【感想・ネタバレ】たゆたえども沈まずのレビュー

あらすじ

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

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Posted by ブクログ

「たゆたえども沈まず」
ちょっとカッコ良すぎるし、すごい良い言葉だから、私の座右の銘にします。私の座右の銘は「たゆたえども沈まず」です。揺蕩うこともあるかもしれないが決して沈まず、私は私であり続けたい。

美しい。
フィンセント・ファン・ゴッホとテオドルス・ファン・ゴッホ。二人の兄弟の間で育まれる、友愛なんてものを等に超した愛情。喜びを共有し、互いを信じ、そして互いを傷つけ合う。そんな二人だからこそ、フィンセントの描く世界を信じている。一つのカンヴァスに包まれている「生」は、作者の心情を写し取り、見る者すべてを魅了する。だが、彼らが生を得ている間では、ゴッホという人物の名が、世に知れ渡ることなく終わってしまった。そんな彼らにも、私が生きている芸術世界での、フィンセントという人物の象徴っぷりを見てほしかった。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

孤独との戦い。
ゴッホのことはいうまでもなく知っていたけど
それを支えたテオドロスという弟がいたこと、ゴッホがフィンセント・ファン・ゴッホという名前だったこと
恥ずかしながら初めて知った。
歴史と美術の勉強。原田マハさんの作品はいつも知るきっかけをくれる。
ゴッホ兄妹の孤独な戦い。束の間の幸せの瞬間
日本から渡った画商2人の孤独な戦い。
パリの残酷なまでに美しい情景。
全てに心揺さぶられた、切なさをはらんだ作品。
浮世絵がこんなに影響与えていたなんて。
美術のこと知りたくなった。
フィンセントはずっと苦しかっただろうけど、皮肉なことにテオの死によって半身だった2人は再び結ばれたんだね。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

タイトルが良い
フィンセントのことを深く信じているからこそ、それが重い鎖のように繋がってるテオの心情が鮮明に書かれていてよかった
ゴッホ展行く前に読めばよかった

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。

ゴッホとその兄弟のテオ、そして周囲の人間たちを書いた作品。史実とフィクションが表裏一体に調和して、まるで誰も知らない物語がこの現実にあったのではないかと思わされる作品。

たゆたえども沈まずとはパリのセーヌ川に浮かぶシテ島のことであり、そしてパリ自体でもあり、パリに住む人々のことでもある。そしてゴッホが本当に描きたかったもの。最終的にゴッホは表紙にもある「星月夜」を描き上げ、林忠正はそれがゴッホが本当に描きたかったものだと理解する。ゴッホと星月夜、そしてタイトルが見事に絡み合って我々読者の心にスッと入ってくる。
史実だけでなく、フィクションとして原田マハスパイスが加わることでモノクロの世界に色が灯るかのように人物が生き生きと動き出す。本当に素晴らしい作品だった。

たゆたえども沈まず、滔々と流れるセーヌ川に林忠正と加納重吉、そしてゴッホが思いを馳せたように読者もこの小説を読み終わった後に思いを馳せるだろう。

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2026年03月16日

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ゴッホについて知っていることは少なかったけどゴッホが好きになったし、作品を見に行きたいとも思ったし、見方も変わるなと感じた。
最後の本はページを捲る手が止まらず一気に読んだ。普段読む本とはまた違う感じで原田マハさんの本を読むのは初めてだったけど他の作品も読みたくなった。

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2026年03月09日

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【2026年読書記録No.1】
花の都パリの街にたゆたえども沈まないもの。
かの有名なフィンセント・ファン・ゴッホの生涯をめぐるストーリー。
原田マハさんの作品はノンフィクションなのかと錯覚させられてしまう。美術の知識に疎い私からしたら何が事実で何がフィクションか分からない。それでもゴッホには心の拠り所であり、誰よりも頼れる存在であった弟のテオドロスがいたということ。それが分かっただけでこれからの彼の作品の見方が変わった気がした。神戸で夜のカフェテラスを見てから読みたいと思い立ち手に取った本作。改めて彼の作品を見るとまた見え方は変わるであろう。
また素敵な作品に出会った。

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2026年03月07日

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 ゴッホという少し変わり者の画家がいて、ひまわりの絵を描いた人というぐらいの乏しい知識で読みました。まるで自分がゴッホが生きていた時代のパリにいて、加納重吉、林忠正とセーヌ川を眺めているかのように錯覚するほど世界にのめり込む事ができた。ゴッホを献身的に支えた弟のテオ。ゴッホに影響を与えた浮世絵、日本人画商の話。
 ゴッホ、テオは生きている間には評価されなかったが、今世界中であなたの絵が愛されていると思うと何とも言えない切なさが押し寄せ、後半は涙が…。ゴッホとテオに伝えたい。読む前と読んだ後に絵画を見る目が変わりました。これから美術館に行くのが楽しくなるそんな本です!また人生に一度フランスのパリやアルル、オーヴェルを訪れたくなりました。

