【感想・ネタバレ】たゆたえども沈まずのレビュー

あらすじ

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

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Posted by ブクログ

フィクションなのに、フィクションと思わせない。マハ先生の力量に敬服します。ゴッホ兄弟が、さらによく理解できました。

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2026年09月28日

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原田マハさんの力強く美しい文章がテオとゴッホの絆を描かれていて最後は涙が止まらなかった。ゴッホが日本画を愛し、いつか世界で、日本で認められたいと思っていてくれたことが本当なら凄く嬉しい。今後開かられるゴッホ展で星月夜を見たら泣くかもしれない、でも彼の絵が今も見れることが嬉しい。

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2026年09月26日

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個人的にとても好きな作家さん。
ゴッホの『もしこの人とこの人が出会っていたら』の世界線が描かれた物語。
と同時に、ゴッホの絵がどのタイミングで描かれてそのときどんな精神状態だったのかがわかるようになっていて、ゴッホ絵画の解説本でもあると個人的には思っている。
パリのセーヌ川。
タイトル『たゆたえども沈まず』が回収されるラストシーンがよかった。
著者の本は表紙がすべて素敵だから全部欲しくなる。ずるいなぁ笑。

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2026年09月26日

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ゴッホはこの世に空虚さや残酷さを感じると同時に、美しさも、誰よりも感じ取ってた、
だからあんなにも儚く美しい絵を描けるんだと思った。

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2026年09月25日

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美術が大好きなので、それにフィクションを混ぜて面白いのか…?と思っていたけど、澄んでいて美しくて力強い瑞々しい文章が詰まっていて本当におもしろかった。手にとって良かった。

ゴッホとそれを世界に広めた一助を担ったとされる林忠正の物語。フィクションだけど、歴史を学んでいるような気分にさせてくれるリアリティがあって、解説まで読んで林忠正がゴッホと接触した事実は確認できていないこと、主人公の加納重吉は架空の人物であることに驚かされた。原田マハさんの凄さに感嘆すると共に、大好きな作家さんになった。解説で『歴史的検証をした上で、架空の人物や出来事を巧みに挿入し、物語としての「真実らしさ」を作り出している』とあって、なるほどと思った。それが原田マハの凄さなんだろうな。

実在する人と作品と時間軸に、架空の人物を織り交ぜながら人生を作り上げるって本当にすごい。不思議な本だった。歴史としてはわからない箇所も多いだろうけど、こうだったら良いのにと思わせられる美しくて切なくて力強い人生が詰まっていた。(とはいえ、テオの妻ヨーによってゴッホの作品が世界への一歩を踏み出したんだとしたらヨーが逞しすぎるけど。調べた感じヨーと息子フィンセントの功績は大きいみたいで義兄のためにそこまでやれるのすごいな)
たゆたえども沈まず。いいな。私もまたフランスに行きたい。

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2026年09月23日

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星が5では足りません!!!!!!!!
100個つけたい!!!!!!!

テオとゴッホの美しい物語。
サン=レミ時代からアルル時代まで この1冊に収まっていて、こんな大作を 生きているうちに読めてよかった〜という気持ちです。
やっぱり私はゴッホと同じぐらいテオが好き!

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2026年09月20日

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リボルバーの次に読んだ本。
ゴッホに関わる本を読むごとに彼らの解像度は上がっていき、今回またそれは増していった。
フィンセントとテオの関係性はなんとなくでしか知らなかったが、どの時期にどんなやり取りをしたか、フィクションではあるが知ることができた。
パリ時代、アルル時代、サン=レミ時代、オーヴェール時代という大きく分けて4つの時代の定着も自分の中でできてきた。
今作に出てきた林と重吉。浮世絵がどうフィンセントと結びついたのか疑問だったが、本当にこの本のやり取りがあったとするならば、スマートかつ面白い出会いだったと思う。実際にフィンセント達との関わりについてどんなものがあったかは史実にはないそうだが、本当にこの本に沿った出来事があったと疑わないできだった。
原田マハさんの、続きが気になるワードが出てきてすぐに場面転換という流れは、またかー。と思うが先が気になるページをめくる手が止まらない。

