あらすじ
病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!
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Posted by ブクログ
やーーー〜っと、読めましたー!!(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
忙しかったってゆうのもありますが、読み飛ばさずにゆっくり丁寧に少しずつ読みましたの♡オホホホホ
だってとっても素敵なんですもの♡
恩師からの手紙は、封を開けると決まって花の香りがした。
という一文から始まります。
ね?もう素敵でしょ?♡
主人公のすてらとお父様がキリスト教を信仰してるのですけど、以前読んだ暁星の宗教観とは違い、ただただひたむきに信仰する姿が美しかった。
全くもってホワイト。
救いがあります。
そして登場人物達がとーっても魅力的♡
岡山の人々も、東京で出会った人々も、みんな素敵。
物語の中には実在の人物達が出て来ますし、有名なアーティストも沢山出て来ます。
大原美術館は訪れたくなりますよ!!
本物のアートを自分の目で確かめたくなりますね。
そして岡山弁!は、かなり読みにくかったけど(笑)
慣れてしまえば良い味♡
この時代(明治後半から大正)の物語なのでそりゃ辛い場面や境遇がありますが、全体を通して心穏やかに読み進められました。もちろん感動で震える場面はありましたけど。
読書好きな方にはたまらないストーリーです!!
万人にオススメできる作品!!
オシャレ本でした♡
リアル本棚に迎えたい(ღ♡‿♡ღ)
Posted by ブクログ
明治時代後期の岡山県。貧しい家庭で育ちながらも、幼い頃から聖書を読み、文学に興味を持った山中すてら。しかし、わずか12才で病の父を助けるために工女となるが、読書を続け、文を書き続けたことにより、彼女の未来は開かれていく。
久々のマハさん。
フィクションなんだけど、実在の人物が多く出てくるので、まるで1人の女流作家の人生を辿っているかのよう。マハさんが、「すてらは私の化身です」と言っているように、マハさんが育った岡山県の生まれで文学と芸術に興味を持ち、真っ直ぐで純粋なすてらは、マハさんそのもののような気がした。
代表作の多いマハさんだけど、今作も代表作になること間違いなし。
3部作で構成されているようで、次回はパリ編かな。
余談
マハさんも好きなんだけど、マハさんのお兄さんの宗典さんを学生時代よく読んだ。彼の書く学生時代の話が最高に面白かった。いろいろあったけど、また面白い話をたくさん書いてほしいな。
Posted by ブクログ
主人公のモデルは特に無いようだが、実在の人物達を組合わせて、明治、大正の時代を生き生きと描いている。
最初は岡山弁と旧仮名遣いに苦戦するが、東京に出て行った頃から女流作家として進むべき道が開けて明るくなってくる。それに原田さんの得意分野である美術が加わっていく。主人公を支える人々にも心が温まってくる。大実業家の大原、宣教師のアリス、作家のイサ。主人公に生き抜く力はあるかも知れないが、こういう方々に支えられての成功と思う。
思いがけ無い海外留学の場面で終了するが、3部作ということで、この後も楽しみとなる。
Posted by ブクログ
⭐︎5つ!マハ作品、久々に読んだらもう読み終えたくないくらい面白かった!そして爽快だし、元気をもらう。
明治後期、大正の時代の女文士がまだ少ない頃、そんな時代背景で倉敷紡績の工女としてスタートした山中すてら、彼女を主人公に、支える大原孫三郎、パリへ絵画留学した児島虎次郎、文士になるべく背中を押した、常和田伊作ことイサ、多嘉子さま〜教会のアリス〜
登場人物がいづれも本物の様で、フィクションで、なんとも言えない読書感
後半は絵画も出て来てますます現実味が増すものの一種のフィクション、マハマジック炸裂!!
