宮下奈都のレビュー一覧

  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    ネタバレ

    評価がわかれてる!私はすごく好き。
    宮下さんの使う言葉、生み出す雰囲気、どこにでもいそうな登場人物、、、そういったものが温かく紡がれている。
    先生の認知症は少しずつ、でもハッキリと進んでいて、それを認めたくない気持ちと、支えたい気持ち。佐古と隼の心理描写には、リアルなものがあると思う。
    宮下さんの作品は時間の流れをゆっくり感じさせてくれる。とってもすてき。

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    2023年07月25日
  • はじめからその話をすればよかった

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    宮下さんの言葉って心にじんわり優しく染みてくる。強く鼓舞してくれるわけでもないんだけど、優しく背中を押してくれる感じ。
    あぁ、これでいいんだなって、自分の生き方に納得できる気持ちになる。

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    2023年07月11日
  • ふたつのしるし

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    すごくよかった。
    宮下さんの作品は読みやすくて、心にすっと入ってくる。
    ふたりのハルが、悩みながら成長し、出会う。
    ふたりの悩みはすごく変わったものとかではなくて、隣の人が抱えていてもおかしくはない悩み。
    私は遥名にすごく共感できた。

    こういう作品はすごく好きだけど、こういう作品を読むことで、「しるし」を持つ人が現れることを期待してしまう。それはそれで良くないのかもしれない笑
    運命の人に出会うとビビっと来るものがあるって言うけど、本当なのかな…

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    2023年07月06日
  • ふたつのしるし

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    優等生だけど、目立たぬように息をひそめて生きる遥名と、自分の興味のあること以外に目を向けられず落ちこぼれている温之。

    別々の場所で生きる二人のハルを描きながら、いつかどんな形で出会うのだろうと読ませるのが上手い。
    特に温之の学校生活は、リアルで引き込まれる。
    多様性を声高に叫ばれる現代だが、学校という場は、それが許されない。

    温之が、大人になってからはうまくいきすぎ感も覚えたが、不器用なハルたちが幸せになる最後は、温かな気持ちになれた。

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    2023年07月04日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    まさか最後までハライの料理を食べないなんて…
    裏表紙に「同じ時に訪れた6組の客の物語」とあるけど、「同じ時に訪れようとしている」だった。
    それにびっくりはしたけど、文章が綺麗で好きです。

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    2023年05月27日
  • たった、それだけ

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    続きが読みたくて、気づいたらAM2時でした
    涙と書いてルイという名前の女の子が、これからの人生を幸せに過ごせるように、心から応援したくなる物語です



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    2023年05月04日
  • つぼみ

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    ・この人は、断るのが得意ではない。断るのは失礼なことだと思っている。そうして、その失礼なことを自分にさせようとした相手を、もっと失礼だと恨むのだ。

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    2023年04月27日
  • ふたつのしるし

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    ネタバレ

    出会ってどうしようもなく惹かれ合うシーンがもっと分厚くあればな、と思いました。苦しみの期間がちょっと長くて、胸が詰まりました。

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    2023年03月31日
  • ふたつのしるし

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    宮下奈都さんって田舎の紳士服店のモデルの妻に続いて2冊目かな?
    ADHDなんじゃないかと思える主人公の幼年期とか、ちょっとストーリー展開に無理がある部分も感じましたが、今回も大当たりの内容でした。
    私自身というか、誰もが小さいころってADHDみたいな部分ってないですか?
    心の中にもう一人の人格が違う自分が居たり、ある一点に集中していたり・・・
    だから、この主人公の後半の生き方が嬉しくなります。

    宮下奈都さん、これからも他の作品を読んでみようっと。
    お勧めですよ。

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    2023年03月30日
  • ふたつのしるし

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    あとがきにも書いてあったけど、今では顔も思い浮かべれない人でも、自分に何かをもたらしていて、その人がいなかったらこの考えとか歩む道が違ってたとか思う。高校のときの友人を思い出して、ごめんを沢山言うよりありがとうを言った方が良いよって言われたことで、ネガティブな私はありがとう星人になってる、ありがとう、もっと友人を大切にできる性格だったら友達も多かったのかなぁとか思ったりして〜

