〈あの絵〉のまえで

〈あの絵〉のまえで

564円 (税込)

2pt

「絶対、あきらめないで。待ってるからね。ずっと、ずっと」。美術館で受け取ったのは、亡き祖母からのメッセージ――。作家志望でライターの亜衣は、忙しさを言い訳に遠ざけていた祖母を突然喪ってしまう。後悔と孤独に苛まれる亜衣を救ったのは、お節介な年上の隣人だった(「豊饒」)。傷ついても再び立ち上がる勇気を得る極上の美術小説集。

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〈あの絵〉のまえで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日本の美術館に所蔵されている絵画にまつわる6篇の短編集。登場人物は皆それぞれが人生の壁にぶつかり、悩み、もがき、疲弊してしまった者たち。そんな彼らが絵画を通して、人との繋がりや希望を見出し、新たな道を切り開いていく。
    この作品のタイトルでもある、「〈あの絵〉のまえで……」という表現が色んなシチュエー

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアートをモチーフにした短編集。
    女性たちの挫折と成長がテーマの物語なので、美術に興味がなくても楽しめます。
    傷ついたり、落ち込んだりしている人に読んでほしい物語です。

    8月6日生まれの広島の女性のお話『ハッピー・バースデー』は、母子の絆をひろしま美術館のゴッホの絵が繋いでくれます。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ


    有名な絵画とそれにまつわる6つのショートストーリー。
    最後に作品ごとに学芸員さんによる解説もあるので、実際に作品を見るように堪能できる。
    主人公たちはそれぞれの“あの絵のまえで”作品と対話する。ある人は愛する人との約束を果たすために、ある人は相談するために。
    私も実際に美術館に行ってみて、絵のまえ

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    窓辺の小鳥たち
    必ず餌がある鳥籠の中で安心して暮らしたい主人公。鳥籠にいる訳ではなく、窓辺にとまって外へと羽ばたきたい恋人のなっしー。この2人の会話は、いつも自分の中でもおこること。挑戦するか安定を選ぶか。それが絵を介して2人の挑戦へと導いた。私も絵が大好きだからこそ、その絵を見て、なにかに挑戦して

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    実在する美術館とそこに所蔵される「あの絵」にまつわる物語。 幼き日の思い出、悩み立ち止まるとき、進み始めるとき。さまざまな人生の場面で美術館という身近な非日常の場に訪れ、絵と向き合うことでそれぞれの内面に向き合う姿が温かく、力強く描かれていた。

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    マハさんの物語りに触れていると、全く興味のなかった絵画の世界に引き込まれてしまう!絵を見る一人ひとりにも、物語りと人生がある。それは私も。世界を広げてくれて幸せ!クリムトのシールを100均で買い漁りました(^^)

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    2024.6

    ひろしま美術館のドービニーの庭
    地中美術館のモネの睡蓮のための部屋

    どちらも私にとって大切な場所なので
    なぜもっと早く読まなかったんだろうと思った
    ずっと大切にしたい作品
    泣きながら読んだ

    0
    2024年07月29日

    Posted by ブクログ

    「あの絵の前で」をキーワードにした、ある作品に関わるエネルギーの短編集になっていた。人生が変わるきっかけや思い出として、作品があるというのは、美しいし羨ましく感じる。私はまだ、そのような作品に出会っていないからだ。本書を読むと、作品が気になって検索したり、登場した美術館にも訪れたくなる気持ちになる。

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    会社の先輩から勧めてもらった作家さん。読書初心者の私でも読みやすい一冊。
    背景や心情描写が端的ではあるが、鮮明に思い浮かべられ、文学の楽しさを感じることができました。収録されている全ての話が、いい意味で印象深く、それぞれで登場した美術館には是非訪れてみたいと思いました。

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    どの絵も見たくなる 
    絵画が登場する7作からなる美術短編集。どのストーリーも胸がきゅっとなる切なさがあり、そこに現れる絵画に私も引き込まれる。先日読んだ、大久保寛司著『考えてみる』を思い出して開く。
    『自らを観ているだけ
    本を読む
    そのとき何を感じ 何を読み取るのか

    0
    2025年12月05日

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