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病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
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Posted by ブクログ
これから主人公はどうなるのだろう?と気になり、ページをめくる手が止まらなかった。岡山での暮らし、東京での暮らし。女工としての暮らし、職業作家としての暮らし。どの時代にも素敵な出会いと別れがあり、そして、喜びと悲しみがあった。 書くことは、生きること。 最後にそう気づいたすてらは、きっとパリでも書き...続きを読む続けるのだろう。 幸せな気持ちにしてくれる、心が温かくなる作品でした。本が好き、そんな方にぜひ読んでいただきたいです!
原田マハさんの真骨頂、小説×アート。 小説とアートへの愛情がギュッと詰まった作品で、初めから終わりまでワクワクした気持ちで読めた。 いつものように史実を元に描かれたフィクションで、歴史上の人物もたくさん登場。 これは朝ドラみたいだなと思ったら、なんとご本人も狙っているのだとか。 まだまだ女性の地位が...続きを読む低かった頃の物語。この時代の女性の頑張りが今に繋がっていることを感じさせてくれる。 「書き続けることよりも、書くことをやめないことが大事」という言葉。何にでも通じることだなと心に残った。 諦めずに続けること、私も頑張ろうと思う。 そして、この続きがまだまだ知りたい!と思ったら、こちらは3部作の1作目なのだそう。 パリに行ってからどうなるのか楽しみ。
原田マハさんの最新作。 まるでマハさんの人生を投影したかのようなすてらの人生。帯からはゴッホに感化された話かと思い、板上に咲くと同じようなストーリーなのかな?と思いきや全く違った展開。今後アート小説を繰り広げるすてらをマハさんに重ねずにいられない! またマハさんの本から学びを得ることができた。 大...続きを読む原孫三郎さんの寛大さ、企業の発展のために文化を楽しむ悦びを伝え、多くの人に共有したいとの精神。 夏目漱石の文化への想い、広く門戸を開く寛大さ。 両人ともに、後世に名を残す人というものは、時代にとらわれず本質を見抜く力を持ち、それを世間に発信する力のある素晴らしい人なのだと知ることができた。女性が見ず知らずの人へと10代のうちに嫁ぐのが当たり前の時代、女性が文士として活躍するにはここに書ききれないほど苦難もあったはずだが、その後ろ盾をする方達が何より素晴らしかった。
原田マハさんの新刊とのことで期待大で手に。 これは、ホントに期待を裏切らないどころか、期待以上に素晴らしかった。 原田マハさんといえば、アートに纏わる作品だけれど、こちらはプラスしてみんな大好きな作家さんの物語。 いつかは訪れてみたい大原美術館の前衛の頃の様子なども描かれていて、グイグイと惹き込ま...続きを読むれる。 書店に行かなくても電子書籍やネット購入で本がすぐに手にはいる現代。 すてらの時代は、文字が読めない人も多かったし、本を買うことも難しかったわけで、今を生きて好きなだけ本が読めることは、恵まれているなぁと思う。 児島虎次郎だけでなく、あらゆる画家の絵画もネット検索すればすぐに見ることができるわけで… でも、小説や絵画をすぐに読んだり見たりできないからこそ、豊かな想像力が育まれ、創作の力となったのかもしれない。 すてらの女工や女中の苦労した経験もまた彼女の創作の源となる経験であったはず。そして、倉敷での絵画展では、本物を目の前にしたからこその感動が彼女を動かしたはずだ。 便利な世の中だからこそ、逆に大切なものを手に入れにくくなっているかもしれないなぁと思う。 主人公のすてらは実在したモデルがいるのかと思ったけれど、どうやらいないらしい。 原田マハさんの作品は、実在する人も多く登場するから、ホントにこんな人がいたのではと思わせるストーリーのうまさに惚れ惚れする。 本書で完結ではないようなので、続編ですてらの描くアート小説にどんなモチーフが登場するのか楽しみだ。
主人公が女工から作家になるまでの人生の流れを書いた小説。 歴史上の偉人との関わりが描かれることで、「こんな人だったのか」と想像して楽しむことができた。 ひとりひとりの会話のやりとりに、その人の人柄が表れ、情景が思い浮かぶ楽しさがあった。読みながらイメージが強くなり、主人公といっしょに辛くなったり嬉し...続きを読むくなったり、本と旅する感覚を感じられた。 映画化されたものを思い浮かべて、主人公を演じるのは誰かなと考えてしまった!
書く事をやめなかった主人公。この時代に女性が自分のやりたい事を続けるとゆう事が、どれほど大変な事だったかと思うと、主人公を応援せずにはいられなかった。彼女のまっすぐな気持ちに魅了され、たくさんの人の縁が繋がってゆく。彼女が成長していく姿がとても楽しみでした。
やはり原田マハさんはすごい! 展開に驚きがあるわけではないけれど、 登場人物の心情や行動が丁寧に描かれているから 読者の心を揺さぶることができる。 簡単に言えば、その時代では珍しい女性作家を目指すお話。ラストを読んで、「これぞマハ先生!」と思わせられる。
明治から大正に掛けて、岡山の倉敷紡績で働いていた工女が、東京に出てきて文士として成功するまでの物語。 山中すてら本人も父親も、すてらを応援した大原孫三郎(倉敷紡績の社長、大原美術館の創立者)も、厚い信仰心に支えられて、それぞれの人生をまっすぐに進んでいく様子が素晴らしかった。 すてらのモデルが居...続きを読むるのかと思ったが、そうではないらしく少し残念。児島虎次郎(大原の支援を受けて欧州に留学。西洋絵画を収集して帰国し、大原美術館の礎となる)という画家のことは知らなかったが、当時の欧州で勉強していた若き日本人画家達を想像するとワクワクする。続編で、すてらも渡欧するらしいので楽しみ。
ほぼ一気読み…読みやすいんだけど、最近こういった誰かの人生と帆走する感じの物語はなんか疲れちゃうものでね。 しかもこれ、3部作らしい(^◇^;) まぁ、読みますけど(笑) 本好きなら、この小説を低く評価する人はまずいないんじゃないかなー。
この本、実は何年か前に文芸書に掲載している事を知って、既に最初から最後まで読んでいて、その時は毎月の1番の楽しみでした。1冊の本として一気に読むと、さらに良かったです。主人公の人生を共に生きた心地。自分の人生はたったの1回ですが、小説を読むと多くの人々の様々な人生を疑似体験出来て、それも読書の良いと...続きを読むころですね。 マハさんは、以前キュレーターもされていて、この本にも美術の専門知識が多く盛り込まれています。今回は、岡山の大原美術館関連の人々や作品が多く登場します。以前岡山に住んでいたことがあるものの、知らなかった事も多く、タブレットで検索しつつ読み進めたのも楽しかったです。 主人公の人生は、まだまだこれからも続きます。文芸書でも、今月からこの本の第2章が始まりました。これから主人公は一体どうなるのか。続きを、ワクワクして待っています。
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原田マハ
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