たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まず

784円 (税込)

3pt

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

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たゆたえども沈まず のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    何事にも挫けない強さの根源には憧れがあって。
    自分の軸をもつ為にできる事が少し見えた気がする。

    詳細な描写により色やコントラストが伝わってきてゴッホの作品を一度生で見たくなった

    行動変容を起こさせる1冊

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    Posted by ブクログ 2024年04月16日

    なんとなく興味はある美術、でも細かいことは全然知らない。「史実に基づいたフィクション」とされるが、いかにも本当にあった物語のような、惹き込まれる時の流れを感じることができた。原田マハさんの小説はこれで2冊目、より一層美術への興味が深くなったし、この時代を生きたいアーティストたちの物語をもっと覗いてみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月11日

    これきっかけで美術館に行くのが好きになった。

    今までは作品そのものだけを見ていて、その作品を描くまでの過程や作者の心情に想いを馳せることはなかった。でもこの作品のおかげで美術作品それだけでなく、その裏にあるものまで感じらられるようになった。

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    Posted by ブクログ 2024年04月02日

    この本を読み終わった時、本当に今すぐ走って国立西洋美術館のあの薔薇の絵を見たいと思った。たまたま初めて常設展を見た時、帰りがけにミュージアムショップで薔薇の栞を買っていて、この本にはその栞を挟みながら(何度も挟むほど時間をかけずに読んだのだけれど)読んだ。
    きちんとした感想では無いけれど、きっと絵を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    ゴッホ兄弟(フィンセントとテオ)の苦しみから、画家が絵を描くへの情熱、困難さを知ることができた。
    ゴッホの絵は今でこそ、世界的に評価されているが、生前は全く評価されておらず、貧しい暮らしをしながら日々孤独と闘う姿があった。

    画家とは、孤独との戦いだと感じた。自分との戦い、社会との戦い、画壇との戦い...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月28日

    こんなにも自然に、当時のパリに、セーヌ川に連れて行ってくれる原田マハさんに改めて圧感した。
    もっとゴッホと、当時19世紀後半の時代を知りたくなった。

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    Posted by ブクログ 2024年03月23日

    読後、「たゆたえども沈まず」の意味と「星月夜」に描かれた想いに浸った。

    事実のなかに織り交ぜられた物語は、美しさと切なさで溢れていたように感じる。
    繊細な糸が結ばれるかのように共に生きていたゴッホ兄弟、日本を背負って闘った林忠正、そしてそれらの事実を繋ぐ重吉という存在、、
    私はこのすべてを受け止め...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    ずっと積んでて、先日徳島の大塚美術館に行って、レプリカだけど、ゴッホの作品を観たので感化されて。
    すごーーーく良かった。フィクションの部分はもちろんあるのだけれど、絶妙なラインで史実に基づいてるので、浮世絵と西洋絵画の関わりとか、ゴッホの生涯とかに触れられた。なんといっても、美術の知識の深いマハさん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月06日

    ゴッホの生涯や林忠正について知ることができた。知らない絵が出てくると、ネットで調べたりしながら読んだ。
    美術の専門用語が出てくるので、予備知識があった方が読みやすいと思う。
    続きが気になり、どんどん読み進めれる面白さ。

    ゴッホ兄弟の関係が切なすぎた…
    最後うるうるしてしまった。

    ゴッホの最後の作...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月01日

    私にとって名前と作品の存在を知っているだけのゴッホが、とても人間味あふれ、作品に命を感じるようになりました。

    たとえ亡くなった後に認められたとてしても、生きている間に世間に認められなかったことは悲しい。

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