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2026年03月01日

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すごくよかった…読み終わった今この言葉に尽きる。
順番は逆だと思うけれど、「板上に咲く」から「リボルバー」、そして「たゆたえども沈まず」を読んで、フィンセント・ファン・ゴッホの存在がわたしの中ですごく大きくなった。

リボルバーでも、たゆたえども沈まずでも、ゴッホと弟テオの関係性が会話や相手への想いからわかる。人間性も見えてくる。フィクションだから違うところもあるかもしれないけど、とても繊細な心をもった兄弟だったのだろうなと思う。だからこそ、美術史に名を残す作品を描くことができたのだろうと思うけど。
んー、もっと知りたい。。
そして、絶対に、死ぬまでに、ゴッホの作品を見る。

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2026年02月23日

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リボルバーがとても面白かったので、同じゴッホを題材としたこちらの作品を手に取りました。
一見難しそうだから読むのに時間がかかるかなと思っていたのですが、一気に読み切ってしまうほど入り込むことができました。
テオの葛藤と兄に対する愛は凄まじいものでした。
他のアート作品も読んでみたいです。

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2026年02月21日

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原田マハさんは『旅屋おかえり』から入っているために、この作品のギャップに驚き。
丁度ゴッホ展を観たばかりなのでより世界に入りやすかったのもあるが、血縁というしがらみや芸術家の苦悩、それを取り巻く人間たちの苦悩が本物のように綴られており、迫真であった。
私もパリに行きたい。行って美しさに触れた時自分は何を感じるのか知りたいと思った。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

ゴッホ展に行き興味が湧いたので初めての原田マハさんの作品はこちらに。
フィクションなのに、実在しない登場人物が重吉だけであるが故にまるでノンフィクションのよう。

とにかく言葉の紡ぎ方や表現が美しく、表情やその場の風景を自分もその場で一緒に見ているかのような感覚になる。最後あたりは泣けてきた。
最後まで読んでから、また冒頭を読むとあたたかい気持ちになる。ますますゴッホが好きになった。
原田マハさんの作品が合うみたいなので他も読んでみたい。

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2026年01月28日

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モネ・ピカソ・ゴッホ。名前だけは知っているけれど、何を描いた人か、なぜそれが評価されているのか理解もできないし理解しようと思ったこともなかった私の人生を一変させてくれた一冊。とても読みやすくゴッホと弟テオについて描かれており、途中で出てくる絵が気になってスマホで調べながら夢中で読みました。読み終わるころには本物のゴッホの絵が見たくなり、美術館へ。この本がきっかけで今までの人生を取り戻すべくたくさん美術館へ行きました。せっかくパリに行ったしルーブルもオルセーも行っておこう!くらいのノリで行って何も覚えていない当時の私がうらやましくて情けなくて悔しくて夜眠れませんでした。原田マハさん私に読書以外の新しい楽しみを与えてくださってありがとうございました(笑)!!

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2026年01月27日

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面白かった! 原田マハは肌に合うみたい。ゴッホが売れるまでの成功ストーリーかと思い反撃を待ち望んでたのにそうしないまま終わった。でも終始ワクワクはし続けられた。カッコイイ登場人物が沢山出てくる仁義の物語な感じがする。林忠正を調べたくなった。

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2026年01月24日

購入済み

名画の見方を変える一作

日本人のパリでの活躍、当時の雰囲気、画壇の様子がリアルでした。少し登場人物に活躍が集中しすぎた傾向がありますが、浮世絵と印象派の接点が面白くて良かったです。

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2022年11月19日

購入済み

ゴッホの歴史好き

もうゴッホの絵が見たくてしょうがない!!
日本でゴッホって名前で有名なのは単純に日本人が苗字呼びする習慣があるからって今まで思ってたけど、フィンセントとテオ兄弟2人の作品達だからこそゴッホと親しまれてるんじゃないかとも思えてくる。

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2022年04月25日

購入済み

たゆたえども沈まず

初めて読んだ原田マハさんのアート作品、美術史に詳しくなくても充分楽しめました。ゴッホ兄弟とパリで活躍した日本人画商の交歓の物語。ゴッホの絵画を鑑賞しながら読みました。創作と史実のバランスが絶妙で、画商と画家両方の目線で楽しめるところも面白かった。

