宮下奈都のレビュー一覧

  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    会社が潰れた日、パチンコ屋の裏の駐車場で、やたらと美味しいたいやき屋を見つけた行助。そこは、こよみさんという、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。行助は新たに大学の研究室の助手の働き口を見つけ、そのたいやき屋に通ううちにこよみさんと親しくなり、デートを繰り返すようになる。

    だがある朝、こよみさんは交通事故の巻き添えで、意識不明になってしまう。家族のいないこよみさんのために、行助は毎日病院に通う。三月と三日経った日、奇跡的に意識を取り戻したこよみさんだが、事故の後遺症の高次脳機能障害で、短期間しか新しい記憶を留めておけないようになっていた。

    二人は一緒に住むように

    0
    2025年12月30日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

    Posted by ブクログ

    やっぱり宮下奈都さんの作品は大好きです。
    じんわりあったかく優しい雰囲気がとても癒されます。
    主人公、明日羽の婚約破棄から始まるこの物語は、明日羽の成長の話ではなく、明日羽が自分を見つめてあるがままの自分を受け入れる姿勢が、生きていく中でこういう事って大事だよなとしみじみと感じさせてくれる温かい作品でした。

    0
    2025年12月29日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    とある誰でもない専業主婦の女性が、誰かになりたくてもがきながら、最終的に自分であることをゆっくり受け入れていく物語、ということになるんだと思う。虚栄心、嫉妬、見栄、優越感、劣等感、そういった感情とその日々が丁寧に描かれている。もしかすると子育てをしている多くの女性は、主人公の気持ちやシチュエーションに強く共感するのかもしれない。

    俺はと言えば、性や役割の違いもあるとは思うけど、考え方として主人公はなかなかまっすぐに歪んでいて(これは物語の装置として拡大レンズを通して描かれているからだとは思うけど)、強い共感はあまり感じなかった。でも、あまり共感できない主人公なのに胸を打たれる場面がいくつもあ

    0
    2025年12月22日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    山村留学の1年間、書ききれないほどたくさんのことがあった中で、書くことのできる一部分をみせてくれたのだなと思う。
    書くことのできない深い部分が、小説にじんわり反映されてくるんじゃないかと思うと、宮下さんの小説がこれからも楽しみ!

    0
    2025年12月21日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    いつ読んだか覚えてなかったので再読。言葉が風に乗って心に入ってくる感じがした。女性とか男性とか、そうではなくて、その人そのものを映し取るようなお話でした。

    0
    2025年12月07日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    静かな中に、力強さを感じる。

    「羊と鋼の森」を読んだときと似た読後感。主人公があまり声に出さない性格だからこそ、生きてくる風景描写から感じられる登場人物の心理描写、本当にステキです。

    0
    2025年12月04日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく好きでした。
    宮下奈都さんの紡ぐ物語は、心がとても丁寧に表現されていて、静かなのに熱くて、大好きです。
    麻子が幸せを掴めそうな時の感情の高まり。私まで心がきゅうっと熱くなりました。
    他の作品もどんどん読みます!!

    0
    2025年11月24日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公がつい頭の中で繰り広げてしまう言葉の連想が唯一無二。こういう思考ごできるのは「書く」からこそなのでは。宮下さんはアイデアをちゃんと手書きする方なのかも。などと妄想。
    介護問題を押し付けるでもなく、額装の世界にどっぷりというわけでもなく、ひたすら今について語ってくれるやさしい物語。

    0
    2025年11月21日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

    Posted by ブクログ

    宮下家はやはり面白いなと思いました。それぞれのお子さんの成長や宮下さんのイベントの話しも書かれていて、どんどん読み進められました。毎月末の、ワンさぶ子のおやつタイムのコーナーも面白く、神さま達の遊ぶ庭に続いて満足でした。
    買うかどうか、と言うとまだ定まっていないので星4つにしました。

    0
    2025年11月14日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    読み終わったあと、ほんのり、ほんわか
    する気持ちが残る
    宮下さんの本はそんな気持ちがらほんのり
    するので好きです
    靴やさんに行って、靴、みてみたくなります

    0
    2025年09月26日
  • ふたつのしるし

    Posted by ブクログ

    クローズアップばかりしているから悲劇なんだと反省した。
    ハルがなんで遥名に猛アタックをしたのかがわからなかった。
    地図や配線図、アーチェリーなどしるしの途中になるものがたくさん出てきた。

    0
    2025年09月22日
  • 緑の庭で寝ころんで 完全版

    Posted by ブクログ

    だいすきな宮下さんのエッセイ。
    とってもすてきだったけど、『神様たちの遊ぶ庭』が最高すぎたのでこっちは☆4に!

