宮下奈都のレビュー一覧

  • はじめからその話をすればよかった

    Posted by ブクログ

    宮下さんの初期のエッセイや掌編、書評などをまとめたもの。
    2013年に出された単行本を文庫化したものだが、あしたの風という短編は、まさに今の日本のことみたいだと思った。
    書評を読んで、山本幸久を読んでみたくなった。

    0
    2026年03月06日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    自分の気持ちに正直に生きたい人にはおすすめ。

    婚約者に破談にされた主人公がやりたいことリストを作成して再生していく物語。

    私が選んだもの、選べなかったもの全部全部ふくめて、私なんだ。誰かに流された訳でもない、自分で選択した人生を生きていきたいと心から思えた。

    0
    2026年03月01日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    台湾が大好きで、表紙があまりにも可愛くてに取りました。

    サラッと読める文章で隙間時間に楽しむのにちょうど良い一冊です。

    台湾に行かなくても、日本に住む日常の中に台湾を感じることができます。

    香港や台湾は、ずっとそのままでいてほしいな。

    0
    2026年03月01日
  • いつか、アジアの街角で

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編のオムニバス。個人的には、中島京子さんの筆致や「よしんば」の発想はさすが卓越してるなぁとか、やはり桜庭一樹は苦手なんだよだなぁとか、比較しながら楽しく読んだ。
    大島真寿美さんの作品は初めて読んだけど、「香港加油」のポストイットのくだりがたいへん良かった。他の作品も読んでみようと思ってググってみたり。こういう出会いがオムニバスの醍醐味だな、と思う。
    ちなみにアジアといっても、台湾や香港が舞台で、もっと東南アジアやインドなど、異文化感の強い舞台の作品も読みたかった。

    0
    2026年02月16日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    1人の女性が思春期を経て大人になり人生を受け入れていくまでの心の揺れがリアルで良い。家族、きょうだい、恋愛、仕事、、、まぁ色々あるけれど、読み終わった頃には少し心が前向きになっている。

    0
    2026年02月14日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    分かりやすい、優しい物語だった。うっすらとした寂しさが絵になったような日々の中に、訪れた「ハライ」というレストランでの幸せな時間が、しみじみとしみる。
    読む本の中にはむずかしい漢字ばかりの時がある。鋭く心の中をかき回してあとはわずかに理解の外にあるような疑問符を残す。考え続けて著者の深遠な思いに気が付いたり、迷路に迷い込んだりする。
    そんな何かを求める読書もたまにはいい。生きている実感がある。それでもこうした暖かい日々を優しい言葉でつづってくれる小説に、癒されたいときもある。

    文字好きが選ぶ文章は、生きていく指針だったり喜びだったりするが、生活の中で、そんな文字好きだけでなく、いろいろな手段

    0
    2026年02月10日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    宮下奈都さんのエッセイの本。
    福井から北海道の田舎へと
    1年間の山村留学した期間をつづった
    エッセイの本。

    読んでてとても心があったかくなった。
    家族の何気ない日常と、
    その土地の神々しいほどの自然が溢れるさま。

    そこでの人との関わり。

    こんな1年が人生の中で持てるって言うのは
    とても幸福なんだろうなぁと
    読んでいて思った。

    子どもたちのまっすぐさ。
    そして、自然の怖さと温かさ。

    山村留学という
    ある意味特殊な体験なのかもしれないけれど
    それでも、
    何気ない日常に宝物はあるんだと
    気づかせてくれる
    とてもとても良き本だった^_^
     
     
    最後胸が熱くなったなぁ
    悲しさと、寂しさと

    0
    2026年02月09日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    ここまでの田舎暮らしには憧れもあるけれど、楽しそうな感じで読み進められたけれど、やっぱり実際に住んだ時の危険だったり大変さを想像してしまって…私はこうやってエッセイを読むので充分だなって思います。お子さんたちのいきいきした様子がとても可愛いです。

    0
    2026年01月20日
  • はじめからその話をすればよかった

    Posted by ブクログ

    宮下奈都さんのエッセイ集。宮下さんの過去や日常に留まらず、自作の執筆エピソードや他の作品の解説、掌編など、エッセイの自由さを感じました。特に前半部分の宮下さんの日常や感じたことを題材にした文章が好きで、旦那さんとの馴れ初め?や子どもたちのことについて書かれていたのが微笑ましかったです。

    0
    2026年01月11日
  • よろこびの歌 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生どこをやり直すかって言われたら、高校時代だと思っている。
    いろんな葛藤の中で、自分の意見を親にも学校でも言ったことがなかったから。
    彼女たちの気持ちが痛いほどわかったり、羨ましかったり。
    ハイロウズなのに『麗しのマドンナ』が混じっているのも面白い