なんの前触れもなく読み始めたのだがすぐ引き込まれる。タイトルも作中の作品と関わっていることがわかり、表紙と相まって読後にとても優しか感じる
久々に面白かった!やはりまた読んでいきたい!次回作楽しみ
「山中さん。君には、想像する力がある。物語を創り出す力がある。今度は読者を悲しい気持ちにさせる小説じゃのうて、幸せな気分にさせる物語を書いてみたらええ。雨がそぼ降る回転木馬もすてきじゃけど、最初の場面に出てきた、青空を背景にした木馬たちの物語はきっと、もっとすばらしいはずじゃけえ」最後の場面にたどり着いた読者が、悲しい涙を流すのではなく、幸せな笑顔にならような。いつか、書いてください。晴れの日の木馬たちの物語を。
あなたがいまいる場所はあなたのふるさとです。どうか思う存分、好きなだけそこにいらしてください。心配はご無用、こちらはいたって平穏無事です。
いずれ涼しい顔をして帰っていらっしゃい。
知っていますよ。毎日毎日泣いているのでしょう?けれど、涙は悲しみを洗い流すのに必要な慈雨なのです。
雨はそのうち必ず止みます。そうすれば、あくる人は必ず晴れの日になるのです。そういうふうにできているのです。
だから、もう一度言います。心配はご無用。さっぱりして帰っていらっしゃい。
その日がそう遠くないと信じて、待っています。
五月半ばに降る雨を(卵の花腐し/うのはなくたし)という。せっかく咲いた卵木うつぎの花をしんなりさせてしまう雨を、昔の人は恨めしく思ったのだろう。初夏の雨を指す季語
Posted by ブクログ
おもしろかった!
倉敷が舞台ということで、馴染みを持てたし、仕事に絡んでくる内容だったので人の数倍おもしろく読めた自負がある。これからの読書体験も彩ってくれるような一冊。
正直でありたい。
Posted by ブクログ
アートと小説への情熱があふれる物語。主人公・すてらが文学や芸術と出会い、周囲の人々に支えられながら人生を切り開いていく姿に胸を打たれた。好きなことを諦めず挑戦し続ける大切さを感じる一冊。大原孫三郎など実在の人物や史実も織り込まれていて、調べながら読むのも楽しい。作中に登場する児島虎次郎の作品は大原美術館のサイトで見ることができる。読み始めは方言に少し戸惑ったが、すぐ物語に引き込まれ、終盤でタイトルの意味に気づいたときは思わず納得。読後は心地よい余韻が残った。
Posted by ブクログ
これぞ原田マハ。
文学とアートの融合作品。
大正時代に生きる主人公、山中すてら。
主人公が物語を書き、東京に行き作家になり、そこからの、作家として生きる道など、原田マハの真骨頂がこの作品にはあった。
Posted by ブクログ
こんなに素晴らしい本に出会えたことに感謝。
主人公のすてらは16歳で岡山の紡績工場ではたらく工女。
小説を読むのが好きで、周りのすすめもあり自分でも書くようになります。
作中作も結構出てくるのですが、どれも素敵で長編で読んでみたいと思える物語ばかり。
そして魅力的なすてらの周りを固める登場人物たち。
恩師アリス先生、父親の又八、イサ先生、他にもたくさんの活躍の上にすてらは生きている。また、すてらもたくさんの人の支えになっている。人と人が関わり、仕事も娯楽も悲しいことも楽しいこともすべてがあってこそ人生。
イサ先生が特に素敵でした。めちゃくちゃ好き。
全ての所作が美しく、気品が漂い、全ての指標になる先生。一生この人と一緒にいたいと思えるくらいに素敵。
この時代の人たち胆力がある人が多いですね。
見習わなくては!あ、あとハチマキも好きでした!
アート界の大物や、小説界の大物文豪も出てくるあたりはマハさん読んでるって感じ。笑
人も物も気持ちも大切に、丁寧に暮らすこと。そんな当たり前のことをもう一度思い出させてくれる作品でした!
Posted by ブクログ
これから主人公はどうなるのだろう?と気になり、ページをめくる手が止まらなかった。岡山での暮らし、東京での暮らし。女工としての暮らし、職業作家としての暮らし。どの時代にも素敵な出会いと別れがあり、そして、喜びと悲しみがあった。
書くことは、生きること。
最後にそう気づいたすてらは、きっとパリでも書き続けるのだろう。
幸せな気持ちにしてくれる、心が温かくなる作品でした。本が好き、そんな方にぜひ読んでいただきたいです!
