あらすじ
病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
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Posted by ブクログ
倉敷紡績で働く16歳の工女・山中すてらは、小説家になることを夢みる文学少女だ。熱心なキリスト教徒である父親に連れられて教会に通い、聖書を読むために文字の読み書きを覚え、宣教師のアリスと話すために英語を覚えた。そんな彼女の12年間を描くサクセスストーリーだ。
背景には大原美術館の創設者・大原孫三郎の存在があり、松方幸次郎を描いた『美しき愚かものたちのタブロー』にも通じる。ちょっと懐かしさを感じる古臭い文体が作品に合っていた。
続篇の構想もあるようだが、本書のエピローグが1922年。震災や戦争などが重なる重苦しい話になりそうだ。
Posted by ブクログ
けっして
恵まれているとはいえない
それでも
小説を書くことを
前を向いて生きていくことを
やめない
主人公 山中すてら
彼女がどうなるのか
読んでドキドキして欲しい
#晴れの日の木馬たち
#原田マハ
#新潮社
Posted by ブクログ
原田マハ先生の「美術」へ対する熱い思いを綴った小説、いつも自分の気持ちも喚起されて読んでました。今回は同じ芸術でも文学、明治から大正時代しかも女性…それだけでも心持ってゆかれたのにフランス絵画への憧憬まで描いて頂けた。主人公のすてら女史同様私も揺さぶられ続け、前を向いて行かねばならないとしみじみと胸を熱くしたのでした。
Posted by ブクログ
原田マハさんの文章は本当にうつくしく、心にじわっと沁みるような言葉で、日本語ってこんなにきれいなのか、と毎回気づかせてくれる。
どうやったらここまできれいな文章を書けるのだろう。きっと、すてらの周りの登場人物たちが受けた感動はこういうものなんだろうなあ。
雨のち晴れ。良いことばかりは続かない。けれど辛いことばかりでも無い。
辛いことがあれば、それは涙がそそぎ落としてくれる。
すてらの心には世界を感動する才能があって、すてらを支える人たちがその才能に気づき応援し、小説の素晴らしさを、絵画の素晴らしさを、世界の素晴らしさ読むひとに教えてくれる。
私は相変わらず、書いて、書いて、書いて書いて書いて、書き続けております。
高市総理よりも先に、何よりも書き続けることを誓ったすてらが、パリで何を書くのか。
続きがよみたくてたまらないですよ、山中すてら先生。
Posted by ブクログ
激動の時代を生きた女性達の姿をみずみずしく書いた素敵な作品だった。
辛いことや悲しい事もありつつも小説家になるという夢を持ち叶えていく。
これはマハさん自身をも投影しているのだろうか。
それにしても、これを読む一冊前に読んでいた
朝井まかてさんのグロリアリサエテに偶然にもよく似てる。
女流作家、史実とフィクションを入り交ぜる手法、出版時期。
目線や表現はもちろん全く違うけれど、小説の舞台である明治から大正、昭和にかけての時代背景、出てくる人物、主人公の女中という立場、地方から東京へでてくる描写、さらに夢のため海外へ旅立つ女性の姿等類似点が多く、読み比べると楽しい。
このタイミングでこの内容、これから起こるであろう、今起こりつつある新たな時代を何か感じとっているのだろうかなどと思ってしまった。
Posted by ブクログ
才能とは欲したもののためにどこまで努力できるか。
時代背景もあるが、当時人物たちが皆必死に生きている感じがする。
何かを頑張りたくなったけれど、その何かに未だ私は出会えていないのかもしれない。
Posted by ブクログ
明治から大正を生きる一人の少女が
人生の荒波に揉まれながらも