    0
    2026年01月08日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    子どもへの愛情を感じられる素敵なエッセイだった。
    幸せの考え方に共感できた。
    しあわせの形をそのまんまで楽しめる、そんな生き方できたらいいな…

    0
    2026年01月03日
  • よろこびの歌 新装版

    Posted by ブクログ

    不本意に入学した女子高で、淡々と過ごす怜。合唱コンクールの指揮をすることになって周囲の生徒との関係が動き出す。
    それぞれが抱える思いが見え隠れして、何の変哲もない子なんていないよねーと思わせてくれるストーリー。大人だってこんなふうに周りの人と付き合えたらいいんだけどなぁ。

    0
    2026年01月03日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロッカさんのつくる太陽のパスタがなんとなく好きだ。ロッカさんみたいな飄々としたお姉さんが料理下手だなんて信じられない。ああいう人は料理が上手いもんだと思っていた。ただそういうところがロッカさんのかわいいところでもある。
    あすわを傷心から立ち直らせた人であり、あすわのメンターみたいな立ち位置のロッカさんは、きっと完璧超人なんだろうなと思っていたから。
    ロッカさんがあすわのラタトゥイユを食べた後、
    「この太陽風スパゲティのいい引き立て役になってるよ」ってセリフを言った時、ああ、不味くてもいいんだって思った。不味くてもいい、頑張って上手くならなくても主役になれる。
    太陽のパスタはロッカさんであり、こ

    0
    2026年01月01日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    会社が潰れた日、パチンコ屋の裏の駐車場で、やたらと美味しいたいやき屋を見つけた行助。そこは、こよみさんという、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。行助は新たに大学の研究室の助手の働き口を見つけ、そのたいやき屋に通ううちにこよみさんと親しくなり、デートを繰り返すようになる。

    だがある朝、こよみさんは交通事故の巻き添えで、意識不明になってしまう。家族のいないこよみさんのために、行助は毎日病院に通う。三月と三日経った日、奇跡的に意識を取り戻したこよみさんだが、事故の後遺症の高次脳機能障害で、短期間しか新しい記憶を留めておけないようになっていた。

    二人は一緒に住むように

    0
    2025年12月30日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    やっぱり宮下奈都さんの作品は大好きです。
    じんわりあったかく優しい雰囲気がとても癒されます。
    主人公、明日羽の婚約破棄から始まるこの物語は、明日羽の成長の話ではなく、明日羽が自分を見つめてあるがままの自分を受け入れる姿勢が、生きていく中でこういう事って大事だよなとしみじみと感じさせてくれる温かい作品でした。

    0
    2025年12月29日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    とある誰でもない専業主婦の女性が、誰かになりたくてもがきながら、最終的に自分であることをゆっくり受け入れていく物語、ということになるんだと思う。虚栄心、嫉妬、見栄、優越感、劣等感、そういった感情とその日々が丁寧に描かれている。もしかすると子育てをしている多くの女性は、主人公の気持ちやシチュエーションに強く共感するのかもしれない。

    俺はと言えば、性や役割の違いもあるとは思うけど、考え方として主人公はなかなかまっすぐに歪んでいて(これは物語の装置として拡大レンズを通して描かれているからだとは思うけど)、強い共感はあまり感じなかった。でも、あまり共感できない主人公なのに胸を打たれる場面がいくつもあ

    0
    2025年12月22日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    山村留学の1年間、書ききれないほどたくさんのことがあった中で、書くことのできる一部分をみせてくれたのだなと思う。
    書くことのできない深い部分が、小説にじんわり反映されてくるんじゃないかと思うと、宮下さんの小説がこれからも楽しみ!

    0
    2025年12月21日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    結婚直前に婚約解消された「あすわ」は、気力を失っていたが、
    叔母のロッカさんの提案により、徐々に気力を取り戻していく。

    タイトルの太陽のパスタと豆のスープに関しては、
    読んだ人だけがわかる、キーワードなので触れませんが、
    叔母が何かと姪のところに現れるというのは、ありがた迷惑な気がしてしまう
    場面もあったりなかったり。

    物語的に、男女問わずで楽しめるかなと思う内容ではありますが、
    主人公の「あすわ」に係る人たちの寄り添い方が救いとなって成長する
    ところは女性には良い刺激になるのではと思います。
    主人公と叔母の名前を漢字にしていないのは、漢字じゃないわけではなく、
    あえてのことなので、読んだ

    0
    2025年12月11日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    いつ読んだか覚えてなかったので再読。言葉が風に乗って心に入ってくる感じがした。女性とか男性とか、そうではなくて、その人そのものを映し取るようなお話でした。

    0
    2025年12月07日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    静かな中に、力強さを感じる。

    「羊と鋼の森」を読んだときと似た読後感。主人公があまり声に出さない性格だからこそ、生きてくる風景描写から感じられる登場人物の心理描写、本当にステキです。

    0
    2025年12月04日