Posted by ブクログ
原田マハさんの真骨頂、小説×アート。
小説とアートへの愛情がギュッと詰まった作品で、初めから終わりまでワクワクした気持ちで読めた。
いつものように史実を元に描かれたフィクションで、歴史上の人物もたくさん登場。
これは朝ドラみたいだなと思ったら、なんとご本人も狙っているのだとか。
まだまだ女性の地位が低かった頃の物語。この時代の女性の頑張りが今に繋がっていることを感じさせてくれる。
「書き続けることよりも、書くことをやめないことが大事」という言葉。何にでも通じることだなと心に残った。
諦めずに続けること、私も頑張ろうと思う。
そして、この続きがまだまだ知りたい!と思ったら、こちらは3部作の1作目なのだそう。
パリに行ってからどうなるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
原田マハさんの最新作。
まるでマハさんの人生を投影したかのようなすてらの人生。帯からはゴッホに感化された話かと思い、板上に咲くと同じようなストーリーなのかな?と思いきや全く違った展開。今後アート小説を繰り広げるすてらをマハさんに重ねずにいられない!
またマハさんの本から学びを得ることができた。
大原孫三郎さんの寛大さ、企業の発展のために文化を楽しむ悦びを伝え、多くの人に共有したいとの精神。
夏目漱石の文化への想い、広く門戸を開く寛大さ。
両人ともに、後世に名を残す人というものは、時代にとらわれず本質を見抜く力を持ち、それを世間に発信する力のある素晴らしい人なのだと知ることができた。女性が見ず知らずの人へと10代のうちに嫁ぐのが当たり前の時代、女性が文士として活躍するにはここに書ききれないほど苦難もあったはずだが、その後ろ盾をする方達が何より素晴らしかった。
Posted by ブクログ
原田マハさんの新刊とのことで期待大で手に。
これは、ホントに期待を裏切らないどころか、期待以上に素晴らしかった。
原田マハさんといえば、アートに纏わる作品だけれど、こちらはプラスしてみんな大好きな作家さんの物語。
いつかは訪れてみたい大原美術館の前衛の頃の様子なども描かれていて、グイグイと惹き込まれる。
書店に行かなくても電子書籍やネット購入で本がすぐに手にはいる現代。
すてらの時代は、文字が読めない人も多かったし、本を買うことも難しかったわけで、今を生きて好きなだけ本が読めることは、恵まれているなぁと思う。
児島虎次郎だけでなく、あらゆる画家の絵画もネット検索すればすぐに見ることができるわけで…
でも、小説や絵画をすぐに読んだり見たりできないからこそ、豊かな想像力が育まれ、創作の力となったのかもしれない。
すてらの女工や女中の苦労した経験もまた彼女の創作の源となる経験であったはず。そして、倉敷での絵画展では、本物を目の前にしたからこその感動が彼女を動かしたはずだ。
便利な世の中だからこそ、逆に大切なものを手に入れにくくなっているかもしれないなぁと思う。
主人公のすてらは実在したモデルがいるのかと思ったけれど、どうやらいないらしい。
原田マハさんの作品は、実在する人も多く登場するから、ホントにこんな人がいたのではと思わせるストーリーのうまさに惚れ惚れする。
本書で完結ではないようなので、続編ですてらの描くアート小説にどんなモチーフが登場するのか楽しみだ。
Posted by ブクログ
主人公が女工から作家になるまでの人生の流れを書いた小説。
歴史上の偉人との関わりが描かれることで、「こんな人だったのか」と想像して楽しむことができた。
ひとりひとりの会話のやりとりに、その人の人柄が表れ、情景が思い浮かぶ楽しさがあった。読みながらイメージが強くなり、主人公といっしょに辛くなったり嬉しくなったり、本と旅する感覚を感じられた。
映画化されたものを思い浮かべて、主人公を演じるのは誰かなと考えてしまった!