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2021年04月08日

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解説を読むまで史実に限りなく近づけた物語なのだと思っていた。実際には、歴史的には空白時代であるパリでの日々を逆手にとり架空の日本人画商を作り上げてゴッホ兄弟と親密な関係を築かせることで、まるで全てが本当にあったかのように思える物語になっている。
ゴッホ展でアルル時代までの作品を鑑賞した後に読んだので、作品名が出てくるとその作品を思い浮かべることが出来たし、フィクションかもしれないが、この絵を書いたときにはこういう出来事があったのかもなと想像することが出来た。
芸術に関する、実在の画家をもとにした本というのを初めて読んだが、絵を観た直後ということもあり、楽しむことが出来た。
ゴッホの最後を看取るテオの描写には思わず涙がでてしまった。

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2026年03月22日

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ネタバレ

隠された伏線などはなく、ストレートな作品だと思う。結末がわかっているだけに、そこに向かっていく過程としての様々な登場人物の思いや行動に、悲しい未来への予兆を感じてしまう。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

ノンフィクションのテーマにこれほどまで自然にフィクションのストーリーを差し込める原田マハの文才に感嘆した。

パリの風景の描写も繊細で容易にパリの美しい街並みを想像することができた。

若くして大手画廊の支配人を務め兄を支えるテオと弟からの援助を酒代につぎ込んでしまうどうしようもない兄のフィンセント
正反対のように感じるが自意識の過剰さや繊細さなどどこか通ずる部分が多くやはり兄弟なんだなと感じた。

フィンセントの絵のもつ紛うことなき芸術を信じながらも兄の体たらくな様子に呆れどのように関わるか葛藤するフィンセントの心情に胸が痛んだ。

自分の暮らしを安らかなものにするために自殺を見せかけ兄を改心させようと企んでいたリボルバーでフィンセントが自殺し、結果的に何度かテオの想像した望んでいたフィンセントのいない世界となったことが儚かった。

作品上では重吉がテオの心の拠り所になっていたがテオの存在しなかった実際はどうしていたのだろう。
実際にはどのようにゴッホの作品が世に注目されるようになったのかが気になった。

生粋の商人といった雰囲気の忠正とどこか純粋無垢な香りがする重吉の掛け合いは読んでいて楽しかった。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

あまりにも美しく、涙が止まらなかった。

家族であり、いちばんの友人でもあったフィンセントとテオの絆は、時には重い鎖となり2人を苦しめた。言葉では簡単に言い表すことができないほど固い絆、あるいは呪い。美しくも悲しい物語は、それでもなお、セーヌ川の芥となって流されていく。

人生で初めてパリに行く前に、そしてゴッホの絵を日本で見る前に、この物語を読むことができてよかった。フィクションではあるけれども、時代背景や美術史におけるゴッホの作品の立ち位置を学ぶことができた。彼らに思いを馳せながら見る絵や街は、そうでない時よりもきっと何倍も美しいだろう。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

切ない、。兄弟は血が繋がっているからこそ、分かち合えることもあるが、お互いの痛みを背負いすぎてしんどくなることもあるのだなあ。彼らが生み出した傑作の数々をこの目で観に行きたくなった。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

この本を読み終わると美術館に行きたくなる。ゴッホ兄弟の切ない物語に触れ、以前とは違った気持ちで絵を観ることができそう。表紙の「星月夜」が大好きになりました。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

この小説を読んでから、大ゴッホ展に行きたかった。
感じ方がまた変わったかも。
完全な実話ではないとはいえ、良かった!

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

どれほど失望させられても、その才能を信じて死ぬまで兄に寄り添う、弟テオの甲斐性にただただ感銘を受けた。私は同居している妹が家事をやらないことすら腹が立つのに。

ファンゴッホ兄弟がここまで躁鬱に翻弄されてきたとは知らなかった。芸術家の繊細さとはすごい。

歴史の教科書では、ゴッホは浮世絵好きだったのか程度の感覚だったが、こうもリアルなシーンを垣間見ると、どれほどの憧憬かつ差別の対象としてジャポニズムが発生してきたか感覚がわかり面白かった。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

 連絡手段として電報と手紙、移動手段として馬車と船、といった時代に生きた人のお話。ゴッホ兄弟の実話を交えたフィクション。
 これまでの常識的な絵の路線から大きく外れた様式である、ゴッホの絵。
 それを評価する人たち。
 ひとの評価があって、それで初めて「なんかいいかも?」と流されてしまう私たち。
 いいと思ったもの、好きなものはいいんです。
 自分に自信をもちましょう!
 私も音楽の好みは人と全然違うかもしれないです。
 でも全然かまわないです。すきならいいでしょう?
 と改めておもったのでした。

 よい一日をお過ごしください。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ゴッホや美術史全般を勉強している人はより楽しめる気がする。絵画や人物、背景知識がないとストーリーに入り込めないかな。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

