あらすじ
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
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本好き・絵画好きにはたまらない一冊。
物語を楽しみながらも歴史の一部を学ぶことができる。原田さんの経歴も相まって深みが増している一作。個人的には革命級に面白かった。
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2026/18
私の大好きが詰め込まれすぎていました!
脳内がずっと美術館とフランス語で埋め尽くされて、とっても幸せな空間にいられた
MoMAは行ったことないので、パリの美術館が鮮明に思い出されました
九章あたりから私がザワザワしてた
原田マハの他の作品も是非読んでみたいです
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最後は胸がキュンとする終わり方。
「絵」は好きでよく美術館へも行くが、その絵が描かれた奥深い背景を知っていたら、全く違う「絵」を感じられるだろうし、知りたいと思った。
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この本こそが芸術だと思った。物語の空気感が最後まで好きだった。うまく表現できないけど。美術に興味なかったけど、色々知りたくなった。大切にしたい!
物語が繋がっていく感じにワクワクしながら読みすすめた。最中はルソーやその周りの人物に虜になってしまった。
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初めての原田マハさん。とても引き込まれた。事実とフィクションが混ざり合ったようなミステリアスな物語。絵画は詳しくはないけど観るのは好きなので読み終えてもっと美術作品に触れたくなった。
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とても素晴らしかった!
原田マハさんのアート小説は他にも何個か読んだけど、今のところ1番好き。
ルソーの切なさとルソーに対するマハさんの愛と、登場人物の心情とか思惑とかミステリー要素も大きくて、、
読み応えがあって、本当に面白い!
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出だしからワクワクする作品。
読みやすかった。
「どんな人ごみの中でも、自分の大好きな友だちをみつけることはできるだろう?この絵の中に、君の友だちがいる。そう思って見ればいい」
素敵な表現。
最後ウルッとした。
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絵画の題名と作者が出てくるたび、どんな絵なのか調べてからまた本に戻る。今までにない読書体験だった。絵画について知識がなかったが、時代背景や作者の人生を知ってから絵を見るのは、これまでと全く違って情緒的になる。今まで自分ではよく分からないけど個性的なものが芸術なのだと思っていたが、よく分からないのはよく知ろうとしてないだけで、知識を入れた時全然違う絵に見えた。表紙の『夢』はまさにそうだった。それは彼ら2人が体験していることに近いのだろうか。
『夢を見た』の真贋は論理的に説明する事は出来ない。ただそこに作者の情熱がある、心を動かされるものがあると感じる。そんな絵に向き合ったある1人の感覚的なものが、絵画の芸術のある1つの姿だと感じた。
お金がなくても食料よりカンヴァスや絵の具を取った彼のかける思いはどんなものだったのか。そんなものに私も出会いたい。
いつかルソーやピカソの絵を目の前で見たい。
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その笑顔は、もう、夢ではなかった。
映画みたいな締め。あまりにも綺麗過ぎて半泣きになりました。色んなところに謎が散りばめられていて、終盤にかけて怒涛の伏線回収、非常に気持ちよかったです。素晴らしい読書体験に感謝。
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アートを理解するということは、
世界の見え方のバリエーションを増やすことなんだと思った。
誰かと美術館に行って同じ作品を見て、
あーでもないこーでもないって語り合いたくなる。
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友人からのオススメで拝読。
紹介文を読んだだけでは話の内容があまり想像できず、自分が芸術分野に精通していないこともあって、人からの薦めでなかったら決して自分では手に取らないようなジャンルの本である本書を最後まで読み切れるか不安な気持ちがあったが、いざ読み進めると驚くほどページを捲る手が止まらなかった。「芸術」という一見敷居の高いテーマを扱いつつも、ミステリー要素とドラマチックな展開が絶妙に絡み合い、知識の有無にかかわらず物語の世界へと引き込まれる感覚があった。作中には数多くの美術用語や作品が登場していたが、決して置いてけぼりにされることがなく、むしろ、物語の流れの中での自然かつ丁寧な説明によって、物語とはあまり関係はしていない作品についても興味が湧いた。
また、文章表現が圧倒的に美しく、その緻密さから脳内に鮮やかな色彩が呼び起こされ、まるでアートの世界に迷い込んだかのような錯覚を覚えるほどであった。