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2026年09月17日

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ネタバレ

林忠正はテオの次にゴッホのファンなのだと途中まで思っていたけど、ゴッホを通して過去の自分を見ていたのだと思う。
早くお前もここまで辿り着け、お前ならできる、なぜなら自分もここまで来てるんだ、早く来い。そんな想いを持ってゴッホを見守り、接していたんでしょう。

林忠正は、仕事で成功してお金を手に入れただけでなく、サロンに招待されるような人間になり、フランス パリに認められている。一方でテオのような自分の半身のような存在はいない。重吉はあくまで部下、後輩という立ち位置なので半身にはなり得ない。

ゴッホは、仲間内にはその絵の価値を認められている、みんながこれは新しい絵だと衝撃を受け褒め称えるものの、世間には認められず、パリに拒絶され、お金もない、惨めな暮らし。でも自分の全てを信じてくれるテオがいた。

林忠正がゴッホにもなり得たし、ゴッホが林忠正にもなり得た。2人を分けたものはなんなのだろうか。


全部読んでから改めて冒頭にもどると、ああ、あなたはテオとヨーの息子だったのか、と思い知らされます。どんな思いでオーベルジュを訪ねたのだろう。

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2026年09月14日

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歴史的事実にフィクションを巧みに織り交ぜている構成。ゴッホについては、弟テオとの間で交わされた大量の書簡が残っており、多くのことがわかっています。しかし、一方で、人生の転換点となったいくつかの出来事については今も謎が残っています。そこでその謎を埋める存在として、実在の人物である日本人画商林忠正にその役割を担わせています。この林忠正がゴッホの人生の重要な局面に関わったという設定になっており、その辺りをマハさんが丁寧に美しく描いている点を興味深く読み進めました。

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2026年09月06日

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誰からおすすめをされ、いつ購入したのかもわからず積読していた一冊。

つい先日、上野の国立西洋美術館にて、写実主義の西洋画や印象派のモネ等の作品に触れ、東京都美術館開館100周年記念の大英博物館日本美術コレクションでは、葛飾北斎や歌川広重らの浮世絵にも触れていたところだったので、ジャポニズムが語られる本作はタイムリーに楽しめた。
ちょうどその頃、上野の森美術館で夜のカフェテラスの大ゴッホ展が開催されていたが、あまりにも人気で行列ができていたので、入館しなかったことが悔やまれる。
とにかく日本人はゴッホのことが大好きなのだ。

日本で独自の発展を遂げた浮世絵が海を渡り、西洋の画家たちに衝撃を与え、やがてゴッホの作品のような、それまでになかった芸術へと姿を変えていく。その過程には、どこか感慨深いものがある。

自分とは異なるものを取り込み、混ざり合い、そこから以前には存在しなかったものを生み出していく。それは芸術に限った話ではなく、人が生きていくうえでも大切な営みなのかもしれない。

人の感情、心の機微を言葉によって捉えようする試みの一つが純文学だとすれば、ゴッホはそれを絵によっ試みた人なのではないかと思った。
人間は精神的に追い詰められた時に、普段気づかないようなどうでもいいことに気づいたり、固執したり、見えない景色が見えたりするものなのかもしれない。
苦しみながら生きる過程に人間の本質が見出されるのかもしれない。
そういう苦しみを芸術に昇華させていたのがゴッホで、苦悩によって精神的に追い詰められた者にしか描けない芸術というものがあるのだと思う。
有名な明治の文豪たちもみんな苦しみながら、人間の本質を描くような芸術を生み出していたことを思い出した。

