楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス

737円 (税込)

3pt

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。

...続きを読む

楽園のカンヴァス のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    美術の知識はないので楽しめるか(分かるか)不安だったが、美術を嗜む人々の世界を少し共有させてもらった気がするし、バトル(安っぽく聞こえるの申し訳ない)の要素もあって、読み終えるまでワクワクが止まらなかった。あと、この「物語」を思い出しながら本物の『夢/ルソー』を見たいという想いが読み終えた今溢れてい...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月15日

    織絵とティムの17年越しの再会場面はじんわり、クゥー泣ける。夢の7日間があればこそ こんなにも受け入れています。ルソーが2人を出合わせたのね、審判の日の真作ですと最高ですと説明の要らない2人、1番驚いたのがジョゼフ、ヤドヴィガ バイヤーだよ。知識って凄い 歴史上不明な事もこんな風に繋ぎ合わせて小説に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    面白かった。
    美術といえば、モネの睡蓮くらいしか思いつかない人間だけど、これを読んで出てきた絵も、そうじゃない絵も実際に見てみたいなあと思った。
    芸術家、彼らを支持する人、評価する人、それぞれ皆都合があって大変だけど、やっぱり情熱を持って進んだときの彼らが放つなんつうか力が、ポジティブだった。
    美術...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月07日

    原田マハさんの作品はすべて好きだけど、これは特に何度読んでも大好きな本。
    2人のキュレーターを通してルソーの物語に惹き込まれる。
    登場する絵画や美術館を検索しながら一気に読んだ。
    読後感も清々しい。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月04日

    半フィクションなのでどう捉えるかのだが、結論から申すと、めちゃくちゃおもしろい!!
    文章的にはとても読みやすい文章で、芸術を知らないわたしでもすんなり受け入れることができた。
    と同時に、絵画にも少し興味が湧きました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    凄く面白かったー!
    これは好きかもと思いながら、長らく温めていた一冊で、やっと読みました。
    私、ルソーの事はちょっと知ってます感を出しながら、いつか本物を観ることが出来たらいいなぁなんて思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月03日

    原田マハさんの小説で一番好きな作品。
    ミステリーとしても楽しめ、ルソーの人生が本当にこうだったのかもしれないと錯覚してしまいそうになる。
    この作品を読んでからルソーの絵を観る度にいろんな感情が呼び起こされ、美術館賞もより楽しくなりました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月01日

    どひゃー面白かった…!!
    近頃、モネが好きなのから始まってキュビズムにも興味を持ち、ルソーって出てくるなぁと思っていて読んでみたら、どんどん続きが気になる作品だった。
    もっといろんな絵や作者について知りたいと思ったし、いろんな美術館に行きたい!
    それと、この絵すきだなぁぐらいの感想で見ている自分は、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    物語の世界への引き込まれ方が独特で新鮮だった。展開としては王道だが、細かい部分の造り込みが圧巻だった。また、作者の芸術への愛が作中はもちろん、登場作品リストや参考文献の数からも窺えて満足度の高い作品だった。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    読み終えた後の充実感がすごい。
    モネのあしあとを読んでマハさんの絵画シリーズ
    は制覇したいと思っていました。
    読み進めていくうちに、真実がいくつも塗り替えられていくようでハラハラしっぱなし。
    昨年行ったピカソ 青の時代を超えての展示も思い起こしながらとても濃い読書時間を過ごせました。

    0

楽園のカンヴァス の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

原田マハ のこれもおすすめ

楽園のカンヴァス に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す