Posted by ブクログ
書く事をやめなかった主人公。この時代に女性が自分のやりたい事を続けるとゆう事が、どれほど大変な事だったかと思うと、主人公を応援せずにはいられなかった。彼女のまっすぐな気持ちに魅了され、たくさんの人の縁が繋がってゆく。彼女が成長していく姿がとても楽しみでした。
Posted by ブクログ
やはり原田マハさんはすごい!
展開に驚きがあるわけではないけれど、
登場人物の心情や行動が丁寧に描かれているから
読者の心を揺さぶることができる。
簡単に言えば、その時代では珍しい女性作家を目指すお話。ラストを読んで、「これぞマハ先生!」と思わせられる。
Posted by ブクログ
明治から大正に掛けて、岡山の倉敷紡績で働いていた工女が、東京に出てきて文士として成功するまでの物語。
山中すてら本人も父親も、すてらを応援した大原孫三郎(倉敷紡績の社長、大原美術館の創立者)も、厚い信仰心に支えられて、それぞれの人生をまっすぐに進んでいく様子が素晴らしかった。
すてらのモデルが居るのかと思ったが、そうではないらしく少し残念。児島虎次郎(大原の支援を受けて欧州に留学。西洋絵画を収集して帰国し、大原美術館の礎となる)という画家のことは知らなかったが、当時の欧州で勉強していた若き日本人画家達を想像するとワクワクする。続編で、すてらも渡欧するらしいので楽しみ。
Posted by ブクログ
ほぼ一気読み…読みやすいんだけど、最近こういった誰かの人生と帆走する感じの物語はなんか疲れちゃうものでね。
しかもこれ、3部作らしい(^◇^;)
まぁ、読みますけど(笑)
本好きなら、この小説を低く評価する人はまずいないんじゃないかなー。
Posted by ブクログ
この本、実は何年か前に文芸書に掲載している事を知って、既に最初から最後まで読んでいて、その時は毎月の1番の楽しみでした。1冊の本として一気に読むと、さらに良かったです。主人公の人生を共に生きた心地。自分の人生はたったの1回ですが、小説を読むと多くの人々の様々な人生を疑似体験出来て、それも読書の良いところですね。
マハさんは、以前キュレーターもされていて、この本にも美術の専門知識が多く盛り込まれています。今回は、岡山の大原美術館関連の人々や作品が多く登場します。以前岡山に住んでいたことがあるものの、知らなかった事も多く、タブレットで検索しつつ読み進めたのも楽しかったです。
主人公の人生は、まだまだこれからも続きます。文芸書でも、今月からこの本の第2章が始まりました。これから主人公は一体どうなるのか。続きを、ワクワクして待っています。
Posted by ブクログ
舞台は倉敷。大原美術館が出てきて以前行った倉敷とともに懐かしく思い出しました。女工から夢の小説家へ。明治・大正時代が舞台のストーリー。とても良かったです。続くのかな?それも楽しみに。読みたいです。
Posted by ブクログ
さすが原田マハさんの著作。序盤、岡山弁の読みにくさと、私の苦手な大正時代の話かぁ...と思いつつなかなかページが進まなかったが、いつの間にか引き込まれていた。
すてらはなぜ、ここまで小説を書くことに夢中になれるのだろう。周囲の人を楽しませるためだけじゃなく、段々「書くこと自体を楽しんでいる」ように思える。
若い頃から紡績工場で女工として働き、その後は節約志向の金持ちの家で住み込みの下働き......。決して恵まれた環境とは言えない場所で、それでも小説を書き続けた。
なんだか、創作をする人って凄い...逆境とか気にしないんだ...(気にしない訳じゃないんだろうけど)というアホな感想が出てきてしまうが、本当に凄いんだもの、圧倒される。日々の労働で疲れきってそれだけで1日が終わる私にとっては遠い人だ。
きっとこの先も書いて書いて書きまくるのだろう。さらに、読者も増えていくことだ。著者の小説はよく実在の人物を登場させているので、なんとなく山中すてらもそうなんじゃないかと思えてくる。
さて、すてらは西洋美術の絵画に触れ、そこで衝撃を受けているのだが、私のような一般人が観るのと、創作をする人が観るのとでは、感じ方が全く違うのだろうな。
私も芸術作品に触れたとき、何かを得ているような気がするのだが、残念ながらそれはただの思い込みなんだと思う。単純に芸術作品を楽しむことしかできない私にとって、やはりすてらは凄い人なのだ。
Posted by ブクログ
“書いて、書いて、書きまくらなければ。
私も、ヴァン・ゴッホみたいに。”
帯のこの力強い言葉に、読む前から
心を射抜かれました!
