ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
Posted by ブクログ 2023年05月23日
ものすごく幼稚な感想だと、ピカソがカッコいい。
ボリュームある作品だけど、すぐ読み終わる。ここ最近読んだ中ではダントツでおもしろかった。
アンリ・ルソーの『夢』と、よく似た『夢をみた』。この2つの作品をめぐるアートミステリー。
美術にまったく詳しくないので、色んな作品が出てくるたびに検索しながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月20日
原田マハさん始めて読みました。アートミステリも初めてです。
めちゃくちゃ面白かった。最近読んだ中でダントツで好きです。
美術の教養全くといっていいほど無いので、登場作品を調べて眺めながら読み進めました。美術の魅力をとても感じさせられますね...大原美術館もMoMAもすごく行ってみたくなっちゃいました...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月18日
もちろんお名前と、美術に関係する小説を書かれているらしい、ということだけぼんやりと知っていましたが、今回はじめて原田マハさん作品に手を伸ばしました。
ほぼほぼ一気読み。個人的にここ最近読んだ本でダントツに面白く、余韻もすごかった。
アンリ・ルソーの「夢」を中心に、現在、約15年前のバーゼル、アン...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月08日
美術って面白い、、!となった
どんな状況で、どんな気持ちを込めて、画家は絵を描いているのか、、
実在したルソーを題材にしているからこそ、物語が深くなっていると感じた(そしてどこからどこがフィクションなのか分からない)
一応画家ルソーの絵画をめぐるミステリーなのだけど、人間らしい心の動きを沢山感じられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月08日
ニューヨーク近代美術館のキュレーターティム•ブラウンと、日本の美術館の監視員早川織絵。国は違えど2人のルソーに関するエキスパートが、ルソー作品『夢』によく似た『夢をみた』の真贋を7日間の中で見極め、対決していく。
私に取ってこの本は、初めての原田マハさん作品。最初に読み終えた時、私は絵というテーマ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月03日
2012年の作品で、第25回山本周五郎賞を受賞。
単行本の表紙には、作中でも大きなキーとなっている
アンリ・ルソーの『夢』が用いられている。
ティムと織絵という2人のルソー研究者が
伝説のコレクターの屋敷に招かれ、
彼が所蔵する、ルソーが最晩年に描いた作品『夢』に酷似した作品『夢をみた』について、...続きを読む