    宮下さんのエッセイ等をまとめた作品。
    子育ては大変ってイメージが強い中、肩の力をほどよく抜いた、宮下さんの育児にほっとする。
    自分もこんなあったかい家庭が作れたらいいなと素直に思える。

    宮下さんの作品は文章が美しくきれいだけど、エッセイにもにじみ出る人柄の良さ。すてきなお母さん。

    0
    2025年09月19日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    「羊と鋼の森」から。
    トムラウシという北海道の山奥に1年間山村留学する作者家族のエッセイ。
    作品としては日記みたいな素朴な文章だけど、描かれている体験が極上。こんな世界が現実にあるんだなぁとつい羨ましくなってしまった。山菜を採って天ぷらにしたり獣のフンや臭いがわかるようになったり。いいなぁ
    あと作者が不整脈になる描写が出てきたけど、私も楽しんでいるのに新しい環境に体調崩すので共感した。

    0
    2025年08月17日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    一人の女性の中学生から大人になって結婚するまでの青春小説。人生の4つの場面を切り取り、その時々の感情や思考など、自分自身にも当てはまるように感じた。色々な苦悩があり、自分の人生とも照らし合わせて、どのように成長していくのだろうと考えさせられました。

    0
    2025年08月17日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

    Posted by ブクログ

    「一万円選書」で出会えた本。
    最後の解説で、“みんな本気で「自分」を生きている。自分を生きるー
    私も神様からきらきら輝く時間をもらえる様に、本気で生きて楽しもうと思います。

    0
    2025年08月14日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    読み始めは単に少女の成長して行くお話しかな?なんて思っていたら読み進める度に次から次へと読み始めていた所と繋ぎ合わされて行き、感動しながらページを捲っていました。
    価値観が合う人に出逢える事が運命なのかな?なんて最近では思います。
    販売員の方や靴、骨董品が好きな人にオススメしたい一冊です。

    0
    2025年07月02日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    とても感覚的な本だった。読んでいて何か言葉に表すことのできないアーティスティックな、美学なるものをそれとなく感じ取れて良かった。感動した。解説を読むまでこの本の真の魅力について気づくことができていなかった。その言い表せない感覚をどこから感じ取っているか。その不正確だが、かろうじて捉えることのできる細部をもう一度体験したいと思った。

    0
    2025年06月20日
  • つぼみ

    Posted by ブクログ

    2017年発刊の短編7作品。一部は「スコーレNo.4」と繋がっているらしい。宮下さんの小説の、向こう側の世界を思わせるような、静寂さと美しさはフィクションとしての完成度の高さを表すとか。なるほど。

    0
    2025年06月11日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    読み終わってからしばらく経つけど、ふとぼんやりする時はこの本のことを思い出してる
    良い本だったな…
    これまで読んだ宮下奈都作品の中で1番沁みた

    1人の少女が大人になっていく過程を描いた作品
    初めて恋した時の目で追う感覚や、社会人になって思っていた仕事ができなかった時の焦燥感だったり、それぞれの段階であぁ分かる…と思いながら読みました
    解説にも書いてあったけど、宮下奈都は心情の丁寧な描写が本当に上手だなあと思う
    丁寧で繊細でしっとりとした本

    お父さんの「いい目を養うには良いものをたくさん見ること」から、もっとガシガシ本を読もうとも思いました

    0
    2025年05月31日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初正直退屈だなと思ったけど、最後まで読み終えて良かったなと思える作品

    大きな事件とかが起きないけど、心にスッと染み渡るような文章が多い。

    仕事や生活で感じるちょっとした違和感の言語化が上手!

    「会社を出れば、風はやわらかい。部屋の鍵を開けるとき、私は自由だ。〜何をするにも私はひとりで、〜自分の爪先のあたりだけを見ていればいい。」という表現がめっちゃしっくりきた。

    ただ、この本の主人公自己肯定感が低めなゆえに結構な恋愛体質で、そこだけあんまり共感できなかった。付き合う前に自分の部屋でご飯食べようって言ってくる男、私なら惹かれないなー!!と思いながら読んでた笑笑

    でもこの人の他の作品も

    0
    2025年04月06日