宮下奈都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」での北海道山村留学を終え、福井に戻った宮下家5人と1匹の3年間の記録。
幸せなきぶん。
まるで親戚のおばちゃんみたいに、子どもたちの成長が嬉しい。
個性的な子どもたちの発言に何度もクスッとなったし、何とも微笑ましい。可愛いくてニンマリしてしまう。
そこに妄想犬だった・ワンさぶ子を実際に家族に迎え、さらに賑やかに!
宮下さん視点とワンさぶ子視点のエッセイ。
なんて賑やかで、和やかで落ち着くのかしら~。
楽しくて幸せな気持ちになるエッセイ。
宮下さんの母としての想いにもたくさん共感し、勝手に親近感を感じています。
著者の、何の変哲もない日常の幸せを噛みしめるよう -
Posted by ブクログ
読む前はタイトルを見て、どんな作品かいまいち想像できなかったけど、読み終わってからはすごくしっくりくるタイトル。「イナツマ」ね。解説は辻村深月さんでびっくり。好きな作家さんの共演……!
主人公の梨々子は、子供2人と素敵な夫と暮らす、東京のキラキラ奥さんだったが、夫のうつ病をきっかけに田舎へ移住する。
「田舎」「何もない」など、物語の半分以上は雨が降りそうなどんよりした曇り空。
でも、最後には雲の隙間から光がさす。梨々子が「田舎の紳士服店のモデルの妻」と胸を張って名乗れるくらいにはどっしりして、どっこい生きている。
梨々子はなかなかおもしろい「普通」の女だ。 -
Posted by ブクログ
優等生で、顔立ちも綺麗なのに、わざと舌足らずにしゃべったり目立たないようして周りから距離をとって生きている遥名。関心がある事だけに集中して周りが見えないマイペースすぎる性格ゆえ学校生活にも馴染めない、勉強もできない劣等生の温之。そんな二人が3・11の大地震の日に出会うまでの軌跡を描いた物語。二人の"ハル"にとってのしるしとは何だったのか?生きずらくても、心が壊れそうでも、誰かの言葉や暖かい眼差しに支えられ、きっと生きていける。こんなふうに、迷える人達が、いつか安らぎの場所を見つけられたなら…。そんな祈りのようなものを感じる温かいストーリーでした。