宮下奈都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレインスタで知って、表紙の美味しそうなマンゴーかき氷のイラストに惹かれて購入。(マンゴーは長男の好物)
いままで読んだことのない作家さんが多かったのだけれど、どれも面白かった!
私は韓国と台湾には旅行で行ったことがあるのだけど、またアジア旅行に行きたいな。ぶらっと、ゆっくり。
そういう気持ちにさせる作品ばかりでした。
私は特に「隣に座るという運命について」「猫はじっとしていない」が好きでした。
「隣に-」はこの本の1作品目で、舞台の街が私の通った大学のあたりだったので驚きました。(もしかしたら主人公の通う大学のモデルかも?)
初読の作家さんの他の作品も読んでみたいなぁ!
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。
でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ家族愛に満ちた食べ物エッセイ
「きれいに生きられるくらいなら、小説はいらない。」
純旋律に不協和音をまぜること、音楽でも小説でも料理(アク)でも共通しているのか。不協和音ばかりの音楽は苦手だけれど。
勇気を出して手を挙げて間違ってしまい笑われてしまった子に、「おめでとう。失敗ポイントが貯まったね」と声をかけるお母さん。そして失敗ポイントが貯まると、ごはんのリクエストができるなんて素敵すぎる。
「ものすごくおいしい」ものを食べて無口になる宮下さん。「お口に合いませんでしたか」
「家族にも食べさせてあげたいと思いました」
付箋がいっぱいすぎて書ききれない感心、感動ポイント。
あ、これだけは