たゆたえども沈まず

たゆたえども沈まず

作者名 :
784円 (税込)

3pt

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作品内容

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

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たゆたえども沈まず のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    今までなんとなくしか知らなかったゴッホの生涯を物語で楽しみながら読むことができた。フィンセントを支え続けたテオは本当にすごいと思う。最後はやはりそうなるのか、と分かっていながら読み進めたけれど、ページをめくる手が止まらなかった。ゴッホが浮世絵に影響を受けていたことなど、単なる物語としてではなく、知識...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月22日

    ちょっと感想を言葉にするのが難しいなぁ…
    今までなんとなく知っていたゴッホの生涯を、その弟を、登場人物達と一緒に見守っている感覚になった。
    本全体が1つの絵の様な明と暗を描いてる気がする。
    読みながらいろんな色が浮かび上がる感じかなー
    イギリスの国民的なドラマの『ドクターフー』のゴッホの回を思い出し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月18日

    アートフィクションというジャンルを読んだのは、本作が初めて。アートについては、ゴッホという名前は聞いたことあるけど、、くらいでしたが、情景描写と絵画やアーティストの背景説明が重厚で、読み応えたっぷり。新たな世界観にしばらく浸っていました。。フィクションなので、これがリアルな歴史ではないけれど、美術に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月19日

    ゴッホとはどんな人物なのか。

    史実を基にしたフィクションとのことで読み終わったあとに実際はどうだったんだろう、と知りたくなり調べまくった(笑)

    ひまわり描いた人だ、くらいにしか思ってなかったが、ゴッホ展があれば必ず行こう、と思わせてくれた本。

    0

    Posted by ブクログ 2023年08月18日

    常に変化を続ける街パリで美術界を舞台に挑戦を続けた男たちの物語。ゴッホについては『ひまわり』っていう絵があったよね?という知識しかないくらいだったのですが、出てくる人物や作品、どんなものだろう?とネットで調べながら読んでいくうちに、あっという間にゴッホの生きた時代に引き込まれていきました。『星月夜』...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月03日

    ゴッホの絵が好きで、ゴッホを題材にした原田マハさんの本を探して読みました。ゴッホの最後を知っているだけに、ラストに向けて少し辛くなってきましたが、弟テオとの関係に胸が熱くなりました。林忠正さんはすごい人物だっこともわかりました。今度はリボルバーを読みたいです。

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    Posted by ブクログ 2023年07月17日

    異国の地で日本人が奮闘している描写をワクワクしながら読んだ。
    最後までだれることなく読めた。
    今でこそ評価されている印象派が当初は強い風当たりだったのが新鮮でゴッホは後年評価されたことも含めて、評価というのは曖昧なものだと思った。
    結局は自分がしたいこととか、自分の気持ちが大事だなと思った。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月14日

    とても良い本だった。絵画と真摯に向き合う兄弟、パリで日本人としての気概に加え、知性、感性、優しさ、厳しさを持ってその兄弟と接し続けてきた画商。新たな美意識が生み出されるまでの闘いといったようなものを感じた。事実とフィクションの織り混ざりながらも、それを感じさせない物語だった。

    0
    購入済み

    名画の見方を変える一作

    水道筋たろう 2022年11月19日

    日本人のパリでの活躍、当時の雰囲気、画壇の様子がリアルでした。少し登場人物に活躍が集中しすぎた傾向がありますが、浮世絵と印象派の接点が面白くて良かったです。

    0
    購入済み

    ゴッホの歴史好き

    クラブ三省堂会員 2022年04月25日

    もうゴッホの絵が見たくてしょうがない!!
    日本でゴッホって名前で有名なのは単純に日本人が苗字呼びする習慣があるからって今まで思ってたけど、フィンセントとテオ兄弟2人の作品達だからこそゴッホと親しまれてるんじゃないかとも思えてくる。

    0

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