宮下奈都のレビュー一覧

  • つぼみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集なので、今の生活には読みやすかった。

    「なつかしいひと」で思わず泣いてしまいそうだった。鼻がツーーーンとした。
    重松清さんがでてくるのもいい。物語に深みを感じてしまった。

    最後のドラなんて、クスッと笑ってしまうところもあり、何て魅力的☆って思ってしまった。

    どの話もほのかに温かみがあって良かった。

    0
    2022年04月09日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    人とは違う感性の中で悩みながら生きてきた主人公が額装を通して自己や家族、周囲と関わりながら生きていく話。誰もが人とは違う感性を持っているからこそ素晴らしいんだなと感じた

    0
    2022年04月07日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの話も、一歩踏み出した後をもう少し読みたいと思ってしまい不完全燃焼気味。。
    予約4の兄妹+妹の友達の話はそこが解消されているのでよかった。不器用が3人の関係性がこの後も微笑ましく続いていってほしい。

    0
    2022年04月02日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    面白かったです。レストラン「ハライ」に同じ時に訪れた6組のお客さんたちがハライを訪れることになるエピソードの短編集でした。
    どれもヒリヒリ始まるけど、各話を読み終わる頃にはじんわり、しんみり。特に予約2と予約6が良かったです。失敗の匂いがわかるけど、わかった時にはもう自分は失敗した人に何も出来ない…の繰り返しはつらい。でも、こうすればよかったんだ、と気づけたのでほっとしました。
    失敗したって絶望しなければいい、わたしも心に留めます。
    ハライ、こんなお店あったらいいな。探そう。

    0
    2022年02月11日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    短編集が好きだと思っていたけれど、そうではないみたい、と気付かせてくれた作品。
    うーむ、あまり余韻に浸れなかったから、2.5評価にしたい。

    0
    2022年02月05日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    ふわふわしてる掴みどころのないような主人公。
    でも周りの人達との関わりで次第に芯が見えてくる。
    そんな話だった。

    0
    2022年01月30日
  • つぼみ

    Posted by ブクログ

    繊細な心理描写がたまらない。
    本屋さんでいつも会う女の子。
    重松清さんの本をお勧めしてくる。学生らしい選択でほほえましい。
    名前を聞くのがやっと、そんな若い心の揺れも楽しい。

    後半の家出事件はなかなかのハプニングで、ドラマ化できそう。
    とはいっても、こちらは昨今の笑っちゃうほどの大雪にこちらは見舞われ、本を読むゆとりがなく、読書は細切れになってしまいました。後でもう一度読み返したいです。
    なんと歩道両側の雪の高さが私の身長を超え、そうなると景色が変わるのね。な~んにも見えないです。みえるのは雪をまとった白樺並木と月明かり。ああ、静かで、そして、きれいだ。たま~になら、こんな日々があってもいい

    0
    2022年01月21日
  • つぼみ

    Posted by ブクログ

    知らなくて続編から読んでしまうことがあるが、今回もそう。最初の三編は『スコーレNo.4』のスピンオフ。津川家のことを知らなくても充分面白かったが、紗英や2人の姉が抱えてきた心の揺れを先に知ってから味わいたかった。
    後半の「晴れた日に生まれたこども」「なつかしいひと」「ヒロミの旦那のやさおとこ」の中では「なつかしいひと」「ヒロミ」「晴れた日に」の順に好き。
    「晴れた日」の彦と祐介、コーはこれからも振り回されそう。

    0
    2022年01月18日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    短編集!って感じで、いろんな話があったな。
    でも、兄がビデオカメラ越しにしか話せん話は、ほんまに映画をみてるみたいというか、実写の映像でみてみたいなー。めちゃめちゃ映像が浮かぶというか、なんか引き込まれる話やったな。
    全部、丁寧な物語やった。

    0
    2022年01月15日
  • 終わらない歌

    Posted by ブクログ

    最後のエピソードが一番心に残った。打ち込めるものがあるって素晴らしいと思います。
    よろこびの歌未読で読んだのですが、充分楽しめました。

    0
    2021年12月17日
  • はじめからその話をすればよかった

    Posted by ブクログ

    羊と鋼の森を読んで、この人が好きになったけどそれからこの人の本を読んでなかった。今回2冊目だけど、ここんとこの読書意欲の低下もあって中断してしまいました。

    0
    2021年11月12日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

    Posted by ブクログ

    小説家宮下奈都の作家生活を交えた子育てエッセイ。逞しく生きる子供たちを、優しい視線と涙もろい感情で、何気ない日常を通しておもしろ可笑しくつづっている。一気によんだ。