人々に感動を届ける小説家へと
成長していく物語。
途中、主人公の“山中すてら”に大きな影響を与える
ゴッホやセザンヌ、モネの作品が登場したり、
大原孫三郎と児島虎次郎、武者小路実篤、夏目漱石らと
相見える場面が描かれたりする。
極めつけは「劇中劇」ならぬ「小説 中 小説」が挿入されるなど
アートと小説とが見事に融合する力作となっていた。
読んでいくうちに
主人公の“すてら”がマハさん自身のように見えてくる。
これまで幾多のアート小説を手掛けてきた
マハさんだからこそ描くことのできる世界だから。
「書いて、書いて、書きまくらなければ。
私も、ヴァン・ゴオホみたいに」
これはマハさん自身の独白のようにも思えた。
Posted by ブクログ
きっと誰かがどこかで受け止めてくれるんだっていう希望とそれを繋いでいこうっていう未来で溢れた勇気をくれるストーリーでした。年の初めにこの本から始められて良かった。
Posted by ブクログ
多少なのですがネタバレしないと何も書けないので、ネタバレ機能をかけます。
1910年(明治43年)5月。
岡山県倉敷から始まります。
幼い頃、母に見捨てられた山中すてらがやがて女文士となるまでのサクセスストーリー。
すてらは12歳で母に見捨てられ西日本ずいいつの紡績会社、倉敷紡績の工女として働き始めます。
すてらは社長の大原孫三郎に目をかけられます。
すてらには三つの好きなことがあります。
「読書」
「物書き」
「翻訳」
すてらには幼い頃教会でアリス・ペティ・アダムスという24歳の女性と出会い英語を学びます。
そして会社の「文化祭」ですてらは<回転木馬>という初めて書いた小説を読んでもらうチャンスに恵まれますが…。
この物語はどこまで本当でどこからがフィクションなのかと思い調べてみました。
大原孫三郎が倉敷紡績の社長であり、画家の児島虎次郎とともに大原美術館を建てたのは事実であとは、夏目漱石なども出てくるのですがフィクションでした。
このお話で私がもっとも心打たれた場面は、女文士でありすてらの師となったイサがなぜ男性の筆名で小説を書いているかという理由。泣けました。
イサの言った言葉で「小石にでもなって、あなたのポケットの中に入れられて連れて行ってくださいましたらようございましたのに…」はほろりとしました。
一番最後のすてらの旅立ちの手紙もとてもよかったです。
これやっぱり続編ありますよね?
Posted by ブクログ
病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く主人公のすてらが、モダンアートに心を打たれ、自身の道を定め生きていく物語。
書影があまりに好みで購入しましたが、内容は原田マハさんらしい素敵な物語でした。
明治から大正にかけて、女文士として生きることを決意したすてら。色々な苦境がありながらも、自身の生きる道をしっかり歩んでいくすてらの姿に、同じ女性としてとても励まされました。
作中に出てくるすてらが書いた手紙の内容も秀逸で、情感のこもった言葉たちに感情が揺さぶられます。
そして何より最高過ぎるエピローグ。切ないけれどあたたかい気持ちになれる読後感が最高です。
物語を読むことの楽しさを改めて感じる作品でした。
Posted by ブクログ
やはりマハさんの作品は凄く心に響きますね!
しかも三部作になるのですね。
渾身の作の一部だけでも充分感動させられました。
作家の思い、「絵」を言葉で表現することの難しさ、周りの人たちの支えと神への祈り。
マハさんの作品だからこそ、深く伝わってきます。
私も同じ岡山で、倉敷で寮生活をしていたこともあり、倉敷紡績や大原美術館を懐かしく思い出しました。本当に孫三郎さんは素晴らしい方です。
あの時代に、岡山で芸術のこととか考え、先駆けて展覧会を開かれるなんて!
