宮下奈都のレビュー一覧
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見栄を張って「何者」かになろうとして生きづらさを感じていた主婦であり母であり娘である主人公梨々子。
夫のうつ病をきっかけに家族揃って田舎暮らしを始め、次第に見栄を張るよりもありのままの何者でもない自分や子供、夫を受け入れられるようになる。
私は何者でもない、私でしかない。それを受け入れられるようにな...続きを読むPosted by ブクログ -
エッセイは、書き手のプライベートな部分が垣間見れるようで楽しい。子ども時代から学生、就活、結婚、引っ越し、子育て・・・。世界観は小説と同じで優しくほほえましく楽しい。Posted by ブクログ
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この著者、宮下さんの小説、前から気になっていて初めて読みました。初めてだったせいか、文体に慣れてないせいなのか、内容からなのか、読後はふわっとした感じに。もうひとつ気になる作品もあるので、もう少しこの世界観に触れてみよう。Posted by ブクログ
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朱野帰子「初めて本をつくるあなたがすべきこと」、沢木まひろ「時田風音の受難」、宮木あや子「校閲ガール」が好き。「初めて本を~」は一番身近な感じがした。「校閲ガール」は単行本の第一話なのかな。キャラのポテンシャルが収まりきっていない印象(良い意味で)。Posted by ブクログ
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2019.12再読。
2年前に読んだときには、家族を亡くした年で心が死んでいたのか、手放し候補にしていたのだが、あらためて読み直すとあちこちに小さな同意と感動がある話だった。
もう少し先が知りたいくらいで終わったのが残念。Posted by ブクログ -
宮下奈都のエッセイ集。
タイトルに納得、エッセイも面白いが、宮下さんはやっぱり天性の小説家だと思う。
この本も、メインのエッセイより、付け合わせ的に収録されている短編小説のほうに引き込まれてしまう。
宮下作品を味わいたいなら、手軽にまずはエッセイとか思わず、はじめから小説を読んだ方が絶対良いよ。間...続きを読むPosted by ブクログ -
優しい中にあるモヤっとした気持ち、うまく表出できない気持ちがたくさん練り込まれて、たくさん不器用な愛情込めてこねられてこんがり焼きあがったパンみたいな話。素朴だけどふわっと優しい気持ちに包まれる。
うまく言えないこと、生きてるとたくさん抱え込んじゃうけど、嫌なことから時には逃げたっていいし、いつも上...続きを読むPosted by ブクログ -
大好きな本や音楽、そして愛しい三人の子どもたちと共にある暮らしを紡いだ、著者初のエッセイ集。
私と同じ1967年生まれということで、共感できる話題が多い。『ノストラダムスの大予言』により、32歳で死んでしまうと達観したのも同じである。それでも今、家族ができて細やかながら幸せを感じながら生きる毎日の尊...続きを読むPosted by ブクログ -
なんか落ち着きます。宮下さんの作品。
正直、エッセイ集としては、長時間読んでいると飽きます(失礼)。しかも、返却期日が迫っており、あまりしないのですが、飛ばし読み(重ねて失礼)しました。
通勤電車でのひと時。心がざらついていると感じる時間帯に、ジワっと染み入りました。私は福井には行ったことありませぬ...続きを読むPosted by ブクログ -
ご本人(著者)によると売れなかった本とのことだけど(「はじめからその話をすればよかった」による。)、好きです。完全にタイトルから入った。ので、思ったのとは違った。Posted by ブクログ
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失敗したぁ。
この本読む前に、『よろこびの歌』読むんだった。
久しぶりの宮下作品。
期待は裏切らない。
通勤電車で読んでいて、表紙を隠してました。
オヤジが読むような本じゃないかもね。
でも、好きだからしょうがない。Posted by ブクログ