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2026年09月06日

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美術史に興味があるので、それをもとに書かれたお話し、知的好奇心と物語を読みたい欲が同時に満たされてとても面白かった。原田マハさんは美術史を学んだ作家さんらしい。だからこんなに詳細に書けるんだ。情景がわかりやすく浮かぶし人物関係も複雑なのにすいすい読める。文体が好き。タイトル回収したところはグッと来た。文中に出てくる絵を調べながら読むのが楽しかった。ゴッホという人物により興味が湧いた。この本+今世間でされている評価を合わせて完成するものだと思う。

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2026年08月28日

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ゴッホの人格や人生は、語られる以上に悲惨で謎に満ちているのだろう。でも、原田マハの手にかかれば、印象派も分からない私でも、心揺さぶられ、涙してしまう。ゴッホとテオの混沌とした関係と、若くして失われた命。絵画は、ただ眺めるのではなく、画家の歴史書なのだ。

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2026年08月19日

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マハさんの作品が気になっている今日この頃。

これまでゴッホなんて、気にしたこともなかったけど、ゴッホ展に行きたくなりました。

正直、兄フィンセントの行動は理解できません。
結論も私にとってすっきりしたものではありませんでした。

しかし、この物語は面白い。
重吉目線から語られる兄フィンセントと弟テオの物語が読者を引きつける。

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2026年08月15日

Posted by ブクログ

実在の人物と架空の人物が織り交ざり、創作であるはずなのに史実のような手触りで読める物語でした。

ゴッホ兄弟は本当にこんなふうに生きていたのだろうか。林忠正はどれほど彼らを想っていたのだろうか。
実際の交流は不明だそうですが、私は“こうであってほしい”と思える関係でした。

美しく、繊細で、もろくて、
やるせなくて、せつなくて、むくわれない。

死後の評価は本人たちには届かない。
けれど、どうか届いてほしいなぁ。

心安らかであってほしいと願わずにはいられない。
静かに心を揺らす、美しい痛みの物語でした。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

「強くなってください」
実際に本を読んでみると読む前と違ってフィンセントの絵を見て感じることが変化した。孤独を感じながら命を削り描いたところにとても心を動かせれた。そしてテオからの支援が必要不可欠でそのおかげで今も愛され続ける傑作が誕生したと思う。フィンセントとテオの素晴らしい兄弟に感激した。

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2026年07月12日

購入済み

名画の見方を変える一作

日本人のパリでの活躍、当時の雰囲気、画壇の様子がリアルでした。少し登場人物に活躍が集中しすぎた傾向がありますが、浮世絵と印象派の接点が面白くて良かったです。

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2022年11月19日

購入済み

ゴッホの歴史好き

もうゴッホの絵が見たくてしょうがない!!
日本でゴッホって名前で有名なのは単純に日本人が苗字呼びする習慣があるからって今まで思ってたけど、フィンセントとテオ兄弟2人の作品達だからこそゴッホと親しまれてるんじゃないかとも思えてくる。

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2022年04月25日

購入済み

たゆたえども沈まず

初めて読んだ原田マハさんのアート作品、美術史に詳しくなくても充分楽しめました。ゴッホ兄弟とパリで活躍した日本人画商の交歓の物語。ゴッホの絵画を鑑賞しながら読みました。創作と史実のバランスが絶妙で、画商と画家両方の目線で楽しめるところも面白かった。

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2021年04月08日

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まるでパリで暮らしているような、わたしもその輪の中に入っているような感覚
終わりをはじまりに持っていく構成が素晴らしい

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2026年09月27日

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美術について造詣が深ければ、もっと深く理解できたのだと思う。
自分で調べてみて、この物語の史実と創作の関係性についてやっと理解した。
「たゆたえども沈まず」、決して上手く行く保証はなくとも、誰かが忘れなければ沈むことはないのだと教えられた。

