宮下奈都のレビュー一覧

  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    青い雪原のイラストの装丁に惹かれて購入。

    子供たちや旦那さんが時折り発する言葉に、宮下さんと同じようにじーんと来た。

    末っ子のきなこちゃんの発想が面白くて、ツボだった。
    柴犬のワンさぶ子目線のコーナーがいい。
    本当にそんな風に思っていそうで、宮下さんとワンさぶ子の絆を感じる。

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    2024年03月09日
  • たった、それだけ

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    ネタバレ

    良かった。ただよかった。
    望月さんを巡るお話。
    好きな人を売ってしまうこと。それを受け入れて逃げること。涙という名前。奥さんの窮屈さ。
    心に残ってる

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    2024年03月09日
  • スコーレNo.4

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    恋と家族とお仕事。
    中学から社会人までの、それぞれの時代の物語が4つの章で綴られている。
    妹との確執や母の人生への異議など家族の物語も良いのだが、ストーリーとして面白かったのはお仕事小説の体を成す3章。主人公が仕事にのめり込んでいく様と、(自分は向いていないと思っている)本人の意識とのズレがまたリアルで、この章だけで単独の作品として成立するくらい完成度が高い。
    しかし、なんと言っても素晴らしいのは1章と4章の恋に落ちる瞬間の描写。中学時代の鮮烈な一目惚れや、社会人時代のどうしようもなく恋に落ちていく描写はこちらまでドキドキするほど。
    「風が止まった」
    「もうだめだ、と思った」
    こうやって抜き出

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    2024年03月06日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    私の家にも犬がいる。区切り?!のワンさぶ子の言葉が特にホッコリして、あまりエッセイ的な物は興味が薄いタイプの私でしたが…楽しく楽しくあっという間に読めました。

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    2024年03月03日
  • 誰かが足りない

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    ネタバレ

    全体的にもう少し描写が欲しいと思った。
    予約5の一節が印象に残った。
    『思い出せるしあわせだけではない。思い出せない無数の記憶によっても人は成り立っているみたいだ。』

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    2024年02月28日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    竜胆梨々子は夫のうつ病を機に夫の実家のある田舎に引っ越します。
    30歳から10年間の梨々子が描かれています。
    慣れない田舎暮らしで戸惑ったり夫にがっかりしたり子どもたちのことで悩んだりしますが梨々子は諦めたり受け入れたりしながら変化していきます。
    派手な展開はないけれど梨々子の感情が丁寧に描かれていて良かったです。

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    2024年02月26日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    タイトル買い。なんとなくタイトルから想像していた内容と一致していた。
    東京生まれの彼女の視点の移り変わりが鮮やかで、梨々子さんは自分の芯を保つためにとても考えながら日々過ごしている情景がわかりやすく理解しやすかった。
    段々強くなる、ならざるを得ない女性。小さなことであれ自分を、自分の生き方を、選択したものを肯定していくこと。それを「幸せ」「大丈夫」と言い聞かせることができるのが母という存在なのかな。と感じた。

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    2024年02月18日
  • ふたつのしるし

    購入済み

    作者買いです!

    作者さんの本が好きで、レビューを見て購入を決めました。別々に生きる二人が出逢うまでが丹念に描かれています。終盤急速に関係が進んでいくので、個人的にはそこをもっとじっくり読んでみたかったなという気がしました。ただ序盤やラストの締め括りなど、宮下先生ならではの感性のみずみずしさを感じられ、とても良かったです。

    #共感する

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    2024年02月17日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

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    中途半端な田舎町暮らし中の私がいうのもなんだけど このまんまの日常に 包まれている。梨々子さんの揺らぐ気持ち 手に取るようにわかる。思い通りにならないことばかりだけど お茶をのむテーブルはある。ささいなことを肯定して納得して やりすごして 月日は重なっていくものだ。結局 自分は何者でもないんだけど どっこい生きている!それで十分だ。町の人が優しくて 羨ましい。読後、窓の外が 優しく見えた。

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    2024年02月13日
  • 終わらない歌

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    よろこびの歌の続編。
    高校を卒業し、大学の声楽科へ進んだ玲。
    ミュージカルの道を目指しバイトをしながらレッスンに励む千夏
    そして、あの時のクラスメイトたち。
    各々、自分の進んだ道に悩み苦しんでいる。

    そんな中、自分なりに次に進もうと「たたらを踏んでいた」足を動かし始める。
    ラストに向かい、皆がどんどん飛躍し盛り上がっていく姿がとてもまぶしかった。

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    2024年01月31日
  • 静かな雨

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    やっぱり作家はデビュー作に作風が詰まってる。
    何を読んでもスっと心に入ってくる宮下作品。デビューもすごいな、、
    「静かな雨」も「日をつなぐ」も一見ありきたりな設定ではあるけど、私たちの生活からそう遠く離れていないところに登場人物たちの暮らしがある、暮らしを感じられるのがいい。