20260122
大ゴッホ展に行くので、ゴッホの人生の流れが掴めたらいいなと思って読み始めました。初原田マハさん。
完全なノンフィクションではない&ゴッホの生い立ちすべてを書いているわけではないので、その辺りについては他で補完する必要がありそうですが、彼が生きていた時代を感じることができました。
弟のテオ、パリ、印象派、浮世絵、林忠正、アルル…
読み物として楽しめるのはもちろん、ゴッホを知るとっかかりとしてもとても良いと思います。

大ゴッホ展のための読書①

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ゴッホの有名な作品を数点と、なんとなくの知識で生前苦労していて自殺したことと、死後有名になった人という程度の知識しかないし、パリで日本美術ってこんな風に扱われてたんだ〜程度のものすごくふんわりした知識しかない、芸術に疎い自分を激しく後悔しました。
知識があったらもっともっと何倍も楽しめたはず…!
れでもフィクションだけどもしかしたら本当にこういうやりとりがあったのかもとワクワクさせてくれる会話が主要人物たちの間で繰り広げられていて、とても濃い内容でした。
ただ知識がない故に、フィクションと史実の境目がわからないのでこれを読んだだけでゴッホ兄弟と林忠正さんを知ったつもりにならないようにしよう。
図らずもちょうど今タイミングよく東京都美術館でゴッホ展をやっていることを知ったので、ちゃんと本物の絵を見て勉強して絶対もう一度読み返そうと思います!

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

ゴッホが生きていた時はこんな感じだったのかも ゴッホが生きていた時代で書かれていたから、浮世絵に価値を見出されていなかった時の話だった。あんまりこの時代設定の話を読みたい感じじゃ無かったから、そんなに盛り上がらなかったなぁ。

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2026年03月14日

Sei

購入済み

史実と小説のはざま

「史実」というのは客観的な照査による事実の集積であり、人物なり出来事の忠実な「解説」だと思います。しかし、「小説」という、その証左はないが可能性を秘めたイマジネーションを含む「解説」は、読者の感性を刺激し、時に感動を呼び起こします。
フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオは、お互いの苦悩や悲しみの中で深い信頼と愛情で支え合って生きていきます。また、日本人画商の林忠正、加納重吉は、浮世絵をパリに紹介してジャポネズムを広める傍ら、フィンセントという不世出の画家を世に送り出した(可能性がある)という、日本人としての驚きと喜びを感じさせてくれました。

どんな荒波で船が揺れても沈まなければいい・・・「たゆたえども沈まず」。セーヌが、パリが、災害や戦争などのいろいろな苦難に遭っても必ず蘇り、繁栄を取り戻してきたように。
私たちの人生も、様々な苦難や失敗等の荒波にあっても、「沈まなければやり直せる」ということを信じて、前に進んでいきたいものです。

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2020年06月30日

Posted by ブクログ

実際のできごとなのか、空想の物語なのか…
その境界が曖昧になるくらいに、ゴッホ兄弟と2人の日本人との関係性が鮮やかに繊細に描かれていて、まるで当時のパリに自分もいるようだった。

他者への思慕は時に自分も相手も縛りつけ重たくする。フィンセントとテオは互いに大きな感情を抱いていたが故に、それを頼りに人生を歩んでいたんだろうと結末を見届けて考えた。
“あわれな兄弟”という見方ももちろんあるが、あえて2人の日本人と強い関係性をもたせ、その視点から兄弟映し出すことで、血の繋がり以上の何かを感じさせるフィンセントとテオを羨ましくも感じる。

今改めてゴッホ作品を鑑賞したい。彼が、彼らが、命を燃やして創り上げたものをこの目でちゃんと観たい。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

_Fluctuat nec mergitur
パリは、たゆたえども沈まず。

タイトルに惹かれ、そのタイトルを体現する登場人物たちの生き様に胸打たれた。
どんな著名人にも日々を生きる中でのドラマがあり、それは我々と変わらないのだ、と改めて。

ゴッホの絵をまた観に行きたくなった。

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2026年02月23日

Posted by ブクログ

原田マハさんの作品は非常に読みやすい。 また美術史に関する洞察が深いので、書いてあること全てを事実として受け入れてしまいそうになる。 この点は要注意か。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

この作品と同じくゴッホを題材にした「リボルバー」を読み、ゴッホの世界をそれなりに調べていて、自分の中で好きな作品【星月夜】が表紙の作品。

リボルバーとはちがった視点。
10年間で2000点もの絵を描いたといわれているが、生前売れた作品は1点のみ。
精神的にも金銭的にも不安定なゴッホを支えていた、弟テオ目線の物語。

この二人は兄弟以上に特別な関係だよな…たぶん前世でも深いつながりだったんだと思う。
いくら兄弟といえどここまでの献身はできない。
言葉がなくても通じる心、通じすぎて辛い…恋人以上じゃん。

今だ自殺か他殺か議論されるゴッホの死の真相。
この本の通りだったら悲しすぎるな…

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2026年01月22日

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