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「美しさ」は、これほどまでに人を狂わすのか。たかむら画廊の青年専務・篁(たかむら)一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々(うつうつ)とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが……。彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。解説:大森望
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「いりびと-異邦人-」
2021年11月~ WOWOWプライムほか 出演:高畑充希、風間俊介、SUMIRE
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
久しぶりのマハさん! PHP文芸文庫15周年のスペシャルカバーに なっていたので唯一持っていなかったこちらを 入手しましたがずっと気になっていたので 一気読みでした! やっぱり!マハさんは天才! 序盤こそ緩やかに進んだ物語が中盤以降どんどん 進みハラハラしたり、時に嫌悪したり (登場人物がクズすぎ...続きを読むた、笑) 京都を舞台に展開される美術小説だと 思いましたが読み進めると、京都小説のような 夫婦小説のような、ミステリーっぽくもあり ラストそう来たか!と。 マハさんの文章に引き込まれていって 毎回ですが寝不足になります。 アート小説ガチガチではないけど読後感は スッキリとしました。 未読のマハさん本はあと数冊になってしまい 読むのが段々惜しくなってしまいますが マハさんの本なら繰り返し読みたい。 そう思える数少ない作家さんでもあります。
この本は川端康成さんの『古都』をお手本に書かれたそうです。設定とか、いろいろ『古都』。出来れば『古都』→『異邦人』の順に読んで欲しいな。異邦人(いりびと)は京都生まれではない京都に住む人のことらしい。 主人公は30代の菜穂。祖父が設立した美術館の副館長で美術品を見抜く目を持ってる。夫の一輝は銀...続きを読む座の老舗画廊の跡取り。赤坂で幸せに暮らしていたところに東日本大震災が起きる。原発事故を恐れた菜穂は京都に身を寄せることになって、、、新人の画家に出会ったり、信頼していた人に裏切られたり。。。 菜穂のお母さんが気持ち悪かった。 若い男性に色目を使うおばさんにここまで嫌悪感抱いちゃうのはなんでだろ? とある問題がどう解決するのか気になって後半は一気読みしました。
もうストーリーが最高! さすがです、マハさん!^_^! 京都の風景描写も抜群にセンス良し。 マハさんの作品はもう一度読みたくなるものが多い!
初マハ。京都本大賞ということで買ってみたんだが、こんなにも面白いものを描く作家なんだとビックリした。何故今まで敬遠していたのか…昔の自分を殴りたい。笑。 初めて美術小説なるものを読んだ——。 京都を舞台に有吉菜穂と、どこか官能的ですらある無名の画家・白根樹の関係がなんとも言えず良い。「美」と「醜...続きを読む」とは表裏一体なのかも知れませんね…。 また京都の四季移ろいなんかもあり、隅々まで「美」を感じました。 今までにない読書体験で新鮮かつ、後半の展開にはミステリーばりの衝撃を受けました!! P.S.ちょっとゲスイ話になってしまいますが、一輝と義母・克子との妖しい関係もスリリングで作品のよき(?)アクセントになってて個人的には好きでした。笑。 「美」というのは人間に創り出せても、本当の意味で理解することは出来ないのだとわたしは感じました。
京都の景色がありありと頭に浮かんで、のんびり鴨川を眺めた旅行を思い出した。菜穂があまりに自立していて共感はできなかったけど、日本の文化を学びたくなる。樹の過去が苦しくて、当たり前だけど全員がしあわせになる未来なんてないのかな、と思ったりした。
お互いを大切に思っていたはずの2人が別居を境にどんどん行き違ってしまう。 裕福な家庭に育った2人の宿命だと諦めるしかないのか。 読後感はスッキリしないが、全てを飲み込んで何もなかったことにはできないかなと納得できる節もあるが、、、痛々しい感情が残った。
今まで読んできた原田マハさんらしくない作品でした。でも、だからつまらないと言ってるわけではなくて、京都の街並みや文化と風俗を紹介しながら流れいく物語は、とっても静かに流れていきます。しかし、その裏にはドロドロとした愛憎劇が!地図を片手に楽しませてもらいました。
京都の描写がすごくいい。場面ごとの空気や匂いまで、ザ・京都。 静かだけど芯がある、京都という街の雰囲気が物語の中にちゃんと生きていて、読んでいて気持ちがよかった。 自分の心の声をちゃんと聞いて、そこに従って行動する。その強さがかっこよく、美しかった。 美とは、絵の中にあるだけじゃなくて、人の生き...続きを読む方や決断にもあるんだと、この本を通して感じた。
原田マハさんのエッセイを読んでから手に取った小説 ストーリーを愉しむよりも、京都を舞台にした情景が、エッセイのこの部分なのかしら?と思いを馳せながら読むスタイル なかなか新鮮でした
マハさんの表現は美しく品があるなぁ。と数冊読ませてもらって毎回感じていますが、この著書も京都の街並みや登場する人物、その人が住む家屋や室内の意匠、お庭などの空気感がみずみずしく表現されていていました^^ 物語の展開は後半に畳み掛けるように色んな関係性が明らかになっていくのに惹き込まれました!
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