    行助はこよみさんのことをとても大切にしている。でもそれはこよみさんの弱みを理解した上で、自分のために利用したり、傷つけたりしているとも捉えられる。だからって一概に行助を責めたりできない。

    「日をつなぐ」は、人によって捉え方がかなり違うみたいだけど、私はバットエンドを想像したなぁ。バットエンドになっても立ち直るところま

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    2024年01月30日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    私の大好きなエッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」の続編のようなもの。
    宮下家5人と1匹の3年間の記録。
    素敵な家族やな〜と毎回思う。

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    2024年01月15日
  • 窓の向こうのガーシュウィン

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    はじめは独特な主人公が少し苦手で読み続けるか悩んだけど、友人からの勧めだったのでとにかく読んでみることに。
    結果、言葉や瞬間をひとつひとつ大事にする主人公から沢山考えさせられた。人間なんとなく生きてる。今は情報が溢れすぎているし自分のこと、自分の周りのことをゆっくり吟味する暇なんてない社会になってるけど、主人公みたいに噛み締めて歩みたい。今はわからないことでも、きっとこの先、今の瞬間の意味を見出せるはずだから。

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    2024年01月13日
  • つぼみ

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    宮下さんの作品の良さ。主人公が皆よく考えていて、真っ当で、幸せになれそうな、なるべき人。真面目だったり、楽天的だったり。ただ、宮下さんの作品は、短編より、作品の中で主人公の成長が楽しめる長編で読みたい。

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    2023年12月28日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

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    エッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」での北海道山村留学を終え、福井に戻った宮下家5人と1匹の3年間の記録。

    幸せなきぶん。
    まるで親戚のおばちゃんみたいに、子どもたちの成長が嬉しい。
    個性的な子どもたちの発言に何度もクスッとなったし、何とも微笑ましい。可愛いくてニンマリしてしまう。
    そこに妄想犬だった・ワンさぶ子を実際に家族に迎え、さらに賑やかに!

    宮下さん視点とワンさぶ子視点のエッセイ。
    なんて賑やかで、和やかで落ち着くのかしら~。
    楽しくて幸せな気持ちになるエッセイ。
    宮下さんの母としての想いにもたくさん共感し、勝手に親近感を感じています。

    著者の、何の変哲もない日常の幸せを噛みしめるよう

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    2023年12月27日
  • 静かな雨

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    短編二編からなる。

    一編目
    小川洋子の『博士の愛した数式』っぽい話。記憶障害だが、懸命に生きている。高校生との対話は絶品。

    二編目
    中学時代から知り合いだった二人。青春してるなと思いつつ、結婚生活は大変だと思わさせる。

    両編通じて、食べ物がキーワード。匂いや味を表現できていると思う。

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    2023年12月23日
  • 静かな雨

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    重苦しくなってもおかしくない内容なのに文体のせいか、作者の意図か雰囲気が柔らかい
    日々に希望を持てるように感じる

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    2023年12月18日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    楽しい食に関するエッセイ
    本屋大賞の作品は読んだけど
    著者が北海道で暮らしたことが
    あるなんて それも大雪山の麓で
    夏にしばらく泊まったことを
    思いだした 懐かしい
    またしばらく泊まって
    山に登ってみたい
    日々の暮らしを丁寧に食を通して
    教えてもらった

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    2023年11月25日
  • ふたつのしるし

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    これは急転直下の展開で、いやしかし無茶苦茶やないかと思いきや意外と悪くないのでして。こういう直球に来られるとなぁ。まいったなぁ。
    一目惚れしたという男が突然にやってきて、婚期を逃したところに白馬の王子というある種の女子願望を叶えるストーリーではあるわけですよ。こうやって書くとね、なんかひどい出来に聞こえるけどね。男女どちらもお互いに人生に苦労しているからこそおめでたいということでね。それでも甘いんではないかという意見もあるかもだけど。そういうのも良いじゃない。たまにはね。

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    2023年11月21日
  • 静かな雨

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     読みやすく、短いのでサラッと読み終えました。綺麗な文章が印象的でした。

     「静かな雨」も「日をつなぐ」も、敢えてなのでしょうが、これから…!というところで終わった感じがしました。
     あるあるな設定でしたが、主人公が変に感情的ではなくニュートラルだったので、感情移入しやすかったです。

     こよみちゃんの家族や過去が、もう少しだけ知りたかったなと思いました。
     

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    2023年10月31日