あらすじ
北海道トムラウシの山村留学から福井に帰ってきた宮下家。子供たちの妄想犬だった白い柴犬ワンさぶ子が実際に家族の一員となった。三人の子供たちは大学生、高校生、中学生となり、それぞれ自分の道を歩き始めていく。広がる世界、音楽とともに自由を楽しむ宮下家五人と一匹の、笑いと涙溢れる感動の三年間の記録を描いた作品が待望の文庫化。「一年後」を描いた小説宝石掲載エッセイ、「その後」を描いた宮下奈都氏のあとがきも!
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Posted by ブクログ
宮下奈都のエッセイ。前作『神さまたちの遊ぶ庭』も大好きだったが、その後の家族の日々の話、とりわけ子供たちの成長がいい味出してる。あとがきに「子供たちが巣立って、ここからようやく私の冒険が始まるのかもしれません。」とある。奈都さんは5歳上だ。冒険してもいいんだな。と、はっとした。
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読み終わるのが寂しくなる、ずっとこのまま続いていてほしい本。
家族みんな素敵すぎるけど、それってみんながみんなを思ってるし好きだし、仲がいいからなんだろうなあ。
宮下さんのご両親が仲いいのも、とても微笑ましかった。
こんな仲のいい家族っているんだなあ。。。
いまはみんな成人したんだろうけど、どんなふうに暮らしているのかな。
なんとなくせつない気持ちになった。
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個人的に、のんびりとした何もないように見える日常のなかから生み出す文章が好きなので面白く、どんどん読み進めて行った。3年の間にはいろんな出来事もあり、読み始める前は3年だけかと思っていたけど、3年は長いからやっぱりいろんなことがあるなぁ、と読み終わった時は思った。
Posted by ブクログ
宮下家はやはり面白いなと思いました。それぞれのお子さんの成長や宮下さんのイベントの話しも書かれていて、どんどん読み進められました。毎月末の、ワンさぶ子のおやつタイムのコーナーも面白く、神さま達の遊ぶ庭に続いて満足でした。
買うかどうか、と言うとまだ定まっていないので星4つにしました。
Posted by ブクログ
ここのところ、自分の家族に対してモヤモヤしたり違和感あったりでうまくやれていない。
けれどこのエッセイを読み反省した。
宮下さんの家族のように、お互いを大切にして生きたいと思った。
難しいけれど、後悔しないように。
自分の子にもしあわせだと思ってもらえるような親になりたい。そしてまずは自分自身を大切にしてあげたい。
宮下さんの小説もエッセイも好き。
日常の中にある見逃してしまいそうな些細な瞬間を見事にすくいあげている。
Posted by ブクログ
やっぱり宮下さんの紡ぐ言葉が好き。
人の書いている日記を見ているような感覚になる作品。毎日の何気ない、でも、家族の大切な話が書かれていて、とても読みやすい。
スキマ時間や寝る前にちょこちょこ読める。
でもなぁ。まさか泣くとは思わなかった。後半、私は涙が堪えられなかったので、外で読む方はご注意を。
宮下家の子どもたちの成長がわかるし、これを読む前に『神様たちの遊ぶ庭』を読むことをオススメします!
Posted by ブクログ
色んな街に色んな家族がいて。
その家族も年月と共に形を変えて行って。
でも家族であったこと、居なくなっても家族であることに変わりは無く。
ね、ワンさぶ。
Posted by ブクログ
青い雪原のイラストの装丁に惹かれて購入。
子供たちや旦那さんが時折り発する言葉に、宮下さんと同じようにじーんと来た。
末っ子のきなこちゃんの発想が面白くて、ツボだった。
柴犬のワンさぶ子目線のコーナーがいい。
本当にそんな風に思っていそうで、宮下さんとワンさぶ子の絆を感じる。
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私の家にも犬がいる。区切り?!のワンさぶ子の言葉が特にホッコリして、あまりエッセイ的な物は興味が薄いタイプの私でしたが…楽しく楽しくあっという間に読めました。
Posted by ブクログ
エッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」での北海道山村留学を終え、福井に戻った宮下家5人と1匹の3年間の記録。
幸せなきぶん。
まるで親戚のおばちゃんみたいに、子どもたちの成長が嬉しい。
個性的な子どもたちの発言に何度もクスッとなったし、何とも微笑ましい。可愛いくてニンマリしてしまう。
そこに妄想犬だった・ワンさぶ子を実際に家族に迎え、さらに賑やかに!
宮下さん視点とワンさぶ子視点のエッセイ。
なんて賑やかで、和やかで落ち着くのかしら~。
楽しくて幸せな気持ちになるエッセイ。
宮下さんの母としての想いにもたくさん共感し、勝手に親近感を感じています。
著者の、何の変哲もない日常の幸せを噛みしめるようなエッセイが好き。
ささやかな日常がたまらなく愛おしくなります。
『この子が元気で生きていてくれたら、それだけでいい。さらに、これから楽しく生きることができたら、もう何もいらないと思う』