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2026年09月23日

Posted by ブクログ

愛情詰まった話、世界99と並行して読んでいたけどこちらにだいぶ救われた。
原田マハさんの文章は綺麗で救いがあって安心して読める

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2026年09月19日

Posted by ブクログ

400ページを超えるのに、あっという間に読み終わった。
たぶんマハさんの小説の中でも王道のアートミステリーは今回読んだのが初めて。
こんなにも読ませる力があるのは、そこに「人間」が描かれているからだ。
生きている間に、評価されてほしかったよね、と思う。
でも林忠正も、ゴッホがまさか死んでしまうとは思っていなかったのだから。
生きている間にこれぞ!と思える作品に出合えると思っていたに違いないのだから。
本当に人というのは人生というのは、思い通りに行くことはないんだなと後世に生きる私が思うのは非常に勝手なことで、彼らは彼らで二十世紀が来る目前の時代に「印象派の次」の時代になることを狙って、必死に生きていたに違いない。
ああ、悲しい。泣けてくる。
これを読んで知ったのは大ゴッホ展の第一期が終わってしまっていたということ。絶対来年の第二期行きたい!

印象主義という言葉を知っているだけで私は芸術を知った気になっていたと気づかせてくれた
恥ずかしい
絵を描いた人にも人生がある
絵を見て何かを感じてはい終わりじゃない、その作品が描かれるまでに、画家にどんなことがあり、どんな感情が生まれたか
絵の背景、画家のことについて知ることこそが芸術鑑賞の醍醐味なんじゃないかと思った

<その他キーワード>
ジャン=レオン・ジェローム

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2026年09月20日

Posted by ブクログ

ゴッホの人生を詳しく知らなかった身としては
このような人生を送っていたのかと
真新しい感情で読むことができた
ただ、事実と異なる部分もあるらしいので認識齟齬に注意が必要なところ
作品というよりはゴッホという人間の面白さ
いやそれをうまく表現している作家の凄さなのか
分からないけれど最後まで飽きずに読み切れた

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

特に印象に残ったのは、テオが兄ゴッホを献身的に支え続ける姿だった。金銭的にも支え続ける一方で、ゴッホはそのお金を酒などに使ってしまう。それでもテオは兄を信じて支え続ける。

ただ、読んでいて「テオは兄だから支え続けたのか、それとも兄の才能を信じていたからなのか」と考えてしまった。血縁だからなのか、ゴッホの絵に何かを感じていたからなのか。その両方なのだろうけれど、もしゴッホに絵の才能がなかったとしても、テオは同じように兄を支え続けただろうか、ということも気になった。

そして、これだけ献身的に支えてくれる弟がいながら、自分の作品はなかなか評価されない。ゴッホの側からすれば、才能を信じてもらっているからこそ、その期待に応えられない苦しさもあったのではないかと思う。社会や周囲への不満を酒で紛らわせてしまう姿にも、単純に「だらしない」とは言えないものを感じた。

作中では浮世絵についても何度も描かれていて、当時の日本では価値を認められていなかったものが、フランスで評価されることで日本でも見直されていったという話が出てくる。

芸術は作品そのものだけでなく、それを評価する時代や環境にも大きく左右される。ゴッホに才能がなかったのではなく、彼の才能を理解し、評価できるところまで見る側が追いついていなかったのだと思う。

そう考えると、生前ほとんど評価されなかったことこそ、ゴッホの不幸の一つだったのではないかと感じた。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

“たゆたえども沈まず“

タイトルと、フィンセントにとっての意味がとってもよかった
兄弟の絆とセーヌ川

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

ゴッホ展で見た絵も出てきたり、知ってるやつ〜ってたびたびなれてたのしかった
『たゆたえども沈まず』いいタイトルすぎ

星月夜のシーンがよかった

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2026年08月18日

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ゴッホ展をきっかけに。

紡ぎ出された物語とはいえ、本当にあったのでは?と感じられる内容だった。
少しだけゴッホのことを身近に感じられる素敵な作品でした。

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2026年08月09日

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リボルバーとは全く別の楽しみ方ができた。
読んでいて切なくなる兄弟の奮闘記。
そして日本絵画の影響も改めて学べた。
小説なのだけど、ノンフィクションも混ざっているので、読んだ後の充実感がとてつもなく大きい。
予約が取れないほどの大盛況の大ゴッホ展と合わせて読めて幸せだった。

