宮下奈都のレビュー一覧

  • 誰かが足りない

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    予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。
    10月31日午後6時に、たまたま店にいた客たちの、それぞれの物語。
    認知症の症状が出始めた老婦人、
    ビデオを撮っていないと部屋の外に出られない青年、
    人の失敗の匂いを感じてしまう女性など、6人の人生と後悔や現状の悩みを描く。
    「ハライに行って、美味しいものを食べる」ことをひとつのきっかけにして、
    前に進もうとする気持ちを、それぞれ丹念にすくいとっていく。

    美味しいものが出てくる話が好き。
    宮下奈都さんも好き。
    ひきこもりの兄の話が印象的。
    本の内容自体も、苦しさもあるが優しい。
    ただ、
    表紙が私には寂しすぎて、怖くて、手元に置いていくのを

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    2026年07月20日
  • 羊と鋼の森

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    調律に正解はない。弾く人や曲によって調律の具合は全然違う。だからこそ、焦らずコツコツ続けることが大切で、いつか理想的な音が出せるように、その未来を信じて鍛錬を続けるしかない。
    真面目に学び続ける姿勢を持つ外村には、いつか善い音が出せる調律師になって欲しいな。

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    2026年07月18日
  • 静かな雨

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    さーっと読めた。
    読んでて、静かな情景が思い浮かんだ。優しい気持ちと、悲しさと。
    たいやき食べたくなったし、朝に豆のスープ食べてあたたまりたい気分になりました

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    2026年07月12日
  • 静かな雨

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    食べ物の描写がおいしそうで、食べ物にからめて人物の感情の描写も展開していく系統の小説。
    鯛焼きと豆のスープ食べたくなった。

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    2026年07月06日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    豆。そうなんよなぁ、自分にとっての豆をずっと探してる。
    ある気はするけど手掛かりが掴めないでいる。書いたり話したりしたけどなぁ。
    自分が会社辞めた時は気持ち良かった。周りに出来ないことだったり、違うことだったりを見せれた気がして。レールから外れる経験も気持ち良かった。でも次そうしたい訳でもない。
    次は、そうだな…、粛々と今の生活を、ぐらいしか思いつかない。
    動けって話だけど動く気力は今はない。明日からでもいいか。

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    2026年06月28日
  • 静かな雨

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    ネタバレ

    1つ目の作品「静かな雨」
    ・事故をきっかけに記憶障がいを抱えた女性と、生まれつき足に障がいを抱える男性とのお話。
    ・2人が結ばれることができたのは事故のお陰で、もし事故が起きていなくても、2人は結ばれたのだろうか?
    ・雨が降ったら土に染み込んでまた乾き、雨なんて降ってないように元通りになる。こよみの涙や悲しみもまた、一晩経てば忘れられて、なんでもないように、乾いて元通りになる。切ない。
    ・ブロッコリとリスボンのくだりが重なった時、可哀想で切なくなった。

    「世界は広い。だけどあたしの世界はあたしの身の丈にあったぶんしかない。そう思うと、焦るでしょ?いろんなことを知りたい、知らなきゃいけないって

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    2026年06月18日
  • 誰かが足りない

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    絶対、今邑彩みたいなミステリーだと思った。表紙の感じが似てる。
    読むと全然ミステリーではなく、どれも明るい兆しがして安心。
    でもやっぱりこのタイトルと表紙の絵は内容にあってないと思うのだけど、私だけかな。

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    2026年06月15日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    北海道の山奥に山村留学した宮下ファミリー。留学を決断しトムラウシで暮らした1年間が描かれているのだけど、一番の感想は「宮下家の家族の仲の良さが羨ましい」「家族のキャラがすてき!」ってこと。読んでいると口角が上がってくるよ

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    2026年06月13日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    ドリフターズ・リスト
    やりたいことリストのことなんや。

    本文にもある通り、カトちゃんも志村も長さんもブーも
    関係ない。
    関係ないんだけど、どうしても頭によぎってしまうな。


    このお話のいいところは、
    ドリフターズ・リストを作ったからって人生が好転するわけじゃなくて、まだまだ主人公は右往左往して悩んで悩んで進んでいくところ。
    色んな気づきがあるところ。

    それで良いんだよね。
    人生、ここで終わりじゃない。
    何かが叶ってもまだ続いてく。

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    2026年06月05日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    マイナスな気持ちにそっと寄り添って、いつの間にか前を向かせてくれるような温もりを感じる物語でした。タイトルからは不穏さを感じますが、足りない誰かを待つ幸せに目を向けさせてくれる物語です。美味しいと評判のレストラン「ハライ」そのものについての描写はありません。ですが、登場人物達がハライを予約しようと思うそれぞれの理由から、ハライが自分の大切な人を連れて行きたいと思わせる素敵な場所であることがしみじみと伝わってきます。私もそういう時に選ばれるレストランであるハライを訪れてみたくなりました。