ぜひぜひみなさんもご一読くださいませ。
Posted by ブクログ
我ら諦めずに良きことを行い続ける。させれば、やがて刈り入れの時を迎えん
人の話に耳を傾ける。誰であれ、その人自身の物語があるはずだ。それを受け止め、胸に刻む。自分のことは多くは語らない、自作の小説以上に多弁なものは無いのだから
私にとって、書くことは、生きること。 書くことをやめないのは、生きることをやめないから。書くことをあきらめないのは、生きることを諦めたくないから
生きとし生けるもの、一つ一つに命があり、個性がある。この世に1人として同じ人間はいない。それと、同じく、この世にたった1点の作品。マティスと言う人そのものが絵になった
Posted by ブクログ
プロローグ
気付くとそこは1918年、夜のパリだった
何処かしこからジタンの紫煙が漂ってきて、
否応なしに鼻腔をくすぐる
懐からそっとロスマンズを取り出しデュポンで
火をつけた
セーヌ川沿いでは、複数のカップルがエッフェル塔のイルミネーションを肴に愛を語り合っている
この眺めは、100年前もそして今もさして変わらないのだろう
川沿いの広場には回転木馬がきらびやかなネオンと
共にゆっくりと上下しながら回っている
どの木馬に跨るか!?
数ある木馬は揃いも揃って一様に光を放っている
その中に一頭だけ地味な雰囲気とその独創性さを
醸し出しているそれに私は飛びのった
どうも、回転木馬には、一頭一頭固有の名前が
ついているらしい
私が乗った木馬は、『晴れの日の木馬たち』という名の木馬だった!
本章
『晴れの日の木馬たち』★Super8!!!
2026年私が読みたい本の1冊である
山中すてらの小説家になるまでの半生を描いた作品
内容は全く異なるが『檜垣澤家の炎上』の主人公
かな子を想起させる大河小説
明治から大正に掛けての12年間を見事に描き切っている
岡山倉敷紡績での少女時代から大原美術館の
大原孫三郎の後押しで小説を書くくだり
東京への進出から一端の小説家への試練と成長
そして、芸術の都パリへ
原田マハ節全開の史実という横糸とフィクション
という縦糸が織り重なった完璧なアート作品
早くも今年の一冊!!!と云いたい!
エピローグが完璧過ぎて、久しぶりに本って
本当に素晴らしいなと再認識した
素晴らしい!
素晴らしい作品に出逢えた!
ありがとうと、作者に云いたい!
エピローグ
気付くと、2026年、夜の東京だった
そう言えば、1918年も今年の干支も午年であった
空駆ける天馬
天馬空を行く
等々、翔び立つイメージがあるが、
私が跨る木馬は、100年以上も同じ所をクルクル周って僅かながらの上下運動を繰り返すのみで
一向に上昇する気配がないようだ
100年以上も一体何をやってたのだろうか(¯―¯٥)!?
もしかして、私が跨っていたのは、午(木馬)ではなく馬と鹿に跨っていたのかもしれない、、、
完
※読書とは、未知との遭遇とあらゆるイマジネーションを掻き立てるものだと痛感する
それが素晴らしい作品であればあるほどに
あの方に向かって声を大にして云いたい
これは、完全なるフィクションだと!
パリには居ませんよと!
そして更に云いたい、本作を必ず読んで欲しいと!
絶対泣けるし
宝物の一冊になるはずだと!
Posted by ブクログ
原田マハさん、渾身の一撃、構想10年、書き上げるのに約5年。しかも3部作。主人公すてらは、原田マハさんの分身だそうです。貧しい少女が宣教師アリスや周りの人々に支えられ、助けられて、いかにして作家になっていくのか。もちろん、絵画要素も含まれてます。読んでいて何度もマハさんの顔が浮かびました。第2部、第3部が待ち遠しい。
Posted by ブクログ
待ち焦がれたマハさんの新作。
発売日から、丁寧少しずつ読み進めました。
一言。言葉にならないほど読後の余韻に
浸っていました。
1人の若き女工に過ぎなかった主が
作家を目指し、様々な苦難と幸運とに
翻弄されながらも作家を目指す。
その直向きさに先ずうたれてしまう。
中盤では切なく涙を誘うのですが
その反動で兎に角主人公の『すてら』を
見守りつつその後は一気読みでした。
若き日に叶わなかった恋心が終盤で
もしかしたら‥と思いましたが
もしも続編があるなら‥と期待してしまいます
兎にも角にもホシ10個位付けたい!