紡績工場という過酷な環境で働きながら
心の中に灯った「作家になりたい」という
消えない想いがあり
何者でもなかった少女(すてら)が
書くことを武器に自分の運命を切り拓いていく物語_
すてらの小説に対する純粋で熱烈な愛に
読みながら何度も胸が熱くなりました!
でもすてらの凄さはそれだけではなく…
どんなに苦しい環境でも
出会った人々とのご縁を宝物のように大切にし
そこから学び、表現へと変えていく誠実さが
素敵でした♡
「人は、愛するものがあるから強くなれる。
そして、支えてくれる人がいるから遠くまで行ける。」
夢を追うことは孤独な闘いだけれど
その根底にはいつも「愛」があるのだと
教えてくれました♡
最高に美しい物語でした!!
Posted by ブクログ
すてらのせいではないが、意図せぬところで他人の人生を変えてしまう局面がある事に、人生の奥深さを知る。たかこ様の死のうえにすてらのその後の人生が成り立っているとも思えて胸中複雑。
はじめ、マハさんらしくない物語?と思っていたが、なんのその!文学と芸術を絡ませ、ザ・マハさんの展開。そういった着地だけど、今作は人間の心情をきれいごとではなく描かれていた気がして、心にささり、残る作品だった。
Posted by ブクログ
前半より後半が面白かったです。作者を見なくても、読んでいるうちに「あ、これは原田マハだ」と分かるほど、世界の画家を綺麗に組み込んだ物語でした。
Posted by ブクログ
久しぶりのマハさん。いつかは大原美術館や児島虎次郎取り上げると思っていたが、こんな形とは。アイビースクエア、美しい白壁に緑の柳が目に浮かぶ。現実とフィクションがいい塩梅。途中は悲しい場面も多々あるが、「自分がいちばん好きなことを絶対あきらめない」すてらの頑張りで「最後の場面にたどり着いた読者が悲しい涙を流すのではなく、幸せな笑顔になるような」作品に。続編も楽しみ。
Posted by ブクログ
女性蔑視の世で新たな道を切り開くのは大変なことだったと思います。
理解ある人たちに恵まれたとはいえ、なみなみならぬ努力をし目的に向かって行く様子にハラハラドキドキ
最後は胸をなで下ろしました。
Posted by ブクログ
主人公の真っ直ぐさに心が震える物語。環境や立場に何ひとつ言い訳せず、自分の想いと向き合い続ける姿勢は力強く美しかった。もっとたくさん小説を読みたくなったし、芸術に触れたいと思った。
Posted by ブクログ
素晴らしい小説だと思つた。だいすきな小説だとも思つた。主人公の山中すてら彼女の生い立ちは不幸にあつたかもしれないけれど、よき出会いがあった。彼女自身のひたむきに日々を営みながら小説をを読んだり書いたりし続けたことで、出会いに恵まれてその機会をものにした。人生の酸いも甘いも苦しさも喜びも全部を生きる力に変換しているようで心から敬意を払いたい。そんな山中すてらの生きざまに力をもらつた。
表現については端的ながら美しい織物の用語が散りばめられており素敵だ。ただし文体は平易な感があり、それゆえリズム感は掴めなかったのだけれども返って主人公やそれを支える人間たちの善良さあるいは純粋な存在さが印象づいた。
Posted by ブクログ
明治の頃、まだまだ女性が社会で活躍して働く事に難色を示している時代。主人公が女工として働き、作家になるまでの物語。多難な事もありましたが、周囲の人達に恵まれた事、才能があった事で一人の女性の人生を活き活きと感じられた一冊。