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Posted by ブクログ
美術館に行ったり絵画を観たりするのが好きなので、作中に漂うアートの空気感や作品をめぐる情熱に引き込まれて面白く読めました。
ルソーの絵画『夢』をめぐる真贋鑑定の緊迫感や、アートの世界の裏側を覗き見るようなワクワク感は、間違いなく本作の大きな魅力です。
ただ、読み進めながらふと思ったのは「絵画や美術館に普段あまり興味がない人が読んだら、このミステリーはどう感じるんだろう?」ということ。
知識があればあるほど美術うんちくや作品の背景描写がごちそうに感じられますが、純粋なサスペンスやミステリーのスピード感だけを求めて読むと、少し好みが分かれる部分もあるのかもしれません。
とはいえ、一つの絵画をめぐって人生を狂わせる人々の熱量や、絵に秘められたストーリーの魅せ方は見事でした。
絵画が好きな人は絶対に読んで損はないですし、普段アートに馴染みがない人にとっても、新しい扉を開くきっかけになるかもしれない一冊です。
Posted by ブクログ
◎あらすじ
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のキュレーターであるティム・ブラウンは、ルソー研究者の早川織絵とともにバーゼル美術館に招かれる。
そこで目にしたのは、アンリ・ルソーの「夢」と酷似する「夢をみた」。
7日間という期間で、作品に関連する物語を読みつつ、「夢をみた」の真贋について、講評する。
ティム、織絵のうち、優れた講評をしたものに、「夢をみた」の取り扱い権利(ハンドリングライト)が得られる…
◎感想
展開、「夢」をもとにしたフィクションの構成、登場人物たちの絵画への愛情や尊敬、何をとってもよかった。
「夢」に描かれているとされる女性(ヤドヴィガ)が登場する作中の物語も好き!
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