Posted by ブクログ 2020年01月19日
8人の作家による本をめぐる物語。切り口が各人各様、装丁の話もあり、作品を生み出す基本エッセンスあり etc。電子書籍が増えてきたけど、やっぱ手に取る本がいいわと感じさせてくれた一冊。本は誰かに届けられる。本は電子書籍に比べ、より沢山の人の気持ち、技術が結集され生まれるを実感。それにしても最近の本はア...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月06日
本の話だから、まあ予想がつくけど、と侮っていたら、結構いけた。凸凹はあるが。今まで読んだことのなかった作家のものが新鮮でよかった。この作家、読んでみようかという気にさせる。
中田永一「メアリー・スーを殺して」この小説自体がメアリー・スーぽいがなあ。
宮下奈都「旅立ちの日に」期待したけどねえ。手抜き。...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月04日
短編集。以下気になったタイトル
メアリー・スーを殺して(中田永一)…二次創作小説を書く女の子と、その小説の中に顔をのぞかせるメアリー・スーとの向き合い方について
砂に埋もれたル・コルビュジェ(原田マハ)…認知症で徘徊癖のある父と世話をする娘の話。あとがきで本を埋める話について読み、考えるところが...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月01日
本をめぐる物語というか、本に係わる物語って感じ。
色んなかかわり方があるとは思うけれど、それだけでなく、
本が出来上がるまでに、色んな人が関わっているんだと思ったら
ますます本が愛おしくなります。
アンソロジーは新しい作家さんとの出会いの場である。
ましてや本関連のアンソロジーときたら、期待度大で...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月30日
⚫メアリー・スーを殺して/中田永一(乙一)
⚫旅立ちの日に/宮下奈都
⚫砂に埋もれたル・コルビュジェ/原田マハ
⚫ページの角の折れた本/小手鞠るい
⚫初めて本をつくるあなたがすべきこと/朱野帰子
⚫時田風音の受難/沢木まひろ
⚫ラバーズブック/小路幸也
⚫校閲ガール/宮木あや子
こういった本を読ん...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月29日
苦手あり、鷲掴みあり、ニッコリあり。
楽しく読んだ、アンソロジー。
原田さんは「認知症」の父親を介護する女性の話が、
現実的でたまらなかった。
小路さんの「旅の本」でなくて、「旅する本」。
らしくて大好き。
沢木さんは初読みですが、面白かった。
無職の40歳、男性、時田風音が受賞後の2作目を書...続きを読む