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    2026年06月01日
  • 羊と鋼の森

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    主人公がつかみどころの何不思議な人物だった。音の魅力と人間の温かさを感じた。穏やかな気持ちになった。

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    2026年05月31日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    割とよくある「生きる意味を見つけられない私が、クセの強い人のおかげで一歩踏み出す」系の話。
    すでにそういう話をいくつか読んでしまっているので、可もなく不可もなくという印象になってしまったけれど、この本が最初だったらまた違っていたかもしれない。

    結婚しているとか、職種だとか、他の人によってもたらされる価値ではなく、自分そのもののよさを自分で見つけることで、人生を楽しむことができると思う。

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    2026年05月31日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    序盤の別れ話のシーンで、ご飯を食べる前と後どちらに嫌な話をするかという下りが失恋直後の半年前のわたしに刺さってしまい一度中断。恐る恐る、と言ったように読み進めていくうちにあすわと共に前を向くことができて、本当に楽しめた。美味しいご飯が食べたくなる、暖かくて笑顔になれる一作。

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    2026年05月30日
  • 羊と鋼の森

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    とても静かな印象を受ける作品で、日常と心の動きとが描かれているなと感じた。出てくる登場人物はそれぞれみんな個性が溢れていて、調律師という仕事に触れたことがなかったので今も調律師さんが活躍されている世界があるのかと思うと知らない世界がまだまだあると改めて思った。外村くんがいつまでも山育ちの気配が消えていないのが安心する

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    2026年05月25日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    物語として面白いというよりも、元気を貰える作品。
    叔母のロッカさんが提案したドリフターズリスト(やりたいことリスト)は、この物語の中で留まらず、実生活、大きなスパンで見れば人生にも役立てることができる素敵なことだと思う。教員をしていて、受験を控えた生徒や何かに対するモチベーションが上がらない時に、計画性を持つという意味でも、リスト化の重要さを伝えてあげられればなと思う。

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    2026年05月25日
  • いつか、アジアの街角で

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    女性作家6人によるアンソロジー。香港返還前、中国人歌手による『私の1997』という曲がヒットしたのを思い出した。香港側の思いは複雑だったと思うけれど、今のような状態を予測した人はいたのだろうか。台湾にはまた行きたいし、香港を見るにつけ、今のままでいてほしいと思う。

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    2026年05月16日
  • 静かな雨

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    事故によって1日で記憶がリセットされてしまうたい焼き屋さんとの恋愛模様を描いた小説です。
    もどかしさや、どうしようもならない環境の中で何が出来るのかが描かれていますが、自分の人生にも目に見えない色々な障害があって、その中を進んでいるんだなと、読みながらも自分自信を見つめ直すいい機会になりました。
    小川洋子著の博士の愛した数式と若干カブってたと感じてしまいましたが、それでもしっかり読むことが出来ました。
    こよみさんのたい焼きが食べたいです。

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    2026年05月09日
  • 太陽のパスタ、豆のスープ

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    優しい物語。失意の主人公がやりたいことリストをもとに日常と改めて触れ合い直す話。情景の色使いが鮮やかで水彩画を見てるような綺麗さ。どれも淡々と進みながら、日々起きる出来事、人間関係と新しい関係を結び直していく。日常の小さなことを、心の小さな変化を、感情の浮き沈みに囚われずに、穏やかに安定飛行に入っていく様子に心がすごく暖かくなった。

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    2026年04月25日
  • 神さまたちの遊ぶ庭

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    ネタバレ

    北海道・トムラウシでの一年の暮らし。
    寒いんだろうな、しかし抗えない魅力があるようだ。
    「羊と鋼の森」はこの時期に書いたらしい。むしろそっちを読んでみたいなと思った。

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    2026年04月20日
  • スコーレNo.4

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    静謐で美しい文章で紡がれる、女性の成長物語

    自己評価の低い女性の成長の軌跡を描いた物語。中学時代、高校時代、入社後の現場出向、出向終了後の本社勤務。これらの4つの人生のステージがそれぞれ描かれます。

    とにかく文章表現の綺麗な物語です。派手な事件などはほとんど起きないものの、鮮やかな心情描写が美しく、目を見張ります。

    内容については、おおむね家族・恋愛・仕事という3つの要素を中心に描かれています。それにしても本作は、人を好きになるシーンで「好きだ」などと直接表現しません。巧みな心情描写によって、好きになったのだな、ということを読者に感じさせる点がとても素敵だと思いました。

    ただ、個人的な

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    2026年04月20日