読み返したいそんなマハさんの新作でした
超オススメ!!
2026.4冊め。
Posted by ブクログ
【晴れの日の木馬たち】 原田 マハ 著
これはなかなか良いです。原田マハの育った岡山が舞台で、これまでの画家をベースとしたものではなく小説家の物語。ただ、倉敷紡績社長・大原孫三郎(大原美術館創設者)も登場し、「絵」とまったく無縁ではない構成になっています。
「最後の場面にたどり着いた読者が、悲しい涙を流すのではなく、幸せな笑顔になるような」、そんな小説を書いて欲しいと言われた「山中すてら」。「史実を横糸に、フィクションを縦糸に」書くのが原田マハの持ち味とのことですが、主人公の「山中すてら」という小説家は見当たらず、ご自身の経験をベースに書かれているものと「推察」します。
途中には悲劇的な場面もありますが、フランスのことわざとして引用されている「雨のち晴れ」のとおり、その後は、「笑顔になるような」作りです。また、夏目漱石も登場する本書では、この時代の文語調文章を縦横無尽に使いこなす原田マハが、極めて優れた文筆家でもあることもわかります。この後、第2部・第3部と続くことが予想され、引き続き、続編が楽しみになる一冊です。
Posted by ブクログ
素晴らしかったです!!
ページをめくる手が止まらない!圧倒的な没入感、祈るような気持ちで読みふけりました。
文学を愛する少女・すてらが病床の父親を養うため、故郷を離れ倉敷の紡績工場へ働きにゆく──。そこから始まるすてらの「書く」人生。
すてらの真っ直ぐな信仰心や書くことへの喜びが、ずっと私の心を満たしていました。
ときに心を打ち砕かれ、悲しみと後悔におそわれても……それでも人は成すべきことが見えるとこんなにも真っ直ぐに進んで行けるのだと、眩しく感じた。
小説、絵、言葉……どんなものでも人は心を震わせた体験に支え続けられることがある。すてらにとって「書くこと」「絵」との出会いが、どれほど大きなことか。
すてらの言葉ひとつひとつから喜怒哀楽が強く伝わってくる。その気持ちに強く引き込まれる。
すてらを見守り、励まし、背中を押してくれた人たちの温かな眼差しに何度も涙が滲みました。
様々な出会いに救われ、支えられながら懸命に自分の信じた道を生きる姿は、見ていて背筋が伸びる。
すてらの内にある静かで、確かな熱と、どこまでも広がる希望を感じるラストに胸がいっぱい。
感謝の気持ちと懐かしさと、ここまで歩いてきたすてらの道のりを思って感慨深い。
物語を楽しむのとはまた別に、言葉の持つ力を強く感じる読書でもありました。
倉敷に「大原美術館」を設立した実在の人物・大原孫三郎についての描写も嬉しい。
少女の生きる姿に胸が熱くなる最高の一冊でした!
