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病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
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Posted by ブクログ
なんて素敵な人達がでてくるのでしょつ イサさんの家のようにちゃんと整えた家に憧れます。 一度だけ大原孫三郎さんの子孫の方にお会いしたことがあります。その方も素敵な方でした。
中村すてらは実在の人物なのかと思ってしまうくらい、12歳からのすてらの人生に没入して読んだ。その当時の実在の人物の名前がいっぱい出てくるので、著者は誰か実在の人物の伝記的な小説を書いたのかと思ったが、実は中村すてらは原田マハなのではないかと読み終えて思った。 「リーチ先生」は原田マハさんの伝記小説で...続きを読むそれはその時代の雰囲気を味わうには楽しかった。この小説は中村すてらと言う架空の人物を著者が創作して、物語テラーとして、読者を喜ばせるハッピーエンドの小説だと思う。小説を書くことと美術を言葉で愛でること。まさに原田マハの内面を映し出しているように思う。
マハさんを、たっぷりと堪能できた小説だった! マハさんの描かれる、困難に立ち向かう女性。 主人公すてらは、病気の父の治療代を稼ぐため、 わずか12歳で、工場で働くなんて、たくましすぎる。 大原孫三郎、児島虎次郎は実在の方で、 大原美術館のホームページも見たが、 この本の中のストーリーに生き生きと...続きを読む溶け込み、 素晴らしい人格者であり、感動した。 小説家とアートを絡めた、マハさんだからこそかけた小説だ。 ラストでイサから託された小石、胸がキュンとなった。 うまいな~! 「書くことをやめない力がある」とイサからの言葉。 「書くことをやめないのは、生きることをやめないから」 小説家も芸術家も、本人の才能はもちろんのこと、 あきらめずに打ち込む意欲、 そして、それをサポートする力が絶対必要だ。
いゃ〜、ワクワクして、心に迫るものもあり、面白かった。 早く先を読みたい、でも場面を味わいながらゆっくり読みたい。その二つの思いでワクワクしながら、心の中ですてら頑張れと応援しながら、読んだ。 優しい人がいっぱい出てきて、癒された。 すてらがパりへ旅立つところで物語は終わるが、続きが発刊されることを...続きを読む期待します。 印象に残った文章 ⒈よう来んさった。倉敷で、これから頑張ってつかあさい。 ⒉まさか、倉紡に岡山のアリス先生のところで洗礼を受けんさった女工さんがおったとは ⒊あのときがあって、いまがある。いまがあるから、明日があるんだ。 ⒋祈ろう。いつか、君の名を文芸誌の中にみつけられる日がくるように。 ⒌行きなさい。行って、書き続けなさい。それだけが、あなたが人生を通してしなければならないたったひとつの使命です ⒍涙は悲しみを洗い流すのに必要な慈雨なのです。 ⒎小説とは、書き手の心の写し鏡のようなもの。 原田マハさんの小説のワクワク感は、楽しい!
原田マハさんの新作長編! 期待値が爆上がりだったにもかかわらず、それを上回ってくるのがマハさん!!本当に素晴らしかった。 明治の終わりから大正にかけて、小説家を目指す女性のお話。 岡山で育った山中すてらは、病気の父親を助けるため、女工として働くなか、小説を書き始める。その才能を見いだした周囲のサポ...続きを読むートもあり、すてらは女文士(小説家)として歩み出す。 マハさんがインタビューで「これは、私の話であり、あなたの話でもあります。自分の物語として読んでほしい」と言っていたけど、まさに私も、すてらと一緒に物語の中で生きているような気持ちになって、一緒に泣いたり苦しんだり笑ったりした。 小説家は一流の芸術に触れるべきである、という教えに従ったすてらの行動を通じて、マハさんのご専門であるアート解説もたっぷりあり、これまた素晴らしかった。倉敷の大原美術館を創設した大原孫三郎や、夏目漱石などの作家、モネやマティスなどの画家が登場し、すてらと繋がりを持つことで、読者の没入感はさらに増していく。 私は事前情報を完全にシャットアウトして本を読むことにしているので、読後になって、このお話が三部作であると知り、まさに歓喜!!この先が読めるなんて!とても楽しみ!
連続テレビ小説でやって欲しいようなドラマだった、しかしこの後東條英機今で言う財務省官僚のような出来損ないが現れて日本は破壊されてしまう、すてらならどう切り抜けていくのだろう、戦中、戦後編の続編が読みたいところではある、著者は文学と芸術に心を奪われた女流作家であり、自分の経歴を物語に昇華させたような作...続きを読む品であり、最近文学界では作中作が流行っているのか物語中で語られる小説もなかなか面白かった。
芸術と小説を融合させる主人公の山中すてらは、原田マハ自身のようで素敵だなぁー。すてらの幼少期は不遇であっても父・倉紡社長・ハチマキ・常和田・夏目漱石・武者小路実篤…と彼女を支えるキーパーソンが次々と現れる。強運であるし努力を惜しまない。それも深い信仰によるものだろうか。 ちょっとネタバレ 「最後の...続きを読む場面にたどり着いた読者が悲しい涙を流すのではなく、幸せな笑顔になるような晴れの日の木馬たちの物語を書いてください」と片想い相手に言われた通りのこの本としての晴れやかなエンディング。 常和田(イサ)は愛する亡夫がかつてフランスへ行った時、小石になってあなたのポケットの中で一緒に旅したいと語った打ち明け話をしていたが、今フランスへと旅立つすてらの手のひらに小石を乗せた。 色んなシーンが回収されて上手い〜。 「美しき愚かものたちのタブロー」も思い起こさせる。
私は原田マハさんの小説が大好きだ。なぜなのか。その答えがこの作品の中に詰まっていた。 きっと原田マハさんは読者である私たちに「晴れの日の木馬たち」を見せ続けてくれているのではないか。見せ続けるぞ、とそんな思いを持っていらっしゃる方なのではないかと思った。 すてらちゃんは確かにずっと幸運だな〜とは思...続きを読むったけど、たぶん、私たちそれぞれの人生も幸運に溢れているのだと思う。今日の日までの人生の歩みをあらためて振り返って、抱きしめて、明日からの一歩踏み出したいと思える作品だった。 またひとつ、私の人生にとってお守りにしたい本が増えました!
原田マハさんの作品で一番好きです。 最初は本の厚さに尻込みしたけど、一気に読めました。 主人公のどんな環境下でも、言い訳をせず、自分のやりたいこと、目標を失わない姿勢にとても感銘を受けました。
これは、大傑作。 本を読む人は必ず読んだ方が良いと思う。 どんでん返しとか、思わぬ伏線とか、言葉遊び等そういうものを小説に期待して読むのが好きな僕ですが、この本にはそういった技巧は殆ど出てこない。 山中すてらという1人の人生を綴った本当にただの小説。 この本の良さを形容できるほど自分に語彙力が...続きを読むないのが本当に悔しい。 でも、本当に1ページ1ページが大切に感じるというか、愛おしくなるというか。 もうとにかく読んでいただきたい。 こんなにも芸術的な本読んだことない。 良い本に出会うって本当にいい事だなって思う。
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原田マハ
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