、他にはない魅力を感じました。
    劇的すぎる展開があったり、激昂したり、衝突したり、決定的なことが起こったり。
    そういうことではなく、柔く強く適応してのびのびと生きる梨々子が良い。
    こんな生き方もあるんだ、と見本を見せてもらえた気持ち。

    田舎で暮らしたことなくて、良い噂を聞かない最近はあまりいいイメージがなかったけれど、気の持ちようとか飛び込んでみてやってみるとか、入ってみないとわからないものなのかもと思った。

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    2023年06月20日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ▶「メアリー・スー」という言葉を初めて知りました。でも、どんな作品にもメアリー・スーは影を見せてると思うし彼女がいなければその作品は面白くなくなるのでは? とも思ったり。▶小路幸也さんの「ラバーズブック」はスッキリとしていて気に入りました。▶宮城あや子さんの「校閲ガール」は主人公のキャラが楽しかったです。▶表紙カバー絵は片山若子さん。この方の絵は好きです。SF作品の『たったひとつの冴えたやり方』や、米澤穂信さんの『小市民シリーズ』なんかで気になっていました。カバー絵買いの対象の一人です。

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    2023年06月02日
  • たった、それだけ

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    宮下奈都さんらしい、丁寧で精巧なあたたかい作品。
    話の運びも面白く、分量も多くないため、時間にゆとりがあるならば1日でサクッと読むのにとても良いと思います。

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    2023年05月27日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    ふたりがみつけたそれぞれのしるし。
    健太の考え方と寄り添い方が素敵。
    後半があっという間すぎてもう少し丁寧に描いて欲しかった気持ちはあるものの、温かい愛で溢れた素敵な作品でした。

    ふたりの子供の名前にちょっとびっくり笑
    そのままだな!と…すみません笑

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    2023年05月14日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    本をテーマにした短編集。
    どの物語も短いながらも、本が好きな気持ちに溢れていて、読んでいて楽しくなります。
    小路幸也さんの「ラバーズブック」が特に好きです!
    亡くなった人の代わりに、彼が遺していった本に旅をさせてあげたいというカフェのお母さんの温かい気持ちに心動かされます!

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    2025年12月21日
  • ふたつのしるし

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    2人の生き辛いハルの物語がとても丁寧に描かれていて、どんな人生を歩んで行くのか楽しみながら読んだ。
    しかし、2人の出逢いから後はうーんという感じ。
    それまでが詳細に描かれていたのにそこから急に「勘」という様な曖昧なものになってしまう。
    更に10年後迄飛んでしまう。
    結局「しるし」が何だったのかは描かれていないのだが、これまで、そしてこれから出逢う人達にはお互いにわかる「しるし」があるのだろう。
    急がない人をゆっくりと丁寧に描く宮下さんの目線はさすがだった。

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    2023年04月10日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    突然田舎に引っ越した鬱を発症した夫と二児の母の10年の物語。淡々としていて、それでも悩んでいる心の葛藤、独白を読まされている感じ。矢理自己肯定しようとしてもがく気持ちが淡々綴られていて抑揚がない。読み手が主婦だと共感できるのだろうか。
    読んでいて興味を惹かれる場面は少しはあったと思います。

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    2023年03月25日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    宮下奈都さんのファンですが、あんまり好きになれなかったかも…。日記が出てきたことで、「太陽のパスタ、豆のスープ」のドリフターズリストみたいに物語の主軸に絡むのではと期待しすぎてしまった。
    初めは面白かったけど、全体的には響きませんでした。
    自分が30歳になったらもう一度読んでみようと思いました。この本にうんうん、って思うには人生経験積まないとダメなのかも…。

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    2023年02月05日
  • 誰かが足りない

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    明るい話ではないんだけど、心理描写が繊細で丁寧に読みたくなる本。主人公たちが自分の状況を考え理解して前に進んでいっている感じ、単純にすごいなあと思った。

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    2023年01月16日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。その本に出会った時に置かれている自分の状況によってその本に抱く感情は当然変わってくるが、自分にとって運命の一冊とはなんだろうか?

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    2023年01月14日