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「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ――。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。
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Posted by ブクログ
ほのぼのとしたお話の短編集、それぞれにストーリーの核心となる絵画が出てきて⋯⋯ ⋯⋯なんか癒される1冊でした
名画にまつわる物語の短編集 実際に見たことのある絵はその時のことを思い出し、 まだ見たことのない絵は、実際に観に行きたくなる そんな本でした。 自分の好きな絵は? 思い出の絵は? と自問自答しながら、 自分だけの、あの絵の前で、を思い描いてしまいました
美術館に行って、絵を見た時に何となく惹かれて目が離せない、でも何でだろう。と思うことがよくあった。この作品はそれに言葉を灯してくれている気がする。多くは語りすぎず、少ない言葉でふっと腑に落ちて、自分で考えれるような。 つぎに美術館に行ったら、周りの人にもこんな物語があるのかもしれない、と美術館に行...続きを読むくのが楽しみになる本だった
絵画との出会いのエピソードを集めた短編集。 実際に展示されている美術館の学芸員の方が、解説 しているのも高ポイント。47都道府県にある美術館 で今日も誰かが絵画と出会っていると思うと胸が 高なる。早く美術館に行きたい。
日本の美術館に所蔵されている絵画にまつわる6篇の短編集。登場人物は皆それぞれが人生の壁にぶつかり、悩み、もがき、疲弊してしまった者たち。そんな彼らが絵画を通して、人との繋がりや希望を見出し、新たな道を切り開いていく。 この作品のタイトルでもある、「〈あの絵〉のまえで……」という表現が色んなシチュエー...続きを読むションで多用されている。その表現と絵画の描写を通して、人との出会いへの感謝、奇跡の再開への願いや、清々しいまでの爽やかな惜別など、それぞれが抱く様々な感情が自分の中に流れ込んできたように思う。 どのエピソードも生き生きとした感情描写があり、読むごとに心が軽くなるような、豊饒な気持ちになれる。
絵画にまつわる 小説初めて読んだ。 1枚の絵や 美術館での記憶から 人生の再出発が描かれていて ほろ苦さや痛みみたいな ものも 感じました。 絵に関する知識がなかった私が 1枚の出会いをしたくなりました。 初めて知りましたが クリムトの絵は なんだか引き込まれますね
全ての美術館に行ってみたいなあ。 ひろしま美術館は来月行く予定だから、いいタイミングで私はこの本に出会えたんだなあ。
短編で出てきた絵画をこの目で見たくなる本。 日本の全国6ヵ所の美術館に展示されている絵画がでてきて、これを見に旅行したくなった。 その中でも自分がオーストリアでクリムトの絵画をたくさん見たからこそ、豊田市美術館の豊穣はまず見に行きたくなった。
心に傷を負ったり、現実に疲れた登場人物が、世界の名画からパワーを受け、立ち直っていく6話の短編集。 ゴッホの「ドービニーの庭」 ピカソの「鳥籠」 セザンヌの「砂糖壺、梨とテーブルクロス」 クリムトの「オイゲニア・プリマフェージの肖像」 東山魁夷の「白馬の森」 モネの「睡蓮」 それぞれの絵を検...続きを読む索しながら読み進めた。 絵の持つオーラやパワーに触れるには、やっぱり美術館へ足を運んで、その場の雰囲気も一緒に堪能することが大切なんだろう。 ひとまず近場の美術館へ行ってみたいと感じた作品だった。
原田マハ著『〈あの絵〉のまえで』のレビューです。 とても良い読書体験でした。 美術館に行って絵を見るとき、「その時に」「その場で」「この自分で」しかできない体験をしている、という気分になります。 別に美術館ではなくても「いまここ」でしかできない世界を生きているというのは当たり前なのですが、絵を見る...続きを読むと特にそれを強く感じます。 その個人的体験のものがたりが、その美術館を訪れる人の数だけ存在すると思うと、人間の精神世界の膨大さに何とも圧倒されます。 この小説は、そんな人の数だけあるものがたりのうちいくつかを、こっそりと読者に届けて、一緒に体験させてくれます。 日本にある6つの美術館を舞台にしたこれらの短編は、もちろんフィクションなのでしょうが、もしかしたらこの世界のどこかであり得たかもしれない、心が温まる、勇気づけられるお話になっています。 個人的には『聖夜』がお気に入り。泣きました。
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