【感想・ネタバレ】晴れの日の木馬たちのレビュー

あらすじ

病に倒れた最愛の父を支えるため、倉敷紡績で働く少女すてら。社長の大原孫三郎の知遇を得、贈られた雑誌〈白樺〉でゴッホの絵を見て心打たれ、「ゴッホが絵を描いたように小説を書く」と、自身の道を定める。あることをきっかけに岡山を去ることになったすてらは、東京へと向かうが……。著者がかつてない熱量で「小説」と「アート」への愛を込めた最新長篇!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

明治大正期の美術に明るい人だともっと楽しめるのだろうなぁ。ちょっと難しかった。




山中すてら。女流作家を目指す、明治後期。

金持ちの下女が、金持ちの息子の子を孕んで勝ったと思ったら捨てられて産んだ子供がすてら。育ての父親は肩から棒を担いでモノを売って周る貧しい生活。
父親が倒れるも病院には行けず、困って役所に相談するとタイミングよく宣教師の医師団が来てて助かりキリスト教入信。父親も教会横に入院させてもらい、すてらも倉敷紡績に働きに出してもらえた、12歳。

倉敷紡績では女の子4人でキャッキャする。傍ら小説を書いて文化祭で発表して、社長や社長夫人にも認められて最高。だが19歳ごろに女の子は里に帰って見たこともない人と結婚して行き、行き遅れる。岡山に帰る。

住み込みで働くも扱いが酷い。お嬢様が女流作家を目指していた。が、ジジイと結婚させられて、自殺。遺作を預かる。唆したとしてクビ。

遺作を東京の常盤田伊作という作家に届ける。途中、ハチマキという男に親切にしていただき。作家は実は女だった、弟子入りする。作品を発表しデビュー。暫くしてスペイン風邪が流行り、父親が罹患して岡山に帰り、父の死後に倉敷へ。倉敷で孫三郎主催の展覧会でフランス画家の絵を見る。買い付けた児島虎次郎と知り合う。

東京に帰ると新たな弟子がいた。執筆を続けると、大原と児島がやってきてオモテナシする。パリ渡航を勧められて行く。

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2025年12月27日

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