宮下奈都のレビュー一覧

  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

    Posted by ブクログ

    宮下奈都さんのエッセイは、ワンサブ子に続き2冊目かな。あちらの方が子どものことも多く描かれていて面白いけど、こちらは食に関することなので、じんわり温かくなる話が多いかな。
    丁寧な暮らしをされていて素晴らしい。

    0
    2024年07月17日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    ハライという人気レストランを予約するまでの経緯を書く短編集。
    ハライの描写は控えめなのが、想像を掻き立てて良い。様々な事情を抱えた人々がハライに行こう、と思えることが一歩を踏み出せたということなのだろう。繊細な文章もすき。

    0
    2024年06月25日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    自分が精神疾患持ち(パニ障)なので親近感を覚えて手に取った。何も励ましてはもらえないけど、それでもいいと思えた気がする。思い描くのは理想の私、こうじゃなかった私。でも私は今ここにいる。思い描いていた姿とは違うし、幸せかと言われたら言い淀むかもしれない。でも絶対に、不幸せではない。それだけは絶対にない。そんなことを思い出させてくれる本だった。

    0
    2024年06月17日
  • つぼみ

    Posted by ブクログ

    宮下さんって当たり前とか日々大事にしたいことをうま〜〜く言葉にして表現してくれるよなぁと読んでてしみじみ。

    解説から引用 
    主人公たちは「芯がある」ひとたちに圧倒される。

    「平凡さ」という役名がきちんと与えられた役者だ。「平凡さ」という名前がついた居場所だ。

    ここの部分に納得する。
    読んでてあ〜〜わかる…という具現化をしてくれた。平凡でもいい、ふつうであることが幸せでもあるんだ。

    0
    2024年06月15日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    なんとなく手に取って余り期待せずに読み始めた本なのに夜更かしまでして、一気読みしてしまった
    本の帯に書かれてある「あなたはいつ少女から大人になりましたか」と言うメッセージはもう若く無い自分には余り興味がもてなかった
    でも綺麗な文章に引き込まれ、誰もが憧れるようなラストも 素直に響いてしまった
    とても気持ちよく読み終わる事が出来た

    0
    2024年06月12日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    古道具屋が実家の三姉妹の長女・麻子が主人公で彼女の中学時代から高校〜大学〜就職と追う物語。

    一つ違いの妹・七葉の自由奔放さに比べて、自分の気持ちを押し殺して実直に生きる麻子だが、成長とともに内面から滲みてくる素直さが良い大人になっているなぁと感じさせる。
    特にNo.3の靴店で働くところに彼女の成長を感じ、すごく距離が近くなったような親近感が湧く。
    さらにNo.4での恋愛は遠回りしてきたからこその確かなものを感じて嬉しくなる。
    いいものを穏やかに講釈する父と笑顔で温和な母にちょっと厳しめだが正しい祖母の存在もいい。
    ゆるゆるとじんわりと心に染みてくる。


    0
    2024年06月06日
  • たった、それだけ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    贈賄、ひとりの会社員が失踪…という始まり方から、真実が明かされる系なのか?じゃあ、「たった、それだけ」は何のことなんだろう?という風に読んでいました。

    気付いたら真実の解明ではなく、各話の登場人物の過去と小さいけれど確実な変化を追いながら、、ラストはあたたかい気持ちになります。でもちょっと贈賄の件の真実も知りたかった…(笑)

    0
    2024年06月02日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    途中までスラスラ読めなかったけど靴屋以降は一気に読んだ。劇的な事が起こる訳では無いけれど全てが繋がっているということがとても綺麗な日本語で表現されていて素敵な空間を感じた。

    0
    2024年06月01日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

    Posted by ブクログ

    色んな街に色んな家族がいて。
    その家族も年月と共に形を変えて行って。
    でも家族であったこと、居なくなっても家族であることに変わりは無く。
    ね、ワンさぶ。

    0
    2024年05月07日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

    Posted by ブクログ

    青い雪原のイラストの装丁に惹かれて購入。

    子供たちや旦那さんが時折り発する言葉に、宮下さんと同じようにじーんと来た。

    末っ子のきなこちゃんの発想が面白くて、ツボだった。
    柴犬のワンさぶ子目線のコーナーがいい。
    本当にそんな風に思っていそうで、宮下さんとワンさぶ子の絆を感じる。

    0
    2024年03月09日
  • たった、それだけ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良かった。ただよかった。
    望月さんを巡るお話。
    好きな人を売ってしまうこと。それを受け入れて逃げること。涙という名前。奥さんの窮屈さ。
    心に残ってる