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    2023年03月03日
  • 誰かが足りない

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    作者らしい、丁寧で落ち着いているのに後半になるにつれてじわじわとエモーショナルになっていく地の文、心理描写。

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    2023年02月14日
  • つぼみ

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    日常の見方に変化を与えてくれる一文
    型があるからこそ助けられる
    →人と同じようなこと、自分じゃなくてもできること、やる意味がないと思ってしまうけど、日常化する事で自分自身が助けられる、型があるからこそ発展もある

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    2022年10月27日
  • ふたつのしるし

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    幾田りら(YOASOBIのVo.ikura)ちゃんお勧めの1冊。

    私にも、あの人にも、しるしは付いてるのかなぁ。

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    2022年08月14日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    ネタバレ

    未熟児として生まれ、そのせいで何かが足りないと思い生きてきた19歳の主人公。人が放つ声は語尾が濁るせいで意味を聞き取れず、人とうまく交流できない。そんな中、ヘルパーの仕事で訪れたある家では、言葉がちゃんと聞き取ることができる。そしてそこで出会う額装という仕事。足りないと思っていた自分の中には、測ることができない様々な感情があって、そこに少しずつ気づいていく。ちょっとしたきっかけで、今までなんとなしに眺めていた窓が、色んなものごとを切り取る枠である事に気づく。丁寧な心象の紡ぎ方が印象的な作品。

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    2022年08月14日
  • はじめからその話をすればよかった

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    著者の魅力がたっぷり詰まったエッセイ集。家族とのほっこりエピソードにクスりとさせられ、年代が近いこともあって、そうそう! と思わされることも多々あり楽しく読めた。本の紹介や他作家の書評は積ん読が増えること間違いなし!

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    2022年07月26日
  • たった、それだけ

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    ネタバレ

    第5話までの主人公は怖くて、「聞く」ことができない人だったけど、第6話の大橋くんは「聞く」ことができる素直さを手に入れた人。
    最後に円を描くように1話1話が繋がるので、読みやすかった。

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    2022年07月04日
  • ふたつのしるし

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    時間の流れを味うおはなし。
    最後の章に向かって、ゆっくりと交差する二人を追う。
    読み終えて、なんともいえない気持ちに。

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    2022年06月17日
  • たった、それだけ

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    ネタバレ

    ルイが心を病まなくてよかった。
    可南子に対しても、受け入れる感情を持ててよかった。正幸がなぜ贈賄に関わることになったのか、浮気癖は本当にあったのか、可南子への愛情は本当はどうだったのか、は謎のままだけど、ラストでもしかしたらこの親子が再会できるのかも、と思わせて救いがあった。
    続篇があるといいな。

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    2022年05月28日
  • つぼみ

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    優しい気持ちになれる短編6編。随所にニヤニヤしちゃう表現が散りばめられ、ほっこりします。前半3編が『スコーレNo.4』のスピンオフ作品。後半3編では“なつかしいひと”が好みかな。薦めちゃうんだ重松作品(笑) 特別じゃなくとも生きて行ける。
    「だからさ、こっちが前でいいんだよ、たぶん」

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    2022年04月03日
  • ふたつのしるし

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    震災に絡めた話は偽善的に感じることもあって、正直なところ少し苦手です。本作も大好きな作家だから買ったのに、裏表紙を見て放置していました。でも5年近く経過して読んでみたら、宮下奈都はやっぱり宮下奈都でした。好き。

    どこにもその言葉は出てこないけれど、いわゆるアスペルガーが疑われそうな少年ハル。同じハルという呼び名は持つけれど、ハルとは対照的に才色に富む少女遙名。住む場所も年齢も違って接点は何もないであろうふたりの1991年からの20年間がそれぞれ描かれ、震災で「しるし」を見つけます。

    もしもこの話が偽善的であったとしても、何も書かないより、何もしないより、偽善であってもするほうがいい。逢えて

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    2022年03月30日