宮下奈都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ正直、あまり良さが分からなかった。宮下奈都は『太陽のパスタ、豆のスープ』がとても好きだったからこちらも手に取ったのだけど、贈賄についてもしかしたらとんでもない謎が隠されているのかもと思いながら読んだので、拍子抜けしてしまったのかもしれない。今月読んだ江國香織の『神様のボート』も、いなくなった男を探して女が引っ越しを繰り返してそれに娘が振り回される話だったので、デジャブ〜と思った。143ページの「捕まらなくても罪には変わりがない。罰を受けないぶんだけ、罪は重いかもしれない。そう思うのに、時効になったとわかってほっとしていた」の部分が、思うところがあり刺さってしまった。
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Posted by ブクログ
宮下先生の作品は、最後の数ページにメッセージが込められていると思う。なので、単調な綴りかと思っていたら最後にガーンと衝撃、感動がはしる。途中途中、ブラフはあるが理解に乏しい私でも最後に書かれた数ページでようやくこの作品の奥深さに触れられた。
この作品はとある主婦が、旦那がウツになって田舎に引っ越した先での出来事を通しての「私」について、平凡に繊細に描かれている。誰もが自分を非凡と思いたいがそうではないと認める瞬間、「普通でいいさ」と言うが誰もがそれぞれ個性が違う中の普通とは何か、普段気づかないふりをしていた部分を優しく掘り返す、そんな宮下先生の素晴らしい作品だ。別の作品を読みたい。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ本作、ジャケット等見ずにタイトルだけで買いました。
なお私、タイトルを誤解しておりました。
モデルをやっている妻、ということではなく、男性服のモデルをやっている旦那さんの奥さん、の話、ということでした。
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夫のうつ病がきっかけで、東京から福井の夫の実家へ移り住んだ梨々子。都会での華やかな生活から一転、慣れない田舎での暮らし、つかめない夫の心、子育ての不安など、さまざまな葛藤を抱えながら、妻として母として、そして「何者でもない自分」としての日々を生きる10年間を描く物語。
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読んでいて色んな意味で辛く感じました。
一つは、なんで梨々子はこんなにいちいち皆と同じ価値観に縛られる -
Posted by ブクログ
静かな本。
本当、ずーっとコソコソコソコソと、
小さな声で話してる感じ。
よーーーく耳をすまさないと聞こえないくらいの、静かさ。
でも、ほんの少しその声に耳を傾けて世界観をのぞきたくて。
そーっとそーっとページを捲る。
大きい声だしたら、文字が逃げて行きそうな。
そんな臆病な本で。
逃げないように、静かに、ゆっくり丁寧にページをめくり。
なかなかこんなそーーーっとした気持ちで読む本。
久々だなぁ。
と、思ってしまった。
とっても臆病な本ですので、優しい気持ちで、お手柔らかに読んでもらいたい。
優しくしてほしい。
そんな一冊です。
#ガーシュウィン
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