    0
    2024年03月09日
  • スコーレNo.4

    Posted by ブクログ

    恋と家族とお仕事。
    中学から社会人までの、それぞれの時代の物語が4つの章で綴られている。
    妹との確執や母の人生への異議など家族の物語も良いのだが、ストーリーとして面白かったのはお仕事小説の体を成す3章。主人公が仕事にのめり込んでいく様と、(自分は向いていないと思っている)本人の意識とのズレがまたリアルで、この章だけで単独の作品として成立するくらい完成度が高い。
    しかし、なんと言っても素晴らしいのは1章と4章の恋に落ちる瞬間の描写。中学時代の鮮烈な一目惚れや、社会人時代のどうしようもなく恋に落ちていく描写はこちらまでドキドキするほど。
    「風が止まった」
    「もうだめだ、と思った」
    こうやって抜き出

    0
    2024年03月06日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

    Posted by ブクログ

    私の家にも犬がいる。区切り?!のワンさぶ子の言葉が特にホッコリして、あまりエッセイ的な物は興味が薄いタイプの私でしたが…楽しく楽しくあっという間に読めました。

    0
    2024年03月03日
  • 誰かが足りない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全体的にもう少し描写が欲しいと思った。
    予約5の一節が印象に残った。
    『思い出せるしあわせだけではない。思い出せない無数の記憶によっても人は成り立っているみたいだ。』

    0
    2024年02月28日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    竜胆梨々子は夫のうつ病を機に夫の実家のある田舎に引っ越します。
    30歳から10年間の梨々子が描かれています。
    慣れない田舎暮らしで戸惑ったり夫にがっかりしたり子どもたちのことで悩んだりしますが梨々子は諦めたり受け入れたりしながら変化していきます。
    派手な展開はないけれど梨々子の感情が丁寧に描かれていて良かったです。

    0
    2024年02月26日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    タイトル買い。なんとなくタイトルから想像していた内容と一致していた。
    東京生まれの彼女の視点の移り変わりが鮮やかで、梨々子さんは自分の芯を保つためにとても考えながら日々過ごしている情景がわかりやすく理解しやすかった。
    段々強くなる、ならざるを得ない女性。小さなことであれ自分を、自分の生き方を、選択したものを肯定していくこと。それを「幸せ」「大丈夫」と言い聞かせることができるのが母という存在なのかな。と感じた。

    0
    2024年02月18日
  • ふたつのしるし

    購入済み

    作者買いです!

    作者さんの本が好きで、レビューを見て購入を決めました。別々に生きる二人が出逢うまでが丹念に描かれています。終盤急速に関係が進んでいくので、個人的にはそこをもっとじっくり読んでみたかったなという気がしました。ただ序盤やラストの締め括りなど、宮下先生ならではの感性のみずみずしさを感じられ、とても良かったです。

    #共感する

    0
    2024年02月17日
  • 田舎の紳士服店のモデルの妻

    Posted by ブクログ

    中途半端な田舎町暮らし中の私がいうのもなんだけど このまんまの日常に 包まれている。梨々子さんの揺らぐ気持ち 手に取るようにわかる。思い通りにならないことばかりだけど お茶をのむテーブルはある。ささいなことを肯定して納得して やりすごして 月日は重なっていくものだ。結局 自分は何者でもないんだけど どっこい生きている!それで十分だ。町の人が優しくて 羨ましい。読後、窓の外が 優しく見えた。

    0
    2024年02月13日
  • 静かな雨

    Posted by ブクログ

    やっぱり作家はデビュー作に作風が詰まってる。
    何を読んでもスっと心に入ってくる宮下作品。デビューもすごいな、、
    「静かな雨」も「日をつなぐ」も一見ありきたりな設定ではあるけど、私たちの生活からそう遠く離れていないところに登場人物たちの暮らしがある、暮らしを感じられるのがいい。

    行助はこよみさんのことをとても大切にしている。でもそれはこよみさんの弱みを理解した上で、自分のために利用したり、傷つけたりしているとも捉えられる。だからって一概に行助を責めたりできない。

    「日をつなぐ」は、人によって捉え方がかなり違うみたいだけど、私はバットエンドを想像したなぁ。バットエンドになっても立ち直るところま

    0
    2024年01月30日
  • ワンさぶ子の怠惰な冒険

    Posted by ブクログ

    私の大好きなエッセイ「神さまたちの遊ぶ庭」の続編のようなもの。
    宮下家5人と1匹の3年間の記録。
    素敵な家族やな〜と毎回思う。

    0
    2024年01月15日