物語の核となるルソーの名作『夢』に酷似した謎の絵画を巡って、手がかりとなる過去のルソーの物語と、現代を生きるティムと織絵の物語が並行して進んでいき、二つの時間軸が「ルソー」という一人の人間を通し重なり合い、結びついていく構成が非常に素晴らしかった。時を超えて共通の情熱を分かち合う彼らの姿に、深い感動を覚えると同時に、それほどまでの熱を生じさせる芸術の世界に興味を持つことができた。自分のように芸術分野に精通していない人でも十分にその世界観を楽しめる素晴らしい1冊であった。
Posted by ブクログ
自分では絶対選ばない本、先輩の薦め、センキュー
美術全然わからんので、絵見てもこれが好き、嫌い、理由はない、みたいな幼稚な見方しかできないのだが、、、知識を持つことで豊かな見方を獲得できると思うと勉強したくなる
(が、しない)
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近代絵画の真贋をめぐって、時代が行き来する展開が面白い。アンリ・ルソーの絵にそんなに深い物語が隠されていたのか。と考えさせられると同時に原田マハさんの秀逸な人間描写が心を打った。最後に繋がるキャピタルもなるほどというスッキリ感があって気持ちが晴れる作品だった。
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美術×ミステリー
非常に面白くて一気読み。
気づいたらルソーの「夢」の世界に没入してました。
原田マハさんの紡ぐ言葉の美しさに感嘆しました。
今までアート作品を見る機会はあったけれど
物語、背景を考える事が少なかったので
こんなに美術の世界は面白いんだという発見。
Posted by ブクログ
ルソーには「夢」と類似した「夢を見た」という作品があった。しかもブルーピカソがキャンバスの下に隠されている可能性がある。。ドキドキさせられる展開。おもしろかった。
Posted by ブクログ
美術館で絵を見てみたくなった。
美術テーマのミステリーを読んだのはこれが初めて。
というか美術・絵画は全然知識が無くてこれまで触れたこともない。
有名な絵画は知識として、見たことあるなくらいで正直興味を持ったことがなかった。
が、小説を読んで行く中で、絵の背景には実際に人の生活・思いがあることを、考えさせられた。
そう思うと途端に絵に対しての興味がわいた。
その時はどんな時代だったのか、その画家はどんな生活をしていてどんな思いで書いたのか。
それを見て影響を受けた人がいて、そこからさらに広がって…。
世界そのもの、繋がりだなって感じがした。
また、この小説自体もどきどきワクワクが止まらなかった。
後半色々なことが繋がってハッとなった。
最初から最後まですごく面白い小説だった。
Posted by ブクログ
少しエキゾチックな冒険をしたい時にぴったりかもしれない。謎解きをしていくミステリアスさと登場人物たちの物語が面白く、あっという間に引き込まれていき、作品になぞらえてジャングルに迷い込んだように感じる。
そして何よりも華麗な幕引き。最後の数行が本当に美しくて、初めて読んだ時も、再び読んだ時も心が震えた。これほど美しいラストはなかなか出会えないと思う。このラストを味わうために、もう一度はじめから読み直したくなる、そんな物語だった。
「生きるぼくら」を読んですっかり原田マハさんにはまってしまい、次に選んだ作品。読み始めた手が止まらず一気に読みきってしまった。昔からアートは好きだったけれど、ここまでルソーの生涯にひきこまれるとは思ってもいなかった。ミステリー要素を含みながらも人間味のある登場人物達のドラマに感動もでき、ルソーについて更に興味がわく。
美術館にいきたくなる、ティムやオリエと同じ感動を味わいたくなる、そんな作品。
Posted by ブクログ
今年こそは絶対読もうと決めていた原田マハさん。
ようやく読めた。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンとルソーの日本人研究者、早川織絵。2人はスイスの大邸宅に招かれ、ルソーのある名作の真贋判定と作品講評を依頼される。
アートは全然詳しくないので、作中に出てくる作品名を検索して見ながら読み進めた。
読む前は難しいのかな…と思っていたけれど、アートに詳しくなくても読みやすく、ミステリー要素もあり、最後まで面白く読めてよかった。
画家のアートに対する情熱、ティムと織絵のルソーに対する情熱に胸が熱くなった。
私も実際に作品を目にしたら画家の情熱を感じられるのだろうか。
美術展は一回も行ったことがないけれど、この機会に行ってみたくなった。
原田マハさんの他のアート小説も読んでみたい。
ルソーが好きになる小説
読み始めて、今まであまり気にならなかったルソーがとても気になって、PCの背景にルソーの作品をセット。
フィクションとノンフィクションの境がどんどんわからなくなって、いつの間にかノンフィクションを読んでるような気分に。
最後は少し悲しい結末ですが、一気に読んでしまいました。
至福の時間、ありがとうございました。
美術館に行きたくなった。
ルソーとい画家を全く知らなかったが、今すぐにでも現物を見てみたいと思った。ストーリーも最後までハッとするようなことが起こり、面白かった。原田マハの他の作品も読みたいと思えるほど素晴らしかった!
素晴らしい時間でした。
いつまでも読み終わりたくないと思う、久しぶりの作品でした。読後の余韻もまた格別。あの二人の関係は、娘の成長は、もう一つの、、、。
優しい気持ちになること請け合いの物語です。
しばし時間をおいて、じっくり細部まで読み返すつもりです。
Posted by ブクログ
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。
原田マハの美術小説は、登場する作品を見てみたくなる。
Posted by ブクログ
導入は素晴らしい、心の動きが生き生きしてリアル。2章からあれっ?となるが、結末は良かった。劇中劇ならぬ、“小説の中の小説“の語り具合が章によって変わっているように、わざとやっている?
