【感想・ネタバレ】たゆたえども沈まずのレビュー

あらすじ

19世紀後半、栄華を極めるパリの美術界。画
商・林忠正は助手の重吉と共に流暢な仏語で
浮世絵を売り込んでいた。野心溢れる彼らの
前に現れたのは日本に憧れる無名画家ゴッホ
と、兄を献身的に支える画商のテオ。その奇
跡の出会いが〝世界を変える一枚〟を生んだ。
読み始めたら止まらない、孤高の男たちの矜
持と愛が深く胸を打つアート・フィクション。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルにもなっている「たゆたえど沈まず」という言葉が、表現を変えて何度も出てきます。

それでも沈んでしまったフィンセントとテオ。悲しくやるせない気持ちになりました。

生活力のないフィンセントと世渡り上手なテオとは最初、真反対のように思っていましたが、繊細なところが共通していたのだと読み進めるうちにわかりました。

0
2025年11月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ゴッホのことを全く知らなかったので、伝記を読んでいるような気持ちで読み進めた。

本当のことは分からないが、本作でのフィンセントの死の理由が切なすぎたし、テオ葛藤の描写が生々しくて惹き込まれた。

『印象派』という呼び方が、彼らを小馬鹿にするための皮肉であったことや、彼らが元々アカデミーの落選者であったことは本作ではじめて知った。

私もパリに行きたい。

0
2025年11月01日

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