宮下奈都のレビュー一覧
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自分と向き合うためのドリフターズリスト。
私も作成したくなった。
読む前は、不思議なタイトルにどんな意味があるのか気になったけど、読んでみると納得。
明日羽がどん底に落ち込んだところから引き上げてくれる材料だったのだなと思った。
おいしいご飯を食べて、今日も生きよう。
落ち込んだときに読むと...続きを読むPosted by ブクログ -
宮下奈都さんのおいしいものに纏わるエッセイ。
宮下さんのエッセイは柔らかで、あたたかい。
とくに『にこにこ』という表現からは、
ほんとうに可愛らしくにこにこした子供のまーるい顔が思い浮かぶ。
どんな子どもたちかも知らないのに。
栗ごはんの話がとても好き。
そういうことって、あるんだな。
でて...続きを読むPosted by ブクログ -
再読。
主人公、明日羽が絶好調からどん底に落とされるところから物語が始まる。だから最初から私も暗い気持ちになってしまう。どんどん元気になっていくはずだと思ってたんだけど、なかなかそうはならない。前向きになったと思ったら問題にぶち当たり、また後向きになる。この繰り返しでなかなか前向きにならなくて、私...続きを読むPosted by ブクログ -
食べ物にまつわるエッセイ集。日々の食べ物から懐かしさや憧れや苦い思い出やいろんな感情が湧き出てくることに感心しました。
私にもそんな食べ物あるかなぁと自分に反映させながら読みました。Posted by ブクログ -
読む前はタイトルを見て、どんな作品かいまいち想像できなかったけど、読み終わってからはすごくしっくりくるタイトル。「イナツマ」ね。解説は辻村深月さんでびっくり。好きな作家さんの共演……!
主人公の梨々子は、子供2人と素敵な夫と暮らす、東京のキラキラ奥さんだったが、夫のうつ病をきっかけに田舎へ移住する。...続きを読むPosted by ブクログ -
宮下奈都さんはお母さんとしてはあったかいし、人としても素敵だなあ。
子どもたちが元々もっていたものが沁み出ていることもあるかもしれないけど、でも子たちみんな素直だし、やさしいし、親にも恥ずかしがらずにお礼を言えて、それって著者ご夫婦のお人柄も大いに関係しているんじゃないかな。
大きなことがなくたっ...続きを読むPosted by ブクログ -
心が空っぽになってしまった主人公が、
家族や親戚、友達とのやりとりによって、
自分を取り戻すお話。
徐々に、徐々に、自分を取り戻していくさまが、綴られている。
とても暖かで穏やか。
心が空っぽになると、
やりたいことも浮かばない。
ほんの数ヶ月前にわたしもその状況に陥ったから、
すごく共感してし...続きを読むPosted by ブクログ -
たまたまやりたいことリストみたいなものを書いてる最中に、出会えた本。
リストを書く目的って、大きな野望を叶えるというより、とことん自分に向き合うことなのかなぁと本を読みながらも実感。
ゆるやかによろこび、そっと悲しむような、穏やかな毎日を今は求めたいと思う。感情に振り回されすぎないで、やりたいこと...続きを読むPosted by ブクログ -
評価がわかれてる!私はすごく好き。
宮下さんの使う言葉、生み出す雰囲気、どこにでもいそうな登場人物、、、そういったものが温かく紡がれている。
先生の認知症は少しずつ、でもハッキリと進んでいて、それを認めたくない気持ちと、支えたい気持ち。佐古と隼の心理描写には、リアルなものがあると思う。
宮下さんの作...続きを読むPosted by ブクログ