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2026年08月02日

Sei

購入済み

史実と小説のはざま

「史実」というのは客観的な照査による事実の集積であり、人物なり出来事の忠実な「解説」だと思います。しかし、「小説」という、その証左はないが可能性を秘めたイマジネーションを含む「解説」は、読者の感性を刺激し、時に感動を呼び起こします。
フィンセント・ファン・ゴッホと弟のテオは、お互いの苦悩や悲しみの中で深い信頼と愛情で支え合って生きていきます。また、日本人画商の林忠正、加納重吉は、浮世絵をパリに紹介してジャポネズムを広める傍ら、フィンセントという不世出の画家を世に送り出した(可能性がある)という、日本人としての驚きと喜びを感じさせてくれました。

どんな荒波で船が揺れても沈まなければいい・・・「たゆたえども沈まず」。セーヌが、パリが、災害や戦争などのいろいろな苦難に遭っても必ず蘇り、繁栄を取り戻してきたように。
私たちの人生も、様々な苦難や失敗等の荒波にあっても、「沈まなければやり直せる」ということを信じて、前に進んでいきたいものです。

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2020年06月30日

Posted by ブクログ

私にとって一番読みやすい美術史を描く原田先生の作品。今回はゴッホとその弟の半生を描いたフィクションだ。有名でありどこかで絵を見たと思うが、この本を読み終わった後、改めて見たいと思った。ゴッホ自身、幸福な生涯で終わったわけではないので、決して明るいエンドではないのだが、それでも原田先生が描くと、前向きに優しい気持ちになって本が閉じられる。ゴッホの弟、浮世絵について、こんなに影響あったとは、と改めて知ることで、絵への鑑賞は変わるだろう。早くゴッホの作品を何でもいいから見に美術館へ行きたいと思う。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

原田マハさんのにわかファンとして、絵画を題材にした作品として初めて手に取った一冊です。
残念ながら美術館巡りの趣味もなく、ましてや西洋美術史の素養もないため、この作品の背景や、どこまでが事実でどこからがフィクションなのかが分からず、物語に十分没入できなかったことが残念でした。
ゴッホについて私が思い浮かぶのは、安田火災(現・損保ジャパン)が「ひまわり」をオークションで競り落とし、本社に展示していることくらいです。
芸術家は感受性が豊かで、精神を病んだり自死したりする人も少なくなく、家族や関係者にとっては大変な存在なのだろうと思っていました。ゴッホも、もう少し後の時代に生まれていれば違った人生になったのかもしれないと、この作品を読んで改めて感じました。
これからは「分からないから読まない」のではなく、知らないことを学ぶという意味でも、絵画を題材にした作品に挑戦していきたいと思います。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

半分ほど読んでも興味がわかずこのまま読むのを続けるべきか悩んだ。友人からのおすすめだったこともあり読み続けることに。4分の3過ぎたころ、え!意外に面白くなってきた、後半では涙流してしまう場面も。
ゴッホの絵をみてみようと思う。読書によって他の分野に興味を持つっていいですね。途中で読むのをやめなくてよかった。
人それぞれ好みの本が違うこともわかった。

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2026年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今日では様々な研究や考察がされているゴッホだが、この小説はゴッホとテオの関係を重吉という架空の日本人が近くで見守るような形で美しく描いていた。
アルルにテオが向かう時に重吉も一緒に向かっていたのは面白いと思った。
まるで読者も重吉としてそこにいるかのように思えた。

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2026年08月12日

Posted by ブクログ

暗幕のゲルニカ・楽園のカンヴァスと同様の巨匠画家アートフィクション。誰もが知るゴッホの最後と報われない生涯を、浮世絵を通じた日本との関わりから比較的明るめに描かれるストーリーだが、長い年月を小説に詰め込んでいるため時系列の説明文という感じが拭えない。とはいえ、ゴッホに触れることができる貴重な小説です。

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2026年08月05日

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