Posted by ブクログ
言葉を大切にする原田マハさんが、構想10年と仰っていて読む方も、きちんと読まなくちゃと思い、普段なら読めない漢字は飛ばすのですが辞書で調べながら読みました。
明治時代、大正時代に、私もタイムスリップしたかのように読めました。
マハさんは今は亡き歴史上の人物に会わせてくれるので知らなかった人物への興味が湧きます。
Posted by ブクログ
スマホのない時代の物語って、今から遠く離れたところに心を連れていってくれるんですよね。作品全体を通して素晴らしい作品でした。
主人公・すてらが「美」と「言葉」に出会い、自らの人生を静かに、けれど力強く切り拓いていく姿に心打たれます。
最も心に響いたのは、登場人物たちの丁寧な言葉遣いと、その奥にある誠実な生き方です。大切な人との別れや、ままならない現実という「容赦のなさ」に直面しても、彼女たちは自分の心に嘘をつかず、他者の存在を尊ぶことを忘れません。特に、イサの凛とした佇まいや、すてらが展覧会で震えるほどの感動を覚えるシーンからは、日常の些細な変化を愛おしむことの素晴らしさを教わりました。
「ほかの誰にも似ていない」というすてらによる傑作の定義は、自分自身を肯定してくれるような優しい光となります。痛みや傷を抱えたままでも、丁寧に言葉を紡ぎ、自分らしく生きること。物語の最後に見えてくる景色は、明日を生きるための確かな希望となって、心の中にいつまでも温かく留まり続けます。
最後の締めくくりの一行に勇気をもらえました。
Posted by ブクログ
マハさんの真骨頂である虚実綯い交ぜ度合いが絶妙で、かつアート・ギフテッドに対するリスペクトと抜群のストーリテリング、登場人物の息遣いが聞こえるような描写力、どれをとっても一級品の仕上がり。劇中作の「回転木馬」自体の抜群の完成度も秀逸。おまけにタイトルも装丁にもハマル。流石マハさんの感嘆しきり。年末にまたひとつ良書と出会えて感謝。
Posted by ブクログ
明治の終わり、倉敷の工場で働く少女。貧しいながらも読書が好きで自分でも小説が書きたい。彼女の流転の人生は。
非常に良かった。主人公すてらの健気さ、ストーリーの面白さ、どちらも素晴らしい。
Posted by ブクログ
先月旅先で大原美術館を訪ねたので、そのコレクションの素晴らしさと倉敷美観地区の街並みを忘れてしまわないうちに、読んでおこうと手に取った。
紡績工場で工女として働く少女・山中すてらが、周囲の人たちに助けられながら文壇デビュー、女流作家として成功し、パリに留学するまでのお話。
貧しい家庭に生まれながらも、ひたむきに夢に向かって努力するすてらの姿は、誰もが応援したくなってしまうし、すてらを見守る宣教師のアリス先生、倉敷紡績社長の大原孫三郎、女流作家イサ先生たちも軒並み良い人。おすてちゃん、良かったね。
なんだろう、この感じ。
……そうだ、朝ドラだ!
Posted by ブクログ
明治大正期の美術に明るい人だともっと楽しめるのだろうなぁ。ちょっと難しかった。
山中すてら。女流作家を目指す、明治後期。
金持ちの下女が、金持ちの息子の子を孕んで勝ったと思ったら捨てられて産んだ子供がすてら。育ての父親は肩から棒を担いでモノを売って周る貧しい生活。
父親が倒れるも病院には行けず、困って役所に相談するとタイミングよく宣教師の医師団が来てて助かりキリスト教入信。父親も教会横に入院させてもらい、すてらも倉敷紡績に働きに出してもらえた、12歳。
倉敷紡績では女の子4人でキャッキャする。傍ら小説を書いて文化祭で発表して、社長や社長夫人にも認められて最高。だが19歳ごろに女の子は里に帰って見たこともない人と結婚して行き、行き遅れる。岡山に帰る。
住み込みで働くも扱いが酷い。お嬢様が女流作家を目指していた。が、ジジイと結婚させられて、自殺。遺作を預かる。唆したとしてクビ。
遺作を東京の常盤田伊作という作家に届ける。途中、ハチマキという男に親切にしていただき。作家は実は女だった、弟子入りする。作品を発表しデビュー。暫くしてスペイン風邪が流行り、父親が罹患して岡山に帰り、父の死後に倉敷へ。倉敷で孫三郎主催の展覧会でフランス画家の絵を見る。買い付けた児島虎次郎と知り合う。
東京に帰ると新たな弟子がいた。執筆を続けると、大原と児島がやってきてオモテナシする。パリ渡航を勧められて行く。