    0
    2021年11月03日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    田中栄一の作品「メアリー・スーを殺して」。

    所謂オタク女子という人物が小説を書いていて、ある人の言葉を切欠に現実と関わる。
    関わる先は大きくなっていく一方、メアリー・スーは?
    そう、メアリー・スー=中二病となっているが自らが生み出したキャラだ。
    作中のメインヒロインを理想の女性として置き、それに自分を投影していく。
    彼女の作品の中に必ず出てくる彼女の理想が、メアリー・スー。
    没頭していた時代に同じくそれらに没頭していた友人が、少し離れた時間に現れて「あなたの作品が読みたい」と。
    久々に訪れた母校、そこで転寝をした彼女の前に現れたメアリー・スー。

    キーボードを動かし始める動作で物語は終わる。

    0
    2021年09月11日
  • マウンドの神様

    Posted by ブクログ

    甲子園を目指す球児や、野球を愛する人達の人間模様を描いた短編集。
    いつの時代においても、甲子園への夢は多くの人々を魅了し、憧れの存在であり続けるのだと思わされました。
    なかでも、あさのあつこさんの「梅里駅前商店街の熱い風」が良かったです。野球が人と人を繋ぐ様子がこの一話にぎゅっと詰め込まれていました。

    0
    2021年08月25日
  • はじめからその話をすればよかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    宮下さんのエッセイ2冊目。「神さまたちの遊ぶ庭」に出てきたお子さんたちが生まれた頃からのエッセイがあって、あの子たちが!という感覚で読めました。一番最初のおはじきや蝉の“なきがら”の話、「その日」の話、たわいもないようなことだけど、それが残っているのっていいなぁと思ったり。あとは旦那さんとの話がたくさんあるのも馴れ初めを聞いているようでよかったです。掌編では「サンタクロースの息子」が好きでした。眉だけで場面が想像できてしまう表現に凄さを感じました。紹介されていた本からも読んでみたいのが見つかりました。

    0
    2021年08月14日
  • 羊と鋼の森 上巻

    無料版購入済み

    痛い

    外村が双子を通して感じる感情は人間らしいと思います。
    和音に自分を重ねて、由仁を弟に重ねて。
    才能に嫉妬する気持ちは大抵の人間は抱く感情だと思います。

    0
    2021年07月22日
  • 羊と鋼の森 下巻

    Posted by ブクログ

    小説のコミカライズ版ですが、下巻にして完結編です。

    新米調律師の外村。
    双子の和音と由仁のピアノの調律をしていたが、由仁がピアノを弾けなくなってしまう...

    外村は、自分が何が出来るか、苦しむことに...
    やがて、和音と由仁は、、、

    最後が、ハッピーエンドで良かったです
    ♪♪♪

    0
    2021年07月02日
  • 羊と鋼の森 上巻

    Posted by ブクログ

    ピアノの調律師という仕事を通じて描く1人の青年の物語。

    『もう引き返せない、
     僕は調律という森に出会ってしまった...』

    0
    2021年06月20日
  • 終わらない歌

    Posted by ブクログ

    前作の「よろこびの歌」読んだんですけど全然覚えていなくてびっくりしました。
    少女たちが大人になり、何者でもない事に悩みながら、先に進もうともがく物語です。
    高校卒業から3年というと21歳くらいでしょうか。若いなあ。
    殆どの人は世界の中で特別な何かにはなれない事に、年を経る事に打ちのめされて行きます。そしてそれは特別な事では無いし、日々生きていることに喜びが散りばめられている事に気が付きます。
    でもこれくらいの年の頃は一番ままならない時代かもしれません。社会の中では下っ端で、大学にいたとしても、いくばくも無く社会に放り出される現実もある。
    歌や演劇を純粋に楽しめていた時代から、それだけで生きてい

    0
    2021年06月11日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    足りないもの、芽生えていくもの。失っていくもの、積み重ねていくもの。たおやかな言葉の紡ぎが印象深い。
    拭えきれない挿絵の違和感は、解説に書かれた画家さんの想いと知る。
    作中に出てくる『額装』ということばに引きずられ、挿絵に目が行き過ぎた感も否めず。
    暫くあたためから再読したい。

    0
    2021年05月15日