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「(ルソーの謎全部は明らかになってなくても)それでよかった」という暖かい幸福が、
アートそのものを愛した時の暖かい幸福と重なる
この物語そのものが含む、アートと似た性質が愛おしいと感じた
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史実に基づいたエピソードに、フィクションの登場
人物のストーリーを盛り込む構成が面白く、全体的
に素晴らしくまとまっている。さすが。
毎度、美術館に行きたい欲をくすぐられる。
Posted by ブクログ
史実を元にしたフィクションで、面白いんだけれど、やっぱりどこまでが史実なのかが気になってしまう。物語の肝心な部分が結局創作なのかと思うと、うーん、興醒めするような気持ちにもなる。ミステリーとしての面白さはそこまでなくて、やっぱりその画家について知りたくなるっていう部分が良さだと思う。
画家についての知識が増えるのは面白いし、ルソー作品は、私もオランジュリー美術館で見た分には魅力が分からなかったから、もっと他の作品も見たい、MoMAにも行ってみたい、という気持ちになった!!!
MoMA行きたい!!もっと美術館へ行きたい!飽きるまで見つめてみたい!
美術史ももっと知りたい〜!
Posted by ブクログ
4年前くらいに一度読んだけど、傲慢と善良読んだら少し疲れちゃってわくわくした気分になりたくて再読。
やっぱりアートっていいなあ。これを読んだあとにMoMAに行けたのは本当によかったなあ。でも絶対にもう一度は行くって決めてる。
Posted by ブクログ
260401
3月滑り込みならず!
私は美術史の知識を一切もっていないので、初めは難しいと感じていた。
それでも美術や作品に携わる人々の情熱や視点を理解するうちに、作者の経歴や作品への想いを知りたいと思うようになっていた。
作品を通じて情熱が伝わるって素敵。
Posted by ブクログ
絵画を鑑賞するとは、ただ絵柄を観るだけでなく、書き上げられるまでの物語を想像したり、作者やここに至るまで関わった人たちのの思いを想像し膨らませて楽しむものと教えてもらいました。
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山本周五郎賞
直木賞候補
本屋大賞3位
星4.5
長年読みたいと思っていて躊躇していた『楽園のカンヴァス』をやっと読むことができた。
なぜなら、アートを取り扱った小説など、難しい用語や観念的な言葉が飛び交って、退屈してしまい読み進められないと思っていたから。
しかし、それは杞憂だった。
のっけから、行ったことのある大原美術館が出て来、また直前に読んだ『でーれーガールズ』の白鷺女子高生の美少女が出てきて、物語に引き込まれて行った。
ルソーの『夢を見た』についても、よくこんなストーリーを思いつくものだと思う。
原田マハは美術館に永年勤め、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にいたこともあるので、実話だと錯覚してしまいそうなリアルなところもあった。
ちょっとありえないと思うところもあったが、壮大な物語として許せる。
絵画からここまでの小説が書ける
美術 絵画をネタにここまでの小説が書けるという作者の力量に素直に感心した。
名画 以外にミステリー ラブロマンス 他いろいろな要素をたくさん盛り込んだこの作者の代表作。
しかし何故かこの作者の文章は、私の個人的な好みになぜか合わないところがある。
劇中劇というのかな?革表紙の本に書かれたルソーを中心とした物語(史実を踏まえた上でのフィクション)とティムと織江の物語(フィクション)が、二重構造になっているのが面白いと思った。特に、劇中劇部分の20世紀初頭のパリ美術界の様子が生々しくて当時の熱い息吹が伝わってくるように感じた。
ミステリー、ラブ&偉人伝
とても良かったです。
原田マハさんの作品は「本日はお日柄もよく」「たゆたえども沈まず」に続き3作目。
前2冊は始め良かったのですが、わたし的にはドラマ面で物足りない感がありましたが、今回の「楽園のカンヴァス」は大満足。
ミステリーとしても秀逸ですし、過去そして現在の人々の絵に対する情熱に胸が熱くなりました。
原田マハさんはミステリーの方が私にあっているようなので、この勢いに乗って「ゲルニカ…」を早速購入したいと思います。
Posted by ブクログ
評判が良かったのでかなり期待していた分、最初の100pくらいまでは正直面白くなくて読むのをやめようかと思った。そこからは確かに面白くてラストまで一気に読んでしまったのに絶賛できないのは、個人的にティムと織絵にあまり魅力を感じなかったからだと思う。ルソーやピカソ、それを取り巻く人々の物語はすごく素敵だった。