宮下奈都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮下奈都さんの文章表現がやっぱりいちばん好みですね^_^と思いながらも、正直こちらの作品自体にはあまり引き込まれないまま読み終わってしまった、という感じがあった かも しれない
2作品とも、わたしの大好きな安穏で細やかな表現とじんわりとした進み方に、ウンウンそれで、、?♪(^ー^)と思ってたら急にコンっと終わって、(??あれこれもしやこれで終わりなの!?)となった感じ 読者に委ねる余韻が良い……とも思えず?
話の作り的には最近読んだ中でもアレかもって思っちゃったんだけど、差し引いてもやっぱり宮下奈都さんの書く文章は絶対好き♪また読む♪となってはいます! -
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Posted by ブクログ
この本が好きな方にとっては酷評になってしまうかもしれないけれど、私にとっては難しい本でした。
全体的に女性らしい感性と感情からの書かれ方していたなというまろやかな雰囲気ですが、どこか哲学の話をしているようで、淡々としたその雰囲気も相まって難しかった。
もっと分かりやすく起承転結な方が、私としては好きなのです。
宮下奈都さんの作品はこれ以前にも読んだことがあり、好きな感じだったのですが、
書き方の柔らかさはその時のものと同じでも、思想・思考、そんなものの中で膨らませたようなお話になると難しさが出るなあ〜と。
この本は、とある町のめちゃくちゃ美味しい『ハライ』という誰もが知るレストランが -
Posted by ブクログ
小さな世界で大きな出来事は起きないけれども主人公は1つ1つに何故だろうと自分の答えを見つけていき、今まで何かが足りないと思っていた自分を、居場所を見つけていく。
小さな世界、繰り返される平凡な日常にあるからこそ1つの事について深く考えたり感じる事が出来少しずつ足元が固まっていく。
他の人には当たり前でも主人公には今までには自分とは関係の無い、手に入らないと思っていた事が周囲の人が彼女を受け入れてくれた事で彼女自身で考え選ぶ機会がもてるようになる。
ハッピーエンドというわけではないけれども彼女ならこの先も彼女のペースで生きていける幸せを祈りたくなるような作品でした。 -
無料版購入済み
ピアノの調律師専門学校の存在は知りませんでした
原作は知りません。
こころのきび ってこんな感じ?
と読んでいて思いました。
後ほんのチョット何かが足りない。
何が足りないかがわからない自分が
マズイ -
Posted by ブクログ
ネタバレ予約1*地元に帰らずコンビニで働く青年
予約2*旦那さんが亡くなり痴呆の始まった老女
予約3*係長になったクミちゃんと幼馴染の不良だったヨッちゃん
予約4*母を亡くし引きこもりから脱しようともがく兄(ビデオカメラを通してなら会話ができる)と妹といじめられた篠原さんの日々
予約5*オムライスを作る青年と少しでも眠りたい女優の卵
予約6*失敗の匂いを嗅ぎ取ってしまう女性
レストラン ハライ(どこかの言葉で晴れの意)のある町で起こる連作短編集。
ハライはみんなの憧れのレストラン。
食事のシーンは一切出てこないが同じ様に憧れてしまう。
宮下奈都さんの優しい視点は好きだが、もう少し暖かくなる展開が欲し